20156月23 STAND UP METAL 最近BABYMETALにハマっております。日本でまだこんなメタルサウンドを聞くことができたのかとかつてメタラーだった自分の魂を掘り起こされてドギマギしています。中学生のころホテーに憧れてギターをはじめ、高校 に入って洋楽にかぶれてイングベーのようなギターを弾きたいとテクニカルな方面に傾き、 バンヘーレンこそ最高のバンドだと同級生に熱く語っていた若く熱き青春の日々です。カラオケで歌っていたのはブルーハーツです。 そんな青春時代を経てそれなりに成長し、 最近では音楽そのものから遠ざかり気味だったのですが、ふと目にしたBABYMETALのPVにすっかりハマってしまいました。なんですかこれは。漫画みたいな世紀末の世界で燃えているフライングV。メタルの象徴たるVが燃えて朽ちていくままにされているのはようするにメタルが敗北したということなのでしょう。何者かと戦争をして敗北し、惨めな墓標としてフライングVが建てられるけれどもその墓標すら燃えておりもはや朽ち果てる寸前。「メタルの歴史ここに潰えり」という世界です。その後メタラーと思しき男(以下メタ男)が 、ヨタヨタと力なくあらわれ墓標の前に たどり着きガックリと膝を落とします。「ああ、メタルはもう滅んでしまったのだ」という絶望のシーンの後にこの曲が始まります。****!******!****** !!!!!(最初のリフ)絶望に打ちひしがれる間もなく、メタ男の前に光が溢れメンバーが降臨します。メタルの土台ともいえる、怒りを表現するような重低音が響き渡り、メンバーの登場とともにBABYMETALの旗を掲げた少女が走り抜けます。 それを見ていきなり元気になり走りだすメタ男。まさに啓示を得た預言者のように(笑っちゃいけません)。光が現れた時にメタ男が何を見たのかは、この時点では謎のまま曲は進んでいきます。絶望の中あらわれたメンバーが被っていたフードを脱ぐとなんともあどけない少女達があらわれます。それぞれの瞳に使命と決意を帯びて(笑っちゃいけません)。 そして歌い始める使徒たち。歌はまんまアイドルソングなんだけれども、 バックに控える楽曲がまんまメタルそのもの。よくできた楽曲に感心させられます。感心しながら聞くこと数分。さらにPVは進みメタ男の過去が描写されます。どう見てもヒップホップ関連と思しき敵側の兵隊に無茶苦茶にされるメタ男。ロングヘアーを切られ、ギターを折られ、プライドも楽器もボッコボコにされます。このシーンが現在の音楽業界におけるメタルの立ち位置をあらわしているんでしょうね。ヒップホッパーはじめ最近のオシャレミュージックに圧倒され根絶やしにされる宿命のメタラー。これはリアルの世界でもそうかもしれませんね。このメタ男暴行の後に墓標であるフライングVが一気に燃え上がりスパークするような演出が画面上で行われます。墓標の下に葬られたメタルレジェンド達の魂が一斉に立ち上がる瞬間に見えます。全然関係ないけどなぜか黄金聖闘士を思い出しました。そしてアイドル描写を入れつつギターソロが始まります。可愛らしい少女に似つかわしくない激しいソロ。ご本人(の片方)はギターを練習されているそうでかなり迫真の演技です。後述しますが神の使いとして降臨した少女にギターヒーローの霊が乗り移ったかのようです。ソロの後に続く展開はまさに最高潮。バラード風の独唱の後にフルコーラスの後押しを受けてサビへと続きます。その瞬間に差し込まれる「STAND UP METAL」の文字。まさに神の啓示のようなこの言葉にメタ男は奮い立ちます。いろいろあって最後のサビの部分でギターを弾いているメタ男。アイドルとして降臨したメタル神の化身とともにこれから世界をひっくり返すのでしょう。時代と共に駆逐されてしまったメタル。その再興の手段としてメタル神がお遣わしになった使徒たち。その一員となったメタ男が我々メタルファンの姿と相まって、非常に悲しく熱く描かれています。あいかわらずメタルの立場は滅亡寸前ですけれども、今後のメタルレジスタンスの活動に期待の持てる面白いPVにしあがっていますね。BABYMETALの評価やオカルトその他については、後述部分を追って再掲しますのでよろしくお願いいたします。
20155月4 沖縄の話 先ほどの投稿と内容がかぶるのですが、沖縄の基地問題について現状の僕の認識を備忘録。『世界で一番危険な基地』とはどういう意味なのでしょうか。「飛行機が落ちたらどうするんだ!」とか「騒音がうるさいんだよ!」とか、色々な苦情があるようなのでちょっとだけ調べてみました。これは基地ができた当初(上)と現在(下 ※と言っても十年ほど前ですが)の航空写真です。これってねつ造ですか?もし本物の写真であるならば、「わざわざ基地の周りに住宅を密集させた」ということになります。誰がやったんですか?行政ですか?特定の政党支持者ですか?こんなことになるのがわかっているのに住宅建設の許可を出したのは沖縄県ですか?もし辺野古に基地が移設されたとして、辺野古も50年後には「世界一危険な基地」になるんでしょうか。そして「飛行機が落ちたらどうするんだ!」とか「騒音がうるさいんだよ!」とか言うんでしょうか。沖縄県はそれを見て見ぬふりするんでしょうか。基地の周りに「人間の壁」を築き上げたのが誰であれ大変な罪ですよ。飛行機が落ちるかもしれないとか騒音がうるさいとかも周辺住人にとってはストレスでしょうが、「他国から攻められた時に沖縄(普天間)が最初に狙われる」というのが一番問題なんじゃないですか?海から普天間基地に向けてミサイルが多数ぶっこまれるとして、近隣の住宅に被害が出ないわけないですよね。先の戦争でアメリカ軍が最初に上陸したのはたまたま気まぐれだったわけじゃないですよ?個人的に米軍基地は九州でもいいじゃないかと思うんですが、それでも沖縄が日本の最前線であることには変わりないです。沖縄を抑えれば日本全体の攻略が容易になることは素人でもなんとなく想像できますし。例えば北京からの視点で太平洋を見ると日本(特に沖縄)が邪魔で邪魔でしかたないわけです。沖縄と日本全土と韓国に米軍基地があるということは、中国政府が米国と戦争をしようとシミュレーションした時に、「最初から王手されているような状態」だと思うんです。台湾をなんとしても併合したい気持ちもわかりますよね。「沖縄を大切にしろ!」という人たちは沖縄がどれほど危険な立地にあるかわかったうえで言ってるんでしょうか。「中国やロシアが攻めてくるわけない」というのは国防上は論外なんじゃないですか?