閉園した遊園地の運命は限られている。
解体されるか、放置されて廃墟となるか。
再利用されることもあるが、必ずしもそうされるわけではない。
このように、閉園された遊園地の行く先は、非常に厳しいものとなっている。

今回ははそのような閉園した遊園地の中で今まさに、廃墟へと姿を変えようとしている「奈良ドリームランド」を紹介していきたいと思う。

1961年7月1日、古都奈良で夢の国が誕生した。
「メインストリート」 「未来の国」「幻想の国」 「冒険の国」「過去の国」というふうなディズニーランドと非常に似たエリア分けがされていた。当時の人々は、そのような大テーマパークができたことにより、本当に夢の世界で遊んでいるような気分になったのだろう。

しかし、2001年大阪に奈良ドリームランドをはるかに越える規模の某テーマパークが誕生したことにより入場者数が激減。そしてついに、2006年8月30日、惜しまれながらも閉園となってしまった。


さらに今年で夢の国は閉園から今年で七年目となる。
現在の夢の国は、姿を変えていた。
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駐車場からは草が生い茂り、電灯はさび、
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もう、あの頃には戻ってはくれない。
まさに「奈良ドリームランド」は、「夢の跡」であった。