朝日出版社営業部(橋)のサケブログ/書店訪問日誌

朝日出版社営業部・酒部に所属している(橋)による、書店訪問日記です。
本屋さんに行くことと安酒を飲むことがライフワークです。
書店イベントにも足しげく通っていますので、そちらもレポします。
【命題】継続は力。非道に生きる。

2015年06月

武田砂鉄さん初の著作『紋切型社会』、4月末の発売からちょうど2ヶ月にして4刷。これからさらに多くの方に読んでいただけると確信しています。


読者感想ツイート、書評掲載ツイートなどこちらでまとめていますのでぜひ。

◆紋切型社会/togetter


さて、刊行時から武田さん、担当編集(綾)と少しずつあたため、固めていったブックフェア。ついに今週リスト、販促物が仕上がり、店頭での開催が始まりました。その模様について、前のめりでレポートします。


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こちらがパネル、各タイトルPOPです。あまりに素晴らしいデザインにため息すら。


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毎度おなじみ、作業室でのブリコラージュ祭りが炸裂。


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うっとりとする仕上がりです。さて、いざいざ書店店頭へ。


記念すべきブックフェア開催店舗第一号は、大好きな東京堂書店神田神保町店さんです!


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店舗入り口から、エスカレーターで2Fへあがるとこの感動的な光景……!


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武田さん店舗訪問時の、直筆メッセージ色紙も掲示いただいています。うさぎ癒されます。


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今回、武田さんに選書いただいたタイトルは、落合福嗣さん、高田純次さんから白井聡さん、斎藤美奈子さん、平田オリザさん、辺見庸さん、オジー・オズボーン、E・H・カーまで…まさに「縦横無尽」です。


そして、パネルやPOPデザインにもご注目をぜひ。


今後、開催店舗は全国に拡がる予定です。「うちの町でやってほしい」「うちの店舗で開催したい」など、リクエストお待ちしております。



東京堂書店さん、武田砂鉄さんに強く感謝しながら、炎天下タッパー弁当。この味は忘れられない……。


皆さま、ぜひ店頭へお立ち寄りくださいね。



◆東京堂書店神田神保町店

東京都千代田区神田神保町1丁目17番地

TEL:03-3291-5181

営業時間 10時~21時(日・祝は20時まで)

本年5月末に店頭発売となった、岸政彦さん『断片的なものの社会学』。本日(6/22)、2刷が決まりました。店頭支援いただいている書店の皆さま、各媒体で紹介いただいた皆さま、そしてお読みいただいた皆々さまに心より感謝です。


発売当初にもブログアップしましたので、ぜひこちらもご一読願います。

◆5月30日エントリー/岸政彦さん『断片的なものの社会学』、店頭発売!


昨日、6月21日はリブロ池袋本店さんでの刊行記念トークイベントが開催。とても濃密な時間を会場にいらしていただいた皆さまと共有することができました。そちらのレポート前に、まずはブックフェアについてご紹介を。






書店員さんセレクション、店舗や担当者さんの特色が出て、とてもおもしろいものになりました。今後、開催店舗は広がっていきますので随時お知らせいたします。


さて、トークイベントへいざ。



トークのお相手は映画監督ヤン ヨンヒさん。映画『かぞくのくに』と『断片的なものの社会学』について、話は進んでいきました。





ディテールから、いろんなものが浮かび上がってくる。お話を聞きながら、そのようなことを強く感じました。




トーク&サイン会終了後は、地下1階・Aゾーンの「LIBRO」柱へお二人がサイン書きを……! ぜひ皆さま店頭で見てくださいね。



「40年間ありがとう! リブロ池袋本店歴代スタッフが選ぶ、今も心に残るこの一冊」

こちらのフェア、ぜひ皆さま足をお運びいただき見てくださいますように。受け止めがたいですが、7月20日までです。


『断片的なものの社会学』の刊行時期がおおよそ決まった頃から、どうしてもリブロ池袋本店さんでイベントをしたい、そう強く思っていたのでなによりも嬉しい。開催実現できたこと、皆々さまに深く深く感謝しています。


イベント翌日である本日、都内の書店さんをお伺いします。スタートは伊野尾書店さん。



店長の伊野尾宏之さんは、刊行前に『断片的なものの社会学』を読んでくださり、大プッシュいただきました。各地の店頭に付けていただいているPOPにも伊野尾さんのコメントを掲載させていただきました。

◆こぼれおちた人生の欠片を拾い集めて― 岸政彦「断片的なものの社会学」

なによりも、WEBかわら版に書いていただいたこのブログエントリー。あまりにも嬉しくありがたく、涙したのをはっきりと覚えています。



続いては紀伊國屋書店新宿南店さんへ。3F・5Fでの店頭展開に感謝です!



新宿南店さんの次は、紀伊國屋書店新宿本店さん。強力な店頭支援くださっている担当者さんお二人との時間は宝物のようでした。



新宿から山手線で大塚へ。北口駅前の山下書店大塚店さんをお伺いしました。

棚前でたくさんの本について話す、岸先生と担当者さんのお姿が嬉し。



神保町に移り、三省堂書店神保町本店さんへ。文芸担当者さんがお持ちいただいた『断片的なものの社会学』は付箋がびっしりと。あぁ、こうして書店員さんが熱量をこめて届けてくださっているのだなと改めて感じました。



神保町2店舗目、東京堂書店神田神保町店さんへ。1Fレジ前「軍艦」、2F社会書コーナーでドンと展開いただいています。



7店舗目にしてラストとなる八重洲ブックセンター本店さんへ。遅い時間になってしまいましたが、迎えてくださった人文書担当者さん、そしてお休みにもかかわらず立ち会ってくださった文芸書担当者さん。この一枚はあまりにも素敵です……!


岸先生、担当編集(お)と別れ、ふとiPhoneを見たら社内にいる、編集部(す)からのメッセージが。なんじゃらほいと思ったら、「重版きまったよ! 祝」とのこと! 一日の疲れがひらひらひらと飛んでいきました。



嬉しい。



めでたい。


今夜はTBSラジオ荻上チキさん・Session-22に岸先生が生出演されます。こちらもとても楽しみです。


ますます多くの方に、『断片的なものの社会学』が届きますように。大切に、丁寧に、熱をもって届けていきます。


33歳にして、肝臓系や中性脂肪や血圧やら、ハイスペックな数値を叩き出しつづける(橋)です。いか文庫が大好きで、最近のおゆはんは金麦とあたりめをメインとして、文庫をめくるのが定番になっています。

さて、自身の棚卸として半年に一回程度アップしようと考えている「出版社の営業職であること。」エントリー。

2014年5月8日/出版社の営業職であること。
2014年10月30日/RE:出版社の営業職であること。 

毎回、よくこんな駄文を恥ずかしげもなく書くものだなと呆れますが、そこはまぁ鈍感力でスルー。それも営業職には必要なことだとジャブです。

前回のエントリーが去年の10月末。おっともう7ヶ月半が経過とは。だけれども、別にだれに頼まれているわけでもないし、むしろ知らんがなとされているのが超大半だし、 会社的には「またなんか書いているよあいつ。それにしても白髪増えたよな」と腐されるのが目に見えていますが、でもやるんだよ、です。

 1回目のエントリーでは「アーツ&クラフツ」「きゃりーちゃんかわいい」的な話に留まった感がありますし、前回・2回目は「よなよなエールへの憧憬」「つづけることへの畏怖」をほんわかと書き連ねていました。

大仰な題目をつけて、中身ゼロで(橋)そのものやな、というインテリゲンチャからの嘲笑が聞こえてくるようですが、くりかえし鈍感力でスルー。だって、俺は営業職だから。打たれてなんぼです。サンドバッグ亮二とのリングネームもあるほど。

さてさて、停滞しまくっているサケブログで、なんで今夜書いてみようと思ったかははっきりと動機があります。

6月21日(日)の昼下がりに開催される、『断片的なものの社会学』刊行記念イベント「交差する人生、行き交う物語」(リブロ池袋本店/池袋コミュニティ・カレッジ)。著者・岸政彦さんとドキュメンタリー映画監督・ヤン ヨンヒさんが言葉を交わす時間が実現されます。

岸先生、『断片的なものの社会学』については言うに及ばずですが、朝日出版社第二編集部ブログ連載時を思い出す、いまでも心がざわざわします。だって、毎回読むと啓かれた思いになったから。自分が抱えている、少し少しの断片。ものであったり、記憶であったり、感覚であったり。それが「不図」とした、図らずのときに立ち現れることになると、対応することに手いっぱいで、ひも解くのは難しいですが、それこそが本書の稀有なところで。

全頁そうなのですが、僕は「笑いと自由」がハイライトでした。これは、ブログ連載時にアップされた直後に眺めていて、眺めていたはずがくぎづけになり、この解釈はどうすれば......と震えたのをまざまざと覚えているからです。

お相手のヤン ヨンヒさんは『かぞくのくに』で日本列島、南北朝鮮についてつづっています。僕はリブロさんが開催した、「新しいリベラルアーツのためのブックリスト」の中で、岸先生が『かぞくのくに』を推しているのを知り、即レジ打ちしてもらい、一気読みしました。日本と朝鮮の関係、朝鮮の中でも北朝鮮と韓国のことと非常にシビアな内容であるはずなのですが、原作を読むと、ヨンヒさんの家族への愛があまりに伝わってきて温かくなるのです。なので、読み進めると本当に胸が裂けるような思いを共有することになるのですが......。

イベント当日までに、『かぞくのくに』映画版も観なくては。楽しみだけど、緊張の方が強いです。


『断片的なものの社会学』のこと。
読んでいただいた方々のお言葉をtogetterでまとめています。
◆岸政彦さん『断片的なものの社会学』、感想ツイートまとめ

もう、ちょっと、言葉にするのが難しすぎるので、って営業職失格なんだけど、支えてくださる書店員さんのコメントを。
◆伊野尾書店ブログ/こぼれおちた人生の欠片を拾い集めて
 ◆まえがきは謳う/ジュンク堂書店池袋本店・森暁子さん


もし、もしもですが、「出版社の営業職であること。」エントリーを読んでくださった方がいらしたとしたら、あれ?今回はどういう流れで『断片的なものの社会学』との組み合わせなんじゃろか的なことをお思いかもしれません。

僕は、朝日出版社に勤めて今年で12年目です。多くの本と出合え、その度に書店員さんと出会えました。
たくさん、たくさんの本があって、今の自分があること、もう信じられない程の感謝なのです。

『断片的なものの社会学』に話を戻す、移しますが、Web連載時、仕事や私事において行き詰まりや叫び出したいほどの苦しさを感じたとき、救われた思いで読んでいました。

心地よいサプリではないし、特効薬などではないのだけれど、生きている中で、それは、自分が生きていない世界かもしれませんが、数えきれないほどの断片があふれていて、それを人は自身のこととして、また他者のものとして一途に拾い集めるのだけれど、もちろんこぼれ落ちてしまうものの方が多く。

この本はまだこれからです。これから、すごくすごく多くの人が手にして、ひとりひとりがその人だけの、断片的なストーリーを紡いでいくはず。や、こういう本に巡り合えて、だれよりも早く書店員さんに案内できるというのは、出版社の営業職の一番の喜びです。僕はそう確信しています。

6月21日(日)、どうかリブロ池袋本店さん/池袋コミュニティ・カレッジへいらしてください。

言霊って考え方が好きなのです。思っていることを書くにせよ声で発するにせよ、言葉にすること。そこには魂が宿り、言魂となります。なので、なので、池袋の件はずっと言及したくなかったのです。

リブロさんが6月1日にリリースしました。池袋本店さんは7月20日で閉店となるようです。

そんなの信じないし、だからどうなんて思わない。って言い放ちたいのだけれど、僕も版元の営業部員として、そこまでナイーブでいられないのが現状で、それは残念なことでもあって。

『断片的なものの社会学』の刊行予定をマネージャーに話していたとき、イベントやフェアなど、声掛けいただいたのを覚えている。あの時の、まわりの棚の様子や、店員さんの動きすらも。

ついこの間のように思うけど、もうちょっと前に会社を離れた、絶対的な恩師のような方との11年の時間など、きれぎれに、断片的に思い出す。考えようとすると思い出せず、くつろごうかなと思うと、細部がふっと浮かんできたりして。

「出版社の営業職であること。」エントリーへのアンサーがなにもないような気もしますが、それはまた。
 

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