今回の舞台は、初めての倉敷市内(!?)下津井沖の釜島です。
8:00 集合
倉敷市議会議員 芦田泰宏のブログです。








大問1.「社会的包摂の価値の普及」つづき
Q3. 今年50周年を迎える倉敷市民憲章は、素晴らしい内容だと考えている。
一方で、将来に向け、「社会的包摂」 や「持続可能な社会を目指す」 といったコンセプトを、より明確に反映するよう改訂を検討してはどうか?
よく読めば、今のままでもそうした内容も含まれている、という考え方もあろうが、 年に何度も読み返さない一般の市民の方には、一目読んで理解できることが大切。
本当に大切なものであれば、常に内容を磨いておきたい。どう考えるか?
(録画該当箇所:6分51秒~8分13秒)
A3. 答弁者:市長
倉敷市民憲章は、3市合併5周年を記念して昭和47年に制定。市民公募を経て作った思いのこもったもの。 50年前に作ったものとは思えぬほど世界的な価値を反映している。子ども向けに分かり易く言い換えた「倉敷っ子憲章」なども作り、理解促進に努めている。
改訂は考えていない。 (録画該当箇所:37分39秒~41分07秒)
解説と所感
倉敷市民憲章とは
まず、倉敷市民憲章とは以下の通りです。
倉敷市民憲章
私たちは、日本のふるさと瀬戸内海と母なる高梁川にはぐくまれ、古い伝統と洋々たる未来にかがやく倉敷市民の誇りをこめて
一、自然を生かし、緑と花のあるきれいな環境をつくります。
一、人間をたいせつにし、青少年には夢、老人には安らぎのあるあたたかい社会をつくります。
一、秩序を守り、平和で安全なまちをつくります。
一、働くことによろこびをもち、明るく健康な家庭をつくります。
一、教養を高め、世界と通じ、個性ある文化をつくります。
市のHPからも見ることができます。
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/1798.htm
誰でもが納得できる、とてもいいものだと素直に思います。
一方で、SDGsは国連総会で人類社会において「普遍的」と宣言され、大いに共感的できると感じる中、本市の憲章にも反映させてはどうかと考えました。
「社会的包摂」は、2項目目の「人間を大切にし」に含まれていると読めなくもありませんが、最大のキーワードである「持続可能」はそれに類する表現もありません。 一般の市民の方には、一読して理解できることが大切です。
改訂は考えていません
執行部回答(市長が答弁しました)は、改訂は考えてないということでした。
50年変えていないものなので、改訂には相当なエネルギーが要りそうですし、市民憲章なんてそう簡単に変えるものではない、という考え方は理解できます。
一方、市民憲章が大事であれば、常に磨きをかけなければならないとも思いました。
旧答弁で紹介された倉敷っ子憲章は、市HPから見ることができます。
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/32404.htm
また市民憲章制定は、主に昭和40年代から始まる運動で、大きな自治体は設けているところが多いです。近隣自治体のものを、参考まで貼っておきます。
岡山市:https://www.city.okayama.jp/shisei/0000020691.html
福山市:https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/kyodo/2546.html