May 2006

May 31, 2006

第364回「恐るべし副作用」

a96fc1b5.JPG昨夜2回目の48時間連続抗ガン剤点滴投与が終わり、
1回目と比べて全然楽勝じゃん、と思っていたら、
やはり今日になってからド〜ンと来ましたねぇ。
嘔吐、吐き気、重力が2倍になったかのような体の怠さ。

退院して旨い物でも食いに行こうと思ったが、
そんな夢はあえなく撃沈された。代わりに
いまアンジェリナ・ジョリー似の看護婦に
栄養剤をしこたま注射して貰っています。
さらに再び10時間の点滴が始まる。

ちなみに某出版社の編集長にこの看護師の写真を送ったら
結婚してぇ〜」とほざいていました。
で、よりによって「街角タイ美人」という架空の企画を
作りあげて掲載するんだとか。お〜い編集長さ〜ん、
オイラ見つかったら2度と病院に来られないじゃん。
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asia_jiyujin at 21:19|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

May 30, 2006

第363回「2度目は俺の勝利」

546ec92f.JPG抗癌剤を投与して24時間が経った。
その頃から食道や胃に異変が起きた。
朝4時、最初の嘔吐で黄色い胆汁を吐く。
次いで朝の8時にも込み上げてくる
嘔吐に逆らえず再び吐いた。

テーブルの上には朝食が並んでいたが、
とても食べられる状況ではない。
その後、担当医や食道医などが
立て続けに病室にやってきては、
人の枕元でカンファレンスが始めた。

オイオイ、タイ語のカンファレンスは
頭に響くから外でやってくれよ・・・

心の中で叫ぶが声が出ない。

しばらくすると、俺の腕や首筋などの点滴パイプには
抗ガン剤、ビタミン剤、ブドウ糖、それに白い牛乳みたいな
液体が流れていた。すべて栄養補助液体だ。

食わなきゃ強制的に栄養素を身体にブチ込むのが
この病院のやり方。でも、おかげで48時間の抗癌剤が
終わる頃には、以前のようなグッタリ感はない。
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asia_jiyujin at 23:10|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

May 29, 2006

第362回「天地にいる俺」

82577131.JPG前回の48時間抗ガン剤投与の時もそうだったが、
最初の24時間は、割と平常心でいられた。

今回も今のところ20時間目にして未だに
意識はある。が、食欲はまったくない。
食べなきゃ体力が落ちる。
でも、食べれば吐くか下痢をするかだ。

睡眠薬と精神安定剤をもらって呑む。
夜0時に就寝すると明くる日の午後3時までは
死んだように横たわっている。

朝5時半と10時半の検温時には
無理矢理起こされるが、目は閉じたままで
半分意識はない状態なのだ。

果たして明日からは抗癌剤の副作用で
何もする気が起きないだろう。
それでもブログを更新する力が残っていたら
抗ガン剤との闘いに少しは自信がつくかも。

ジャワ島で起きた地震をニュースで見て思った。
自然災害とはいえ劣悪な環境の中でも
必死で生きる姿を見て、俺は天地にいることを再認識する。
辛くて苦しいけど、自分に負けてたまるかだ。


asia_jiyujin at 19:22|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

May 28, 2006

第361回「今夜から抗癌剤が」

38d7591f.JPG白血球が16000になったわよ
「はぁ?」正直現代西洋医学治療に驚いた。
僅か3日間で3000から16000にアップ。

身体中にプスプスと注射を打ちながら
白血球を上げる薬から免疫力を上げる薬。
さらにビタミン剤からブドウ糖。
俺の身体は改造人間かよ。

「じゃあ、今日から抗ガン剤投与出来るでしょ」
もういいの、もう1日待っても良いのよ
「こんなもん早めにやって終わらした方がいいじゃん」

さてさて、待ちに待った(ホントは超嫌なのだ)
2回目の抗ガン剤投与。担当医は「今度こそ副作用は大丈夫よ
と得意気にのたまう。俺はその言葉を1ミリも信じていない。
すでに「抜けない」と言っていた髪の毛は
数え切れないほど毎日抜け落ちている。

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asia_jiyujin at 20:16|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

May 27, 2006

第360回「救いは可愛看護師」

192efcc8.JPG連日ビタミン剤やらブドウ糖やら
免疫力が落ちているからと、
NSSなる点滴を打たれる。

さらに夕方18時には
決まって白血球の数値を上げるために
ちょっと痛い皮下注射を打たれる。
で、同時に採決もされるのだ。

ただでさえ血が少ないんだから
検査と言いながらむやみやたらと
俺の体内から血を抜くな。

何故か無性にムカつく。とうとうハイドが目覚めた。
マニュアル通にしか動けない看護師に腹が立つ。
日本から短期で来たという現役の看護師に
いろいろとカウンセリングを受ける。
が、相づちをうちながらただ聞いているだけ。

こちらの不安を解消してくれるわけでもなく、
クソの役にも立たない。「こりゃあアカン」日本人通訳の
M子さんに全てを改善するように訴える。彼女から
精神科の先生をつけましょうか」と言われたが、
文化と習慣の違うタイ人にセラピストされても
ただストレスが溜まるだけだろうと断る。
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asia_jiyujin at 23:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 気ままな呑んだくれ日記 | 藤岡わこう

May 26, 2006

第359回「白血球不足」

68459fe2.JPG昨日、抗ガン剤投与のために再入院した。
ところが、白血球の数が基準値に達しないので、
3〜5日間は数値を上げるための注射を打つことになった。

だったら入院する前にそれを言えよ。
ま、折角だから入院しましょ
「オイオイ、気軽に言うなよ。
1泊6300Bもする五つ星クラスの高級病院だぞ」

保険が使えるから良いでしょ
こういう人がいるから保険会社が難儀するんだ。
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asia_jiyujin at 18:12|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

May 25, 2006

第358回「多重人格者現る」

2598af60.JPG先週やっと退院できたと思ったら、
今日から再び入院することになった。
2回目の抗ガン剤投与が始まるのだ。

48時間の抗癌剤の点滴。
再び副作用で死んだように
グッタリした生活になるのだ。

前回は復帰するのに5日もかかった。
今回は出来れば2日で復帰したい。
それだけの肉体的なポテンシャルと
チタン合金並みの精神力を必要とする。

食べれば吐く、それを無理して食べれば
下痢になる。おまけに寝グソをたれる。
まったく持って最悪な状態が続くのだ。

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asia_jiyujin at 20:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 24, 2006

第357回「抗癌剤の副作用」

24ed9584.JPGこの2,3日、食べても胆汁が込み上げてこない。
おまけに慢性的な喉や食道の痛みが少なくなっている。
めちゃめちゃ嬉しい。同時にこの上ない幸せを感じる。

このまま吐き気や嘔吐の症状がなくなれば、
多少、食べる物の選択技が増える。
これは、今の俺にとってはめちゃめちゃ嬉しいことだ。

ところが、1回目の抗ガン剤を投与してから
2週目に差し掛かった今週初めのことだ。
シャワーを浴びると、異常なほどの抜け毛に気が付いた。
ベッドのマクラ付近や部屋の床にも無数の抜け毛が目立つ。

噂には聞いていたが、これが抗ガン剤の副作用。
どうせ全部抜けるなら・・・」と、
行きつけのカットハウスに向かう。

以前、入院中に病院を抜け出してカットハウスへ行ったとき、
顔馴染みのコップちゃんに、胃癌のことを話した。
翌日「早く治ってねぇ」という内容のショートメールが
英文で携帯電話に送られてきた。心の優しい子なのだ。

で、イスに座るなり「スキンヘッドにしてくれ」と頼む。
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asia_jiyujin at 18:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 22, 2006

第356回「ダンピング症候群」

a36f5ca0.JPG今の一番大きな悩みはダンピング症候群。
胃を切術した殆どの人がなる後遺症。
もちろん年齢的に症状の個人差はある。

とにかく毎回の食事が苦しい。
量の制限はもとより、食べ物によっては
食後に併発する嘔吐、吐き気、胆汁の込み上げ。
低血糖値による一時的な眠気。虚脱感。怠さ。
こんな心配をしながら毎回ドキドキして食べるのだ。

ゆっくり、よく噛んで、休みながら
小腸に負担をかけないように食事する。
なんてことを考えると毎食が苦痛でたまらない。
さ〜て、何を食べようかなぁ〜
以前まで食べていたメニューは
一気に半分以下に減った。

食べられる選択が少なすぎる。
選択を誤るとその後に起きる
ダンピング症候群の恐ろしい結果が待っている。

こんなストレスを溜めていたら、
結局、胃(今は小腸)に負担がかかる。
とにかく今は手探りで食べて大丈夫なものを探さにゃならん。

あぁ、旨〜い寿司ととんこつ系のこってりしたラーメンは
いったいいつになったら食べられるのだろう・・・


asia_jiyujin at 18:12|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

May 21, 2006

第355回「あんた死にたいの」

c06a05b4.JPGあまり無理しないでねぇ
「ちゃんと家で静養してくださいよ」
精神的なストレスは極力溜めないでね
などなど、退院する時に担当の看護師たちや
バンコクの近しい人間たちから助言される。

十分、わかっている。
だが、俺は退院した翌日に
夜の1時過ぎまでタニヤにいた。
言っておくが1ヵ月以上の禁欲生活で、
可愛いおねぇちゃんを物色していたわけではない。

日本から某テレビ局のプロデューサーと、
某週刊誌の敏腕記者が緊急来タイした。
で、タイトな取材の協力を依頼され、
情報収集のためにタニヤに行ったのだ。
(捜査協定のためネタは公言できず)

なにやってんのよ、あんた死にたいの!」続きを読む

asia_jiyujin at 16:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)