倉敷市議会議員 あしだ泰宏ブログ - あしたを創るあしだです!

倉敷市議会議員 芦田泰宏のブログです。

2025年09月

Diane's Hour 3開催

9月25日(木)に、あしだ泰宏市政ご相談会(Diane’s Hour3)を開きました。
団体さんを含む、過去最高の4組6人の方に来て頂きました。宿題もいくつも頂きました。
仕事をしなければなりません。

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次回は10月14日(日)です

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次回は10月19日(日)、ワーゲン(倉敷市児島小川4-3-8)でおこないます。

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地元の方にはおなじみの、老舗カフェです。

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三菱ギャラン(or ランサー?)のヴィンテージカーが目印のお店です。

お気軽にご参加ください。

#市政ご相談会 #DianesHour #ワーゲン  #倉敷市議会議員 #新風くらしき #あしだ泰宏

【25年9月議会報告3/認定看護師とチーム加算追加(市民病院の経営について3)】

9月議会市民病院質疑です。引き続き専門的な内容が続きます。

認定看護師取得状況

Q6. 市民病院には、どの分野の認定看護師が何人配置されているのか? また認定看護師がいれば様々な加算取得が考えれるが、呼吸ケアチーム加算や、褥瘡ハイリスク患者ケア加算等の取得を検討してはどうか?

A6.感染管理認定看護師1名、緩和ケア認定恵看護師2名、皮膚・排泄ケア認定看護師2名の、計3種類5名の看護師がいる。他にも認定看護師を目指している。

呼吸ケアチーム加算は、国等が主催する600時間以上の呼吸ケア研修の修了が取得要件となっておりハードルが高い上、48時間以上継続して人工呼吸器を装着している人を対象患者としているため、当院の現状では条件に合致する入院者が少なく必要性が低い。

褥瘡ハイリスク患者ケア加算については、皮膚・排泄ケア認定看護師の専従が必要で、(人員配置上)現状では難しい。

解説と所感

認定看護師

認定看護師(Certified Nurse) とは、感染対策や皮膚ケア、緩和ケアなど特定分野で高度な知識と技術を持つ看護師です。取得には原則5年以上の実務経験と半年以上の専門教育課程の修了が必要で、試験合格後に日本看護協会の認定を受けます。患者には質の高いケアを提供し、院内では指導や相談役として活躍します。
病院にとっては診療報酬で「加算」を受ける条件となることが多く、配置が収入増や経営安定につながります。

制度には二つの課程があり、A課程は1995年に始まった旧制度で21分野を対象に養成されましたが、2019年からは特定行為研修を組み込んだB課程に移行し、分野を19に再編しています。Aは細分化、Bは統合・実践型という違いがあります。全国の認定者数は、A課程が約1万9,700名、B課程が約5,200名で、両者を合わせて2万5,000名を超えています。

A、Bそれぞれの過程の認定看護師の種類は以下のリンクをご参照下さい。(出典:日本看護協会ホームページ)
A課程 :https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/cn_a_map_2024.pdf?utm_source=chatgpt.com
B課程 :https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/cn_b_map_2024.pdf?utm_source=chatgpt.com


チーム加算・体制加算
チーム加算とは、病院で医師・看護師・薬剤師・リハビリ職などが専門チームを組み、感染対策や栄養管理、緩和ケアなどに取り組むと診療報酬が上乗せされる仕組みです。認定看護師など専門性を持つ人材が参加することが条件となる場合も多く、患者の安全や安心の確保と、病院経営の安定の両方に役立ちます。また、体制加算というのもあります。感染管理体制や認知症ケア体制、医療安全体制といった、病院全体の仕組みや組織的な体制の整備を評価するものです。
いずれも医療の質を高めつつ、診療報酬上の評価を得る重要な制度です。

チーム加算・体制加算の一覧表です。(ネット情報を元に芦田作成)
チーム_体制加算


市民病院は既に、感染対策向上加算/栄養サポートチーム加算/認知症ケア加算/排尿自立支援加算を取得しています。

呼吸ケアチーム加算が取得できないか聞いたのは、院長が呼吸器の専門家であることや感染対策向上加算を取得済みであることからの連想であり、褥瘡ハイリスク患者ケア加算について聞いたのは、皮膚・排泄ケア認定看護師が2名いるため、取得に近いのではないかとの推測でした。、いずれも素人的着想です。なお、褥瘡とは床ずれのことです。

それぞれの取得の条件は更に高く、また患者数が一層多い大規模病院を対象にしている加算のようで、市民病院が取得を見送るのはやむを得ない判断だと思います。

認定を受けること、またそれに向けて技術や知識の向上に努めて頂くことは大事であると思います。加算の取得はしっかりと取り組んで頂いているようであり、また認定看護師資格の取得も限られた人員配置の中で努力されている印象を持ちました。

また認定を受けた看護師については、医師のリストに加え院内に掲示するなど、しっかりと有資格者であることを明示すると、ご本人の励みにもなると思います。議会外で伝えました。

#認定看護師 #チーム加算 #体制加算 #倉敷市立市民病院 #倉敷市 #倉敷市議会 #新風くらしき #あしだ泰宏


【25年9月議会報告2/若手医師確保の方策と医療DX(市民病院の経営について2)】

若手医師確保の方策と医療DX

大問1.倉敷市立市民病院の経営について


Q4.市民病院の医師の平均年齢は全国平均より高く、新陳代謝も進めていかなければならないと考えるが、その方策は?

A4.今年度は、
地域医療研修として専攻医を、前期・後期とも2名ずつ受け入れている。また、岡山大学医学部医学科の学生を地域医療実習として10名前後受け入れている。これらを通じて、将来の就職先の候補となるよう、有意義な研修となるよう努めている。また岡山大学病院医局へ訪問し、医師派遣の要請を積極的に行っている。

Q5.政府は医療DXを強力に推進中で、対応する医療機関には診療報酬増につながる各種加算や評価アップが行われる。マイナ保険証の利用環境整備、電子カルテ、電子処方箋の導入が内容となるが、市民病院の取り組み状況はどうか。特に、全国的に遅れが指摘される電子処方箋についてはいつから稼働予定か?

A5.R3年からマイナ保険証による資格確認を開始し、電子カルテはR5年にシステムを更新した。電子処方箋は今年度中の導入に向け準備中。


解説と所感

市民病院の医師の平均年齢は、少し古いデータながら、地方公営企業年鑑(R3年版)で52歳。同資料を自ら平均したところ、全国公立病院の医師平均年齢は48歳であり、高くなっています。現在、若手医師の人事は、大学病院の医局が担っておらず、あくまで医師個人選択によります。若い医師が来てくれないと病院の存続に影響を与えるため、医師確保の方策を問うたものです。
なお、答弁に出て来る「地域医療研修」とは、厚生労働省が定める医師の臨床研修(2年)の一環として各病院が実施する研修です。医師が少ない地域や離島・山間部などで、住民の暮らしに寄り添った診療、往診、退院後の生活支援までの流れ(地域包括医療といいます)を現場で学びます。単独の資格ではなく、臨床研修の修了は専門研修(専攻医)へ進む前提となります。

医療DXとは、マイナ保険証・電子カルテ・電子処方箋などで病院と薬局の情報をつなぎ、診療の安全性・便利さ・効率を高める取組みです。政府は、加算(初再診・データ提出等)やDPC係数(高度医療を中心とした、一種の病院の総合力格付け)での評価を用意し、導入を促しており、病院経営と医療の質の両方を後押ししております。

市民病院の主要3項目の導入状況は順調で、大手病院と比較しても遜色ないと判断できます。

以上

#医師平均年齢 #地域医療研修 #臨床研修 #医療DX #マイナ保険証 #電子カルテ #電子処方箋 #倉敷市立市民病院 #倉敷市 #倉敷市議会 #新風くらしき #あしだ泰宏 #一般質問

【25年9月議会報告1/病床稼働率低迷への対応(市民病院の経営について1)】

本日から9月議会の質疑報告を始めます。

病床の稼働率が低迷にどう対応しているか?

大問1.倉敷市立市民病院の経営について

良い学校と、良い病院がないと、地域の人口減少は加速すると考えています。倉敷市立市民病院(旧・倉敷市立児島市民病院)。以下「市民病院」と略)は、立地する児島地区の街としての機能を保つために非常に重要で、その経営ぶりは確りと見つめていきたいと考えております。

しかしながら、過去に同病院は、院長人事をめぐる医師の大量退職で混乱、 産婦人科が2008年10月から分娩休止となるなど苦難の時期もありました。
2016年10月に分娩受け入れを再開、その後、老朽化した病院の建替えを行い、2018年4月1日に病床198の「倉敷市立市民病院」として新築開院しています。
新型コロナによる混乱や、建築・人件費の高騰前に建て替えをやり遂げていたことは、現伊東市長の大きな功績であると評価しております。

ただ、高齢化と人口減少、並びに厚労省の診療報酬見直しにより、病院経営はどこも非常に難しくなっております。地域の医療機関を守るため、議員としての働きをしたいと考えました。

自治体病院経営は専門性が高い分野であり、外部の議員向け研修を受講した上での質問です。
 
Q1.R4~R6年度の一般/地域包括ケア別の病床利用率は?
A1.(以下表の通り)
2509議会 病床利用率

Q2.R6年度に病床利用率が急上昇(60.5%→67.5%)した理由は?

A2.救急搬送患者の受け入れ強化や、倉敷中央病院などのより高度な救急医療病院(三次救急医療施設)からの回復後の転院受け入れ、地域医療機関との連携が奏功した。

Q3.R6上昇は一過性なのか持続可能なのか?
A3.急性期一般病床90床、地域包括ケア病床50床の計140床利用を目標に設定。毎朝、院内の全関係部署による病床利用会議を持ち、一週間先までを視野に入れた細かな利用率管理をしている。救急搬送患者の受け入れ強化や、地域の病院、診療所との連携を進め、引き続き病床利用率向上に努める。


解説と所感

病院の重要な収入である「入院収益」に直結する指標に「病床利用率」があります。この直近の推移が、病院公表資料によると、令和4年が62.1%、令和5年が60.5%まで下がり、今回公開された令和6年実績が回復して67.5%となりました。 一般的には、90%以上が理想で、70%を切ると経営継続が困難と言われております。 特に令和5年の数値は大変心配されたわけであり、今回の質問の直接のきっかけにもなりました。 

質問で出て来ることばの意味は以下の通りです。

  • 急性期一般病床:
    大けがや重い病気のときに、集中的に治療を受ける病床

  • 地域包括ケア病床:
    治療がひと段落した後に、回復や次の病院・施設への橋渡しをする病床


病床別の利用率内訳を質問したのは、低迷の背景をより解像度を持って知るためです。

答弁から重症治療の病床(急性期病床)が埋まっていないのが明らかであり、低迷する利用率を改善するため、一般的には、救急受入の強化や近隣病院との役割分担の見直しが対策とされます。答弁ではそれに沿った内容が説明されました。

R6年度の急回復は、一過性なのか、持続可能なのかの答弁はありませんでしたが、効果を上げた地道な努力を続けていくとの決意が説明されております。毎朝の
病床利用会議に参加するのは、看護部長、各病棟師長、リハビリテーション科職員、病院ソーシャルワーカー、診療情報管理士と説明され、患者の回復状況や入転院情報も細かくシェアされているようです。引き続き精力的な管理と利用率向上に努めて下さい。

以上



#一般質問 #病床利用率 #急性期一般病床 #地域包括ケア病床 #倉敷市立市民病院 #倉敷市 #倉敷市議会 #新風くらしき #あしだ泰宏

市内5カ所でイノシシ対策セミナー

倉敷市によるイノシシ対策セミナーが行われます。
https://gikai-kurashiki-kouhou.backshelf.jp/bookview/?filseq=6235

市内5カ所で(株)野生鳥獣対策連携センターにより行われる座学と実習からなる講座です。実習では、屋外で防護柵の効果的な設置方法を学びます(このため会場は周辺に未舗装エリアが残る場所が選ばれました)

講師を務めるのは、全国の猟友会や農林水産省、各自治体などから引っ張りだこの団体です。昨年も市内5カ所でセミナーを行い大好評でした。
R6年1月に私の市政報告会にもお呼びし、講演して頂きました👇
http://blog.livedoor.jp/ash_ashida1185/archives/24221426.html

関心のある方は、この機会をぜひ活用ください。

R7 イノシシ被害対策セミナーチラシ_ページ_1
R7 イノシシ被害対策セミナーチラシ_ページ_2


申し込みは、一番上のリンクにある申し込み用紙を用いて、直接(株)野生鳥獣対策連携センター岡山支社にコンタクトください。

#イノシシ対策 #野生鳥獣対策連携センター #イノシシ被害対策セミナー #倉敷市議会 #新風くらしき #あしだ泰宏

市政ご相談会/Diane's Hour 3+4

来週です

第3回あしだ泰宏市政ご相談会(Diane’s Hour3)が近づいてきました。再度ご連絡させていただきます。
日程:9月25日(木) 大安!
時間:13:00〜16:00
場所 喫茶ハーモニー
   倉敷市児島味野2丁目2−38
   児島市民交流センター内
予約連絡先: 090−2521 -1185 (芦田携帯)
市議会議員ってどこに行けば会えるの?
何をしているの?
そうお思いの方に向け、とにかく現地に3時間座っております。
行政に関わる困りごと、ご相談などあれば、ぜひお越しください。雑談や世間話でも大歓迎です!
ふらっと来ていただいて結構ですが、ご予約頂くのが確実ですのでお勧めします。(お願い:お1人ワンドリンクオーダーにご協力ください)

Diane’s Hour 4 日程決定
また、第4回目の日程と会場も決まりました。10月は日曜日に行いますので、平日お仕事の方はこちらをご利用ください。
日程:10月19日(日) 大安!
時間:13:00〜16:00
場所 ワーゲン
   倉敷市児島小川4丁目3-8
予約連絡先: 090−2521 -1185 (芦田携帯)

宜しくお願いします。

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R7年9月議会開会(今回の質問項目)

昨日から9月議会が始まりました。

9月24日まで続きます。

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今回も一般質問に立ちます。

質問項目は以下を予定しております。(当日までに多少の変更はあり得ます)

1.市民病院の経営について                                  
(1) 病床利用率の低迷と昨年度の回復
 ① R3-R6年度の一般/地域包括別の病床利用率
 ② R6年度の病床利用率上昇の理由
 ③R6年度上昇が一過性なのか持続可能かの見通し

(2)若手医師確保の方策 

(3) 医療DXの進捗状況と電子処方箋の稼働開始時期

(4) 認定看護師取得状況と、関連するチーム加算の追加取得
 ①認定看護師の種類と数
 ②呼吸ケアチーム加算と褥瘡ハイリスク患者ケア加算取得が望まれる中、加算取得に向けた未整備事項 

(5) アレルギー科の運用実態

(6) 訪問診療・往診の実態

(7) 健康診断・人間ドックの強化

(8) 市民への広報・周知

2.イノシシ対策について                                       
(1) 今年度新規政策である地域ぐるみのイノシシ対策の進捗状況 

(2) 次年度以降の政策の方向性

(3) 農業従事者以外への侵入防止柵への補助

(4) 有害鳥獣駆除班員確保に向けた方策

(5) SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染拡大の現状と背景、感染防止のための対策

(6) SFTS感染拡大を踏まえたイノシシ対策強化の必要性


1.は倉敷市立市民病院の経営強化について。
私は、優れた病院と学校がないと人口減少加速する、というのが持論であり、地域の中核病院として倉敷市立市民病院にはいい病院であって欲しいと思っております。
こうした中、一昨年病床利用率が60.5%まで落ち込んだ市民病院の経営状況を確認し、より強い経営基盤を持ち、質の高い医療を提供できる体制を築いてもらいたいという目的で行うのがこの質問です。

2.は、久しぶりのイノシシに関連する質問です。
このテーマは1期目からこだわりを持って取り組んでおり、2期目に当たり、新しい取り組みも出ている市の政策の現在地点を改めて確認するとともに、報道されているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の拡大からイノシシ対策を加速させなければならないのでは、と問題提起をします。

質問初日の9月5日(金)の5番目です。

質疑の様子はライブストリーミング配信され、また録画も見ることができます。
https://kurashiki.media-streaming.jp/


#倉敷市 #倉敷市議会 #9月定例会 #一般質問 #自治体病院 #公立病院 #野生獣害対策 #イノシシ #SFTS #新風くらしき #あしだ泰宏 




                                            
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