2007年06月11日

本屋へ

 
 休日。久々に、本屋へ行ってきました。
お気に入りの本屋さんで、心理学書籍が充実しているんですよねー。
お目当ての本は、特別支援教育関連のもので、それは無事に手に入れましたが
それ以外にも色々欲しくなってしまって大変でした。

 とりあえず、3月に出ていた、「そだちの科学」を買いました。
特集は「発達障害のいま」です。そだちの科学は創刊の時から買い始め
いまも、買い続けています。>
そだちの科学 no.8―こころの科学 (8)




最近、発達関連は、研修などから遠ざかっており、
知識と情報が古くなってしまっていて、また色々、勉強していかないといけないなぁと感じているところです。
なんだかんだ言って、学生時代は発達関連の情報に恵まれておりました。



さてさて、そんな中で、早速見つけて、ほしぃいいいいいい。
と、思ったのが、「プレイセラピー ―関係性の営み」です。


プレイセラピー―関係性の営み



【目次】(「BOOK」データベースより)

私、ゲリー・ランドレスについて/遊びの意味/プレイセラピーの歴史と発展/子どもたちとは/子ども中心プレイセラピー/プレイセラピスト/プレイルームとプレイ道具/プレイセラピーにおける親の役割/関係性の始まり―子どものための時間/促進的な応答とは/治療的な制限設定/典型的な問題とその対応/プレイセラピーの諸問題/短期集中プレイセラピー/プレイセラピーの中の子どもたち/治療的なプロセスと終結の決定/親子療法―子どもと親の関係性トレーニング(親のためのCPR)

はい。原本は、プレイセラピーの必読書になっているそうです。本書にかいてありました。
とにかく、「プレイセラピーの意味」と言うものを常日頃考え、それをどう周囲に伝えていけるか? なんてことも考えたりするわけですが。
プレイセラピーって、ただ遊んでいれば子どもが勝手に色々自己表現をして治るとかってものでは無いです。はい。
遊びを媒介としていますが、中心は一対一の関係性。その中で色々作業をしていくってことなんで、遊びが大事なんじゃなくて、関係性が大事、なわけで。

と、思うので、この本は読んでみたいって言うか、絶対買います。
タイトルに「関係性の営み」ってついている時点で、即買い決定です。ただ、重いんでAMAZONで買おう・・って思って買って帰ってきてないわけですが。



次に、何となく目を留めたのがこの本。
ADHDの特に成人向けのようですが、
私としては、あまり片づけが得意じゃないから、自分で参考にしようかしらん?
と、思ってしまった一冊。
ADHDの解説。4コマ漫画。そして、片付け法などがタイプ別に50ほどあるそうです。専門書と言うよりは、一般向けですので、読みやすそう。


お片づけセラピー




本屋にたまに行くと、誘惑がいっぱいです。
学会での書籍販売は人も本も多くて、最初から
目星をつけていかないととても、探し出せないのですが
普通の本屋だけれども心理学書籍充実!
しているところは、こういう風に、ふらふらっと行って、
掘り出し物が発見できるので大好きです。
ネットで買うことも増えているけれども、やはり、本屋らぶ。

asaki_s at 00:01コメント(5)トラックバック(1) | 心理学書籍 | 日常的生活 

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トラックバック一覧

1. (σ・∀・)σゲッツ!!  [ Still, Life goes on. ]   2007年06月18日 23:35
専門書ビンボーへの道をひた走ってるぽちこですこばわ。 何て言うかね〜,おいらの背後につげ義春が描くような影がいる気がするんですよ〜。 その名も本買い破産という名の影が。 だって知らなきゃいけないことたくさんあ

コメント一欄

1. Posted by 小川   2007年07月31日 03:07
こんにちは。
ウェブでゲリーランドレスを検索していたら、浅木さんのブログがhitしました。実は、私「プレイセラピー ―関係性の営み」で「刊行によせて」を書いている者です。ゲリーのこの本が日本でも沢山の方に読まれて、ゲリーの良さをわかってもらえたらと思っています。今度は日本にゲリーを呼んで講演なんかしてもらいたいと思っています。本の感想など、伺えるとうれしいです。
2. Posted by 浅木   2007年08月01日 20:27
>小川さま

はじめまして。
コメントありがとうございます。
検索でここがヒットするとは、奇遇というか何と言うか凄いなぁと思っております。
日本で講演会は、素敵ですね。行きたいです。ぜひ実現させてください。

この本は、理論と実践がバランスよく書かれていて、とにかく至る所が重要ポイントと言う感じで、私は、かなり丁寧に少しずつ読み進めています。
せっかくなので、細かいレビューは、改めてブログに書きたいと思いますが、簡単な印象を先に。
3. Posted by 浅木   2007年08月01日 20:28
(つづき)

プレセラピーに対して、やり方とか理論とか色々書いてある本はありますが、ここまではっきり関係性ということに触れ、セラピストの態度、自分を見つめる姿勢が大事だと書いてある。それが、珍しいと言うか凄い本だと思いました。
 セラピーをしていると、子どもに目が向きがちになりますが、常に、その場にいる自分(セラピスト)にも目を向けておく、その土台があってから、というか、あるからこそ、子ども中心のセラピーができる。
子どもとの関係性に入っていけける。

と言うことで、プレイセラピーをしている自分自身を問い直すというかなり厳しい作業を迫られる本でもあるのかななんて、思いました。
4. Posted by 小川   2007年08月13日 13:43
浅木さん、
 お返事をありがとうございました。
浅木さんがおっしゃっているとおり、この本は副題に現れている通り、「関係性」ということをとても重要にしています。Child-centered play therapyのskillsについても、とてもわかりやすく説明してある一方で、こういうskillsもセラピストが自分自身に向き合わなくては意味がない、ということがよく書かれていると思います。ランドレス教授との授業、スパービジョンではいつもpersonal growth (自己成長)ということに焦点が置かれていました。そしてこの自己成長は今の自分を受け入れる事から始まる。自分の嫌いな部分、隠したいと思っている部分もまずは受け入れる事で、後にそこからの成長、変化がおこるということ。簡単なようで本当に難しいことだと思います。
なんて少し語ってしまいましたが...。
 いつかお会いしてプレイセラピーについて語れたらうれしいです。

それでは。
5. Posted by 浅木   2007年08月17日 23:57
>小川さん

自己成長については、最近、富によく考えるので、この時期にこの本に出会えたことは、良かったなぁと思っています。

いつかお会いできたら素敵ですね。今度、レビューをアップしたときには、お知らせメールを送らせていただきますね

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プロフィール
浅木

ども。心理臨床の世界って奥が深いですよね。いつの間にか初心者から、中級者になりつつあります。忙しくて更新がままなりませんが、めげずに、ぼちぼちやってます。 メールアドレス:asakiyumemi2013@gmail.com (@以下全角を半角にしてお使い下さい)