倉敷市議会議員 あしだ泰宏ブログ - あしたを創るあしだです!

倉敷市議会議員 芦田泰宏のブログです。

尊厳

読み書きできない現実が教えてくれた、人間の尊厳という問い

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■「35年目のラブレター」を観て
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先週末に「35年目のラブレター」と言う映画を観ました。


https://35th-loveletter.com/



(一社)基礎教育保障研究所岡山自主夜間中学校の主催です。

何らかの理由で教育の機会に恵まれなかった人、直接的には読み書きができない人の存在は、一般には知られておらず課題視されてきませんでした。

岡山市では、同団体理事長である城之内庸仁さんの精力的な活動もあり、公立自主夜間中学が設置されました。
ただ、ニーズを十分カバーできているとは言いにくく、自主夜間中学の活動は続けておられます。

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■5年前、議会で取り上げたテーマ
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自主夜間中学については、5年前に議会で取り上げました。

▼夜間中学を必要とする人たちの実態は?
http://blog.livedoor.jp/ash_ashida1185/archives/11120478.html
 


▼夜間中学は設置する状況にない
http://blog.livedoor.jp/ash_ashida1185/archives/11159389.html




▼市立定時制高校附属中学として設置を
http://blog.livedoor.jp/ash_ashida1185/archives/11166289.html


岡山市での設置の方向が見えていたので、倉敷市での設置を要望する意図の質問でしたが、

不登校対策や、自治体規模にしては異例の市内3地区の市立定時制高校が、個々人の状況に応じた教育をしているとして、必要性を認めないとの答弁でした。


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■教育なのか福祉なのか
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教育なのか福祉なのか。
学ぶことは生きること。

映画の主人公は、終戦直後の山間部で家の事情で学校に通えなかった男性です。

https://35th-loveletter.com/

作中では、読み書きができない人の残酷な現実が描かれます。

役所など大切な手続きができない。
仕事ができない。

そして何より、
愛する人に想いを込めたラブレターが書けない。

こうした方にとっては、
学ぶことは人並みの人生を獲得することに他なりません。

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■尊厳の問題
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議会で質問した際感じたのは、
夜間中学支援は、教育問題なのか福祉課題なのかということでした。

しかし今回の映画で確認したのは、

それ以前の、人間の尊厳そのもの
ということです。この視点を絶対に忘れてはならないと感じました。


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映画を観た後、しばらく涙がとまりませんでした。

いい機会を頂きました。

#岡山自主夜間中学 #生きることは学ぶこと #あしだ泰宏 #新風くらしき #倉敷市議会議員 #夜間中学 #教育

夜間中学は設置する状況にない/【9月議会報告7】公立夜間中学について(2)

公立夜間中学設置についての質問を続けます。

今日の質問は、録画の32分00から、37分30秒あたりまでです。
https://kurashiki.media-streaming.jp/recording/meeting/detail/949



県教委報告書は、市と設置に向け協議する予定となっているが、現状は?

公立夜間中学については、菅政権の本年はじめからの積極姿勢に加え、岡山県教育委員会も3月に腰を上げており(下の2件のリンクご参照)、県教委と倉敷市も何らかの協議を持つことが期待されました。

「夜間中学の必要性と文部科学省における取組」
文部科学省ホームページ
https://www.mext.go.jp/content/20210216-mxt_syoto02-000012914_2.pdf
夜間中学の必要性と文科省の取り組み


















「夜間中学の設置・充実に向けた取組の一層の推進について(依頼)」
文部科学省ホームページ

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/yakan/1408233_00001.htm



「岡山県における公立中学校夜間学級に関する調査研究報告書」岡山県ホームページ
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/289186.pdf

ところが、倉敷市は具体的な協議を何らしておりませんでした。

理由は次の答弁であきらかになりました。


夜間中学を設置する状況にないと認識
以前から、学校教育部から(夜間中学は、カリキュラムの統一的な運用が難しく、公立学校に馴染まない)との説明を受けていたのですが、文科省の文書を読む限りそうは見えない、というのが質問でした。

「夜間中学の設置・充実に向けて」【手引】 第二次改訂版 P39
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/yakan/__icsFiles/afieldfile/2018/09/26/1381010_01.pdf


「教育機会確保法施行後の夜間中学に関する主な取組(1)」 P45

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/147/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2019/05/14/1416544-1_1.pdf  (何れも文科省ホームページから)


執行部はその問いには答えず、そもそも、倉敷市では夜間中学を設置する状況ではない(必要性がない)と認識している、と明確に答弁しました。

これは落胆する結果でした。

理由は代替事業が複線で走っているからです。不登校児童のケアと学びをサポートする2事業の他、定時制コースを持つ市立高校が市内に分散して4か所もあることが上げられました。

確かに定時制高校が4校(定員割れから3校に削減される予定であるが、それでも少なくない)あるのは恵まれているかもしれません。

夜間中学のニーズは、これらの事業でカバーしきれるものではないと考えましたが、さらに追加で設置すれば事業の重複感が出るのも事実で、まずは既存の体制が有効なのか、必要な人に機会が届いているのかを検証することから始めようと考えました。

(ご参考)
適用教室(ふれあい教室)
http://www.kurashiki-oky.ed.jp/lpk-kyoiku-c/fureai.html

まなびばIPPO
http://manabibaippo.club/


👇詳しくは添付レポートをご覧ください👇
219議会質疑投稿6_ページ_1
219議会質疑投稿6_ページ_2
219議会質疑投稿6_ページ_3

つづく


夜間中学を必要とする人たちの実態は?/【9月議会報告6】公立夜間中学について(1)

議会での一般質問の報告を続けます。
今日から新しい大項目の公立夜間中学設置についてです。

今日の質問は議会録画の25分30秒から、29分13秒までです。
https://kurashiki.media-streaming.jp/recording/meeting/detail/949




夜間中学

夜間中学は、病気やいじめで学校が満足に通えなかった人児童や、外国籍児童など、基礎学力に問題を抱えた児童、あるいは彼ら/彼女らが大人になった後の学び直しの場です。

👉「夜間中学のご案内」文部科学省ホームページ
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/05/01/1378523_1.pdf


中学修了の基礎学力を備えていない人たちの実態は、一般的にあまり知られていませんが、例えば漢字への理解が不足すれば、街の看板/表示が理解できないなど、直ちに生活に困難を来たします。

私は、一般社団法人岡山に夜間中学を作る会の城之内理事長と知り合いその活動を知るなかで、少しでも夜間中学設立・普及のお手伝いをしたいと考え、倉敷市での行政の対応を質しました。今日から何回かに分けて報告します。

👉 岡山に夜間中学をつくる会ブログ
https://note.com/okayachu



質疑と答弁の概要

まず、夜間中学を必要とする可能性があるグループの規模から聞きました。

Q9 不登校児童の数はどのくらいいて、近年増えているのか減っているのか?
Q10 不登校児童は中学卒業後はどうなっているか? 進学したのか、家にいるのか?
Q11 外国籍の不就学児童の数はどのくらいいるのか?
(Qの数字は、前の大項目から連続して番号を振っています)


不登校生徒児童は次の通りです。
    平成26年  令和元年  増減
小学生 112人    218人   +106人
中学生 302人    334人   +32人

決して少ない数ではなく、またここ5年で増加しております。特に小学生は倍増ペースで、これ自体大きな問題と言えます。

卒業後は、99%以上の生徒が高校へと進学しており、統計上ほぼ全員進学しているようです。
ただし、高校進学後も不登校を続ける子は少なからずいると思われ、統計だけでわからない実態にも注意する必要があると考えます。

外国籍不就学児童は、倉敷市内に1名のみだとわかりました。
他の自治体では南米系などの外国籍不就学児童が問題となっておりますが、倉敷市においてはその問題はほぼないと、少なくとも市の教育員会では理解しております。


👇 詳しくは下のレポートをご覧ください 👇

219議会質疑投稿5_ページ_1
219議会質疑投稿5_ページ_2
つづく








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