このレビューは「みんぽす」 の無償セミナーに参加して書かれています。(詳細は末尾で)みんぽす

昨日は初台のカシオ計算機さんにお邪魔して、「EX-Z450 ご紹介及び高画質の追求について」と題していろいろお話を聞いてきました。案内されて席に着くと、そこにはひとり一台の「EX-Z450」が置いてあります。そうです、このイベントは商品貸し出し付きなのです。これから1ヶ月、メインのデジカメとして活躍してもらうことになる相棒です。

まずは商品企画部 今村さんからイベントの主旨についてのご説明です。今回はEX-Z450の実機に触れてもらうのはもちろんだが、ぜひこの機会にカシオの画質へのこだわり、絵づくりについてお話したいとのこと。商品の宣伝をする機会は沢山あっても、こういった理念のような情報を発信する機会はなかなか無いんだそうです。
 
カシオの絵づくり
 
さて、その画質へのこだわり、絵づくりの方針ですが、お客様が「撮りたい画質」を写し撮れることを目指す、というのが基本的な考え方なんだそうです。というのは、何枚かの写真をユーザーに見せて、その中からもっともリアルなものを選んでもらう実験というのがあるそうです。で、写真を選んだ後に実際の景色を見てもらうと、これが選んだ写真とは全然違う明るさだったり色合いだったりするんだとか。心の中にある光景というのは記憶の中で美化され、編集されているんですね。

カシオが目指す絵づくりというのは、このユーザーの心の中にある色や映像を切り出して見せることであって、決して現実をリアルに切り取るものではないのだということですね。いわば画像をあたかもキャンバス上に積極的に作り込んでいく。これには賛否両論あるそうですが、プロのカメラマンは撮影の際にライティング手法を駆使して被写体を美しく見せ、かつてはフィルム、印画紙の選択から焼き付け条件の工夫、現在であれば画像処理ソフトによるレタッチにより、自分のイメージどおりの画像を作り上げていきます。カシオとしては、カシオのデジカメが行っている画像処理というのはこれらの工夫となんら変わりがない、というスタンスなんだそうです。

カシオではこの画質を「好画質」と呼んでいるそうなのですが、これは偶然にも先日お邪魔したシャープが自社の液晶テレビの画質を表しているのとまったく同じ言葉です。しかしその思想はほぼ対極的といって良いでしょう。これは非常に興味深いですね。同じ映像を扱う商売でも、会社が変われば思想が変わり、それによって商品にその会社なりの個性がでてくるということなんですね。それを実感した一瞬でした。
 
EXILIMエンジン4.0
 
さて、カシオがこの「好画質」を実現するために最近のデジカメに搭載している新技術が、画像処理エンジン「EXLIMエンジン4.0」です。最近のパソコンにも採用されているマルチコア技術によりCPUを2つ搭載したのが特徴で、追加された画像処理専用CPUにより、これまでハードウエアで処理していた膨大な演算をソフトウエアでこなすことができる(プログラマブルな)性能を備えているそうです。最近はどこのメーカーもレンズや撮像素子には差が無くなってきており、この画像処理エンジンこそがデジカメの性能を左右するキー技術になりつつあるようです。

2年間の短縮

素人目には性能がアップしただけかと思えるこの技術、実はカシオのデジカメが一気に2年進化したのと同じ価値を持つ大きなインパクトがある技術なんだとか。というのは、これまでは画像処理用のハードウエアを開発するのに2年掛かっていたんだそうで、結果として商品として登場した時にはすでに陳腐化しているという課題があったんだそうです。今回、EXLIMエンジン4.0によりこの2年間が一気にゼロになり、最新の画像処理技術が投入されたデジカメを市場に送り出すことができるようになったという訳なんですね。

押すだけ夜景人物メイクアップ

さてこのEXLIMエンジン4.0により、人間が被写体の場合に肌をきれいに写す「人物メークアップ」、人物入り夜景を簡単に撮影できる「押すだけ夜景」などの機能が実現されてきましたが、今回の新製品EX-Z450で新たに加わったのが「風景メイクアップ」「さがしてフォーカス」です。

風景メークアップ

前機種EX-Z400にも搭載されていた「人物メークアップ」が主に肌色部分をメインにお化粧を施していたのに対し、「風景メイクアップ」ではこれを一段進め、まずは撮影された画像の主題が何であるかを判断するところから仕事が始まります。そしてそのテーマとなる色を選択し、他の色には影響がないようにその色だけを鮮やかにします。例えば晴れの日の海岸であれば空と海の青、ひまわり畑であれば花びらの黄色、などがありそうですね。そういう、印象的な色合いを強調することで記憶のひだに刻み込まれた思い出や感想、見せた時にすごいねえと言ってもらえる絵、そんなものを表現するのがこの機能の役割です。 

さがしてフォーカス

一方、「さがしてフォーカス」は顔認識機能の進化版と言えそうです。画像から顔を探し出してそこにフォーカスを合わせる、というのは今や珍しくない機能ですが、「さがしてフォーカス」の場合はやはり画像から本当の被写体を探し出すところから始まります。これは構図によって必ずしも中央にあるとは限りません。また、左右に2つある場合もよくありますね。ツーショット写真なんかがそうです。そんな場合でもちゃんと被写体を見つけ出し、そこにフォーカスを合わせてくれます。複数の被写体があった場合にもできるだけフォーカスが合うようにしてくれるようですが、顔が検出された場合にはそれが最優先されるようです。

どこにフォーカスが合うようになっているかはディスプレイに細線の四角形で表現されているので、事前にしっかり確認できます。顔検出に切り替わると太線の四角形に変わるので、とても分かりやすい表示です。

と、ひととおりお勉強が終わったところでお待ちかねのモデル撮影会です。これがなかなか楽しい撮影会となりました。その顛末やモデルさんの美しい映像はまた次回ということで。乞うご期待!
 

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