笛木、そしてコヨミ・・・死す。



笛木の「結末」は、ある意味当然の結末ですよね。

メインライターきださんの書いた「小説仮面ライダー響鬼」を読んだ方ならご存知かと思いますが、どんな理由があるにせよ「悪行」を働いた者にはそれ相応の報いを与える。それも「死」という・・・。
これは小説響鬼においても、このウィザードにおいても同じでした。

この物語の元凶である笛木です。
また、全体を通しての「敵」であったファントムも、笛木によって生み出されてしまった、なってしまった人間が望んでいない形です。

だから、笛木の最期はファントムがつけるのがふさわしいと思っていたので、ソラ・グレムリンが殺したのは非常に良かったと思います。
魔法使い側は、特に晴人は望んでいなかったにせよ、コヨミを、みんなを守る力を与えてくれた存在でもあるので、殺すことは出来なかったでしょう。

また、ソラ・グレムリンが笛木を殺して良い背景には、自身が人間時代「殺人鬼」であったことにあります。
彼は人間にもどっても、殺人鬼は殺人鬼であるので、万死に値する存在だからです。

ですので、彼の過去を行った時点で、彼の「ラスボス」は決まっていたのかもしれません。


さて、その笛木ですが、私はこう思いました。


いかなる学問にも精通していて、それに基づきコヨミが甦る方法を探していた。
だが、それでもコヨミを蘇る方法が見当たらず、最後に藁をもすがる思いで「魔法」という絵空事のようなものに頼った。
しかし、それがものの見事にハマった。
その後、自らの力で失敗(1回目のサバト)と成功(ドライバー等魔導具精製)を繰り返し、利用できるものは利用し、ようやく悲願を達する所まできたが、志半ばで死んだ。



その姿こそ、きださんが書きたかった『孤高のヒーロー像』だったのかもしれないと。


もちろん、笛木は「アンチヒーロー」ではあるのですが、ここまでの晴人の姿を見ていると確実に笛木の跡を追っている節があるんですよね。
ですので、笛木と晴人は、「表裏一体」の関係で描いていたのではないかと感じました。

晴人考については、実質最終回の次回の感想で書きたいと思いますが…。


そして、コヨミもソラ・グレムリンによって、賢者の石を抜かれて消えてゆきました。


予告を見ると、まだコヨミを元に戻す可能性を晴人は探る様子ですが、自然の摂理に逆らうことはしないと思う反面、やはり「魔法」がモチーフなんですから、ファンタジックな奇跡めいたものを見せてくれるんじゃないかと思っています。



思うに、賢者の石の使い方がみんな間違った使い方をしていたんじゃないかと思うんですよ。



ほら、予告でもソラは人間に戻るどころか、ファントムとしてパワーアップしていましたよね?
ということは、結局、人間に戻れていないのです。



コヨミがどのような結末を迎えるのか、非常に楽しみですね。
真由の魔法使い化、ソラの殺人鬼と、幾度と視聴者を驚かせてきたきださんのお手並み拝見です。


また、ソラのまさに起死回生の逆転劇も見事でした。
本当、善も悪も、「希望」を捨てない悪あがきっぷりがこの作品の1つの特徴だったなと思います。


そして、最後の、特大の悪あがき晴人が次回、見せてくれるのでしょう。


伊達に最後の「コヨミィィィーーー」の叫びが自分の情けなさを見せた叫びではないでしょう??
最後に爆上げするための情けなさ演出でしょう??



踊らされていた「偽物」の魔法使いが、「本物」の魔法使い、そして「仮面ライダー」になる時を期待します!!



追伸
他、3人の魔法使い(メイジ)たちの『進路』も見せてくれましたね。
でも、これで終わりではない気がします。
その力を、最終回何らかの形で使ってくれるんじゃないか、そして、冬のMOVIE大戦でもみせてくれるんじゃないかという淡い「希望」を持っていますw
予告に3人、いましたしね!!