秋は悩みの季節か。いやいや、振り払っていきたい。
本編で触れたかったけど、乃木坂で開催中の植本一子さん『フェルメール』刊行記念展示がすごく良いので、皆さまお見逃しなく!
◆ブックスアンドモダンさんにて開催中!

では、朝日出版社(一般書)メルマガ第12号!

★配信登録で英語学習誌『CNN ENGLISH EXPRESS』をプレゼント!
◆編集部リレーコラムが充実! 朝日出版社メルマガ

**************
今号のコンテンツはこちらです。

■これから出る本のお知らせ
■重版出来!
■今号のイチオシ電子版
■編集部リレーコラム1(第五編集部)
■書評掲載情報
■編集部リレーコラム2(第五編集部)
■イベント情報
■あとがき(編集後記)

━━━━━━━━━━━━━━━

■これから出る本のお知らせ

『エンタテインメントの科学』
湯山茂徳 編著/苧阪直行 著/明和政子 著/佐藤由香里 著(10月6日発売)

『CNNニュース・リスニング 2018[秋冬]』
「CNN ENGLISH EXPRESS」編集部 編(10月6日発売)

『糖質OFF こんにゃく料理レシピ』
金丸絵里加 著/こんにゃくパーク 監修(10月17日発売)


■重版出来!

『スティーブ・ジョブズ 伝説のスピーチ&プレゼン』 ☆12刷!
「CNN ENGLISH EXPRESS」編集部 編


■今号のイチオシ電子版

『ヒップな生活革命』(アイデアインク 11)
佐久間裕美子 著(2015年10月1日配信開始)

著者の佐久間裕美子さんは、ニューヨーク在住20年。

大学2年のときに短期留学で初めて訪れたアメリカで、ホームレスのスープキッチンで給仕をしたり、
LGBTの人たちも入れる教会でレズビアンのカップルにインタビューした経験がきっかけとなり、
個人主義ですべて自己責任なところに惹かれて、この国に住みたいと思ったといいます。

抜群においしくなったチェーンストアではないコーヒーショップ、「買うな」という企業広告、
地元で作ったものにこだわる店、各地にオープンする個人経営のレコード店や書店など……。

その原動力となっている「ヒップスター」と呼ばれる人々が、衣食住のあらゆる場面で変革の波となり、
大企業主導の大量生産、大量消費の社会の中で独立した場所を広げています。

2008年のリーマン・ショック以降、がらりとムードが変わったアメリカで次々と生まれる
新しいライフスタイルの裏側に迫った本書は、アメリカの「いま」を知るだけでなく、
日本に生きる私たちの「暮らし方」にもヒントを与えてくれます。

「これからのアイデア」をコンパクトに提供する〈アイデアインクシリーズ〉第11弾。
シリーズ他ラインアップも合わせてぜひ!


■編集部リレーコラム1(第五編集部)

第五編集部の平野です。

最近ワイヤレスイヤホンにしました。先日電車で音楽を聞こうとしたら、なんか音が小さい。
ボリュームをポチポチ上げていると、目の前に座っていたいまどき女子が目配せしてきて…
あはは、Bluetoothが接続されておらず、iPhone本体から音を車内にバラ撒いていたんですね~
(曲はTRFのOvernight Sensationでした、確か)。

これってワイヤレスイヤホンあるあるですよね!? その日から恐怖で毎回、音漏れ確認しています。
便利になったおかげで別の手間が増えました。

先日、都築響一さんと丸山ゴンザレスさんの対談を聞きに行ってきました。
世界のスラム街取材で知られる丸山さんは「裏モノJAPAN」の記者がルーツで、
当時「携帯をすられるらしい」と噂の歌舞伎町のキャバクラへ盗まれるまで通ったり、
アメリカに雪男を探しに行ったりと、無茶な取材をたくさんされてきた。

スラムへは建物や街としてかっこいいから、という理由で通いはじめて今に至るのだそうです。

「やっぱり根拠のない自信こそが大事。だから新しいんだから」と都築さん。
根拠には何らかの前例が必要ですもんね。

『圏外編集者』のとき、たくさんインタビュー(2~3時間×5回くらい)させてもらったにもかかわらず、
トークイベントでは毎回かならず新たな発見があります。

都築さんの影響で、旅先で珍しい場所を色々探すのですが、
なかでも愛知県蒲郡の「竹島ファンタジー館」は大好きで何度か行っています。

5500万個の貝を使った海底をモチーフにしたサイケなテーマパークで、竜や人魚、そこらへんの壁も花も、全部貝殻。

いま全部の貝殻を買おうとすると10億くらいするらしいです。
名古屋弁の館内アナウンスや「おね貝」絵馬など、人間が運営している感じが偲ばれて応援せずにはいられません。

おみやげコーナーにはかわいい貝の小物入れや鏡など貝細工がたくさん売ってるんですが、76歳の社長さんが作ってるのだそう!
(思わず「これからも頑張ってください」と握手してしまった)

何か好きなものを突き詰めるとこんなすごいことになる、と体感できる珍スポット。ぜひ行ってみてください。


■書評掲載情報

○『誰のために法は生まれた』(木庭顕 著)
9月15日付・西日本新聞「カリスマ書店員の激オシ本」にて、丸善博多店・徳永圭子さんにご紹介いただきました。

○『赤毛のアン』(安野光雅 絵)
9月24日付・産経新聞文化面にて、安野光雅さんのインタビュー記事が掲載されました。

○『断片的なものの社会学』(岸政彦 著)
朝日出版社「本屋さんのブックレビュー」にて、ちくさ正文館書店ターミナル店・赤阪泰志さんにご高評いただきました。


■編集部リレーコラム2(第五編集部)

第五編集部の仁藤です。今回は簡単な自己紹介をいたします。

東京生まれ。小学生時代は野山を駆け回り、野球三昧の日々を送る。
中学生時代はエレキギターで遊び、高校生時代は、マンガ家をめざし、
石ノ森章太郎氏のアシスタントを希望するが、本人から断わられる。『COM』全号読破!

大学の専攻はフランス文学、卒論はモーリス・ブランショ論。卒論担当教授は平岡篤頼先生と吉田裕先生。
大学時代はフォークソングクラブに入りバンド結成、12弦ギターを弾く。
また、シンセサイザーで多重録音し、作曲を試みる。

卒業後、武蔵野郵便局勤務、山下書店アルバイト(時給270円)の後、アテネフランセの真下にあった語学教材出版社へ。
その後、転職し、フランス語辞典、思想雑誌・書籍、および新書・文庫の編集。1988年、現在の出版社へ。

指導を賜った編集の方としては、松田哲夫氏、安原顕氏が。

そして、読書会を開いていただいていた作家として中上健次氏が。結果、紀州には何度も行った。
『からかぬち』の観劇、都はるみのコンサート、それに火祭りにも参加した。火祭りは角川春樹氏もいらしていた。

また、中上氏の「枯れ木灘」チームの野球にも参加。捕手は蓮實重彦氏。
アンパイヤーを任されたが長身の蓮實氏の後ろでは球がよく見えず、氏からきびしいお言葉も。

中上氏の読書会で取り上げられた作品・作家はといえば、『エミリーに薔薇を』(ウイリアム・フォークナー)、
『エレンディラ』(ガルシア=マルケス)、『長雨』(尹興吉)、『女殺油地獄』(近松門左衛門)、
『ゴドーを待ちながら』(サミュエル・ベケット)、『田園の憂鬱』(佐藤春夫)、『水府』(津島祐子)、
『なぎの葉考』(野口冨士男)。

また、編集を担当したことがある著者の方としては、瀬戸内寂聴氏、安野光雅氏、吉本隆明氏、谷川俊太郎氏、
司馬遼太郎氏、梅原猛氏、五木寛之氏、横尾忠則氏、河合隼雄氏、日高敏隆氏、永六輔氏、塩野七生氏、
立木義浩氏、篠山紀信氏、沢渡朔氏、稲越功一氏、養老孟司氏、赤瀬川原平氏、加山雄三氏、小林カツ代氏、
北山修氏、忌野清志郎、小田和正氏、島田雅彦氏、茂木健一郎氏、村上春樹氏、糸井重里氏、日比野克彦氏、
原田宗典氏、鷺沢萠氏、吉本ばなな氏、大沢たかお氏。

いちばん印象深いのは、東北新幹線で東京から大宮間で瀬戸内氏と打ち合わせをすることになり、
企画していたテーマが某出版社の反対にあって没になったと氏より告げられた。

よほど私がしょげていたのか氏は心配してくださり、天台寺いっしょに来なさい、
そこで新しい企画を考えましょうと言ってくださった。

しかし、天台寺に着く頃には氏は新しい企画をすっかり提案くださる。
着いたところでお寺の方々とどぶろくをご一緒させていただく。また、宿も近くにとってくださった。

翌日は、天台寺の本堂裏手の山にあった長慶天皇のお墓をぜひ見ておくといいと。
晴れた朝、山をひょいひょいとまるで烏天狗のように軽快に登っていく氏の姿は今も心に深く残っている。

デザインをお願いしたことのある方としては、仲條正義氏、和田誠氏、浅葉克己氏、井上嗣也氏、南伸坊氏、
菊地信義氏、木村裕治氏、坂川栄治氏、祖父江慎氏、タナカノリユキ氏、中島英樹氏、鈴木成一氏、
唐仁原教久氏、松田行正氏、山田英春氏、秋山具義氏。

講演、あるいはシンポジウムで肉声を聴いた海外の哲学者、あるいは作家の方として、
ホルヘ・ルイス・ボルヘス氏、ミッシェル・ビュトール氏、アラン・ロブ=グリエ氏、マルグリット・ユルスナール氏、
ピエール・ドゥ・マンディアルグ氏、ジュリア・クリステヴァ氏、フェリックス・ガタリ氏、ジャック・デリダ氏、
ミッシェル・フーコー氏、リチャード・ドーキンス氏。

また、仕事で行った海外の場所としては、ハワイ、フランクフルト、ハイデルベルク、ロンドン、
オックスフォード、ニューヨーク、ニース、サントロペ、ミラノ、ヴェローナ、ベネチア。

それでは、編集者として今いちばん興味を持っているテーマは何かといえば、『最強「編集者」列伝』かな。
このテーマを皮切りに続々と最強シリーズを編纂していけたらと思っている。


■イベント情報

○【京都】安野光雅『赤毛のアン 原画展』:2018年9月5日(水)~12月3日(月)

○【大阪】梅田蔦屋書店さん独自選書企画「読書の学校」
東西11社の出版社とともに一つのテーマを掘り下げるフェア、朝日出版社も参加させていただいています。

○『神様の住所』刊行記念「短歌みくじ告げタロー」、西荻窪・今野書店さんに10月上旬まで設置中です。
ぜひ、ガチャガチャを入り口に、短歌に親しんでください。

○11月3日(土)「しのばずくんの本の縁日」に出店します。
「一箱古本市」の不忍ブックストリートによる、本好きも地域の方も楽しめるブックイベントが本年で3回目の開催となります。


■あとがき(編集後記)

営業部の橋本です。

文京区小石川にPebbles Books(ペブルズ・ブックス)という新刊書店ができました。
9月15日のオープン初日に、社から傘をさしてトコトコと。だいたいの位置、番地だけを確認して迷いながら向かいます。

へぇ、こんなお店があるんだ、小学校も近くにあるんだななどなど、少しでもその街のことをつかめるように。
こんな子との出会いもありました。 https://twitter.com/asahipress_sake/status/1040826252456681472

10分ほど迷ってたどり着いたPebbles Booksさん、二階建て一軒家を改修したとても雰囲気のある空間でした。
壁面のペンキ塗りや木製什器作成などは、運営の久禮亮太さんとスタッフの渡辺さんによるDIY。書店員の枠を超えています。

1階のメイン什器はあゆみBOOKS小石川店から引き継がれたもの。
平台に並ぶタイトルも、暮らしの本から思想書、ビジネス書、海外文学などとても幅と奥行きがあります。

あまりに、久禮さんの棚だなと思い、嬉しくて笑ってしまいました。

14時前から1時間ちょっと滞在したのですが、近くに住んでいる方々、あゆみBOOKS小石川店の常連だった方など、
とてもたくさんのお客さんが店内に入ってきました。

開店祝儀的なものもあるでしょうが、1万円をゆうに超える本をレジ打ちしてもらっている方も散見。

Pebblesとは「小石」のこと。
“たくさんの美しい小石のように、本の川を流れ、幾度も磨かれた良い本を集めたいと思います”
と店舗黒板に書かれていました。 https://twitter.com/pebbles_books/status/1032624252812374016

ぜひ皆さま、小石川周辺の街歩きとあわせ、お店へ行ってみてください。

久禮さんとは『本を贈る』(三輪舎刊)でご一緒しています。ちょうど、僕の章に続くのが久禮さん。
いろんな形で協働できることがなにより嬉しく思います。

 * * *

朝日出版社メルマガ第12号、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ご意見やご感想などお寄せいただけると励みになりますので、よろしければ以下アドレスまでお願いいたします。
 → info@asahipress.com