趣味
7日間ブックカバーチャレンジの4日目。
今日はSTAY SAFE のF。Ferrari=フェラーリ。
「クラッシュ −絶望を希望に変える瞬間−」
:太田哲也著

著者の臨死体験から始まります。
「生きていくのはつらいことだよ」
冥界の門番(?) が暗闇の中を戻ろうとする著者にささきます。病院で意識を取り戻してからの日々を暗示していたのでしょうか。
「日本一のフェラーリ遣い」と呼ばれた著者が、レースで重度の全身やけどをはじめとする瀕死の重症を負ってから立ち直るまでを描きます。
ただの出直しの物語ではありません。BOOKデータベースにこうあります。「〜失った顔、壮絶な痛み…。恨み、怒りを超え、家族のため、そして自分自身のために挑んだ闘いで見つけた人生の意味―。すべての人に勇気と無限の可能性を与えるノンフィクション。」一度の出来事で、夢はもちろん、その他あらゆる希望をギブアップするほどのダメージを受けた人の心にも届く本だと思います。
10年前交通事故に遭い、リハビリを含め4ヶ月入院した時に読みました。大きな衝撃を受けました。
アマゾンのレビュー欄も見て下さい。
おすすめの一冊です。
7日間ブックカバーチャレンジの4日目。
今日はSTAY SAFE の2つ目のA。Autobiography=自叙伝ということで、これを挙げます。
「巨象も踊る」:ルイス・V・ガーズナー著
何度も読み直すのが愛読書なら、これが私の最大の愛読書です。英語の勉強のため、原書「Who says elephant can’t dance?」を独学の音読教材に使ったためです。
(←)原書を通読した後、少ない箇所でも7回、多い箇所は20回声を出して読みました。朗読CDも何度も聞きました。帰国子女でもない人は英語の勉強に苦労するんです。
著者はIBMの中興の祖と言われる人です。同社はニューヨーク郊外にある大型コンピューター、中央電算機システムのメーカーでアメリカの国益を代表する巨大企業でした。それがソフトやハードを分業するシリコンバレーメーカーや、分散型システムであるパソコンの勃興で倒産寸前になります。著者が経営を引き継ぐのは現金が急減していく末期的な状態の時で、そこからメンテやサービス中心の会社に生まれ変わらせるまでを描きます。
ファイティングスピリットや改革精神、そしてなんと言ってもその真面目さに打たれます。
舞台である90年代前半のコンピューター業界は今となっては隔世の感があり。LenovoのThink PadがIBMブランドにあったことを知らない若い人も多いと思いますが、社会人デビュー当初、会社にはIBMのシステムやプリンターが数多くありました。同世代の方には十分時代背景を思い出すことができるはずです。
7日間ブックカバーチャレンジの3日目。
今日はSTAY SAFE の2つ目のS。Stoic School=ストア学派の代表的な著作から。
「自省録」:マルクスス・アウレリウス著
だんだん頭文字に因むのもこじつけっぽくなってきます。
Stoicとは日本語にもなっているストイックの語源で、ストア学派は禁欲主義で知られるギリシャ哲学の一派です。でもこの本は禁欲本というより静かに自らを省みる、大宇宙の中で人間の営みの小ささを思うみたいな記述が多く、大学時代に初めて読んでから好きな本。何年かにいちど、リラックスした時に開く本です。
著者はローマ五賢帝の一人で、ゲルマン民族の圧迫から国を守るため遠征に明け暮れた人です。 王としての多忙な毎日の中でここまで内省的になる時間を確保していたことに驚きます。
7日間ブックカバーチャレンジの2日目。
今日はSTAY SAFE のA。Anthropology=人類学ということで、文化人類学の鉄板です。日本にもファンが多数です。
「銃・病原菌・鉄」:ジャレド・ダイヤモンド著
これまで読んだ中で、最も知的に興奮した書物の一つです。
カリブ海地域で原住民を根絶やしにしてしまったのは、侵略者スペイン人ではなく、彼らと一緒に入ってきた病原菌でした。
アフリカで生まれた人類が、なぜ大陸別に発展に大きな差が出たか、地勢や気候だけでなく、鉄や病原菌、銃が果たした役割について説明しています。
新型コロナウイルスの確認済み感染者は世界で500万人を超え、死者は35万人近くになりました。医療技術や情報技術が高度に発展した現代であるにもかかわらずです。
新しい生活様式まで提唱される中、病原菌が人類の歴史に与える影響力に納得です。
外国人による著作は、最初の100ページが難解でクドくてとっつきにくいですが、それを過ぎれば、すっかり慣れて時間を忘れ読みたくなります。
文庫本も出て買いやすくなりました。
北条早雲の物語です。伊勢新九郎こと早雲が、室町幕府の地方組織を倒し後北条氏の基盤を築きます。近世への夜明け前、主人公の新九郎が何もかも固陋な中世に憤りながら時代を転回させる様が感動的。なるなら早雲。間違っても室町幕府にはなりたくないと思ったものです。
なお、早雲は近年の研究で、現在の岡山県井原市にいた室町幕臣の家の生まれであることが確定したようで、地元では大河ドラマ誘致が盛んです。
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/180114/lif18011410500008-n1.html
















