朝見まちづくり協議会

安心安全の地域づくりとして、地域の課題に対して「自ら考え立ち向かう まちづくり」を理念に掲げる。

南海トラフ巨大地震や大災害備え第9回朝見地区ふれあい防災訓練に420人が参加

第9回朝見地区ふれあい防災訓練が12月1日、朝見小学校で行われた。子どもからお年寄りまで全地区から約420人が参加し、本番さながらの訓練に取り組んだ。

午前8時半、大規模な地震が発生した―の想定で始まり、間もなく朝見災害対策本部が同小学校に設置された。各地区では炊き出しが始まり、災対本部には各自治会長から、それぞれの避難状況や安否確認が報告された。

開会式は10時からグラウンドであり、北川敏雄副会長が「多くの皆さんの協力で回を重ねている。この経験を糧に万一に備えたい」とあいさつ。田所桂防災部会長の指揮でバケツリレー消火や要援護者避難、倒壊家屋に残されたけが人を救出する訓練を展開した。また、天ぷら油に引火させた火災実験や朝田、和屋、下七見、佐久米、古井各町の消防団による放水訓錬のほか、広域消防組合の協力で、地震体験車に乗ったり、煙の中をくぐり抜ける体験もした。

このほか体育館では市社会福祉協議会の担当者が新聞紙を用いた非常時用のスリッパ作りを紹介したり、子ども向けにはカルタやクイズで防災に対する認識を深めた。昼は、炊き出しのおにぎりと豚汁を各地区ごとに会食。「さらに多くの参加を」と呼びかける田端孝連合自治会長の式辞で幕を閉じた。

朝見地区の自然を観察、水路から水生生物を捕獲、観察。


朝見地区の小川などに生息するタナゴやフナなどの水生生物、植物の保護を考える

ための学習会が12月3日、朝見小学校であった。

櫛田川左岸2号、3号幹線水路に常時水を流して、生態系を保護する狙いで、この日は高山進三重大学教授と学生2人が、地区の調査を兼ねて訪れ、小林豊地域環境部会長ら6人が2時間近くにわたって説明を受けた。

まちづくり側からは、条里制が残る小川の水が渇水期には干上がるために「さかな救出作戦」を展開していることや、ほ場整備計画の中にも廃水路に草を生やすコンクリートブロックの設置が義務づけられていることなどを指摘し、環境保全の尊さを強調した。また、メダカなどを水田に生かす環境重視の農業が、共感を集め、米販売拡充など農村基盤づくりに役立つとの声も出た。一方で、環境保全を経済的に裏支えする法的措置の確立を求めたい―の声も聞かれた。

■写真は小学校の玄関に設置されている水槽。救出されたメダカ、タナゴがいる

八尾市草津市亀山市など5団体が訪問、防災、まちづくりなどで意見交換

防災訓練前日の11月30日には大阪府八尾市久宝寺の一行27人が訪れた。同

様にまちづくり組織の結成

を模索中で、「ネット検索で

朝見を知った」といい、事業所との協定や、防災訓練の方法などについて熱心な質問を受けた。特に、万一に備え

た居住区割り訓練は興味深

 

げで、田所部会長らが丁寧に

説明した。参加者からの質問も多く、意欲的だった。
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