倉敷市議会議員 あしだ泰宏ブログ - あしたを創るあしだです!

倉敷市議会議員 芦田泰宏のブログです。

#新風くらしき

2026年8/9月議会(ジーンズ議会)が開かれています

倉敷市議会では現在、8・9月議会が開かれています。

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この時期の議会では、毎年デニム製品を身に着けて議場に入ることになっており、通称「ジーンズ議会」と呼ばれています。

地元・児島は国産ジーンズ発祥の地。
私は地元議員でもありますので、ボトムスだけでなく、シャツまたはカーディガンもデニムという上下デニムで参加しています。

RNC西日本放送のニュースでも紹介されました。
53秒付近に私も一瞬登場します。

https://news.ntv.co.jp/n/rnc/category/culture/rn16019b224c6646688f375b6e3d370e82


そして、9月7日(月)は一般質問に立ちます。
今回は午前10時から、トップバッターです。

質問するテーマは、大きく3つです。


⒈【頻発する集中豪雨から市民の暮らしを守る内水氾濫対策】

近年、全国各地で短時間の激しい雨による道路冠水や内水氾濫が相次いでいます。「想定した雨まで排水できればよい」という考え方だけでは、市民の暮らしを守れない時代になっているのではないか、という問題意識から質問します。

・倉敷市雨水管理総合計画の見直しはどこまで進んでいるのか
・現在の計画降雨「1時間46ミリ」は、近年の降雨実績や気候変動を踏まえて再検証すべきではないか
・現在2地区となっている重点対策地区の設定は妥当か
・市内35か所の主要排水機場の改修・整備は、その後どこまで進んだのか
・豪雨と停電が重なった場合、排水機場をどう動かすのか
・豪雨と満潮・高潮が重なり、排水先の水位が上昇した場合をどこまで想定しているのか
・想定を超える豪雨に備え、アンダーパスや低地への車両進入などについて市民への情報提供を強化すべきではないか

令和4年9月・12月議会で取り上げた排水機場や停電対策についても、4年後のフォローアップを行います。


2.【避難所の生活環境確保】

避難所は単に「雨風をしのげる場所」であればよいのではなく、避難したことで健康を損なわない生活環境が求められています。

そこで、

・床、室温、トイレ、電源、プライバシーなど、指定避難所の生活環境を市はどう評価しているのか
・避難所を一律に運営するのではなく、施設ごとの特性を生かした受入れができないか
・畳敷きで比較的小規模な柔道場など、武道館を一般避難所を補完する「環境に配慮した避難スペース」として活用できないか
・実際の災害時に使えるよう、受入れ対象や開設基準、必要資機材などを平時から整理しておくべきではないか

を尋ねます。


3.【これからの時代に求められる新中央図書館のあり方】

新しい中央図書館については、「建物を新しくする」「複合施設にする」という話だけでなく、そもそもこれからの時代の図書館は何をする場所なのか、という議論が必要だと考えています。

インターネット検索や生成AIによって、市民が知識や情報を得る方法は大きく変わりました。

そこで、

・図書館を利用していない市民が一定数いる現状をどう分析しているのか
・書籍だけでなく、多様な情報媒体への「知へのアクセス」を新中央図書館の基本機能として考えるべきではないか
・市は、新中央図書館そのもののコンセプトをどう考えているのか
・若者や現在図書館を利用していない市民も含め、「これからの図書館像」を検討する機会を設けないのか

を質問します。

一般質問は9月7日(月)午前10時から。
今回の議会でも、市民生活に直結する課題と、倉敷のこれからを左右する課題の双方をしっかり議論してきます。

※写真は倉敷市議会公式Instagramからお借りしました。

#倉敷市議会 #倉敷市 #児島 #あしだ泰宏 #新風くらしき #一般質問 #ジーンズ議会 #内水氾濫 #豪雨対策 #避難所 #防災 #中央図書館 #図書館

【8月29日開催】第14回 市政ご相談会「Diane's Hour」のご案内

市議として活動していると、

「議員って普段どこにいるの?」
「相談したいことはあるけど、どこに行けばいいの?」
そんな声をいただくことがあります。

市議会議員と地域の皆さんとの距離を少しでも縮めたい。
そんな思いで続けている市政ご相談会「Diane's Hour」も、今回で第14回となりました。


ChatGPT Image 2026年8月25日 1対1

特別な形式はありません。

市政のこと、地域のこと、暮らしの中の困りごとなど、お気軽にお話しください。
もちろん雑談だけでも歓迎です。


予約なしでもお越しいただけますが、他の方のご相談と重なる場合がありますので、事前のご予約をおすすめします。
ご予約・お問い合わせは、あしだ携帯(090-2521-1185)まで。


「市議会議員はここにいます!」


【開催概要】
■日時 8月29日(土・大安)10:00~12:00

■会場 児島市民交流センター 第五会議室
    倉敷市児島味野2丁目2-38

■連絡先 090-2521-1185(あしだ携帯)

#あしだ泰宏 #新風くらしき #倉敷市議会 #倉敷市議会議員 #児島 #DianesHour #市政相談 #出前相談会

株式会社図書館流通センター(TRC)面談報告【後編】 ― 直営+部分委託という選択肢

前稿【前編】では、株式会社図書館流通センター(TRC)の事業実態を、書籍卸事業・受託事業・雇用構造の3つの切り口でご紹介しました。
[前編はこちら👉 http://blog.livedoor.jp/ash_ashida1185/archives/31327746.html]


前編でも述べた通り、TRCは業界の実質的な標準事業者です。ただ、面談の目的は「業界最大手の話を聞いて感心すること」ではなく、倉敷市の今後の図書館運営に活かすことです。本稿【後編】では、面談を踏まえての私自身の所感と、倉敷市への示唆を率直にご報告いたします。

本稿もAIによる整理をベースに、面談で伺った内容と私自身の考察を加えて再構成しています。

5.所感

1)「指定管理化=コスト削減」という単純な期待は成立しない

まず率直に申し上げて、TRC側の説明で最も印象的だったのは、「指定管理制を採用すると必ずなんでも良くなるとは限らない」という、事業者としては極めて率直な認識でした。

具体的には、コスト面での重要な分岐点として、「直営時の正規職員比率が6割以上ならコストダウンの可能性はあるが、それ未満なら同等か、むしろコストアップになり得る」との説明を受けました。

これは、市議会の議論において決定的に重要な前提です。「民間委託すれば安くなる」という単純な期待は、少なくともTRC自身が否定しているのです。営業する側がこれを言うということは、業界の実態としてそうなのだと受け止めるべきでしょう。

2)複合施設一括受託の限界 ― 下関市事例との符合

もう一つ重要だったのは、複合施設一括受託についての率直な認識です。

TRC側は、「複合施設全体を一括して指定管理を受託する能力は小さく、単独では無理」と明言されました。他事業者とのJV等での対応が必要となり、例えば倉敷市の市民交流ゾーン整備に含まれる郷土資料館の管理は単独では受託困難とのことでした。

この発言は、下関市立中央図書館の失敗事例と正確に符合します。下関市では、複合施設「DREAM SHIP」全体の指定管理に付随する形で図書館運営まで委ねた結果、司書の大量退職や地域資料継承機能の劣化を招き、最終的に図書館部分のみ再直営化に至りました。

倉敷市の新中央図書館整備において、「複合施設全体を一括して1社に委ねる」という発想は、業界最大手ですら困難と認める領域であることを、しっかり押さえておく必要があります。

3)「直営 + 部分委託」という選択肢

前編でも触れましたが、TRCの受託599館中174館(約3割)が部分業務委託であるという事実は、本市の議論において重要な発見です。

つまり、業界最大手の業務は「全面指定管理」か「全面直営」かの二項対立ではなく、司書の専門性が最も発揮される中核業務と、定型業務を切り分けて、それぞれ最適な形態を選ぶという「機能別ハイブリッド」ともいえる形態が、既に3割の受託先で実践されているのです。

具体的には、次のような切り分けが考えられます。

【直営で維持すべき中核業務】 ・レファレンス機能(利用者の課題解決支援) ・地域資料の収集・整理・継承 ・選書、除籍の判断 ・司書の長期育成

【業務委託で最適化し得る定型業務】 ・貸出、返却事務 ・書架整理 ・バックヤード管理 ・清掃、警備

伊万里市の熱い直営志向、下関市の指定管理者制度失敗事例、TRCの部分委託実績 ―― これら3つを総合して見えてくるのは、「指定管理制導入か否か」ではなく、機能ごとに最適な形態を組み合わせるという現実的な選択肢です。

4)雇用構造の課題は残る ― コスト論だけでは片付かない

一方で、率直に留保すべき点もあります。TRC従業員のうち約7割が契約社員、処遇は直営市職員比で「現状維持か若干悪化」と明言された点です。

これは、TRC側が経営努力を怠っているという話ではなく、指定管理者制度という契約の性質上、5年程度の契約期間を前提とする以上、長期の正社員雇用が構造的に難しいという業界共通の問題です。1)直営時代の経験者を優先的に雇用する、2)指定管理者が民間→民間で後退した時も、前受託先が雇用していた人員を優先するとの説明もありましたが、保証はされていません。

離職率12.6%は業界内では抑制的水準ですが、直営市職員の勤続20年・30年という時間軸で司書を育てるモデルと比較すると、なお差があります。地域資料に精通した司書の育成には10年・20年単位が必要であり、この点は業務委託・指定管理のいずれの形態を採るにせよ、契約設計上の工夫が必要です。

6.倉敷市への示唆 ― 三者の視点を統合する

以上を踏まえ、倉敷市の新中央図書館整備に向けた示唆を整理いたします。

「指定管理導入か否か」の二項対立ではなく、直営+部分業務委託を含めたハイブリッドを本格検討する中核業務は直営、定型業務は業務委託、というTRC受託館の3割で実践されている形態は、現実的な選択肢となりうる。

複合施設一括受託の発想は再考する業界最大手ですら「単独では無理」と認める領域であり、下関市の失敗事例とも符合する。

コスト議論は「正規職員比率6割」の分岐点を意識する安易な削減期待は、TRC自身が否定している。

発注側の力量を高める指定管理料の変動費/固定費設計、KPIの設定、複合施設との切り分けは、全て発注者たる自治体側が設計する事項である。事業者選定以前に本市の準備が問われる。

7.まとめ 

前編・後編を通じての結論として、改めて申し上げたいのは、TRCとの面談は、指定管理者制度の「可能性」と「限界」の双方について、事業者側の率直な認識を確認できた有意義な機会であったということです。

  • 伊万里市民図書館は「直営+市民参画」で成功する図書館の理想像を示した。
  • 下関市立中央図書館は、準備不足のまま指定管理者制度を導入した場合のリスクを示した。
  • 株式会社図書館流通センター(TRC)は、受託事業者側から見た制度の可能性と限界を示した。

この三者の視点を総合し、「何を求める図書館か」を先に定義した上で運営形態を選ぶ、という順序を、倉敷市議会として検討すればいいのではないかと考えます。

TRCの見解に無批判に依拠することも、逆に事業者性を理由に切り捨てることも、いずれも公正ではありません。事業者・自治体・利用者、三者の視点を統合した政策形成を、引き続き議会の場で進めてまいります。

最後になりましたが、貴重な面談の機会を下さった株式会社図書館流通センター中四国支社の皆様に、心より御礼申し上げます。

以上

#倉敷市議会 #倉敷市 #あしだ泰宏 #新風くらしき #TRC #図書館流通センター #指定管理者制度 #業務委託 #新中央図書館 #機能別ハイブリッド

株式会社図書館流通センター(TRC)面談報告【前編】 ― 受託シェア48%の業界最大手が語る「指定管理者制度」の実像

先の会派視察では、伊万里市民図書館(直営+市民参画)と下関市立中央図書館(指定管理者制度導入後に再直営化)という、対照的な2つの図書館運営事例をご報告いたしました。今回はその続編として、指定管理者受託事業者としての業界最大手、株式会社図書館流通センター(TRC)の中四国支社との面談内容をご報告いたします。

本稿もAIによる整理をベースに、面談で伺った内容と私自身の考察を加えて再構成しています。前編では、TRCの事業実態と、事業者側から見た指定管理者制度の姿を、事実関係中心にご報告いたします。

【面談概要】
・日時:令和8年7月16日(木)
・場所:倉敷市議会 第一会議室
・応対者:株式会社図書館流通センター 中四国支社 支社長 前川 智哉 氏、営業部主任 角田 匠 氏

1.なぜTRCとの面談か

倉敷市の新中央図書館整備において、指定管理者制度導入の是非は避けて通れない論点です。伊万里市(直営)、下関市(再直営化)と、いずれも直営寄りの事例を視察してきましたが、議論のバランスを取るには、指定管理者受託事業者側の視点も知っておかなければなりません

TRCは、日本の公共図書館向け書籍卸でシェア約87%、指定管理者受託事業でも全国599館・受託事業者中シェア約48%を占める、業界の実質的な標準事業者です。この事業者が制度をどう見ているかを直接伺うことで、議論の材料を大きく厚くできると考えます。

公明党倉敷市議団により企画された勉強会ですが、同会派のご厚意により他会派にも開放され、我が会派新風くらしきを含む倉敷市議会の殆どの会派にから参加者がありました。

2.TRCとは? ― 「図書館の本屋」

TRCは、まず図書館向けに特化した書籍卸事業者です。公共図書館、小中高、大学図書館等に書籍を販売する「図書館の本屋」であり、全国3,318館の公共図書館のうち2,886館(87%)がTRCから書籍を仕入れています。

単なる卸売にとどまらず、書籍のラミネート加工、バーコードタグ貼付、書誌データの集積(2,957館分の蓄積)まで一貫して提供。全出版社を扱っており、選書における出版社偏向はなく、卸事業と受託事業の間に構造的な利益相反はないと説明を受けました。

同社ホームページ : https://www.trc.co.jp/

3.図書館運営受託事業 ― 全国599館の実績

TRCの図書館運営受託は、1996年以降約30年の歴史があります。現時点で全国599館を受託受託事業者中のシェアは約48%。競合はシダックス、ツタヤホールディングス(CCC)等ですが、TRCが半分近くを占める寡占状態です。

ここで一つ、私自身にとって重要な発見がありました。599館の内訳のうち、425館が指定管理者制度による一括受託、174館が「部分業務委託」による受託だという事実です。つまり、TRCの受託の約3割は「指定管理」ではなく「業務委託」の形態なのです。

「全面指定管理か、全面直営か」という二項対立が語られがちですが、業界の実態はもっと柔軟であることが確認できました。

4.雇用構造 ― 契約社員7割、離職率12.6%

TRCの全従業員10,093名のうち、9,000名が図書館業務に従事、うち6,000名が司書資格保有者です。数字だけ見れば、日本最大の司書雇用主と言えます。

ただし、その雇用形態には注意が必要です。図書館従事者の約7割が契約社員、約3割がパート雇用。契約社員は勤続5年以上で無期契約への転換を選択可能とのこと。

社員離職率は12.6%。図書館業界の指定管理者としては、直感的には高くはないと思われますが、直営市職員の勤続との比較においては、なお慎重な評価が必要な数字です。

そして、直営市職員と比較した処遇については、支社長から「現状維持か、若干悪化する」との説明がありました。この点は、事業者としての誠実さを示すと同時に、司書という専門職の長期育成という論点との緊張関係を示すものでもあります。

次回予告 ― 後編は「所感編」です

後編では、以下のポイントについて、私自身の所感と倉敷市への示唆を率直にご報告いたします。

・「指定管理化すれば必ず安くなる」は本当か(正規職員比率50%の分岐点) ・複合施設一括受託の限界と、下関市事例との符合 ・「機能別ハイブリッド」という第三の選択肢 ・倉敷市の新中央図書館整備への具体的示唆

(後編に続きます)

#倉敷市議会 #倉敷市 #あしだ泰宏 #新風くらしき #TRC #図書館流通センター #指定管理者制度 #新中央図書館 #図書館運営 #会派活動

【参加者募集】倉敷市「イノシシ被害対策セミナー」開催 まだ定員に余裕があります

倉敷市が今年度も「イノシシ被害対策セミナー」の参加者を募集しています。

昨年秋ごろから、市内のイノシシ被害は全体として減少傾向にあります。酷暑の影響や豚熱など、さまざまな要因が推測されていますが、はっきりした分析はまだありません。


一時は爆発的に増えたイノシシです。油断は禁物です。「野生のレジリエンス(しぶとい回復力)」をあなどってはいけません。


今回のセミナーでは、イノシシの習性や効果的な被害防止策について学ぶ座学(約1時間)に加え、侵入防止柵の設置実習(約2時間)も行われます。実践的な内容ですので、地域で対策に取り組まれている方にもおすすめです。


倉敷市ホームページ
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/business/agriculture/1005675/1011851.html


イベントチラシ
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/011/851/flyer3.pdf


申し込みQRコード
R8イノシシ被害対策セミナーフライや_ページ_3


講師は株式会社野生鳥獣対策連携センター岡山支社。農林水産省や猟友会への指導も行う専門家集団です。


私も2024年1月の市政報告会で、一足早く講演をお願いしました。その際も、非常に分かりやすく実践的なお話をいただき、大好評でした。

http://blog.livedoor.jp/ash_ashida1185/archives/24221426.html


http://blog.livedoor.jp/ash_ashida1185/archives/24424570.html





同センターに確認したところ、現時点ではまだ定員に余裕があるとのことです。
R8イノシシ被害対策セミナー

イノシシ被害でお困りの方、地域で対策に取り組まれている方は、この機会をぜひご活用ください。


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【出前相談会】Diane's Hour13を琴浦公民館で開催します

今回も、市政ご相談会「Diane's Hour」を、私の方から地域へ伺う「出前相談会」として開催します。

「議員って普段どこにいるの?」
「相談したいけれど、どこへ行けばいいの?」


そんな声に少しでもお応えしたいと思い続けている取り組みです。

市政のこと、地域のこと、暮らしの中のお困りごとなど、お気軽にお話しください。

もちろん雑談だけでも歓迎です。


現在、10:00~10:30はご予約済みです。
10:30~12:00はご相談いただけます。


できるだけお待たせしないため、ご予約をおすすめしております。

お気軽にお電話ください。

ChatGPT Image 2026年7月17日 22_42_37

【開催概要】

■日時
7月25日(土・大安)
10:00~12:00

■会場
琴浦公民館(和室)
倉敷市児島下の町9丁目2-27

■ご予約・お問い合わせ
090-2521-1185(あしだ携帯)

#あしだ泰宏 #新風くらしき #倉敷市議会 #児島 #琴浦公民館 #DianesHour #市政相談 #出前相談会

【会派視察報告②-後編】山口県下関市立中央図書館 ー「民営化の失敗」か「マネジメントの失敗」か

前稿【前編】では、山口県下関市立中央図書館が指定管理者制度から再び直営に戻すという、全国的にも珍しい経緯をたどった経過をご紹介しました。
[前編はこちら👉http://blog.livedoor.jp/ash_ashida1185/archives/31284875.html

前編でも述べた通り、同館は「導入して、戻した」という貴重な経験をお持ちです。ただ、視察の目的は「事例を知ること」ではなく、倉敷市の今後の図書館運営に活かすことです。本稿【後編】では、視察を踏まえての私自身の所感と、倉敷市への示唆を率直にご報告いたします。

本稿もAIによる整理をベースに、現地で伺った内容と視察後の自分の考察を加えて再構成しています。

5.所感

1)「民営化の失敗」なのか、「発注側マネジメントの失敗」なのか

まず率直に申し上げると、下関市立中央図書館のケースは、「図書館運営は直営と指定管理者のどちらが適切か?」という本質論よりも、「知見や実績のない事業者へ委託を決定してしまったマネジメントの失敗事例」として理解すべきだと感じました。

前編でご紹介した通り、同館の指定管理者制度は、「民間の図書館運営ノウハウに期待して積極的に導入した」というより、DREAM SHIP全体の「施設管理」に付随して決定された印象が強いものでした。図書館運営の実績を評価軸として指定管理者を選んだというより、建物全体の管理者に図書館運営も「ついでに」任せたという構図に見えます。

つまり問題は、「民間に任せたこと」そのものではなく、 ①どのような図書館にしたいのかの定義が曖昧なまま、 ②要求水準書や業務仕様の作り込みが不足したまま(一層の確認が必要かもしれませんが)、 ③図書館運営の知見や実績を持たない事業者に委託した、 という発注側のプロセスの脆弱さにあったのではないか、というのが私の見立てです。

翌日訪問した伊万里市民図書館では、館長が「直営こそが正しい」という信念を熱く主張されていたのが印象的でしたが、下関市立中央図書館では、直営/指定管理の本質論には触れられず、試行錯誤の過程を淡々と説明されるのみでした。この対比自体が、示唆的だったように思います。

(「DREAM SHIP」は
中央公民館・婦人会館・文化会館を統合・複合化して整備されたもの。
おなじ建物に図書館とは異なる施設がの混在。)

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2)図書館機能は変化している ― KPIの再設計が必要

館長のご説明の中で、印象に残った言葉があります。

「近年は、(図書館は)レファレンスや、地域学習の拠点としての機能を求められるなど、変化があり…」

これは非常に重要な指摘です。裏を返せば、指定管理者制度導入当時は、図書館の価値を「貸本」や「書籍閲覧場所の提供」といった、比較的限定した機能として捉えていた可能性があるということです。

そうなると、指定管理者に対して設定されるKPI(評価指標)も、貸出冊数や開館時間といった「数値化しやすいもの」が中心となります。しかし、レファレンス機能や地域学習拠点としての価値は、こうした単純な数値では測れません。

同館の指定管理者制度時代の迷走は、単なる「民営化の失敗」ではなく、「図書館に求められる機能そのものが変化している時代の、試行錯誤の過程」であった、という側面も見逃してはならないと感じました。

また伊万里市民図書館のレポートでも指摘した通り、AIの普及で知の探究の方法論は大きく変わりつつあります。これから作る図書館は、そこから目をそらして機能を議論するわけにはいかないでしょう。忘れてはならない点として指摘させていただきます。


3)札幌市図書・情報館のケース ― 「直営」より「目的の明確化」が本質

運営形態の議論を考える上で、私が過去に視察した札幌市図書・情報館の事例も参考になります。
https://www.sapporo-community-plaza.jp/library.html

同館は、「WORK・LIFE・ART」に特化した課題解決型図書館として、ビジネス分野にも通じた司書による情報提供とレファレンスに力を入れています。貸出は行わず、その場での課題解決に特化するという、大胆なコンセプトを打ち出しています。日本十進分類法も採用せず、独自の書棚構成で利用者の関心に強く訴える工夫もあります。

同館は直営ですが、重要なのは「運営主体の名称(直営か指定管理か)」ではなく、「図書館の目的を明確にし、それを実現できる人材・組織・評価制度を用意している」という点です。

公営図書館といえども、機能の設定は自由であり、その練り込みに時間をかけることこそが本質だと、改めて感じさせられます。

4)経費の推移からは、結論は導き出せない

「指定管理者制度により経費が減るはずが、逆に高くついた」という見方も一部にはあります。しかし、公開されている決算情報は限定的で、厳密に検証するには不十分です。

「民営化→再直営化」と変化した経費推移を見るだけでは、「本質的に民営化が向かない」との判断をするには材料が足りない、というのが正直な結論です。数値の背後にあるサービス品質や機能設定の変化まで含めて評価しなければ、真の判断はできません。

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(司書さんの待つレファレンスコーナー)

6.倉敷市への示唆 ― 「発注する側」の力量を高める

以上を踏まえ、倉敷市の新中央図書館整備に向けた示唆を整理いたします。

「直営か指定管理者か」の二項対立に陥らないこと。本質は運営形態ではなく、図書館の目的定義と、それを実現する体制設計にある。

・仮に指定管理者制度を採用するのであれば、要求水準書・業務仕様書の作り込み、そして業者選定における評価の力量が決定的に重要となる。下関市のケースは、この準備不足が失敗の一因となった可能性が高い。

KPIの設計において、貸出冊数や開館時間といった数値化しやすい指標だけでなく、レファレンス機能、地域学習拠点機能、市民の課題解決への貢献など、図書館の本質的価値を反映できる指標を組み込む必要がある。

・地域資料の継承や司書の育成といった、「長い時間軸」を必要とする機能については、5年程度で契約が区切られる指定管理者制度は本質的に苦手な領域である。直営とのハイブリッド運用や、契約設計上の工夫が必要となる。

7.まとめ ― 「戻せた」勇気に学ぶ

前編・後編を通じての結論として、改めて申し上げたいのは、下関市のケースは「一度導入した制度を、勇気を持って見直し、戻した」貴重な事例であるということです。

多くの自治体では、一度決めた制度をなかなか見直せません。しかし下関市は、現場で起きている問題を直視し、原初の構想に立ち返るという判断をされました。この点は率直に評価されるべきだと思います。

同時に、この事例が示すのは、「制度そのものの善悪」よりも「発注する側の力量」がいかに重要かということです。倉敷市が新中央図書館の整備を進めるにあたっては、運営形態の議論に先立って、「どのような図書館を目指すのか」の徹底した練り込みが必要であると、強く感じました。

今回下関市で伺った知見を、伊万里市民図書館の事例と併せて、倉敷市議会の場でもしっかり活かしてまいります。

最後になりましたが、ご多忙の中、丁寧にご対応くださった下関市立中央図書館の皆様に、心より御礼申し上げます。

#倉敷市議会 #倉敷市議会議員 #倉敷市 #あしだ泰宏 #新風くらしき #会派視察 #下関市立中央図書館 #指定管理者制度 #再直営化 #新中央図書館 #山口県下関市

【会派視察報告②-前編】山口県下関市立中央図書館―指定管理者制から直営方式に戻した図書館

前回、佐賀県伊万里市民図書館の視察報告(前編・後編)をお届けしました。今回はその前日(令和8年5月8日)に訪問した、もう一つの視察先である山口県下関市立中央図書館についてご報告いたします。


伊万里市が「直営+市民参画」で成功を収めている図書館だとすれば、下関市立中央図書館は、一度は指定管理者制度を導入したものの、様々な問題を経て再び直営に「戻した」、全国的にも珍しい経緯を持つ図書館です。


本稿もAIによる整理をベースに、現地で伺った内容と視察後の自分の考察を加えて再構成しています。前編では視察の概要と、指定管理者制度導入から再直営化までの経緯を、事実関係中心にご報告いたします。


【視察概要】
・日時:令和8年5月8日(金)13時~14時30分
・視察先:山口県下関市立中央図書館(生涯学習プラザ「DREAM SHIP」内)
・応対者:﨑野美也子 館長、大石敦磨 副館長、水戸麻規子 館長補佐

1.なぜ下関市立中央図書館を視察先に選んだのか

倉敷市においても、新中央図書館の整備に伴い、「指定管理者制度を導入すべきか、直営とすべきか」の検討が今後本格化していくことが予想されます。

下関市立中央図書館は、一度は指定管理者制度を導入したにもかかわらず、運営上の様々な問題が表面化し、再び直営に戻したという、全国的にも大変珍しい経緯をたどっています。しかも、結果的に運営予算も削減できたとのこと。

この「導入して、戻した」という貴重な実体験をお持ちの現場から学ぶことで、本市の議論に厚みを持たせたいというのが視察先選定の理由です。

2.「DREAM SHIP」― 図書館は複合文化施設の一部

まず押さえておきたいのが、下関市立中央図書館は単独の図書館建物ではないという点です。

同館は、市立生涯学習プラザ「DREAM SHIP(ドリームシップ)」という複合文化施設の4階~6階に入居しています。DREAM SHIPは、かつて別々に存在した中央公民館・婦人会館・文化会館を統合・複合化して整備されたもので、市民ホール(大805席・小204席)、多目的ホール(360席)、各種会議室、料理教室、音楽室、茶室などを備える総合文化拠点です。

・建物全体の延べ床面積:18,408㎡ ・図書館部分の延べ床面積:約4,000㎡ ・蔵書数:約45万冊

この「図書館は複合施設の一部」という構造が、後述する指定管理者制度導入の判断にも大きな影響を与えることになります。

下関市中央図書館1
下関市立中央図書館(こども図書のコーナー)にて


3.整備の経緯 ― PFIからDBO、そして指定管理者制度へ

同館の整備は、平成の大合併に伴う合併特例債の活用を前提に構想されました。時系列で整理すると次の通りです。

・平成16年度:
基本計画策定 ・平成17年度:整備手法をPFI方式からDBO方式(Design-Build-Operate=公設民営方式)に変更 ・平成19年度:指定管理者選定(合人社計画研究所グループと協定締結)。この時点では、図書館運営は「直営維持」の方針

・平成21年度:
DREAM SHIP竣工。開館直前になって、中央図書館も同一の指定管理者に委託することを決定

・平成27年度:
運営上の問題が表面化。図書館部分のみ再度直営化へ変更

ここで注目すべきは、当初は「図書館は直営を維持する」方針だったにもかかわらず、開館直前になって指定管理者制度への変更が決まったという点です。

その理由としては、①設計・建設・維持管理を一括化し、DREAM SHIP全体を一体運営するほうが効率的、②民間ノウハウを活用する、といった説明がなされたそうです。

しかしながら、下関市内の他の小規模図書館5館は直営を維持していることを考えると、中央図書館の指定管理者化は、「民間の図書館運営ノウハウに期待して積極的に導入した」というより、「DREAM SHIPの施設管理に付随して決定された」という印象を、私は受けました。

4.指定管理者制度の下で起こった問題

さて、開館直前に指定管理者制度が導入されたわけですが、その後、様々な問題が表面化することになります。

①司書の大量離職 :開館日数の拡大や営業時間の延長は、司書の労働強化につながりました。処遇への不満から司書が大量退職。代わりに採用した人員も定着せず、業務遂行そのものが危ぶまれる状況に陥ります。

②地域資料継承機能の劣化: 郷土資料や地域資料に精通した職員が不足し、地域資料の継承にも悪影響が及びました。図書館の重要な社会的機能の一つである「地域の知の記憶装置」としての役割が損なわれてしまったわけです。

③一括再委託の問題: 指定管理業務が、特別目的会社(SPC)の代表企業へ一括で再委託されていた点も問題視され、市のガイドラインとの整合性が課題となりました。

④コスト管理思想の違い(私見): これは私の推察ですが、貸出冊数に連動する変動型の委託料が採用されていたため、固定費で管理できる直営方式とは根本的にコスト管理思想が異なっていたのではないかと思います。利用が増えれば費用も増える構造で、コストにキャップがかけられないわけです。

これらの問題を受け、最初の契約期間である5年を経過した後、原初の構想通り図書館のみを直営に戻すことになりました。DREAM SHIP建物本体の運営については、(公財)下関市文化振興財団という準外郭団体を非公募で指定するという、いわば旧来型の体制へと一気に舵を切り直したことになります。

次回予告 ― 後編は「所感編」です

後編では、以下のポイントについて、私自身の所感と倉敷市への示唆を率直にご報告いたします。

・下関のケースは「民営化そのものの失敗」なのか、「発注側のマネジメントの失敗」なのか ・図書館に求められる機能はそもそも変化しているのではないか
・過去に視察した札幌市図書・情報館の事例との比較
・倉敷市の新中央図書館整備への示唆


(後編に続きます)


#倉敷市議会議員 #倉敷市 #あしだ泰宏 #新風くらしき #会派視察 #下関市立中央図書館 #指定管理者制度 #直営 #再直営化 #新中央図書館 #山口県下関市

【会派視察報告-後編】佐賀県伊万里市民図書館 ― 直営か指定管理者か、そして倉敷市の図書館づくりへ

前稿【前編】では、佐賀県伊万里市民図書館の運営の特色を、市民参画・直営・司書育成・レファレンスの4つの切り口でご紹介しました。
[前編はこちら👉
http://blog.livedoor.jp/ash_ashida1185/archives/31259884.html

前編でも述べた通り、同館の運営ぶりには目を見張るものがありました。ただ、視察の目的は「感心して帰ってくること」ではなく、倉敷市の今後の図書館運営に活かすことです。本稿【後編】では、視察を踏まえての私自身の所感と、倉敷市への示唆を率直にご報告いたします。
本稿もAIによる整理をベースに、現地で伺った内容と視察後の自分の考察を加えて再構成しています。
 

5.所感
1) 「直営だから成功した」のか、「投資したから成功した」のか

まず率直に申し上げて、伊万里市民図書館の運営ぶりは素晴らしいものでした。市民参画は形式ではなく実態を伴っており、司書のプロ意識も高く、地域に深く根を張った図書館の姿がそこにありました。
その上で、冷静に押さえておきたいのが、同館が平成7年の開館時に、当時としては高額ともいえる約23億円を投じて整備されており、また現在でも年間1億円を大きく上回る運営予算で経営されているという事実です。初期投資額は伊万里市の規模から見ても大きな投資であり、「市として図書館運営に本気で力を入れる」という明確な意思表示であったといえます。つまり同館の成功は、「直営を選んだから」というよりも、自治体としてどこまで本気で図書館に投資し、どこまで市民参画を制度として支え続けたか、という判断の総体の結果である、と受け止めるのが適切と考えます。

伊万里市では開館に先立ち、図書館設置条例にて

「伊万里市は、すべての市民の知的自由を確保し、文化的かつ民主的な地方自治の発展を促すため、自由で公平な資料と情報を提供する生涯学習の拠点として伊万里市民図書館を設置する。」

と定めました。

漫然と公営貸本業施設として整備するのではなく、事前に図書館設置条例にて、図書館の機能、あり方を確りと練り込んだ自治体は非常に少ないはず。この点も他の自治体の見本であると同時に、同市の図書館事業に対する思い入れの強さの証左とも言えます。

運営形態の議論の前に、「どれだけ本気で図書館に向き合うか」という覚悟の議論がある ―― これが視察の最大の収穫でした。
 

2) 「民間には無理」と決めつけてよいか同館が強調する、
・質の高いレファレンス機能
・利用者の知的好奇心を刺激するサービス
・市民活動を呼び込む場としての図書館
などの長所は、本質的に民間企業には対応不可能な領域とまでは、私は言い切れないと感じました。

確かに前出の図書館設置条例の条文は、「すべての市民の知的自由を確保し」、「民主的な地方自治の発展を促す」、「自由で公平な資料と情報を提供する」など、一見すると民間の営利主義とは親和性が低いと読む人もいるかもしれません。

しかしながら、顧客満足度が死活問題となる民間企業に対し、募集時の仕様書でこれらの役割を明確に規定すれば、民間でも対応できる余地は十分にあり得るのではないかと思います。

むしろ懸念すべきは、「民間=商業主義であり、公営図書館には馴染まない」というシンプルな拒絶反応が先行することで、優秀な企業関係者が距離を置き、かえって自治体側の機会損失を招くことです。

書棚の整理や本の貸し出し/返却の作業は単純作業であり、司書が担うべき理由となる高度な知見は要求されないと思われます。また館内清掃などは、伊万里市民図書館でも、外部業者に委託しているそうです。「何がなんでも全面一括直営化」という話ではなく、直営部分を残しつつ、同時にコストの最適化も図る、そのバランス点をどうする、かという議論ではないかと思います。

一方で、前編でご紹介した通り、司書育成という「時間軸」に関しては、雇用に期限が設けられない直営方式に一定のアドバンテージがあることも事実です。ここは5年間など委託期間を区切られる指定管理者制度が本質的に苦手とする領域であり、直営の強みとして正当に評価されるべき点だと考えます。

3) ネット時代における司書機能をどう再定義するか
もう一点、正直に触れておかねばならないのは、インターネットやAIの普及です。広範な情報検索、書籍情報の検索、書評や関連書の探索――かつて司書が独占的に担ってきた機能の一定部分は、既にネット検索や館内の書籍検索端末で代替可能になっています。(個人の性向として)自分専用の本を購入して、書き込みをして使いたい私は、ある時期からアマゾンによる書籍検索や類似本紹介機能を利用し、図書館は利用しなくなりました。似た経歴をお持ちの方はいるはずです。

(また、余談ですが、筆者自身、ある市立図書館で探したい本の相談した際、司書により館内の検索端末に案内された経験があります…。)

だからこそ、これからの司書には「検索の代行」ではなく、「書籍による知的探究の伴走者」としての役割が求められます。伊万里市民図書館は、まさにその方向で司書機能を再定義し、レファレンスと市民参画にリソースを集中することで、ネット時代でも代替されない価値を生み出しているように見えました。もちろん購入する新刊書選定や、地域資料の保存の価値判断も司書に継続的に求められる価値発揮場面でしょう。

「司書は直営での雇用か、指定管理者が雇用するのか」の検討ではなく、「これからの司書に何を担ってもらうのか」を先に定義することが、運営形態の議論よりも先に必要ではないか、と強く感じました。

また、それほど価値のある司書の機能であれば、直営により、「司書の雇用を守る」、「処遇の悪化を防ぐ」といった議論ではなく、司書を特別職化し、処遇を向上させることも選択肢になるはずです。

4) 倉敷市の現状「利用率26%」という数字
そして、忘れてはならないのが、倉敷市自身の現状です。
本市の新中央図書館整備に先立ち、令和4年2月に実施された市民アンケートでは、「過去1年に図書館を利用したことがある」と答えた方は全体の26%に留まりました。しかも、そのうち約53%は「年に数回程度」の利用です。

「複合施設における図書館の在り方についてのアンケート」 の集計結果について  (リンク資料の4ページご参照)👇https://www.city.kurashiki.okayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/018/993/libraryquestionnaire.pdf

つまり、現在の図書館は市民の一部にしか届いていないのが実態です。この現状を踏まえずに「直営か指定管理者か」という運営形態論だけを議論しても、市民の暮らしにとっての実益は乏しいのではないか、というのが正直な思いです。
 

6. 倉敷市の図書館づくりへ ― 複合施設化という方向性同時に、この「利用率26%」という現状をそのまま是とすることも問題です。
本市が現在検討している、図書館を複合施設化して、本との接点や入口を増やすアプローチは、その意味で的を射たものだと考えます。

庁舎等再編整備事業(市民交流ゾーン)の基本設計 概要版(2ページ目の「基本理念」ご参照)👇
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/023/368/kihonsekkei_gaiyou.pdf

図書館を「本を借りに行く場所」から、「立ち寄ると自然に本と出会える場所」「多世代が交流する場所」へと再定義する。伊万里市民図書館の市民参画のノウハウは、倉敷市の方向性と通底するものがあると感じました。
伊万里図書館2

7.まとめ ― 覚悟の話に行き着く前編・後編を通じての結論として、改めて申し上げたいのは、「直営か指定管理者かという議論は、つまるところ、自治体がどこまで本気で図書館に向き合うかという覚悟の話に行き着く」ということです。
  • 伊万里市が直営+市民参画で成功しているのは、直営という形式のおかげではなく、多額の初期投資と、市民・司書・議会が長年積み上げてきた蓄積の結果である。
  • その本質は、指定管理者制度の下でも、仕様書と評価の設計次第で相当程度実現し得る。行政コストの適正化はいつであっても必要である。
  • ただし、10年・20年で司書を育てるという点においては、直営に優位性がある。
  • そして何よりも、利用率26%という倉敷市の現状を出発点に、複合施設化を含めた「入口を増やす」戦略を丁寧に組み立てていくことが必要である。

今回伊万里市で伺った知見を、倉敷市の議会の場でもしっかり活かしてまいります。

最後になりましたが、休日にもかかわらず長時間にわたり丁寧にご対応くださった伊万里市民図書館並びに、図書館フレンズいまりの皆さまに、心より御礼申し上げます。

下関市立中央図書館の視察報告は、別記事にてご報告いたします。

#倉敷市議会 #倉敷市 #あしだ泰宏 #新風くらしき #会派視察 #伊万里市民図書館 #指定管理者制度 #直営 #新中央図書館 #佐賀県伊万里市

【会派視察報告-前編】佐賀県伊万里市民図書館 ― 「市直営+市民参画型」の現場を訪ねて

令和8年5月8日~9日の2日間、会派で山口県下関市と佐賀県伊万里市の2つの図書館を視察してきました。
下関市立中央図書館の報告は別記事にまとめますので、本稿と次稿の2回に分けて、2日目に伺った 伊万里市民図書館 の視察内容をご報告します。
https://www.library.city.imari.saga.jp/
倉敷市では現在、新中央図書館の整備に向けた議論が進んでいます。運営形態を「市直営」とするか「指定管理者制度」とするかは、全国の自治体でも常に論点となるテーマです。伊万里市民図書館は、民営化や指定管理者制度に最初から距離を置き、直営+市民参画型の運営で成功を収めていると全国的に評価されている図書館。今回はその「成功の中身」を、自分の目で確かめに行ってまいりました。

本稿は、視察で配布された資料をAIにより編集し、現地で伺った内容と、視察後の私自身の所感を加えて再構成しています。前編(本稿)では、まず現地で見聞きした「事実」の部分をご紹介し、私自身の所感と倉敷市への示唆は、後編にまとめます。

【視察概要】
・日時:令和8年5月9日(土)9時30分~11時30分
・視察先:佐賀県伊万里市 伊万里市民図書館
 
――――――――――――――――――1.なぜ伊万里市民図書館を視察先に選んだのか全国的に、公共図書館の運営を民間事業者に委ねる「指定管理者制度」の導入は着実に広がっています。効率化・利便性向上といったメリットが語られる一方、司書の専門性や長期的な蔵書構築の観点から慎重論も根強くあります。
そんな中、伊万里市民図書館は、
・民営化や指定管理者制度から最初から距離を置き、「市直営」を貫いていること
・単なる直営ではなく、「市民参画型」の運営で運営そのものに市民が入り込んでいること
・その結果、地域に根差した図書館として、視察が絶えない存在となっていること
という点で、他の図書館とは一線を画す存在です。
「なぜ直営で成功しているのか」「市民参画とは具体的に何をどこまでやっているのか」
倉敷市の今後の図書館運営を考える上で、外せない事例だと判断し、視察先に選定しました。
尚今回は、倉敷市議会の4会派合同での視察です。 

2.市民参画の仕組み ―「図書館フレンズいまり」の存在
同館の運営を語るうえで欠かせないのが、「図書館フレンズいまり」 の存在です。
図書館フレンズいまりは、伊万里市民図書館を応援・支援する市民ボランティア組織で、単なる「お手伝い団体」にとどまらず、図書館の企画・事業運営そのものに深く関わるのが特徴です。

・読み聞かせや講座などのイベント企画・運営
・書架整理や蔵書メンテナンスへの参加
・地域の歴史・文化資料の掘り起こしと共有
・図書館と市民をつなぐ「橋渡し役」としての活動

今回の視察には、そのフレンズいまりの役員の方々、そして伊万里市議会議員の盛泰子先生(同館の生みの親のお一人として全国的に知られる方)が同席してくださり、行政・議会・市民ボランティアの三者から生の声を伺うことができました。

印象的だったのは、皆さまが口を揃えて仰った、

「図書館は行政のものではなく、市民のもの」
という一言です。単なるスローガンではなく、実際の企画会議や意思決定の現場に市民が入り、館長・司書と対等に議論している実態が伝わってきました。
3.直営で運営される「意味」 ― 司書育成という時間軸同館の運営で強調されていたもう一つのポイントが、司書の育成です。
指定管理者制度の場合、事業者との契約は数年単位で更新されるのが通例で、雇用にも自ずと期限が生じます。一方、直営方式であれば、雇用に期限が設けられず、長い時間軸で司書を育てることができる
・地域の歴史や産業に精通した司書
・利用者一人ひとりの関心を覚えている司書
・「あの本ならあの棚の三段目」と即答できる司書
こうした「顔の見える専門性」は、一朝一夕では育ちません。長期雇用を前提とした直営だからこそ蓄積できる無形資産である、というのが同館の主張と感じ、一理あると感じました。


 
4.市民の知的好奇心を引き出す「レファレンス」同館では、単に「本を貸す」のではなく、「利用者の問い」に司書が併走するレファレンス機能を非常に大切にされています。・調べものの入り口を一緒に整理する
・関連書籍・関連資料を横断的に提示する
・場合によっては市民活動や地域団体につなぐ
このプロセスを通じて、利用者の知的好奇心そのものを刺激し、次の学びや活動へと誘う 
これが「伊万里流」の図書館サービスの根幹でした。

利用者の側も、単なる「本の貸出先」としてではなく、「相談できる場所」「一緒に考えてくれる場所」として図書館を使いこなしている印象を強く受けました。

 
次回予告 ― 後編は「所感編」ですここまで、伊万里市民図書館の運営の特色を、市民参画・直営・司書育成・レファレンスという4つの切り口でご紹介しました。
確かに、同館の運営には目を見張るものがあります。ただ一方で、これをそのまま倉敷市に当てはめてよいのか、「直営だから成功したのか」「民間には本当に無理なのか」――視察を終えて、私の中にはいくつかの問いが残りました。

次稿【後編】では、

・平成7年に投じられた23億円という初期投資の意味
・「民間=商業主義」と切り捨ててよいのか
・ネット時代における司書機能の再定義
・令和4年市民アンケートで利用率26%という倉敷市の現状をどう捉えるか

といった論点について、私自身の所感を率直にご報告いたします。

(後編に続きます)

#倉敷市議会 #倉敷市 #あしだ泰宏 #新風くらしき #会派視察 #伊万里市民図書館 #図書館フレンズいまり #市民参画 #直営 #新中央図書館 #佐賀県伊万里市
 

第12回 Diane's Hour ご相談ありがとうございました

6月21日(日)に開催した市政ご相談会「Diane's Hour 12」は、多くの方にお越しいただきました。

2時間の間に3組5名の方からご相談やご意見をいただき、あっという間の時間となりました。

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(👆会場となった御前堂集会所)

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どのような内容が寄せられているのかご関心をお持ちの方もおられると思いますので、個別案件が特定されない範囲でご紹介します。

  • 地域の大雨災害対策と土木課題
  • 地域活性化イベントへの協力依頼
  • 倉敷市の関連団体や企業に関するお問い合わせ

また、直前に通学路の安全に関するご相談も電話でいただきました。日程の都合でご参加は叶いませんでしたが、継続して対応しております。

市政に関することはもちろん、地域活動や暮らしの中で気になることなど、さまざまなお話を伺っています。

「こんなことを相談してよいのだろうか」と思われる内容でも構いません。お気軽にお声掛けください。

次回のDiane's Hourは、

【7月25日(土)10:00~12:00】

に開催予定です。


会場は改めてご案内いたします。


以上

#市政相談 #DianesHour #市民相談 #地域づくり #倉敷市議会議員 #倉敷#あしだ泰宏 #新風くらしき



第12回 Diane's Hour 出前相談会(御前堂地区開催)

第12回 あしだ泰宏 市政ご相談会(Diane's Hour12)のご案内

市議として活動していると、

「議員って普段どこにいるの?」
「何をしているの?」
「相談したいことはあるけど、どこに行けばいいの?」


そんな声をいただくことがあります。

その距離感を少しでも縮められればと思い、市政ご相談会「Diane's Hour」を続けています。


今回は少し趣向を変え、私の方から地域へ伺う「出前相談会」として開催します。

会場は児島稗田町の御前堂集会所です。


特別な形式はありません。
市政のこと、地域のこと、暮らしの中の困りごとなど、お気軽にお話しください。

もちろん雑談だけでも歓迎です。


現在、10時から11時30分まではご予約をいただいております。
11時30分から12時までの30分のみご相談いただけます。

お近くの方でご都合が合いましたら、お気軽にお声掛けください。

ChatGPT Image 2026年6月16日 08_48_38

【開催概要】
■日時
6月21日(日・大安)
10:00~12:00

■会場
御前堂集会所(児島稗田町)

※住所表示がないため、Google Mapsで下記座標を検索してください。
34.505130, 133.796170


■連絡先
090-2521-1185(あしだ携帯)

#あしだ泰宏 #新風くらしき #倉敷市議会 #倉敷市議会議員 #児島稗田町 #御前堂 #DianesHour #市政相談 #出前相談会

明日一般質問に立ちます(人口減少時代の人材確保・空き家対策・短大連携

明日、倉敷市議会6月定例会で一般質問を行います。


私は当日の2番目(質問順9番)です。

前の議員の質問時間によりますが、開始はおおむね10時30分~11時頃になる見込みです。


今回のテーマ
今回の質問テーマは次の3項目です。

【1】人口減少時代における倉敷市役所の人材確保と組織運営
・大量退職期を見据えた採用計画
・採用競争率低下への対応
・技術職不足対策
・職員の定着率向上
・柔軟な働き方の推進
・U・J・Iターン人材の活用 など


【2】空き家化を防ぐ「家じまい」支援と庁内連携
・一時多量ごみ制度を活用した家じまい準備支援
・高齢者支援センターと連携した空き家発生予防


【3】倉敷市立短期大学の連携
・倉敷鷲羽高校との高大連携
・地域共創拠点としての役割
・卒業生の市内定着戦略


人口減少、空き家、若者定着、短大移転と地域との連携はいずれも倉敷市の将来に関わる重要な課題です。
しっかり議論してまいります。



インターネット中継します
【生中継】
https://kurashiki.media-streaming.jp/live/




【録画中継】
https://kurashiki.media-streaming.jp/recording/meeting/



#倉敷市議会議員 #一般質問 #あしだ泰宏 #新風くらしき #人口減少対策 #空き家対策 #家じまい #倉敷市立短期大学 #倉敷鷲羽高校 #児島駅前移転


以上



6月議会開会 市長提案理由説明から見る倉敷市政の現在地

本日、倉敷市議会6月定例会が開会しました。


会期は6月26日までです。

議会初日には市長から提案理由説明が行われますが、今回は例年より内容が充実しており、市政の現状や今後の方向性を知る上で参考になる内容でした。


原文はこちら
https://gikai-kurashiki-kouhou.backshelf.jp/bookview/?filseq=6770


市民の皆さまにも分かりやすいよう、AIによる要約をベースに整理し、関連リンクも追加しました。

【主な内容】
・中東情勢を受けた市内企業支援
・省エネと脱炭素の推進
・防災・減災対策の強化
・アニメ等デジタルコンテンツ産業育成
・国際会議誘致と観光振興
・宿泊税導入の検討
・良寛荘・鷲羽山レストハウスの民間活力導入
・みなとオアシス玉島登録
・高齢者向けワクチン拡充
・AIチャットボット運用開始
・公共施設再編
・真備豪雨災害の継承
・スポーツ振興


AIによる要約文(ただし、読みやすくなるようテーマごとに編集しております)

市長提案理由説明(令和8年6月議会)要旨


1 中東情勢と地域経済への対応

中東情勢の緊迫化に伴い、原油やナフサを原料とする建設資材や包装資材などの価格上昇・供給不安が懸念されている。市は岡山県市長会、中国市長会を通じて国に支援を要請し、市長自らも国へ緊急決議の要望活動を行った。 

また、市内商工団体への聞き取りでは、資材不足による受注減少や価格転嫁の難しさによる利益率低下などの声が寄せられている。このため、市は新たに「中東情勢対応緊急融資制度」を創設し、中小企業等の資金繰り支援を行う方針を示した。 

https://tv.kct.jp/program/detail.php?id=39891


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2 環境・省エネの推進

6月の環境月間に合わせ、市は「省エネにつながるスマートな行動」を呼びかけている。

エアコンの適正利用、自転車や徒歩への転換、燃費向上につながるエコドライブなど、家庭でも取り組みやすい省エネ行動をホームページやSNSで発信し、物価高対策と脱炭素の両立を図る考えである。 

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3 防災・減災対策の強化

出水期を前に、防災危機管理センターを活用した水害対応訓練を実施した。


https://www.city.kurashiki.okayama.jp/anzen/disaster/1012507/1026046.html

市職員に加え、自衛隊、警察、気象台、インフラ事業者なども参加し、情報共有や連携体制を確認した。 

また、気象庁による新たな防災気象情報の運用開始に合わせ、市民が避難準備を始めるタイミングを分かりやすく伝えられる体制づくりを進める。 


さらに、八潮市の道路陥没事故を受けて実施した下水道管路調査では、緊急的な修繕が必要な箇所は確認されたものの、道路陥没につながる空洞は発見されなかった。緊急度の高い箇所は既に修繕済みであり、残る箇所も計画的に対策を進めるとしている。 


https://gikai-kurashiki-kouhou.backshelf.jp/bookview/?filseq=6791 P1-2ご参照

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4 デジタルコンテンツ産業の育成

市は新たな成長産業としてアニメーションなどのデジタルコンテンツ産業の育成に着手する。

国の交付金を活用し、制作を学べる拠点施設やレンタルスタジオを整備するとともに、人材育成塾や中高生向け講座を実施する。若者が都市部へ流出せず、地元で学び、働ける環境づくりを目指している。 

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5 国際会議誘致と観光振興

令和9年1月、大原美術館で「2027国際美術史学会コロキウム倉敷」が開催される。


https://www.bijutsushi.jp/event/related/ciha-2026-kurashiki

市はこれを好機と捉え、倉敷を拠点とした瀬戸内周遊プログラムを造成し、国際会議(MICE)の誘致や宿泊・滞在時間の延長による地域経済効果の拡大を目指す。 

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6 宿泊税導入の検討

宿泊税については、有識者による検討委員会から「導入が適当」とする答申を受けた。

https://www.city.kurashiki.okayama.jp/culture/tourism/1005076/1022472.html

答申はこちら👇
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/022/472/tousin.pdf
今後、条例案の検討やパブリックコメントを実施し、令和9年度以降の導入を目指す。観光振興や受入環境整備の財源確保が目的とされている。 

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7 観光施設の民間活力導入

国民宿舎良寛荘と鷲羽山レストハウスについては、コンセッション方式による運営を目指している。

既に事業者向け説明会や現地見学会を実施しており、今後、公募手続きを進める予定である。市は民間のノウハウを活用しながら施設の魅力向上を図る考えである。 


https://www.city.kurashiki.okayama.jp/culture/tourism/1014722/1024449/1025693.html
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8 みなとオアシス玉島の登録

玉島地区では、旧柚木家住宅(西爽亭)、羽黒神社、円通寺、沙美海岸など15施設を活用した「みなとオアシス玉島」が登録された。

今後は玉島商工会議所を中心に、港町としての歴史や景観を活かした交流人口の拡大や地域活性化を進める方針である。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1357fe38da7e7a13deafb908261e07325861c164
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9 高齢者向けワクチンの拡充

75歳以上を対象に、高用量インフルエンザワクチンが追加される。

従来の標準量ワクチンの4倍の抗原を含み、標準量との選択制となる。接種費用は今後決定される。 

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10 行政DXの推進

6月1日から「倉敷市AIチャットボット」の運用を開始した。


(芦田註:AIチャットポッドのアイコン 倉敷市HP上に出現する)
AIチャっ度ポッド

市ホームページやLINE等から利用でき、多言語対応で24時間365日、市民が必要な情報を取得できる。市民サービス向上と職員負担軽減の両立を狙う取組である。 

また、スポーツ施設へのネーミングライツ導入も開始し、新たな財源確保と地域企業との連携強化を図る。 

https://www.city.kurashiki.okayama.jp/about/1025898.html

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11 公共施設再編

船穂地区では、公民館と憩の家を複合化し、多世代交流やバリアフリーに配慮した施設として供用を開始した。 

また、水島地区では公民館・図書館・児童館を統合した「水島市民交流センター」の整備を進める。交流機能やホール機能、防災機能を備えた複合施設とし、駐車場も141台から約220台へ拡張する。令和11年度中の供用開始を予定している。 
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12 真備豪雨災害の継承

平成30年7月豪雨から8年となる7月6日・7日に真備支所で献花台と記帳台を設置する。

犠牲者を追悼するとともに、災害の記憶や教訓、復興の歩みを市民と共有する機会とする。 

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13 スポーツ振興

ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで活躍した吉田唄菜選手に倉敷市民栄誉賞、中島未莉選手に倉敷市スポーツ栄誉章を授与した。

市は両選手の功績を称えるとともに、今後のさらなる活躍に期待を寄せている。 




私も一般質問に立つ予定です。

日程が確定しましたら、質問内容とともに改めてご報告いたします。


#倉敷市議会 #倉敷市 #あしだ泰宏 #新風くらしき #市政報告 #一般質問 #行政DX #防災 #宿泊税 #地域経済



【議会報告書Vol.8発行】空き家対策・補助金情報・給付金事務の検証を掲載しました

議会報告書Vol.8が完成しました。

今回号では、通常の議会質疑報告に加え、

■深刻化する空き家問題の現状と課題

■今後必要と考える空き家対策の提案

■令和8年度予算で導入・拡充された補助制度の紹介


■高齢化が進む2040年問題への備え


■市政相談会「Diane's Hour」の活動報告


などを掲載しています。


また議会質疑では、過去8回実施された給付金関連事務について、随意契約により同一事業者へ継続発注されている実態を取り上げました。

事業の必要性そのものではなく、

「適正な価格なのか」
「固定化の弊害は出ていないのか」

という観点から確認を行っています。


議会の役割は予算を認めるだけでなく、市民の税金が適切に使われているかを監視することにもあります。

また今回は、市民の皆様に活用いただける補助制度や支援制度をQRコード付きでまとめました。


ぜひご覧いただき、ご意見やご感想をお寄せください。

議会報告書の画像を以下に貼ります。

議会報告202605_vol8_sns.pdf_ページ_1

議会報告202605_vol8_sns.pdf_ページ_2
議会報告202605_vol8_sns.pdf_ページ_3

議会報告202605_vol8_sns.pdf_ページ_4

#あしだ泰宏 #新風くらしき #倉敷市議会議員 #議会報告

第11回「あしだ泰宏市政ご相談会 Diane's Hour11」を開催します


市議会議員として活動していると、
「議員は普段どこにいるの?」
「何をしているの?」
「相談したいことがあるけれど、どこへ行けばいいの?」
そんな声をいただくことがあります。

議会や行政は、どうしても少し遠い存在に感じられがちです。

だからこそ、もっと気軽に話ができる場をつくりたい。
そんな思いで続けているのが「あしだ泰宏市政ご相談会 Diane's Hour」です。


特別なルールや堅苦しい進行はありません。
私が会場にいて、来られた方のお話をうかがう。
ただそれだけの場です。


行政手続き、福祉、教育、地域課題、まちづくり。
もちろん雑談や世間話でも結構です。


どうぞお気軽にお立ち寄りください。


【開催概要】

  • 日時:5月30日(土)大安
  • 時間:13:00~15:00
  • 会場:児島市民交流センター 第5会議室
  • 住所:倉敷市児島味野2-2-38
  • 連絡先:090-2521-1185(あしだ携帯)

※予約なしでも参加可能
※事前予約推奨
サムネ画像正方形gemini

#倉敷市 #児島 #あしだ泰宏 #新風くらしき #市政ご相談会 #DianesHour #倉敷市議会 #行政相談 #地域課題 #まちづくり

外国人労働者と地域社会 「多国籍マルシェ」に感じた共生の可能性

多国籍マルシェ

GW中、近くの福祉事業所・王慈福祉会さんの春祭りに伺いました。

今回特徴的だったのは、「多国籍マルシェ」として、東南アジアやネパール出身の職員さんの母国料理の屋台が並び、MCなど運営にも外国人職員の方々が前面に立たれていたことです。

会場では、皆さんが本当にいきいきとされていました。


王慈福祉会の胡谷理事長はFacebookで、
「多国籍マルシェは、うちの会社で活躍してくれる外国人職員へのリスペクトと、地域の人に彼らの存在を知ってほしいという気持ちで初開催しました。」
と述べられています。

私はこの考え方に非常に強く共感しました。

(胡谷理事長Facebook)
https://www.facebook.com/plugins/post.php?href=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Ftoshiki.ebisudani%2Fposts%2Fpfbid02hVfp75kgGZSKhtHVSNLzndEficLdKj4cBUmFXpTYDTFuyj17o9at4YXF5AJJhuVnl&show_text=true&width=500


丁寧な議論を

一方で、「外国人との共生」という言葉に強い不安や抵抗感を持つ方がおられるのも事実です。


不法滞在や文化摩擦など、一部の問題事例がネット上で繰り返し拡散され、日本社会側に強い警戒感が生まれている背景もあります。


私自身も、日本の法令や社会秩序を軽視した受け入れには慎重であるべきだと考えています。また、外国人との接点に慣れていない地域社会が急激な変化に戸惑うことも、無視してはならない問題です。


その上で、人口減少と人手不足が進む中、外国人労働者とどう共に地域を支えていくのかは、避けて通れないテーマになっています。


現在、政府も「共生社会」の構築に向け、様々な制度整備を進めています。

▼内閣官房資料
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/symbiotic_society/pdf/sougoutekitaiousaku_shinchoku_gaiyo.pdf

外国人労働者問題は国内問題
特に今後、本格化する「育成就労制度」により、外国人労働者の移動自由度が高まれば、地方で働く人材が、より高賃金の大都市へ流出する可能性があります。


これは単なる「外国人問題」ではなく、「地方と大都市の格差」の問題でもあります。

だからこそ地方側も、
「この地域で働いてよかった」
「地域に受け入れられている」
と感じてもらえる環境づくりが必要です。


令和6年11月議会でも私は外国人労働者問題を取り上げ、地域交流行事へ参加する企業への支援などを提案しました。

▼議会録画(要望は14分45秒頃から)
https://kurashiki.media-streaming.jp/recording/meeting/detail/1303

外国人労働者との共生について、今後も現場を見ながら考えていきたいと思います。



▼議会報告チラシ
2502 議会報告②

#倉敷市 #倉敷市議会 #あしだ泰宏 #新風くらしき #外国人労働者 #共生社会 #多文化共生 #人手不足 #地方創生 #王慈福祉会 #育成就労制度

第10回「あしだ泰宏 市政ご相談会(Diane’s Hour10)」のご案内

第10回
「あしだ泰宏 市政ご相談会(Diane’s Hour10)」を開催します。

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市議として活動していると、よくいただく質問があります。

「議員って普段どこにいるの?」
「何をしているの?」
「相談したいことはあるけど、どこに行けば良いの?」

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その距離感を少しでも縮められればと思い、
市政ご相談会「Diane’s Hour」を続けています。

特別な形式はありません。
“ただその場に座って、お話をうかがう”
それだけのシンプルな場です。

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■ ご相談内容(自由です)
・行政手続き
・福祉
・地域の困りごと
・学校のこと
・まちづくり

※雑談だけでも歓迎です

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■ 開催概要

【日程】4月25日(土)(児島フェス#せんいさい 1日目です)
【時間】14:00〜16:00(今回は夜です)

【場所】児島市民交流センター 第2会議室
    倉敷市児島味野2-2-38

【予約】090-2521-1185(あしだ携帯)

※予約なし参加も可
※予約推奨

――――――――――――――――

政治や行政の話は、もっと身近であっていい。

その入口をつくる試みとして、
この会を静かに続けています。

ご都合がつけば、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

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#倉敷市
#児島
#市政ご相談会
#DianesHour
#行政相談
#まちづくり
#福祉相談

#倉敷市議会議員
#あしだ泰宏
#新風くらしき

市政報告会―映画『ソーゾク』先行上映会と空き家問題の政策提言

3月29日(日)に市政報告会を行いました。今回は二部構成とし、第一部は映画『ソーゾク』(藤村磨実也監督)の先行上映会、第二部は私の市政報告会でした。

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第一部 映画「ソーゾク」上映会


映画『ソーゾク』は、仲の良かった一族が、お母さんの死をきっかけに、法定相続分では納得しない家族や、後から出てきた遺言書をめぐって揺れ動く物語です。タイトルには「相続」「争族」「想族」といった意味が重ねられており、家族の絆を中心テーマにしながらも、「相続については元気なうちに納得のいく準備をしておくことが大切だ」というメッセージが込められています。

【映画『ソーゾク』公式ポスター】
映画『ソーゾク』ポスター・キービジュアル

ドロドロの愛憎劇にもなり得る題材でありながら、作品としては重くしすぎず、あくまで多くの方に観やすい形で「想族」と「相続」を考えてほしい。そんな藤村監督の思いが伝わってくる上映会でした。
同日午前中には倉敷でも上映会が行われ、倉敷市出身の藤村監督にもサプライズでご登場いただきました。

【藤村監督との2ショット】
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第二部の市政報告会

倉敷市の空き家問題を中心に、現状と必要な対策について私の考えをお話ししました。
いい機会なので内容を詳述します。

このテーマを取り上げたのは、国の調査で、空き家の約6割が相続されたものであり、また空き家化の契機としても「所有者の死亡」が約6割を占めているからです。

出典:国土交通省「令和6年空き家所有者実態調査 結果のポイント」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001907473.pdf

さらに、全国の空き家は約900万戸、そのうち貸す予定も売る予定もない、いわゆる「その他空き家」は約385万戸。倉敷市でも空き家は約3万1,540戸、「その他空き家」は約1万1,750戸にのぼります。

出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/pdf/g_kekka.pdf
出典:岡山県「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要<岡山県分>」https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/965943_9287602_misc.pdf


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市政報告会では、現在の国や自治体の主な対策として、次の制度を紹介しました。

■所有者不明土地問題への対策
・相続登記の義務化制度(法務省、P.3)
https://www.moj.go.jp/content/001369525.pdf

・所有者不明土地・建物管理制度(法務省、P.6)
https://www.moj.go.jp/content/001369525.pdf


■空き家の流通を促す対策
・居住誘導区域空家等改修事業費補助金(倉敷市HP)
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/kurashi/sumai/1006343/1013283/1024781.html

・空家等除却事業費補助金(倉敷市HP)
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/kurashi/sumai/1006343/1013283/1024780.html


■空き家関連税制
・特定空家・管理不全空家の指定と固定資産税の住宅用地特例の適用除外(国土交通省HP)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001712029.pdf

・居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除(国税庁HP)

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3302.htm
※相続した空き家の譲渡については、こちらも参考になります。

・被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例(国税庁HP)

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3306.htm


そのうえで、今後求められる政策の方向性として、次の3点を提案しました。

1.徹底した流動化対策として、遠隔地オーナーでも簡単に解体費用や売却価値を知ることができるサービスとの連携
例:クラッソーネ
https://www.crassone.jp/special/lp_new_offer_cost/n.html?


2.所有者が空き家処分の最初の第一歩を踏み出しやすくする「家財整理・家じまい補助金」の創設


3.転居やホーム入所などの情報が集まる高齢者支援センター(地域包括支援センター)との連携強化


空き家問題は、単なる不動産の問題ではなく、相続、福祉、地域コミュニティ、そして将来世代への責任にも関わる課題です。これからも現場感覚を大切にしながら、具体的な政策提案につなげていきたいと思います。

次回の市政報告会は、8月頃に開催したいと考えています。ぜひ引き続き、ご意見をお寄せください。

#倉敷 #倉敷市 #市政報告会 #空き家問題 #空き家対策 #相続 #相続登記 #地域政策 #地方政治 #藤村磨実也 #ソーゾク

西山後援会長を偲んで

3月24日午後、西山輝利後援会長が亡くなられました。
昨年暮れに体調を崩され、入院された後はご自宅で療養を続けておられました。
いつかこの日を迎えることは、心のどこかで覚悟していたつもりでしたが、現実を前にすると、やはり胸が詰まります。

西山さんご葬儀


私が故郷に戻り、市議会議員を志した早い時期から、長きにわたって支えてくださったのが西山さんでした。

倉敷市議会議員は43人おります。
それぞれに後援会長がおられますが、その中でも西山さんは、その人脈の広さ、お人柄の厚み、そして信頼の深さにおいて、私にとって最強であり最良の後援会長であったと信じています。

本当に多くの方をご紹介いただきました。

しかし、私が何より忘れられないのは、そのお立場やご経歴以上に、何事にも手を抜かない、真摯な姿勢でした。

集会でご挨拶をお願いすると、必ず「早めに原稿を出してほしい」と言われました。

それは、自分が目立つためではなく、応援する以上はきちんと応援したい、来てくださる方々に失礼があってはいけない、という思いからでした。
その誠実さがあったからこそ、西山さんの言葉は、いつも会場の心を打ちました。

また、西山さんは深い人生経験をお持ちでありながら、それを人に押しつけることのない方でした。

ご自身の考えはきちんと述べながら、最後には
「若い人には若い人の考えがある」
「今には今のやり方がある」
と、相手を尊重して一歩引かれる。

本当に強い人とは、相手を受け止める度量を持つ人なのだと、私は何度も教えられました。

児島ライオンズクラブでも、西山さんの責任感の強さを間近で見てきました。
耳がご不自由になられてからも例会に足を運ばれ、
「あんたが会長の間は休むわけにはいかん」
とおっしゃってくださいました。
責任は最後まで果たす。
その姿勢そのものが、西山さんのお人柄でした。

療養中、お見舞いに伺った際、手を握って
「ありがとうな。世話になっているな」
とおっしゃってくださいました。
お礼を申し上げるべきは、私の方です。
最後まで周囲への感謝を忘れない、その品性にも圧倒されました。

西山さんがこの地に遺してくださったものは、長寿の記録だけではありません。

人に向き合う誠実さ、控えめでありながら揺るがぬ品格、相手を生かす優しさ、そして引き受けた務めを最後まで果たす背中です。

その背中を思い浮かべながら、私もまた、この地域をしっかりと引き継いでいく決意を新たにしています。

西山さんが守ってこられたこの地の土台を、残された私たちが次の世代へ受け継いでいかなければなりません。

西山さん、長年にわたるご厚情に心から感謝申し上げます。
どうか、ゆっくりとお休みください。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。



#後援会長 #追悼 #西山輝利 #地域社会 #倉敷市議会議員 #あしだ泰宏 #新風くらしき

ギャラリー
  • 2026年8/9月議会(ジーンズ議会)が開かれています
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