【2007年清水成駿氏が実際に提供したダービー卿CTの予想】

今週のダービー卿CTに通じる部分も多々あると思うので是非、御一読あれ。

ただ今前線の通過中。
漆黒の闇を掻き回すように上空で強風が渦巻き唸っている。当方のベランダも、にわかに騒がしくなった。物干し竿がカチャカチャと鳴って座りの悪い植木鉢が転がされたらしい。
もうすぐ雨もポツポツ落ちてくるはず。ただし長くは降るまい。
夜半、ひとしきり風と雨が中山の芝を洗えば待ちに待った新しい年度がやって来る。
「古い上着よさようなら・・・・・」の4月である。
これでツキも変ろうか。待ち望んでいた本当の春がって来る。
上野に来て、浅草に来て、その真ん中にある我が家を忘れた訳ではあるまい。

既に桜花賞は目前。当然のことながら、今、喫緊の大事は「ツキの戻り」。
だからこそクラシックを前に試しておきたい。どのくらい戻っているかを・・・・・。
リトマス試験紙には、上から見ても下から見ても正真正銘の無印マイネルハーティーを用意した。

ダービー卿CTは当方自信の「春クラシックを占う最終トライアル」と位置付け。
ここは一番、大博打に打って出た。
もっとも3走連続で二桁着順の馬に「自信がある」と言えば嘘になる。と言って自信が無い訳ではない。無ければ推奨する必要もあるまい。確かに冒険だが、決して無謀では無い。

ましてや「清水のエイプリル・フール」と晒される代物でもない。
予想屋は普段が普段。その分、4月1日だけは嘘をつけないように出来ている。
無論マジであり「面白い」と思うからこそ勝負に出た。

冒険するに足るマイネルハーティー◎の根拠からお話ししよう。
その第一は2007年のニューイヤーSと東風S、同じ中山の1600mで行われた両レースの上がり3ハロンの切れ味。ニューイヤーSが34.8秒でメンバー中2位。ちなみに35秒を切ったのは他に優勝馬のダンススンザモア1頭。東風Sの34.7秒は上がり最速。実に優勝馬のキングストレイルよりピッタリ1秒速い。これ1つをとっても今期の充実ぶりが見て取れる。

問題は、コレで「何故、掲示板にも載れないのか」に尽きる。
ニューイヤーSは休み明け初戦。東風Sは終始大外の距離ロスが大きすぎた。
加えてともに1600mの外枠であったことを忘れてはなるまい。
それに東風Sなど、あまりに悠長に構え、3コーナ-過ぎから馬群にとりつくまで脚を使わされたことも響いた。普通、勝ち馬より1秒速く、レースの上りより1.7秒も速ければ、最低でも2着に届くのが競馬。明らかに鞍上の判断ミスとみる。

ニュージーランドT勝ちがあるように、中山の1600mはベスト舞台。
ただし、ハーティーには注文も多い。
まず速い時計が無い事。1.33秒前半の決着では厳しいを通り越して無理。
理想は1.34.0秒~1.34.3秒の決着。冒頭で今の気象状況をお話ししたのもそのため。
実際、今季の中山は2走はともにその範囲で走っている。

おそらく今回、昨日の1000万1.35.2秒に多少の雨を考えれば、その程度の決着になるのではないか。ハーティーの理想はやや時計のかかる良馬場。そんな馬場なら有り難い。
あとは直線一気型だけに常に大外を回らされる距離ロス。ただし、今回の最内枠は面白い。内枠は本当に久々だが、実際にこれまでの4連対は2番、2番、4番、8番の全て内枠。
単に距離ロスを防げるというより、外からのプレッシャーをかけられると燃えるような気性的なものもあるのかもしれない。
それに展開が嵌るかどうか。東風Sの11着にしても着差は僅か0.5秒。
若い吉田隼に多少の幸運があれば決して突き破れない壁ではない。
連はどの組み合わせでも万馬券。甘く見られたものである。
勿論、馬連でも十分。復調の見えたロジックに、出遅れ惜敗のダンススンザモア同居の7枠を本線に流し。間口はできる限り広く、馬連8点でも十分に採算はとれる。

ー結果ー
◎マイネルハーティー(11番人気)3着
馬 連1万2530円
馬 単2万0320円
三連複10万9320円
三連単41万0570円

馬券は残念ながら1着3着で不的中も、九分九厘違わぬ真のプロの考察力。
今更ながら「恐れ入りました」と頭を下げざる得ない。
恥ずかしくも無く自称、予想家を語る競馬オタクに爪の垢でも煎じて飲ませたい(笑)