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村上春樹原作の短編小説の映画化。
これほど無機質で透明感のある映画は初めて見ました。
カメラがスライドして本のページがめくれるように次のシーンに移行したり、ト書きの大事な部分を不自然に役者に読ませたり、ナレーションを多用したりと、監督の市川準が、村上春樹の"小説"の雰囲気をできるだけ忠実に再現しようとした様子が伝わってきます。
また、イッセー尾形の演技が上手いのは当然として、この作品は宮沢りえの繊細な演技が素晴らしかった!壊れそうな弱い部分を抱えている女性の役をさせたら、彼女の右に出る女優はいないでしょう。
そして、忘れてはいけないのが全編にわたってバックで流れ続ける坂本龍一のピアノ。虚無感を引き立たせ、すべてをまとめているようにも感じました。さすがです。
ノルウェイの森以外読んだことのない村上春樹でしたが、この作品を機にいくつか読んでみようと思いました。
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