本ブログについて

現在は「理想的な自転車利用環境の実現に必要な情報発信」を行っています。
国内外の事例紹介、政策や研究の検証、設計手法や提言は、主要記事まとめをご覧ください。
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吹田市自転車利用環境整備計画(html)

吹田市自転車利用環境整備計画(素案)に対する意見募集結果について
平成29年(2017年)2月20日(月)~平成29年(2017年)3月21日(火)(html)

 大阪府吹田市が平成29年3月31日策定した「吹田市自転車利用環境整備計画」、この検証に先立ち、検証箇所の資料抜粋を列挙しておきます。
 (大サイズのため↓から展開ください。)
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(No.35)

 今回はアメリカ最大の世界都市ニューヨーク市において、爆発的なペースで進んでいる自転車走行環境整備の現状を紹介します。

 引用元は市HP「Current Bicycle Route Projects」における2016年事業です。

・New York City Department of Transportation: Current Bicycle Route Projects(html)
(※過去事業はpast projects(html)として2006年以降全掲載。2016年分もじきに移行と思われる。)

 ※大サイズ多量写真掲載ですので、続きは以下から展開しお読みください。
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. 平成28年12月9日に成立した「自転車活用推進法」を検証する本記事シリーズ。
 第5回となる今回は最終回、本法成立を主導した自転車集団の思惑について説明します。


4. スポーツ自転車愛好家集団「NPO自活研」

 これまで本法に規定された方針・施策を取り上げてきましたが、紹介していない残りを挙げていくと、

自転車活用推進法(htmlpdf)
第八条
 自転車の活用の推進に関して、重点的に検討され、及び実施されるべき施策は、次に掲げるとおりとする。

十三 自転車を活用した国際交流の促進
 「国際交流」、この条文が念頭に置いているのは
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※国際会議招致を目指す「自転車の車道走行原理主義集団」
中央上:NPO自活研「小林成基」
中央下:地球の友・金沢「三国成子」
右2番目:徳島大学教授「山中英生」
右3番目:NPO自活研「内海潤」
NPO自活研・自転車デマゴーグ「瀬戸圭祐」の検証:Velo-cityより為すべきことより

 ある民間集団が熱心に招致に動いている国際会議。本法の成立により。これらイベント招致に国の講演が得やすくなる。

 もう一つは
自転車活用推進法(htmlpdf)
第十五条
 国土交通大臣は、自転車の活用の推進に関し特に顕著な功績があると認められる者に対し、表彰を行うことができる。
ATY_1613_20151107_47945[1]
第6代目「自転車名人」に渡辺 航さんが就任
CYCLESPORTS.jp 2015.11.07(html)

 これも同じ民間団体が、2年に一度行っているイベント。”スポーツ自転車愛好家”に限定し、”自転車名人”の称号を与えているものの、これも本法により国からの後援を得られる可能性が高まる。

 この法律は、法律成立に強く関与した、条文作成を実質的に担った集団への利益誘導のため成立されたもの。
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TBSプロデューサー・NPO自活研理事
自転車ツーキニスト疋田智(公式HP写真)
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NPO法人自転車活用推進研究会理事長
小林成基(twitter写真)

 「NPO法人自転車活用推進研究会」を名乗る、”スポーツ自転車愛好家集団”。その名を冠した法律の成立という悲願成就に至った集団。
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http://cyclist.sanspo.com/304382
自転車活用推進議員連盟
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http://tanigaki-s.net/private/
連盟会長:谷垣禎一(※療養中)

 自活研の小林成基はもと政党職員であり、議員への接触に精通。元参議院議員で連盟旧リーダーの小泉昭男は事実上構成員の一人、上記国会議員たちもこの自活研と関連が深い。

 この自転車ツーキニスト疋田智や小林成基らNPO自活研は、これまであらゆる捏造・デマの限りを尽くし、「スポーツ自転車活用推進」のための活動を先鋭的に行ってきた。

【参考】
【NPO法人自転車活用推進研究会:小林成基】
自転車活用推進研究会:小林成基「自活研が目指すモノ」の検証(1)
自転車活用推進研究会:小林成基「自活研が目指すモノ」の検証(2)
自転車活用推進研究会「+1 LANE PROJECT」提言書の検証
「駅前放置自転車の現況と対策」:データの使用と操作
『新都知事とつくろう、TOKYO自転車シティ』の正体:自転車の車道走行原理主義集団「NPO自活研」

【NPO法人自転車活用推進研究会:自転車ツーキニスト疋田智】
自転車ツーキニスト疋田智「自転車の安全鉄則」の検証
自転車ツーキニスト疋田智「道交法は戦前の名残?」の検証
自転車ツーキニスト疋田智のデマ:京都市自転車政策審議会の検証
TBS疋田智のデタラメ自転車記事(H28.12.27:専用レーンは駐車場?)
疋田智「宇都宮の「自転車道」に考える」の検証:”まずは車道左側走行”が破壊する自転車利用

【NPO自活研】
NPO自活研・自転車デマゴーグ「瀬戸圭祐」の検証:Velo-cityより為すべきこと

 そのデマやねつ造には、スポーツ自転車ではないママチャリなどの一般自転車利用者の人命にかかわる悪質なものも多数含まれながら、小林ら自活研はその責任から逃げ続け、
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https://twitter.com/ShigekiKoba/status/741152745990803456
『新都知事とつくろう、TOKYO自転車シティ』の正体:自転車の車道走行原理主義集団「NPO自活研」
より

 いち市民団体を装う一方で、今回の法律成立という悲願成就にまで達した。

 ここまで検証してきた通り、
(1)一般自転車利用者の経済貢献を理解しない、自転車政策の目的と理念を見誤り、
(2)自転車レーン至上主義・自転車の車道走行原理主義の持論に法律を巻き込み、
(3)自動車のための駐車場整備という愚策を条文に入れてでも自転車レーン整備に固執し、
(4)法律の正当性を確保しない安易で拙速な法律制定に先走った。

 日本を除く世界各国が、一部のスポーツ自転車利用者しか恩恵を得ない自転車環境からの脱却を目指し、すべての自転車利用者の自転車活用推進を目指し突き進んでいる一方で、

 日本のガラパゴス自転車政策だけがただ、一部のスポーツ自転車利用者の主張を受け売りに、自動車の利便性を最上位に置いた姿勢を崩さす、抜本的な自転車活用推進の環境整備から逃げ続ける。


 人命にかかわるデマを平然と流す捏造集団であり、自らスポーツ自転車の活用推進を第一に掲げることしか頭にない集団、これが法律成立にまで至ったという末期的状況。
 公共の福祉の増進、トータルで見た都市力・国力の増強という観点から逸脱し、主張や施策の正当性を吟味することもなく国力を既存し続けるという、自転車政策に限らない現代日本社会の宿痾の典型例と言えるもの。

 これが今回検証の、自転車活用推進法の正体でした。


【参考】
ブログ主要記事まとめ
(※国内外の自転車走行空間の整備事例、事故分析、自転車政策の検証などを行っています。)

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