December 2008

December 31, 2008

第1311回「来年こそ平穏な年に」

aa391189.jpgガラヤニ王女の逝去で始まった2008年。
3ヶ月間の喪期間が明けてからはPDAによるデモ活動が活発。
北京オリンピックで明るいニュースが続くと思ったら開催前のチベット弾圧と四川省の大地震。

秋になり米国に端を発した金融危機の影響で一気に景気が減速。
日系を含む外資系企業が大量解雇。

11月末にはPADがとうとう国際空港を占拠するという
前代未聞の事態に発展した末に民主党がハイジャックのように政権党になった。
何だか目まぐるしく過ぎた1年だったような気がする。

タイは縄張りもシマもないほど利権が錯綜している。
それでいて不思議な均衡を保っていた国だ。

混沌として興奮に満ちた雑踏の魔都バンコク。
埃にまみれた花売り少女や信号待ちする車の間を縫って物乞いする少年。
道路脇のガイヤーンの匂い。人々で溢れかえる市場。

男や女が、子供や老人が、貧困者や孤児が、スリや泥棒が、マフィアや俗者が、
聖者や僧侶が、役人や善良な一般人、そして我々のような外国人がいろんな思いと
いい加減な成り行きで適当に折り合いをつけながら生きている。

1月に完全休業を宣言してからは、以前から切望していた日本の
東海、中部、関西、近畿、北陸、中越、東北を周遊し、
その後も北海道、関東を3ヶ月半掛けて歩いた。

胃を切ってから2年以上が過ぎ、普通に食事が出来るようになり、
好きだった日本酒が再び飲めることに本当に幸せを感じた年だった。
いろんな土地でいろんな名産や銘酒をご馳走になり、いろんな人にお世話になった。
お返しすることが出来ないことに恐縮していたら年輩の友人に言われた。

「簡単な事ですよ。藤岡さんが元気になって幸せになればいいんですよ」
それが何よりものお返しになります、と助言された。
そうなんだ」と思った。元気に生きていればまた会える。

生きること」だが、先進国から来た我々のような異邦人は
この町で生きている民たちの生命力の強さにはとても適わない。
いつも彼らの生き方にはたじろいでしまいそうになるし、
今までそんな彼らから、「生きる意味」を教わってきた。

話は変わるが、先日喧噪な町を避けて水上ボートに乗った時のことだ。
彼氏の肩に寄り添いながら安心して眠る彼女。(写真)
まるで映画のワンシーンのように、そこだけ違う風が流れていた。
凜とした彼氏の顔つきが頼もしく見えた。

来年は今よりもっと厳しい情勢になるだろう。
めまぐるしく政情が変化する社会でも彼は彼女を守るんだろうな。
タイが好きな理由の1つに家族愛がある。
国民もまた国家の子であり家族の一員。

政治は個人の利権の手段ではない。
国民1人1人を幸せにするものでなければならない。
果たしていつになったらこの地に救世主が現れるのか。

案外、彼のような男かもしれない。
来年こそ平穏で幸せな年になることを祈りたい。

asia_jiyujin at 00:33|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

December 30, 2008

第1310回「幸福感の度合い」

53d0d348.JPG間もなく2008年が終わろうとしている。楽しいことやそうでないこともいっぱいあった年。収入に関して言えば3年連続して激減している。今月に至っては収入がいつもの月に比べて一桁少ない。

10分の一にも満たない収入に将来的な不安は感じてはいない。タイに住み始めてからは極力景気に左右されない生き方をしてきた。飽食時代と言われる昨今。資本主義に翻弄されて現金主体の人生を送るよりも最低限の必要な金で心の豊かさを探求する方を選びたい。

アメリカが咳をすれば日本が風邪を引く」、と言われるが
タイは肺炎を起こしかねない状態である。

それでも、自分の心掛け次第で「幸せの度合い」は変えられる。
不遇」であっても「不幸」だとは思わない。
ま、何はともあれ今年は充分過ぎるほど「幸せ」な1年だったと思う。

そんな1年を振り返り、昨夜は越後姫といつものK社長と忘年会を開いた。
タニヤの高級料理店Sで「牡蠣鍋」と「海鮮鍋」に舌鼓をうつ。
ビールに焼酎にワインと、三者三様好みのアルコールで堪能。

二次会はいつものカラオケ店に流れて、ワインと日本酒で乾杯。
かなり飲んで酩酊状態。どうやって帰宅したか定かではないが、
翌朝は久しぶりに二日酔いで目が覚めた。

頭がボーっとする中で、TVで今年の重大ニュースを見ながらふと思った。
異国に住みながら、事件や犯罪に巻き込まれることなく、いつでも美味しい
モノが食べられる環境があるということは、それだけで幸福なことだ。

ま、「旨い」もんが食べられて「美酒」が堪能できて、
一緒に語らえる「朋友」がいるだけで今年は充分楽しく幸せに過ごせました。
日本でもタイでも、一緒に飲んで語らった全ての「朋友」に感謝である。


asia_jiyujin at 23:34|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

December 29, 2008

第1309回「年の瀬の物売少女」

bca6d0a5.jpg「ねぇ、おじさん。おかし買ってよ」
大人で賑わう歓楽街の一角で1人の少女に声を掛けられた。振り返ると小柄な少女が籠いっぱいに御菓子を入れて立っていた。

白い雪が降っていれば、まさしく「マッチ売りの少女」の情景だ。
いくら?」甘ったるいタイの御菓子は普段から敬遠していたが、この時はつい弾みで値段を訊いてしまった。

「一袋20バーツ。いっぱい買ってくれたらオマケするよ」

この手の商売には、必ずと言っていいほど裏に暗躍した組織が存在する。
おそらくこの少女もそんな闇の組織に雇われて無理矢理歓楽街で
毎日御菓子を売らされているんだろうと思った。

思わず8月に公開になって話題になった映画「闇の子供たち」の一場面を思い出す。
煌びやかに輝くネオンの街で、少女の顔だけがくすんで見えた。
母親はどうした?」
「病気、家で寝てる」

これもボスから言わされているお涙頂戴的な決まり文句であろう。
貧国の最底辺で生きる民たちが外国人相手に使う定説な台詞でもある。

普段から道端の物乞いや歓楽街の花売り娘には金を出すことはない。
観光客が一時の感傷的な気持ちでお金を恵み続ける限り
この手の物乞家業は永遠に無くなることはないからだ。

そんな事は周知の事実であることを十分熟知していたつもりだったのに、
この時は何のためらいもなく少女の御菓子を5袋買ってしまった。
もちろん自分で食べるつもりはなかった。

歓楽街で働く馴染みのタイ人たちにあげれば喜ぶだろう。
よくよく見てみると、葉っぱにくるまれた御菓子は
明らかに普通の家庭で作られる御菓子。母親の手作りだった。

ノーン、もう10個買うよ
少女の顔が一瞬にして笑顔になった。


asia_jiyujin at 03:03|PermalinkComments(2) 気ままな呑んだくれ日記 | 藤岡わこう

December 27, 2008

第1308回「純和風柏屋旅館」

558e6073.jpg柏屋旅館】というタイでは一風変わった宿泊施設に行って来た。
入口の構えは、まさに日本の秘湯にありそうな温泉宿そのもの。
2ヶ月ほど前に開業したばかりの日本人が経営する和風旅館。

エコノミー1300B スタンダード1500B ツイン1700B。
朝食は日本料理。 嬉しいことに大浴場(5,6人程度)があり
(入浴時間は午後10時迄)入浴後にビールかジュースが無料。

ヒゲ剃りや歯ブラシ、シャンプーなどのアメニティーは日本のホテルとほぼ同じ。
インターネット無線ラン 無料飲料水が1日2本付いている。
普段はタイ人スタッフしか常駐していないが特に問題はない。

難は朝夕が多少渋滞するスクンヴィット26の通りにあります。
でもまぁ、BTSプロンポン駅まで歩いても6,7分。
居酒屋もマッサージ店も多数点在している地域ですし、
スクンヴィット通りで2000THB以下のホテルが極少なだけに
環境や利便性を考えれば十分満足出来る宿泊施設と言えるでしょう。

海外旅行に来てまで日本式か、と思われるでしょうが、
下手な豪華さよりも旅の疲れがとれ、落ち着ける雰囲気が一番でしょう。

バンコクにお越しの際は是非一度ご利用下さいませ。
ね、函館のHさん。因みにJフィーは無料です。
オレもたまに日本の「和」を味わうためにいっぺん泊まってみようかな。


asia_jiyujin at 02:01|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

December 26, 2008

第1307回「特殊な聖域の聖夜」

be7f359c.JPGきっと君は来な〜い〜一人だけのクリスマス〜
山下達郎の歌を毎年この時期に口ずさんでいたのが空しい。
孤独を寂しがり屋と勘違いするくらいなら進んで楽しむべし。

昨夜は取材が入っていたので否応なしに歓楽街に足を運んだ。
敬虔な仏教徒が大半を占める国なのに、タニヤ通りが真っ赤に染まっていた。一瞬、先月空港を占拠したPADと敵対するタクシン派のデモかと勘違いするほど赤い衣装姿。

よく見れば、ホステスもポン引きもサンタ姿に扮しているだけだ。
さすがに聖夜だけは1つのイベントとして賑わって見える。
普段からの仕事場が歓楽街なだけに馴染みの顔が並んでいる。

「フジさ〜ん、メリークリスマ〜ス。店に寄っていってぇ〜」
いろんな国で景気が低迷する中、この日だけは景気が上がる。
取材を終えて通りを歩いていたら馴染みの店に拉致された。

メリークリスマ〜ス
シャンパンやワインを軽く頂くも、不思議とこの日は金を取らない。
おまけにめっちゃ高そうなクリスマスケーキまでご馳走になる。
さらに、綺麗どころを数人侍らしてのハーレム待遇である。(写真)
おー、ジーザス。神に感謝じゃい

いつも無料でお店の紹介記事を書いているので感謝の意らしい。
いえいえ、感謝すべきはオレの方ですわい。
聖域での聖夜のひと時は、愛と幸せに満ち溢れていましたわ。


asia_jiyujin at 12:58|PermalinkComments(0) 藤岡わこう 

December 25, 2008

第1306回「仏教国の聖夜」

97384091.JPG今日はクリスマス。イエス・キリストが2008年前の昔にユダヤのベツヘレムに誕生した事を祝い喜ぶ日であり、それは人類を愛した神が救い主を送った日でもある。

正式にはキリストの誕生日ではなく「降誕日」と呼び「Christmas」は「Christ」と「mass」の合成語。キリストのミサ、あるいはメサイヤ(救い主)の礼拝を意味するらしい。

だが、今日のクリスマスは、サンタにツリー、ケーキにプレゼントと本来の真意とはかなりかけ離れた現金主義文化に変化。因みにタイは日本と違ってイヴはない。だから、25日だけが恋人同士や家族にとっては大事に過ごす一大イベントの日でもあります。

もっとも敬虔な仏教徒が多い国なのに、キリストの降誕を祝うのも変な話だし、
ヴァレンタインデーでも盛り上がるタイ人。要は楽しめる文化は容易に受け入れる
「マイペンライ(気にしない)精神」が楽観的なタイ人気質とも言えるんでしょうな。

メリークリスマス全ての人に愛と幸あれ
さてと、仏教徒のオイラもちっちゃな愛と幸せを探求しに聖夜の街へ・・・。

asia_jiyujin at 01:31|PermalinkComments(2) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

December 22, 2008

第1305回「大不況到来の兆し」

48ae6378.JPGこの数日、取材で街に出るが何処へ行っても良い話を聞かない。
「あかんわ、このままじゃウチは倒産やで」
「お客が来ぃへんさかい、さっぱり儲けもないがな」
「何とかしてよ〜、フジオカちゃ〜ん」

アホか」何とかしたくてもこんな危機的状況を一塊の庶民であるオレ如きがどうこうすることなんか出来るはずないじゃん。今はジッと我慢の二の字で堪えるしかないのよ。

かつてこの10年間で客人が来なかった月は一度もなかったのだが、今月のスケジュール表は真っ白。年明けのハイシーズンも真っ白。国際空港閉鎖の影響もあるが理由はそれだけではない。

タイの政情に関係なく、米国に端を発した金融危機の影響で
日本の景気が一気に冷え込んでしまった現状では致し方ない。
いくら円が急騰しても娯楽である海外旅行の余裕はないよね。

歓楽街はいつもの賑わいもなく通りにはダレたホステス達が肩を落とす。
ポン引きたちも客の袖を引きたくても肝心の客が歩いていない。
タクシーに乗れば不景気を愚痴る出稼ぎ運転手にウンザリする。

元カラオケ店のチーママをやっていた知人のタイ人ガイドが、
やっとの思いでライセンスを取得したのに仕事が無くて再びタニヤに逆戻り。
そのタニヤとて客はいなのだから、泣きっ面に・・・・だ。

写真のような近代的なりっぱなホテルが開業したというのに
海外からの観光客が激減して稼働率は30%にも満たない。

いったいこの先タイの将来はどうなるのでしょうねぇ。
新聞紙上では、97年のタイバーツ下落以上の経済的不況になると掲載。
内需拡大、早期の景気回復を唄っている新政権の民主党アピシット首相だが、
果たして未だに対立する反体制側が水面下でくすぶり続けている現状が怖い。

こんなときにやるべき事がある。
そう、次のステージを想定してスキルアップのための勉強。
いざというときは、やはり画一した特殊な知恵がものを言う。
ランゲージスクールに通ってブリティッシュ英語でも習おうかしらん。

果たして救世主が降臨して微笑の国に笑顔が戻る日は、
いったいいつの日になることだろうね・・・。


asia_jiyujin at 12:22|PermalinkComments(2) 気ままな呑んだくれ日記 | 藤岡わこう

December 19, 2008

第1304回「金融不安円高急騰」

2e8e2f3c.jpgかつてバブルが崩壊した後に日本が使ったゼロ金利政策。
今度は金融危機で大揺れしているアメリカが使うことになった。
おかげでドルを売って円を買うバイヤーが急増し、
この日の1万円の両替は3900バーツに迫る勢いになった。

日本からの観光客にとってみれば嬉しい悲鳴だろうが、
金融や輸出に携わる業界は断末魔の叫びに近い悲鳴だろう。

赤字国債の発行を決めた日本も、混迷の中で無理栗新政権を樹立させたタイも、
オリンピック閉会後に一気に景気が失速した中国も、未曾有の大恐慌になりかねないアメリカも、
年が明ければかつて無いほどの大量の失業者が街に溢れ、世界的な大恐慌がやって来る。

日本では大手工場の契約社員大量解雇問題で国の対応が急務になっている。
そもそもこんな時代に国に頼っている時点で間違っているのだ。
国に依存したところで救済されるのは極一部の層だけである。

先日のニュースでコンビニ強盗して捕まった犯人の所持金が9円。
彼もまた時代に吞み込まれた1人の失業者的被害者なのだろうが、
己の処遇を呪うことなかれ。それが資本主義社会の現実なのだから。

バンコクも先日人通りの多い日本人街で男女数人のスリが多発。
失業→無銭→強盗・スリなどの短絡的指向の犯罪が急増。
この手の「負のスパイラル」は1つ起きると多発する恐れがある。

自分の苦難を国や学校や親のせいにして責任転換するのも嫌いだ。
見よバンコクの路上を
彼方此方でだらしなく横たわる野良犬の姿。
オレは彼らを見ていると無性に生きる勇気が湧いてくる。

タイでも年明けには100万人規模で失業者が出る。アメリカも然り。
中国も然り。ヨーロッパも然り。地球規模で経済が冷え込む時代が来る。

こりゃあ、マジで一大事だ

ま、タイの場合は食えなくなりゃ出家して坊主にでもなるか
道端にカンカン置いて日がな一日中頭を垂れているか
若しくは仙人のとこに修行に行って霞を食って生き延びる手段もある。(違うか!)

やまない雨はない。朝になれば必ず陽は昇る
景気に関係なく野良犬がノウノウと生きている国で
知能を持った人間様が生きていけないはずはない。

兎角エリート層は苦境に弱いが、最底辺で生きる貧乏人の底力は半端じゃねぇ。
彼らは、どんな困難に遭遇しても笑顔で楽しむパワーを兼ね備えている。
「なんで俺がクビやねん」と落胆せず、神様が与えてくれた人生の試練だと思え。
さすれば失業しても前向きに生きていれば必ず「」が生まれ人生が開けるものだから。

諦めるな。道は1つじゃない。ネバーギブアップですぞ

asia_jiyujin at 06:12|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

December 18, 2008

第1303回「間もなくX’mas」

d9acea2e.jpg敬虔な仏教徒が多いタイ王国ですが、
間もなくこの国にもX’masが訪れる。
無宗教徒派が多い日本と同じように
西欧の文化でもあるX’masは異常に盛り上がる。

バンコクの街中は、すでにX’mas一色。
歓楽街やデパートではX’mas宣戦が激戦し、
巨大なツリーが南国の夜の街を彩っている。

元々、極寒の北国育ちのオレにとっては
X’masは昔からホワイトクリスマスのイメージがある。
だから、雪が降らない南国のX’masには何となく違和感がある。

カップルや夫婦や家族がいる人にとってはとても楽しみな日だが、
オレのように1人ものの独身者には非常に辛い日でもある。
普段の日と違って賑わう街中に1人で歩いていると疎外感がある。

橋下のホームレスやスラムの小屋に住む最底辺の民たちにとっては
街が華やかになればなるほど、自分たちの劣悪な環境を呪う。
資本主義社会の中では、受け入れなければならい現実の社会だが、
育ち盛りの幼い子供たちだけは違う。

寂しさや孤独感の中で迎えるX’mas
せめてこの日だけは親の「愛」に満ち溢れた聖夜であって欲しい。
オレも小さな「」に触れたいのだが、特にコミットするパーティーもないしな・・・。


asia_jiyujin at 03:32|PermalinkComments(4) 藤岡わこう 

December 16, 2008

第1302回「VISA厳粛化撤廃」

1715b4c1.JPGアメリカでは民主党のオバマ氏が黒人初の大統領に選ばれた。
タイは昨日の特別国会で民主党のアピシット党首が第27代首相に
選出された。今まで野党だった政党が次々に政権党に変わる。

現政権に満足しない結果だろう。そろそろ日本も変わる時期かな。
さて、首相府官邸や空港占拠で長らく混迷が続いていたタイだが、
民主党が政権を握ったことで果たして政情が安定するのかね。

今度は野党側に回ったタクシン派の行動が気がかりでもある。
まぁ、どっちでも構わないから国民の生活主体の政治を期待したい。

タイに住まわせて頂いている身としては安心できる政治を望みたいのだが、
先日ある新聞記事を見て「なに」と驚いたと同時に「またかよ」と落胆した。

ビザなし滞在 年間滞在日数の上限撤廃
なんじゃい、こりゃあ」である。

タイ移民法に準拠する警察庁令では、日本など41カ国・都市からの旅行者に
対して30日以内の観光滞在に限りビザ(査証)取得を免除している。
(オレが14年前に来た当初は2週間だった)

しかし、30日毎に出入国を繰り返すことで長期滞在する犯罪者や
不法就労者が増えたため入国管理事務所では2006年10月1日から
ビザなし滞在を厳格規制。ビザを取得しないで滞在できる日数の上限を
初回入国日から180日以内で90日とする新制度がスタートした。

この新しいルールのおかげで空港での入国時に倍以上の時間を要した。
そりゃあそうだ。コンピューター全盛期のこの時代に、
係官がVISA無し旅行者に対して滞在できる日数を手計算するのだ。
まさに時代に逆行した(いや追いつかない)アナログ的対応としか思えない。

しかしだ。警察庁では11月25日、このルールの撤廃を発表し即日実施した。
おりしも国際空港がPADによって占拠された日だ。よりによって出入国が
出来ない状況の日に、何故撤廃を発表する必要があったのだろうか。
なんか微妙に裏で司法が動いているような気がするのだが・・・。

今後、ビザを取得せずに空路で入国する場合、滞在できるのは
30日以内と変わらないが、年間滞在日数の上限がなくなる。
(これで空港での入国手続きも早くなるでしょう)

一方、ビザを取得せずに陸路で入国する場合は、
これまでは30日以内の滞在が許可されたが、
新規則では15日以内の滞在しか認められない。

タイに住む不法就労者への対処なのだが、
15日毎に出入国を繰り返すことはできる。
空路入国と同様、年間滞在日数の上限はないのだから
再び犯罪者が増えることは避けられないとちゃう。

タイという国は、たまに厳しくして忘れた頃に手綱を緩める規制が多い。
民主党が政権を取ったけど、果たして手綱はどないなるんやろ。

そんなことより折角高額出費して取得した1年間のロングスティビザ。(写真)
そりゃあ〜、ねぇよなぁ〜
果たしてホントに必要だったのか。

いつもタイの理不尽で不条理な対応に翻弄されるのは善良な外国人である。

asia_jiyujin at 03:47|PermalinkComments(0) 気ままな呑んだくれ日記 | 藤岡わこう