May 22, 2005

記憶

P050522_2056.jpgずっと忘れないでいようと
深く心に誓って
朝、昼、晩、そして次の朝
私の記憶の引き出しを

まだあるかなぁ?って

何度もなんども開けて
中を覗くのだけど


悲しいかな
その引き出しは
いつのまにか
空っぽに近い状態になってる

随分と大人になった私は
ものを保管することができない
「できそこない」の引き出しのこと
よく知っている

そんな「引き出し」に、
大切な宝をぽいぽい
しまおうかどうか迷う時がある


静かで薄暗い夜道を
街頭だけが照らしている

一歩、また一歩
前に進むだけで
その「引き出し」からこぼれだす
その「記憶」を必死に拾い集めてる