. 自転車の交通ルールを整理する記事シリーズですが、今回記事はその前提として「車両通行帯」について考えておきます。

【参考】
道路交通法(law.e-gov.go.jp)
自転車の交通ルール(目次ページ)
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図2a: 車両通行帯イメージ(※本文で再掲示)


1-1.車両通行帯の定義とイメージ

 まず、この耳慣れない「車両通行帯」とは何か。これは「道路交通法」に規定されている用語です。
【道路交通法】
(定義)
第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(中略)
七 車両通行帯
 車両が道路の定められた部分を通行すべきことが道路標示により示されている場合における当該道路標示により示されている道路の部分をいう。
 この定義を見ると、道路上に「道路標示」で示されている場合、車両が通るべきそこの部分のことだとあります。

 「道路標示」とは、同じく道路交通法に規定される用語で、
【道路交通法】
(定義)
第二条(中略)
十六 道路標示
 道路の交通に関し、規制又は指示を表示する標示で、路面に描かれた道路鋲、ペイント、石等による線、記号又は文字をいう。
 基本的には道路上に引かれた白線や黄色線等のことで、一般には「区画線」と呼ばれることもあるのですが、「区画線」は「道路構造令」が規定するものであり交通規制の効果を持たないもの。「道路交通法」に基づく交通規制の効果を持つ「道路標示」とは別物です。

 「区画線」「道路標示」とも道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(標識令)に種類と意味が定義されていますが(※「区画線」は別表第三、「道路標示」は別表第五)、「区画線」の様式は別表第四、「道路標示」の様式は別表第六に規定されています。

 話を戻すと、「車両通行帯」であることを示す「道路標示」は、「標識令」に規定があります。
【道路標識、区画線及び道路標示に関する命令】
別表第五(第九条関係)
規制標示(中略)

車両通行帯(109)
  (表示する意味)交通法第二条第一項第七号に規定する車両通行帯であること。
  (設置場所)車両通行帯を設ける道路の区間

別表第6(第10条関係)
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(※右下の「(二)道路鋲」と、左下の「二 高速道路」は今回対象外)
 この「標識令」別表第六の図では分かりづらいため、明確に図示すると以下の通りです。
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図1a: 車両通行帯イメージ(境界線が実線+最外側線あり)
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図1b: 車両通行帯イメージ(境界線が実線+最外側線省略)
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図2a: 車両通行帯イメージ(境界線が破線+最外側線あり)
1-1_02b
図2b: 車両通行帯イメージ(境界線が破線+最外側線省略)
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写真2a: 車両通行帯のイメージ(境界線が破線+最外側線あり)
※本路線が実際に車両通行帯指定かは分からないため要注意。以下同じ。
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写真2b: 車両通行帯のイメージ(境界線が破線+最外側線省略)

 「車両通行帯境界線」は現在の日本ではほぼ破線タイプなので、図2aか図2bが一般的なものです。
 「車両通行帯境界線」と「車両通行帯最外側線」は道路交通法第二条に直接定義される用語ではありませんが、両者が一体となって「車両通行帯」を指定するものとして、定義に準じる用語と考えられます。



1-2.「車両通行帯」指定有りの道路において、”路肩”は「車両通行帯」に含まれるのか

 「車両通行帯」を表示する「車両通行帯最外側線」については、上記の別表第六において
【道路標識、区画線及び道路標示に関する命令 別表第六】
別表第六(第十条関係)
歩道と車道の区別のある道路その他当該車両通行帯最外側線を表示する必要がないと認められる道路にあつてはこれを省略することができる。
 と記載されていることから、図・写真2bについては「表示する必要がない」ため「車両通行帯最外側線」の表示を「省略」していると言えます。
 ここで重要なのは、あくまで「車両通行帯最外側線」を「表示する必要がない」としているだけで、”設置する必要が無い”としているわけではないこと。
 つまり道路上に「車両通行帯最外側線」の表示がなくとも、「車両通行帯」の範囲設定が行われていないわけではないということです。

 これは、いわゆる”路肩”は「車両通行帯」、すなわち「自転車が走行できる部分」として認められるかという問題に関わってきます。
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写真図3:「車両通行帯」指定がある場合の「路肩」の範囲
(※右:舗装上に指定が無い位置で実際に車両通行帯範囲が指定されているかは不明)

 ここで”路肩”という言葉について確認しておきますが、これは「道路交通法」に定義される用語ではなく、道路の構造を定める「道路構造令」で規定されている用語です。
【道路構造令】(html)
(用語の定義)
第二条 この政令において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
四 車道 専ら車両の通行の用に供することを目的とする道路の部分(自転車道を除く。)をいう。
五 車線 一縦列の自動車を安全かつ円滑に通行させるために設けられる帯状の車道の部分(副道を除く。)をいう。
十二  路肩 道路の主要構造部を保護し、又は車道の効用を保つために、車道、歩道、自転車道又は自転車歩行者道に接続して設けられる帯状の道路の部分をいう。
(車線等)
第五条  車道(副道、停車帯その他国土交通省令で定める部分を除く。)は、車線により構成されるものとする。
 「道路構造令」の規定及び定義される用語については、道路交通において本来一切の意味を持たない。(※事故時の過失割合の算定等については除く)
 交通方法を規定するのは「道路交通法」と、「標識令」における「道路標示」のみであり、「道路構造令」における”路肩”という用語は便宜上用いるものです

  これら「路肩」についてまとめると、「車両通行帯最外側線」の外側の部分、或いは「車両通行帯最外側線」が設置されていると考えられる位置より外側 の部分、この”路肩”と呼ばれる部分は「車両通行帯」に含まれないため、自転車の通行は認められないことになります。
 ただし、「車両通行帯最外側線」が無い道路において、交通管理者(警察)が路肩ブロックの上までを「車両通行帯」に指定している場合は、路肩ブロックも「車両通行帯」に含まれるため自転車の通行は可能となります。

 なおこの”路肩”の取り扱いは、あくまで「車両通行帯」の指定がある道路に限るもの。指定が無い道路については考え方が異なるため後述します。


2-1.片側1車線道路に「車両通行帯」の指定はされない

 なお「車両通行帯」については、「車両通行帯最外側線」と「車両通行帯境界線」がセットで指定されるものであり、いわゆる”境界線”が無い片側一車線道路については「車両通行帯」の指定がかかりません。
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写真4a: 片側一車線道路(”車道外側線”あり)
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写真4b: 片側一車線道路(”車道外側線”なし)

 この写真4aと4bにおける”白線”等の法令上の位置づけについて、以下整理しました。
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図4a: 片側一車線道路のイメージ(”車道外側線”あり)
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図4b: 片側一車線道路のイメージ(”車道外側線”なし)

 「車両通行帯」が無い場合のいわゆる”外側線”については、「道路交通法」における定義が無く、「標識令」における交通規制の効力のない”区画線”として規定されているものです。
【道路標識、区画線及び道路標示に関する命令】
別表第三(第五条関係)

車道外側線(103)
  (設置場所)車道の外側の線縁を示す必要がある区間の車道の外側
 この"車両外側線"はあくまで交通規制の無い”区画線”であり、この定義内における”車道”は「道路交通法」で定義する「車道」と同一のものではない。
 「道路交通法」における「車道」とは、以下のように定義されています。
【道路交通法】
(定義)
第二条(中略)
三 車道
車両の通行の用に供するため縁石線若しくはさくその他これに類する工作物又は道路標示によつて区画された道路の部分をいう。
 では交通規制を持たない”区画線”である"車道外側線"は、道路交通において何の意味も持たないのか?実態としては、以下の「道路の左側」と「道路の左側端」を区分するために使用されていると考えられます。
【道路交通法】
(通行区分)
第十七条 車両は、歩道(中略)と車道の区別のある道路においては、車道を通行しなければならない。(後略)
【道路交通法】
(左側寄り通行等)
第十八条  車両(中略)は、車両通行帯の設けられた道路を通行する場合を除き、自動車及び原動機付自転車にあつては道路の左側に寄つて、軽車両にあつては道路の左側端に寄つて、それぞれ当該道路を通行しなければならない。(後略)
 「車両」とは道路交通法第二条の定義による「自動車」「原動機付自転車」「軽車両(自転車含む)」を合わせたもので、歩車道区分がある場合は車道通行が基本。
 その中で第十八条「キープレフトの原則」として、自動車と原付は「道路の左側に寄って」、自転車は「道路の左側端に寄つて」通行することが定められている。
 この「左側」と「左側端」を明確に区分するものが「道路交通法」の規定に存在しないのですが、本来は道路交通に影響を与えない”区画線”の”車道外側線”が代用されると考えられます。


2-2.「車両通行帯」指定の無い道路において、”路肩”は「車道」に含まれるのか

 「車両通行帯」指定のある道路においては、「車両通行帯最外側線」より外側の部分や路肩ブロックは「車両通行帯」ではないため自転車通行不可と前述しました。

 これに対し「車両通行帯」指定の無い道路において、”路肩”は「車道」に含まれるのかという問題があります。
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※「路肩」における警察と行政の解釈の違い

 この問題については、以下記事で別途整理しています。

【参考】
自転車の交通ルール(番外編2)「路肩」は車道で自転車の左側端通行の対象なのか?



3-1.多車線道路に「車両通行帯」指定があるとは限らない

 ここまで”「車両通行帯」指定が有る片側二車線道路”と、”「車両通行帯」指定が無い片側一車線道路”について整理しました。

 ここで要注意なのは、二車線以上の道路であっても必ずしも「車両通行帯」指定があるわけではない、むしろ通行帯指定が無い道路(の区間)の方が圧倒的に多いのが現状です。
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図2a(再掲示): 「車両通行帯」指定の有る片側二車線道路
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図5: 「車両通行帯」指定の無い片側二車線道路

 図5の「車両通行帯」指定が無い道路について、自転車の通行位置や”車道外側線”の位置づけは前述片側一車線の図4aと同じです。

 図5の「車両通行帯」指定が無い道路におけるいわゆる”車線”について、これは”車線境界線”と呼ばれるものですが、定義が非常に複雑なもので、「標識令」の規定において「区画線」と「道路標示」の両方に存在しています。
【道路標識、区画線及び道路標示に関する命令】

別表第三(第五条関係)【※区画線】
車線境界線(102)
  (設置場所)四車線以上の車道の区間内の車線の境界線を示す必要がある区間の車線の境界

別表第五(第九条関係)【※道路標示】
指示標示
車線境界線(206)
  (表示する意味)四車線以上の道路の区間内の車線の境界であること。
  (設置場所)道路の境界を示す必要がある道路の区間
 ”区画線”の”車線境界線”と、「道路標示」の「車線境界線」。両者とも「車道通行帯」指定が無い道路の部分に引かれるものです。

  ただし、ある道路に引かれている”車線境界線”が、”区画線”でも「道路標示」でもあるわけではない。”道路管理者”が設置したか「交通管理者(警察)」 が設置したかで、”区画線”なのか「道路標示」なのかが決まるという難解さ。加えて両者は様式がまったく同一であるため、見た目での判断も不可能。

  類似のものに”区画線”である”車道中央線”(101)と「道路標示」である「中央線」(205)があるのですが、これは「標識令」第七条において”区画 線”を「道路標示」とみなせると規定されているため両方の位置づけとなるのですが、”車線境界線”にはみなし規定がない。

 そして「車線境界線」(206)の表示する意味として「車線の境界」とありますが、実は”車線”という用語は「道路交通法」では一切用いられていない。
 定義してもいない用語を用いるという明らかな「標識令の欠陥」なのですが、つまり「道路標示」でありながら交通規制の効力は持たず、”車線境界線”については”区画線”であろうと「道路標示」であろうと実態には影響がない。

 ただし、この「車両通行帯」指定が無い道路区間における「車線境界線」の取扱いは本題ではない。重要な問題は以下で説明するものです。


3-2.「標識令」の欠陥:外観では判別不能な「車両通行帯」指定の有無によって、自転車が通行すべき位置が異なるケースが生じる

 今回記事では「車両通行帯」の定義について考えてきましたが、一見「法令上の扱いだけの問題」で、自転車の通行方法に大きく影響を与えるものではないと思われがちです。

 しかし実態は、この「車両通行帯」指定の有無によって、自転車の通行ルールはまったく異なるものとなります。
 この問題についてある程度知られているのは、「キープレフト」の取り扱いが別物になること。「車両通行帯」の指定の有無による通行ルールの違いを比較します。

 まずは「車両通行帯」の指定が無い道路の区間の通行方法。(再掲示)
【道路交通法】
(左側寄り通行等)
第十八条  車両(中略)は、車両通行帯の設けられた道路を通行する場合を除き、自動車及び原動機付自転車にあつては道路の左側に寄つて、軽車両にあつては道路の左側端に寄つて、それぞれ当該道路を通行しなければならない。(後略)
 次に、「車両通行帯」の指定が有る道路の区間の通行方法。(再掲示)
【道路交通法】
(車両通行帯)
第二十条 車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない。(後略)
 「車両通行帯」指定が無い場合は、いわゆる「キープレフトの原則」と言われている、「道路の左側端」通行の規定が適用されます。
  しかし「車両通行帯」指定が有る場合、「キープレフト」は「道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯」を通行するという意味になる。
 この”第一通行帯”内におけるキープレフト義務は規定されていないため、「車両通行帯」指定道路であれば、自転車は”第一通行帯”の中央を走行しても「道路交通法違反」にはなりません。

 この問題については今後の「通行位置」の記事で説明しますが、今回取り上げるもう一つの「道路交通法の欠陥」は重大なもの。


 片側二車線道路であっても、必ずしも全区間に「車両通行帯」の指定があるわけではないと前述しましたが、更に指定の有無は(後述の”上乗せ”がある場合を除き)外観では判断できません。
 これにより、自転車利用者がその場で通行ルールを認識できないという重大な問題が生じます。
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図6: 「車両通行帯」指定の有無が外観で分からず、通行位置が認識できない参考例

 この図6のような「”外側線”の外に”停車帯”スペースのある片側2車線道路」では、「車両通行帯」指定されているか分からないことによって、自転車が「正しい通行位置」を判断できない問題が生じます。

 日本の道路の実態としては、片側2車線道路に停車帯スペースを設ける場合は”左側の車線”と”停車帯”の間に”外側線”を設けず、”幅4.5m程度の左側車線”とすることが多いため、この問題が多発しているわけではありません。
 しかし少なからず存在する図6のようなケースでは、自転車が「道路交通法」に基づく交通ルールを確実に守れないケースが生じるということです。


3-3.「車両通行帯」指定の有無の判別方法:”上乗せ規制”の存在

 ここまで説明の通り、4車線道路におけるいわゆる”外側線”と”車線”は、

 「車両通行帯」指定の有る道路における「車両通行帯最外側線」+「車両通行帯境界線」と、
 「車両通行帯」指定の無い道路における”車道外側線”と”車線境界線”、

 この両者が存在するものの、見た目の違いが存在しないため、「車両通行帯」指定の有無について外観からの判断は基本的に不可能。
 その道路区間に「車両通行帯」指定があるかどうかは、交通管理者(警察)に直接問い合わせて確認しなければ分からない。

 ただし以下の”上乗せ規制”がかかっている場合は、確実に「車両通行帯」も同時指定されているため、外観での判断が可能になります。
327109_3
【規制標識】車両通行区分(327)
【規制標示】車両通行区分(109の3)
327_2109_4
【規制標識】特定の種類の車両の通行区分(327の2)
【規制標示】特定の種類の車両の通行区分(109の4)
327_4109_6
【規制標識】専用通行帯(327の4)
【規制標示】専用通行帯(109の6)
327_4_2109_6_2
【規制標識】普通自転車専用通行帯(327の4の2)
【規制標示】専用通行帯(109の6)
327_5109_7
【規制標識】路線バス等優先通行帯(327の5)
【規制標示】路線バス等優先通行帯(109の7)
327_7-A327_7-B327_7-C327_7-D
【規制標識】進行方向別通行区分(327の7―A、B、C、D)

 ただし最後の「進行方向別通行区分」、いわゆる交差点手前での進行方向について、道路上の白線ペイントだけでは判断が出来ないため注意が必要です。
110 
【規制標示】進行方向別通行区分(110)
204
【指示標示】進行方向(204)

 (110)については「道路交通法第三十五条」(指定通行区分)に基づく、「車両通行帯」の存在を前提としたものです。
 一方の(204)は、「道路交通法第三十四条第一項」(左折又は右折)に基づく、「車両通行帯」の指定が無い場合に設置するものです。
 そして両者に見た目の違いはない。ですので路面上の矢印だけでは「車両通行帯」の存在を判断できないためご注意ください。

 一方で「道路交通法第二十六条の二第三項」(進路の変更の禁止)に基づく規制標示「進路変更禁止」(102の2)が存在する場合は、確実に「車両通行帯」指定がかかっています。
102_2102_2
【規制標示】進路変更禁止(102の2)


 最後に全体にかかる補足として、「交通規制」の指定方法について記しておきます。
【道路交通法】
(公安委員会の交通規制)
第四条 都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)は、道路における危険を防止 し、その他交通の安全と円滑を図り、又は交通公害その他の道路の交通に起因する障害を防止するため必要があると認めるときは、政令で定めるところにより、 信号機又は道路標識等を設置し、及び管理して、交通整理、歩行者又は車両等の通行の禁止その他の道路における交通の規制をすることができる。(後略)
2、3、4、5 (省略)
 この第四条第一項における「政令」の当該個所は以下の通り。
【道路交通法施行令】
(公安委員会の交通規制)
第一条の二 (省略)
2、3 (省略)

4 法第四条第一項の規定により公安委員会が車両通行帯を設けるときは、次の各号に定めるところによるものとする。
一 道路の左側部分(当該道路が一方通行となつているときは、当該道路)に二以上の車両通行帯を設けること。
二 (省略)
三 車両通行帯の幅員は、三メートル以上(道路及び交通の状況により特に必要があると認められるとき、又は道路の状況によりやむを得ないときは、一メートル以上三メートル未満)とすること。

5 (省略)
 「車両通行帯」についても、この交通規制の指定の方法に基づき指定されることになります。

 なお前述のとおり、現在の日本ではこれら上乗せ規定以外の箇所で「車両通行帯」が指定されているケースは少なく、つまり二車線以上の幹線道路であっても全線で通行帯規制されていることはあまりありません。

 そもそも二車線以上=車両通行帯ありというのが、ありがちな誤りであり、日本ではこの法律内容も知らず道路専門家を自称する輩が跋扈している現状を理解しておく必要があります。

【参考】
「地球の友・金沢」三国成子の主張と検証(5)主導者「三国成子」と「自転車の車道走行原理主義」
※自転車交通専門家として多数のメディア出演をしている「NPO自転車活用推進研究会」小林成基が、二車線以上=車両通行帯ありという無知を晒している事例


 今回の「車両通行帯」の定義と整理については以上です。これを踏まえ、自転車の交通ルールを検証していきます。


【参考記事】
自転車の交通ルール(目次ページ)
→道路交通法に基づく自転車の交通ルールを検証しています。
ブログ主要記事まとめ
→世界各都市の自転車走行空間の紹介、日本の整備形態や自転車施策の検証を行っています。