September 2006

September 30, 2006

第435回「手術後6ヵ月検診」

1c52409e.JPG早いもので、胃切除手術から半年が経つ。
正確には来月の10月15日なのだが、
旅行傷害保険の関係で早めに検診を受けた。
(初診から180日間適応)

白血球や赤血球のための採血はもちろん、
肺の転移を調べるためにCTスキャンを撮った。

さらに今回は、喉から食道にかけて胸焼けが酷いので
胃カメラ検査をすることになった。が、しかしだ。
自慢じゃないが過去に何度か胃カメラを飲んでいるが
これが大の苦手なのである。

ところが、「苦手なら鎮静剤を打ちますか?」と看護士に言われ、
なんですか、それ?」と訊くと、
「分からないうちに終わりますよ」という。
ならば遠慮なくうっとくれ」と歓喜する。
「別料金で2000円になりますが」と申し訳なさそうに、
おぅ、大した額じゃない。やっとくれ

処置室に入り、腕に注射を打たれたのは覚えている。
が、数時間後、薄暗い仮眠室で目を覚ました。
あれ?・・・ここは何処?」

なんということだ。3時間も経っているではないか。
それにしても、まったく胃カメラを飲んだ記憶がない。
寝ている間にすべてが終わっているなんて至極ラクチンな検査じゃん。

来月初めには、検査の結果が出る。
おぉ神様。アジアには僕を必要としてくれる人が沢山います。
出来うれば、当面は病気の巣を全て排除してくださいませ。
ワイ(合掌)


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September 29, 2006

第434回「車窓からの青空」

cb106195.JPG自然豊かな美瑛の実家で数日過ごす。
日中はもっぱら町の図書館で時間を過ごす。
俺が中学校時代から、通っていた場所だ。

思えば、ここでいろんな書物に出遭った。
推理ものの「アルセーヌ・ルパン」シリーズ。
小峰元氏の「アルキメデスは手を汚さない」などの青春推理もの。

不思議な世界へ誘ってくれる短編ショートシリーズの星新一氏。
小林信彦氏の「唐獅子株式会社」、他にも「ドクトルマンボウ」の遠藤周作氏や
数え切れないほどの本に出合わせてくれた場所だ。

その中でも稲田耕三氏が書いた「高校放浪記」という
書き下ろしが俺の青春時代の心を大きく揺さぶった。

俺は俺の生きたいように生きたる!」
医者を目指した著者は、度重なる喧嘩で何度も高校を退学になる。
それでも自分の夢のために再び高校を受験する。
でも、また喧嘩をして退学。たしか5,6回退学して21歳で高校1年。
「それでも俺は夢を諦めない」というエピローグで終わっていたと記憶している。

それから数年後、彼はNHKに出ていた。
なんと、そこには医者を諦めて塾の講師になっていた稲田耕三氏がいたのだ。
少しがっかりしたが、何度も読み返した著者が画面の中にいるだけで嬉しかった。

そんな素敵な本たちがいっぱいおいてあった町の図書館。
あの時は大きな建物に思えたが、今はやけに小さく見える。
それだけ俺が大きくなっちまったっちゅうことだな。

俺は俺の生きたいように生きたる!」
まさに、あの時読んだ本のように、
俺は俺の生きたいように今は生きている。

ローカル電車に揺られながら田舎風景の中を滑走する。
車窓から見える美瑛の青空が、やけに眩しく見えた。
さて、来月には札幌の病院で6ヶ月検診だ。
癌が転移していないことを祈るだけだ。


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September 27, 2006

第433回「夕陽のサロマ湖」

33ec61b8.JPGサロマでの静養を終えて道東を南下する前の夜、
いつものアジア男塾のメンバーたちが、
再び飲み会をセッティングしてくれた。

現在、二世帯住宅を建築中で、来年結婚するK.。
来年一月に三子目が生まれる涙もろいT。
顔がデカイといわれながらもいつも明るいN。
もくもくと海の仕事をこなし、疲れているのに飛んできたH。
そして、そんな仲間たちを束ねる団長のY。

みんな、みんなありがとう
弱っているときの優しさは心にやけに沁みる。
また来年のアジア男塾の旅で、再び心に残る旅をしようぜ。

写真は、その中のNがサロマ湖でカップルを盗撮した映像だ。
なかなかいいアングルだったので拝借することにした。

いいなぁ〜、羨ましいな
俺もいつかはこんなショットのモデルになりたい。


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September 26, 2006

第432回「亜熱帯仕様の皮膚」

114f0228.JPG台風13号14号が過ぎ去り、
日一日と寒くなる北海道。
おまけに先日大雪山連邦は初雪が観測された。
「寒〜い!」冗談じゃなくマジ寒いのだ。

先日、測定器で己の体重などを測ったのだが、
数字を見て我が目を疑った。

ウェスト29インチ、体重65.8kg、
体脂肪率15.5、内臓脂肪率6
どっひゃ〜!」なんちゅう数字だ。
どこまで脂肪分がなくなっていくのだ。
身体がカサカサになっていくではないか。
(この数字を見て憤りを感じて・・・
いえ、羨ましがっている人・・・すいません)

これじゃあ、皮下脂肪が薄いだけに寒いのは当たり前だ。
こう寒いと北海道滞在も10月上旬までが限界かな。
昔は氷点下30度を凌いだ寒冷地仕様の肌も
今ではすっかり毛穴が広がり亜熱帯仕様になっている。

先日、サロマ滞在中に湖畔近くの「道の駅」で
パンプキンアイスクリームを食べた。
Y氏が「美味いよ」と太鼓判を打つ。

ガブっ!」一気にかぶりつく。
なるほど、健康によさそうな変わった味だ。
そう言えば、富良野にはラベンダー味の
アイスクリームが売っていた。

ラベンダー味・・・? 
いったいどんな味がするんだ。


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September 25, 2006

第431回「タクシン政権崩壊」

10c63d47.JPG国会や首相府官邸に戦車や装甲車が並び、
首相が非常事態宣言を宣告したバンコク市内。
すでにクーデターが起きてから6日が経つ。

バンコク市内は、いたって平穏な日々らしい。
強権政治を断行してきたタクシン元暫定首相は
現在娘の留学先のイギリスに避難している。

タイに住んで11年。その間に変わった歴代の首相は
チャワリット、国家開発党のバンハーン、
民主党のチュワン・リークパイ。
そしてタイ愛国党のタクシン・チナワット。

今までの歴代首相の誰もが手をつけなかった
貧困層や極貧農村地域の援助プロジェクト。
病院の30バーツ初診料や農村に対しての低金利融資。

選挙での票集めのパフォーマンスかもしれないが、
タクシンによって今まで開発途上の蚊帳の外にあった
イサーン(東北部)や北部にも目が行くようになったのは確かなのだ。

失脚した以上はそう簡単に政界には戻れないだろう。
ならば、今後はマイクロソフトの元会長のビル・ゲイツ氏のように
奉仕に目覚めて自国の貧困層を根底から底上げして欲しいものだ。

それにしても、今後10年以上はタイ愛国党の一党独裁政治が
続くと思っていただけに、15年ぶりの軍事クーデターで
一気に政権が変わるとは誰も予想しなかっただろう。

19日に軍のクーデターで政権が交代し、翌日には国王も承認した。
事実上5年間続いた強権タクシン政権はあっけなく崩壊した。
同日、日本では5年間続いた、これも強権政治ともいえる小泉政権が交代し、
第21代総裁に戦後生まれの安倍晋三氏が選ばれた。
方やクーデターで、方や投票で、民主主義国が対照的に思えた。

日本のクーデターといえば、昭和11年
(1936年)に旧陸軍の青年将校らが
「昭和維新」を揚げて企てた2・26事件がある。
もう70年も昔の話である。


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September 24, 2006

第430回「タイ軍事クーデター」

afa8def4.JPG「すぐにバンコクへ戻ってくれ!」
その連絡は突然来た。しかも深夜の1時。
いったい何事かと思ったら、
タイで軍事クーデターが起きたという。

ソンティ陸軍司令官が率いる「民主改革評議会」
が首相府や私邸を戦車が包囲し、
さらには街中を戦車や装甲車が滑走しているらしい。

にわかに信じられないニュースだったが、
心のどこかでは「とうとう起きたか」と冷静だった。

だが、先週の過酷なタイ南部ロケから戻ったばかりだ。
さすがに今の身体の体調を考えて断った。

翌朝早くから、関東地方のマスコミ関係者や
タイ繋がりの友人知人から電話やメールガ殺到した。
「あぁ、よかった。日本にいたんだ」
「いま何処にいるの?」
「タイでクーデター起きてるよ」
みんな、みんな俺の安否を心配していた。

俺ごときのために、とてもありがたいことだが、
物書きの端くれとしてはとても残念なことだった。
こんな歴史的な事件が15年ぶりに勃発したのに、
現地に自分がいないのだから。

クーデター2日後、バンコクに住む友人からメールが来た。
「バンコク市内は、いつもと変わらない平穏さです」と。
何故だがいてもたってもいられず、
思わず現地へ飛んで行きたい衝動に駆られるが、
今は極めて身体を休めて静養に専念しなきゃ。


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September 18, 2006

第429回「約束のG−ンズ」

e1286530.JPG「ウェストが30インチになったら
EDWEN503zを買ってあげるわ」
Y氏の嫁が、数ヶ月前に約束した言葉だ。

先日バンコクのG−ンズショップで
エビスのG−ンズを穿いたら、なんと
俺のウェストが29になっていた。

過酷なタイ南部ロケでさらに痩せたようだ。
今日、Y氏の嫁が約束通りEDWENを買ってくれた。

アニメのルパン契い里茲Δ淵好螢爛織ぅ廚
EDWEN503zを探したが、ショップには無かったので
Y氏と嫁が推薦するG−ンズの中から選ぶ。

で、20着くらい試着した中から最終的に511タイプを買った。
試着室の中はG−ンズで埋もれていた。
ありがとう嫁さん

それにしても俺のウェストが胃を取る前が
36から33になり5ヶ月の今が29だ。
29って女のウェストだろ。
そのうちカミングアウトしょうかしらん・・・




asia_jiyujin at 21:33|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

September 15, 2006

第428回「帰国再びサロマ湖」

aa7faae6.JPG日本に帰国してすぐにサロマに飛んできた。
俺が所属するM基金の元代表であるM氏の
一周忌に顔を出すためだった。

滞在先はアジア男塾の代表であるY氏の邸宅。
嫁が元看護師だから食い物には徹底している。
で、着いた翌日の朝に「毛ガニ」が出た。

朝食に「カニ」だぞ。
普通「カニ」は、晩飯にチョビチョビ酒を傾けながら
食うもんだろう。さらにカニの甲羅をはずして
ずっしり詰まっているカニ味噌に酒を注いで
「クィ」っと呑むのが最高。

なのに朝から「カニ」が出る家。
毎度この家に滞在すると、体重が確実に増える。
さて、今回は何キロ太れるのだろう。

「お〜い、ゴルフ行くぞぉ」
黙々と毛がにを食っていたら、Y氏の親父が誘ってきた。
胃のリハビリに加えて体力作りにゴルフが必須。

さ〜て、秋空に向かって振り回してきましょう。




asia_jiyujin at 17:27|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 気ままな呑んだくれ日記 | 藤岡わこう

September 13, 2006

第427回「フルムーンパーティ」

df8903e3.JPG毎月満月の夜に行われるフルムーンパーティ。
海外や近畿圏のタイ人が続々島に上陸してくる。
怪しいジャンキーたちも集まってくる。

イェーイ!」
アルコールで行っちゃってる奴。
ハロー!」
ドラッグで逝っちゃってる奴。
ハッピー!」
ハッパで決まっている奴。
みんなクレージーな奴らばかり。

嫌なことも、悩んでいることも、
くすぶっている奴らも、躁鬱病の奴も、
この夜だけは酒を煽りながら陽気に踊り狂う。

俺はこの11年間でタイ国内1都75県中、52の県を旅してきたが、
今までにこんなクレージーで暗黒的な島があることを知らなかった。
なるほどタイはまだまだ奥が深〜い国であることを改めて認識した。


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September 12, 2006

第426回「麻薬取締一斉検挙」

70783aab.JPGよりによってXデーの夜に大雨が降ってきた。
亜熱帯地方特有のスコールだ。その後すぐに
ビーチを含めて島全体が大停電になった。

我々A班は焦っていた。内偵捜査していた店の中から
ブツが出てこないのだ。店内も外も真っ暗な状態が続く。
TVスタッフもタイ人Gメンたちも往生する。

「どうすんだよ。ブツが出てこなかったら!」
俺はGメンやP以上にムカついていた。
夕方に、内偵していた日本人大学生21歳は逮捕したが、
女性2名と30歳の自衛隊員はブツが無くて検挙できず。

このままでは、至極締まらない映像しかないじゃねえか。
しかも、逮捕された21歳の大学生は今時の若者らしく
自分が捕まっているのに、まるでバーチャル体験しているかのような
現実味のない言葉を発する。ハッパで決まっているわけじゃないのだ。

麻薬Gメンたちが手錠を出したときに
初めて自分が逮捕されることを悟ったらしく、
「許してください。何でもしますから」を連呼する。
その後もおよそ見当違いな言葉を何度ものたまっていた。

犯罪を犯した人間が「何でもしますから」って・・・
若者よ、ハッパごときで死刑になることはないが
異国で自分の罪を十分反省しながら償いなさい。

ふと手元の携帯電話が鳴った。
「すぐに1号室に来て!」
慌てた声のPからだった。
どうやら内偵捜査していた店内の
別の部屋からブツが見つかったらしい。

やれやれ」俺はカメラを手に雨が降る階段を駆け上がった。
それにしても段取りの悪さに胃潰瘍(既に胃はないが)になりそうになる。
さて、この詳しい続きは10月初めの某夜のニュース番組をご覧あれ。

はぁ〜、取合えず終った
南タイの過酷で危険なミッションは無事終演した。
さてと、日本へ帰るべか・・・


asia_jiyujin at 19:54|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 気ままな時遊人的日記