「超」不定期連載として過去1年半で2度書いた廃車三昧。今回より「草ヒロ三昧」と改題してお送り致します。
・いすゞ 117クーペ
いすゞ自動車と言えばトラックやバスなどの大型車両を思い浮かべる方が多いと思いますがかつては普通車も製造しており今回紹介する117クーペはそのうちの1つです。
この車種は昭和43(1968)年-昭和56(1981)年に渡って生産された車種で今回紹介する草ヒロは(クルマには全く詳しくない筆者が見たところ)昭和52(1977)年から生産終了までに造られた第3期のものだと思われます。
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こちらが今回発見した117クーペ。Wikipediaに「1970年代の日本車を代表する傑作の一つ」とありましたが本当に格好良いです。
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塗装が剥がれ錆び付いていますがそこが草ヒロの魅力。ヘッドライトなどは残っています。
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リア。「ISUZU」の文字が確認できます。
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側面の意匠類。
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ガソリンを入れるところの蓋に鍵がついています。
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製造から30年以上を経てシール類は劣化し判読不能に。
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奈良盆地某所の水田地帯に眠っています。
・ダイハツ ミラ
続いて紹介するのはダイハツのミラ。現在に至るまで長く製造されている車種ですが今回紹介するのは平成2(1990)-平成6(1994)年に製造された第3期のものと思われます。
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半端ねぇ藪!!
…正に「草ヒロ」。そこに「自動車のような赤い何か」があるのは判別できますがそれの車種が何かまでは判別しにくいです。
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とりあえず接近。
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ドアは無いですが藪に潜入を阻まれます。
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フロント。ライトなどは消失しています。
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内部。植物は内部にも侵入しています。何年放置したらこうなるのか…
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ハンドル周り。ハンドルそのものは消え失せています。メーター類は古さを感じさせるデザイン。1994年といえばつい最近に感じますがもう20年前。筆者(1996年生)などはこの世に影も形も無かった頃ですか、古さを感じるのも当然なのかも知れません。
京都府の某国道沿いにて発見しました。
・トヨタ タウンエース
トヨタのワンボックス車。昭和51(1976)年から生産されている同車種の中でも昭和51-昭和57(1982)年にわたって生産された初期型のスーパーエクストラだと推測しています。
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非常に良く錆び付いています。そして何故か大量の枯れ草が乗っかっています。
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側面。一面の錆です。
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リア。不思議と錆が少ない。テールランプは一部破損しています。
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フロントの「TOYOTA」の文字。現在のマークはまだ誕生していなかったのでしょうか。
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車種の判別が容易で助かります。
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「TownAce」の文字はサイドにもついています。
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内部の様子。屋根にてんこ盛り乗っている枯れ草のせいでよく見えません。
こちらも京都府某所で発見しました。
<おまけ:おにぎり収集記>
第2回。今回登場するのはあの国道…
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国道番号:308
起点:大阪府大阪市
終点:奈良県奈良市
総延長:35.0km
おにぎり撮影地:奈良県奈良市
備考:大阪方面を向いて撮影
一言:黒い
…その名を知らぬ酷道マニアはいない国道308号。今は亡きAsahi3号の後輪から発火したのもこの道でのこと。勾配のきつさは天下並び居る者無しです。