倉敷市議会議員 あしだ泰宏ブログ - あしたを創るあしだです!

倉敷市議会議員 芦田泰宏のブログです。

人口減少

市議会議員研修会(藻谷浩介氏講演)

人口減少に悲観するな

岡山県市議会議長会主催の市議会議員研修会に参加しました。

会場は井原市市民会館。講師は株式会社日本総合研究所主席研究員等を努める藻谷浩介氏です。
お金や資源の地域内循環を主張する「里山資本主義」で、地方創生業界では有名な方です。

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2時間の講演で、テーマは「人口減少社会における新たな地域の可能性」。
私の考える要旨は以下の通りです。

1.メディアや政府に惑わされず、客観データを重視した確かな事実認識を持つべし

2.日本の人口減少は言われるほど危機ではない。悲観するべからず。

2について、事例となる客観データを次々に上げるのを繰り返す2時間で、思い込みを正せ!というとてもシンプルなメッセージでした。

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(講演でのスライドから。2025年vs2050年の岡山県自治体比較。すみません、勝手に使用させて頂いています。)


思い込みを正せ!

例えば、
1)注目するなら総人口推移ではなく、世代別人口推移。若い世代の総人口はやがて高齢者総人口になる。既に高齢者人口の増加が頭打ちになっている自治体がある。

2)これから人口が急減するのは東京など大都市。若者を再生産しないので、地方から流入する若者が枯渇すれば、大減少が始まる。

3)移民を含めた国際比較をすると、人口の変動が落ち着くのは日本。青壮年人口(15~44歳)の減少率や、75歳以上の増加率を総合的に評価すると、日本は決して悪くない。

4)人口密度で考えると、日本も岡山県も決して低くない。行政の非効率を言うべき状態ではない。

等々
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(講演でのスライドから。直近の人口密度比較。世界の国家と日本の自治体を比較している点が新鮮。すみません、勝手に使用させて頂いています。)

多くが既に知っている情報でしたが、人口密度の相対評価等は新鮮でした。

ただ、現在の政府の財政余力への言及はなく、年金や介護保険などの社会保障制度の崩壊への危機感等をぬぐうことはできませんでした。氏の主張する「里山資本主義」についても聞きたかったと思いました。

会場が井原市市民会館でメモが取りにくく、半日を使う研修だけにもう少し詰め込んだ内容の方がいいと思いました。

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以上

#岡山県市議会議員研修会 #藻谷浩介 #人口減少 #岡山県市議会議長会 #倉敷市議会議員 #新風くらしき #あしだ泰宏

これは片付けられない💦 溝の落ち葉

先週日曜日は地元自治会の一斉清掃日でした。


高齢化と人口減少により、住民による清掃が限界を迎えつつある地点のお手伝いに入りました。
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(👆落ち葉は側溝に溜まります。この写真は長い坂道の終点付近の様子です。溝から溢れ、目を疑う堆積ぶりになってしまいます。)

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(👆水を含んだ落ち葉を掬い上げます。)


山に接した長大な側溝があり落ち葉が大量に堆積するため、近くにお住まいの方だけでは、維持・清掃作業が困難になっています。
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👆Google Mapsから引用させていただいた現場の航空写真です。右上から左下の三叉路にまで300mほど(?)の坂道が続きます。山が迫り土砂や落ち葉が側溝に溜まります。この写真ではわかりませんが、周辺には空き家が少しずつ増えております。)



管理の負担を軽減させる斜面への土留めや蓋がけなどの対策を市に要望していますが、まずは現状を知ってもらうため、現状視察を兼ね市職員の方にも清掃作業に参加してもらいました。
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👆どれだけ大変か知ってもらうため、視察を兼ね市職員の方に作業を手伝ってもらいました。何十袋もの落ち葉が発生するため、パッカー車に出動してもらいました。)

人口減少と高齢化と向き合う仕事です。
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以上

#一斉清掃 #側溝 #高齢化 #人口減少 #倉敷市 #倉敷市議会議員 #新風くらしき #あしだ泰宏

備前市消滅に相当

国勢調査岡山速報版

国勢調査(令和2年度版) の岡山県独自集計の速報版が発表されています。

令和2年国勢調査結果速報資料(岡山県の人口・世帯数)
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/292382.pdf

国勢調査とは国(総務省)により5年に一度行われる、人口や産業の大規模な実態調査です。戸別訪問で作成される全数調査であることが特徴です。

人口統計には他に住民基本台帳がありますが、これは住民票がある人が対象で、住民票を残して進学した学生などが含まれてます。



減り幅は備前市一つ分に相当

大まかに人口と世帯数だけ見るとこうなります。

岡山県の人口と世帯数の変化
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県速報によると、人口は約189万人で、前回の平成27年調査から約3万2千人減っています。この数は備前市の人口(32,345人)にほぼ匹敵し、5年間で備前市一つが無くなった計算ということになります。
(備前市の方、変なたとえに使ってごめんなさい 🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️)


倉敷市人口はでは47万5千人で、前回比マイナス2,325人。5年ごとの国勢調査では初めて減少に転じました。

人口減少のリアルです。



全国版では香川県が…

日本全体ではどうか。

前回平成27年の調査時点で、既に全国の8割以上の自治体で人口減少が始まっていました。人口減少数は既に96万人を超えており、当時は香川県が無くなった!と表現した人もありました。


日本全国版は6月に速報、11月にフルバージョンが公表予定です。


現実と向き合っていかなければなりません。

以上

空き家…

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これは空き家が目立つ市内の某所で、
私のチラシを配ってくれていた支援者が撮影した写真です。


空き家が、さらに進んで廃屋になっています。



そして……

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そこを野犬が住みかにしていました。


思わずゾッとしつつ、いろいろ考えさせられる写真です。



空き家は全国に広がりつつあります。

岡山県でも6軒に1軒近くが空き家です。


人口減少の象徴でもある空き家。仕方ないと放置すれば、
この写真のように周辺の住環境にも悪い影響も与えます。



一方で新築戸数も増えてはおりますが、
新築は主に住むのに便利なエリアに建てられます。
個人の建て替えの他、不動産開発業者が何軒かまとめて開発するのが主です。
いわゆるコーポと言われる集合住宅も増えております。(入居率が高いかどうかは別として)



空き家は規則なく生まれます。が、
特に商業地や幹線道路から離れたところ、
車が入りにくい道の細い山の周辺が、空き家多数地区に変わりがちです。
(残念ながら何箇所も知っています)長く放置されやすい理由にもなります。


時間が経てば、自然と便利なところにばかり人が集まる時が来るのかもしれませんが、
それまでの間、空き家の近くに住んでいる人が大変。


人を呼び込み、人を増やす努力を続けることがまず一番。

と同時に、当面の空き家対策も重要です。

#倉敷市議会議員補欠選挙




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