椿姫

March 25, 2018

La traviata

先日、ご招待いただいたオペラ、椿姫を見に行きました。
その前の日が、大雪警報で会社や学校が閉鎖されました。
雪だとすぐ学校が休みになったり、会社も自宅勤務になるのは嬉しいものなんでしょうね😆
危険を早めに回避するためのものでもあるし、判断が早いのも助かります。

冷凍庫のように寒い事を予想してとても暖かい格好を心がけて行ったのでそこまで寒くなかったです。

実は今回、椿姫を見るのが初めてだったのでお話の予習をしてから✨

第一幕 主人公ヴィオレッタは高級娼婦、裏社交界に出入りし、時期によって赤い椿を身につけるので、椿姫と呼ばれている。ある時、パーティでアルフレッドと出会い、恋に落ちる。2人が愛を語り合う。

第二幕 アルフレッドの父は猛反対、息子と別れるようヴィオレッタを説得。
ヴィオレッタは泣く泣くそれを受け入れ、アルフレッドに別れを告げる。

ヴィオレッタは、アルフレッドの事を心に留めながらも他の男性とパーティへ。
そこでアルフレッドと再会、事情を知らず、自分が捨てられたと思っているアルフレッドに罵られる。

第三幕 ヴィオレッタは肺が弱く、病で倒れ、余命まもない。その知らせと実は父に身を引くよう頼まれたという事を知り、慌てて彼女の元へ。2人は想いを通わせ合うが、彼女は死んでしまう。


これが、あらすじでした。なんとも哀しい話ですね。この椿姫、初演は1850年代。ミュシャがポスターを手がけたりしています。

コロンバスサークルのワーナーセンタービルの中にあるJazz@リンカーンセンター
たくさんのJazzの大御所の写真が飾られているロビー。



今回、興味深かったのは大きなセットを使わず、幕に背景を映し出すことで表現するという試み。
幕は1番奥と手前に一枚ずつ、物によって奥と手前に映し出す事によって空間を立体的に見せる。ただ、これ真正面には効果的かもしれないけれど、席によってはズレてしまう。それと、背景の製作技術がまだ幼く、場面によっては映像が歪んで縦長になってしまったり、動いているものの動作が不自然で会場からも少し笑いが起こっていた。光の加減、席の位置によって見えにくい部分も多少ありました。始まる時、光が集まって筆記体で名前になっていくのがとても綺麗でした✨

1幕では、薄い幕が終始降りていて、その向こうで歌っていたので、声の響きが悪く、ちょっと疑問でしたが、2幕でその幕が上がると、声がきちんと届き良かったです!
主演の女性の歌は素晴らしく、引き込まれました。アルフレッド役との絡みがもう少し濃厚でお互い恋をしている雰囲気が出るとより良かったと思います。


とにかくオペラは長いのと英語字幕が高い位置にありそれを見ながら演技を見るのが大変でした。30分、60分、30分で休憩も二回あり、ドラマや映画では10分ぐらいで終わることを30分も1時間もかけるのでなかなか退屈してしまいます。



演劇の世界は見るのみで、自分は演者になどほど遠く、完全岡目八目ですが、映画もドラマも舞台も好きで見ています。演技で恋愛感情を持つ、また親子の雰囲気を出すというのは難しいのだろうな。といつも感じます。人が日々暮らしていく中で自然と湧き出る気持ちや雰囲気を醸し出すというのは難しいものです。多分、それを観客にわかるようにそれとなく作るということも。舞台とテレビ、映画では見せ方が違ったり。
批評するのは簡単なんですけどね。

あ!あとは衣装、皆さんほぼ一張羅で全て乗り切っていたのですが、周りの人の衣装、特に脇役の女の人はパーティや場面ごとに変えた方がわかりやすいし、華やかでいいと思いました。ただ、予算とかもあるだろうけれども。主人公の椿姫はきっとそのドレスを着ることがトレードマークだからいいとしても…。

蝶々夫人、トスカ、カルメン、椿姫、ロミオとジュリエット
次はどんなオペラを見る機会がありますかねー。


NYCはあらゆるジャンルの生演奏などに日本より安く触れることのできる街。ミュージカル、ジャズ、ロック、ポップ、オペラ、クラシック、ファンク、レゲエ、R&B

今年は生音楽にもたくさん触れていこうと思っているので、次はyo-yo maがソリストを務めるオーケストラを観に行こうかと目論んでいます😄アンテナを張り続けなきゃ。



aselindebison2008 at 00:50コメント(0)
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