週刊朝倉歯科医院

歯科の治療のこと、医院のこと、
私たちの歯科医院からのお知らせや、私たちに寄せられた質問、その他いろいろと発信します。
Writer : Ishitobi/Akita


2007年12月

年末年始のおしらせです!

モノ







皆さんはどんなクリスマスイヴをすごしておられますか?
素敵な1日になりますように!

さて、朝倉歯科医院は年末28日(金)まで、診療します。
年始は1月5日(土)から 通常通り診療が始まります。

よろしくお願いいたします。

「噛むことも運動だ」  噛む動作と中枢神経

1995年にカリフォルニア大学でラットの運動量を増やすと、脳の海馬(記憶を司る中枢神経)が活性化することを証明しました。
実験では運動量しただけで海馬の細胞活性を司る脳栄養因子が増えたと報告されています。
以前に噛むことが脳の体性運動野や感覚野を刺激して活性化することをお話しましたが、海馬の神経細胞の活性も高まることが確認できました。

詳しく言うと、噛むことで「海馬の神経活動が起きる直前に必ず動く遺伝子の生成が活発になった」ということなのです。噛むことは記憶の関わる脳を活性化するのです。
例えば、ガムを噛みながら記憶テストをします。
MRI(磁気共鳴機能画像)法を使って脳の変化(どの部分が活性化するか)をみると記憶野の活性化が見られました。写真などの間違い探しでもよい結果を出しています。

特に高齢者ほどはっきりとした記憶力アップが見られます。健康な歯、入れ歯でしっかり噛む。いつまでも健康の基本です。

“口腔衛生事始 ―口腔内清掃には五つの功徳あり―”

みなさん、歯垢や歯石が歯の、あるいは口腔内の病気の原因であるということはCMなどの力を借りるまでもなく、よくご存知のことですね。

口腔衛生の意識は高くなり白い歯、『歯のエステ』にも関心が寄せられています。でも、口腔衛生の思想体系が整ってきたのはつい最近のことです。

健康な白い歯でありたいという思い、その努力の跡は歴史上の多くの文献に登場しています。ときには格言に、ときには詩や散文に。考古学的にはどうでしょう?
「日本の、石器時代の人骨の歯には歯石沈着が多く見られる。それが、古墳時代の人骨を見ると臼歯部の側面に磨耗が見つかった。これはハブラシを使い歯を磨いたものと推定される。この石器時代と古墳時代が歯を磨くという風習の出来あがった境目ではないか」と清野謙次博士は述べておられます。
また、「禊(みそぎ)の一部分として『くちそそぎ』をして神事にとりかかるのは古俗であって、奈良朝以前の日本に恐らく楊枝と歯磨き粉が使用されていたことを物語るものだ」歯磨きはかなり昔からの風習です。

この風習を調べてみると古代インドにたどり着きます。

インダス文明が栄えた頃の記録、「スシュルタ本典」や「チャカラ本典」という医書にも「朝早く起き歯を磨け。歯を磨くには虫食いのない新しい木を用いる。その長さは指の幅12本分程で、小指の太さ位の節のない潅木を用いる」と書かれています。仏教典にも口中の臭気を除く。食物の風味がよくなり、食欲が出る。口中の熱を取り除く。目が良くなる。以上の五つの功徳があると記されており、これを守るようにとなっています。それを曹洞宗道元禅師が日本へと伝えました。

チンパンジーは誰に教わるのでもなく、ワラや小枝などで歯の間に挟まった食片をまるで楊枝を使うようにして取り除いているのですが…。
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