May 2013

May 30, 2013

第2494回「運気低迷中の幸せ」

2494マイケルツーショット


先週、バンコク最大の歓楽街パッポンにある某BARで
西洋人オーナーM氏のバースディパーティが開催された。

「時間があったら是非店に顔を出して下さいよ」

仕事柄、開店祝やアニバーサリーパーティにしばしばお声が
掛かるので、極力仕事を調整して顔を出すようにしている。
たまに取材が立て込んでる時は行けないこともあるけどね。

この業界、義理を欠いたら次がないからね

時間より少し遅れて入店するとオーナー所縁のファラン
の常連客で賑わっていた。日本人客もちらほら・・・って、
あらら、見ればみんな顔馴染みの同業者ばかりやん。

2494ケーキ


ハッピ〜バースディミスターM
「オー、セェンキュー、セェンキュー」
くぅ〜なんだこれ。めっちゃ旨いやんけ

思わず同業者のLと顔を見合わせてすぐに2杯目をお代わり。
最近は体調不良続きでずっと酒類を口にしていなかっただけに、
今宵はオーナーが用意した極上のイタリア産シャンパンで酔う。

いやぁ〜、これが旨いのなんのって

2494ゴーゴー


会場にはセクシーダンサーがそこかしこで刺激的に妖艶な踊り
を披露しているのだが、もっかのオイラの興味は目の前に冷えて
いるシャンパンの瓶にクギづけ。気付けば3本も空けちゃった。
これだけ飲めるっちゅうことは体調は完全に復活したんやろね。

久しぶりのアルコールじゃ〜なまらうっめぇ〜

昨年のバースディパーティでは日本料理店から日本人の板前さん
を2人も呼んで、その日築地で仕入れて空輸されたマグロや
白身魚を刺身と鮨で堪能。もちろん銘酒も用意されていた。
我を忘れて至福の時間を過ごさせて頂きました。

さすがミスターM太っ腹。くぅ〜、し・あ・わ・せ

大殺界ながらも、こげな至福に巡り会える縁に感謝せんとね。
運気が低迷してんのか立て続けに取材がドタキャンになったり、
買いたい食材が売切れていたり、ベッドの角に小指をぶつけたり
まぁ、かつてないほどツイてないことばかりが続いていた。だから、
最近じゃ、どんな小さなことでも幸せ度が倍増して感じられる。

プレイガール


くすのき


よりみち横


「予定の時間より早く取材撮影が終わったぜ」
「残り最後のお目当ての特売品がゲットできた」
「大根のカツラ剥きが途中で切れることなく最後まで剥けた」
「重い荷物を抱えてBTSに乗ったら偶然目の前に空席発見」

そしてメシが普通に美味く感じられること。今はこれ以上の
至福の幸せはない。ある文献によれば鉄分摂取の栄養素
寄与率が高い食材は、米、卵、ホウレン草、次いで醤油。

なるほど今夜はホウレン草のおひたしに出し巻き卵だな

塩麹入りの出し巻き卵を上手に巻けると小さな幸せを感じます。


asia_jiyujin at 05:13|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

May 29, 2013

第2493回「つくづく怠惰よなぁ」

2493カメリアン病院


あ〜面倒やけど行くか

先日の夕方、抜糸の為に近所のカメリアン私立病院に行った。
さすがにラチャウティ国立病院と違って待合室は人もまばら。
イズはほどよくクッションが効いて長時間座ってもケツが痛くない。

2493待合室


さすが私立病院だよねぇ・・・治療費は高いけど

ところが、10分経っても20分経っても呼ばれない。待合室
は4,5人程度。しかもオレの後から来た通院者。しびれを
切らして処置室に入ったら看護師が机に突っ伏して寝ていた。

2493エマージェンシー


あの〜まだですかねぇ
「あら、ご免なさい。カルテ取りに行くの忘れていたわ」
おいおい、つくづく怠惰よなぁ・・・もといタイだよなぁ

PCの文字変換ミスだがあながちこの場面は的を射て思わず苦笑)
このタイ人特有のダレさ加減と怠惰な雰囲気は長年住んでいる者に
しか分からんと思う。あまつさえ怒りよりも諦めが早くなる。

2493抜糸


「ハイ、すぐに終わりますよぉ〜」
てか、本来ならとっくに終わってんでしょ
「あら、(縫い跡)綺麗ねぇ」
てか、オレは全然見えないっちゅうの

で、5分もかからずに終了。シャワーと飲酒厳禁を言われて帰宅。
なんちゅう早さだ。通院時間を合わせても1時間もかかってない。

2493カメリアン看板


来月上旬には背中の皮膚癌の検査結果が出る。どうしたもんか。
すでに紅斑は薄くなって目立たない。でもなぁ、背中切って痛い
思いをして、しかも初診で6時間だからねぇ、行くべきかのぉ。

あぁ〜、面倒くせぇ

最近はすっかり面倒くさがり人間になっている。

asia_jiyujin at 06:16|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

May 28, 2013

第2492回「復活の暴食欲生活」

2492バーシー儀式のオレ


今日も元気だメシがなまら美味いべさ

結婚式でバィシーの儀式で僧侶の念の入ったポッケーン(白い糸)
を手首に巻いて貰った仏的効力なのか、それとも内服薬の効果か、
はたまた食生活の改善なのか、あるいは単なるポジティブ思考が
功を奏したのか、いずれにしても以前と比べて疲れにくくなって
毎日健康的に絶好調が続いている。何より飯が食えるのが嬉しい。

土産に貰った炊込み飯に札幌ラーメンがなまらうまいっしょ。
でも、白米に納豆、サバ缶に酢の物に味噌汁だけでも幸せだべ


2492炊き込みご飯の素


今年の2月後半から急に倦怠感や極度の食欲不振になり、便秘や
身体中に広がったキモイ紅斑の浅在性抗真菌症。さらにはそんな
凹んだ精神状態に追い打ちをかけるように人生最悪の運勢低迷期
の大殺界である。さすがにポジティブなオレも自暴自棄になった。

2492旨いラーメン


マジかよ、ラーメン一杯も食えねぇってか
あぁ、もう歳かねぇ。疲れが全然とれねぇし
BTS駅の階段登るんがなんまらキツくってさ
いやぁ、ついてねぇ。もう、どうでもいいや

歳と共に己の身体が段々衰えていく様を感じていた。唯一楽しみ
のメシすら満足に食えない。仕事や私生活にしても上手く噛み合
わず何をやっても空回りして思うようにいがねぇ。まぁ長い人生、
時にはそんな低迷期もあるけど、どんな人間も老いには勝てねぇ。

嫌じゃこのまま老いて朽ち果てんのかよぉ

自分がこの先どうなっちまうのか分からない不安や、思い通り
に行かないジレンマの日々が続き、心が折れそうになっていた。
毎月満月が出る度に「オレを健康体にしてくだせぇ」と懇願。

で、「祈りは意外と早く通じた

5月上旬を過ぎた辺りから不思議と食欲不振と便秘が治った。
気がつけば紅斑もさほど目立たない。何がどう作用したのかは
分からんけど、まるで覚醒したかのような健康体になっていた。

2492メチコバール


食生活の改善と内服薬で自然治癒力と免疫力が向上したのか、
今はつくづく食べられる喜びを噛みしめながらエンゲル係数が
一気に増えたけど自炊生活を大いに満喫している。深謝。

でもなぁこの異常すぎる食欲はいつまで続くのかしらん

一日三食キッチリ食べているけど不思議と体重は57堊宛紂
最近じゃ鶏肉も食べているし炭水化物も食べてんだけど太らん。


asia_jiyujin at 08:36|PermalinkComments(2) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

May 27, 2013

第2491回「5年ぶり幸福家族」

2491せたが屋ラーメン


我が息子が社会人になって23歳の誕生日を迎えた今月上旬。
群馬県の某市から懐かしい家族がオイラに会いに来てくれた。

先日のサコンナコン県で結婚したカップルと同じく5年前にも
馴染みのタニヤ嬢から懇願され、53歳の愛読者との結婚式の
ためにスリン県まで8時間かけて取材を兼ねて行った事がある。

1ヶ月ほど前、タイ正月にその子が嫁いだ群馬県から3歳の子供を
連れてスリン県の実家に先に里帰りしていた。昨年の同じ時期にも
子供を連れて帰って来た時に会ったけど、ペンキ職人の旦那様は
仕事が多忙で断念。今年は黄金週間後に休暇を取って5年ぶりの再訪。

2491昨年のピン


どうも、ご無沙汰してました
「いやぁ〜その節は世話になったねぇ」
随分髪の毛が白くなりましたね
「もう、歳だからねぇ」

嫁の実家に滞在していた旦那の希望でどうしても日本のラーメンが
食べたいというのでトンロー10にある“らーめんチャンピォンズ
に行く。着いた途端「環七を制したここがいい」とせたが屋に入店。

どうっすか日本は。震災の特需で仕事も忙しそうですね
「いやぁ、仕事はあるけど(見積価格)叩かれて儲けは少ねぇよ」
へぇ〜、そうなんすか
「行政のやることなんて、みんな下請け泣かせだよ」
でも、家族が食べていけてんだから良と思わなきゃ
「ま、そうだな。こいつがおっきくなるまで頑張っぺぇ」

2491ピンと子供


ほどなくして出てきた人気のせたが屋拉麺を残さず全部ペロッと
食っちまった自分にビックリした。完全に昔のオレに戻っている。
おまけに毎食後に起きていた恐怖のダンピング症候群もない。

まさにメチコバール効果なのかしらん

食べ物を口に入れた途端に広がる旨味が舌をつたわり副交感神経が
反応して、やがて脳も身体も幸せの極致に誘われる。それがなまら
美味い食材で、気の合うヤツと一緒であればドーパミンが放出されて
さらに旨味成分が増して満足度が上がる。

食べる、飲むは一番簡単に幸せの境地に行けんのねぇ

さて、元タニヤ嬢は旦那様の高齢になる母とも大変仲が良く、毎日
子育てに追われながらも日本料理の腕も上達して家族みんな幸せに
暮らしていた。まさに数少ないタニヤ嬢シンデレラストリー物語。

良かったねぇ。中にはこういう幸せなケースもあるんですなぁ

先日の課長さんも、独りよがりにならずもっと相手の家族を思い
やって広〜い心でお互いの理解を深めていって欲しいもんですな。

優雅に泳ぐ水鳥も見えない水面下では必死に水をかいてんのよ

頑張れ」と「努力」と言う言葉はタイに住むようになってから
封印した。代わりに「自分に負けるな」「人様のせいにするな
諦めなければいつか夢は叶う」を根底にしながら生きている。

日本人同士の結婚生活も大変なのに、言葉も考え方も風習も異なる
外国人同士の結婚生活はもっと気苦労が多い。子供のオママゴトの
延長ではないのだから、人に依存せずもっと真剣に必死こいて毎日
水をかかないとオートマ的に幸福がやって来る訳じゃないからね。

ま、人様の幸せよりも自分のこれからの生き様を考えねばな



asia_jiyujin at 09:32|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

May 23, 2013

第2490回「バリバリ絶好調薬」

2490バリバリ薬


くぅ〜、やたらと腹が減るわい

通院の翌日からやたら体調が良い。中畑清ばりに絶好調なのだ。
しかもビックリするくらいの食欲で食べても食べてもすぐに腹が
減って1日に5〜6回も食べている。今までの食欲不振の反動
なのか、まるでラマダン明けの断食者の如く異常なほどの暴食。

食い過ぎなのは分かってるけど飯が美味いってホント幸せ

2490なんと59圓


それにしても5月1日に55圓世辰紳僚鼎、イサーンの結婚式
から戻った翌週には最高で59圓泙之秡した。今は56埖罎
安定している。これもメチコバール内服薬のおかげなのかしらん。

すっげぇなこの薬。もっと早くに知ってればねぇ

紅斑が切っ掛けで胃癌全適者がいずれビタミンB12欠乏症になり
やがて神経障害に陥り悪性貧血と同時にメチコバール筋肉を知った。
いやはや人生何処で助けられるか、縁を大事にしていてえがった。

T病院のM看護師さま。ホンマおおきにどす

生けとし生ける全ての生き物は、食物を採り入れる事で元気になれる。
元気があれば何でも出来る。ただし、現在検査中のため酒とエステは
自粛中。完治したらアカスリに行って泥酔するほど酒を飲んでやる。

でも、よほど血流が良くなったのか、両腕の血管が浮き出して
さらには第二の心臓と言われるふくらはぎのポンプが詰まって
いるのか、やたらと足が浮腫んで気色悪い。

なんじゃこの醜い足は。クツが履けねぇじゃん

2490血管が浮き出る右腕


2490左腕


2490浮腫んだ足


2490浮腫むあし


まるで映画『アベンジャーズ』に出てくる超人兵士計画の実験中に
ガンマ線を浴びたため怒りの感情を抱くと緑色の巨人へと変貌する
超人ハルクか、はたまた『シュレック』のように肥大化してキモい。

体重も増えたけど足も太ったってかんなバカな

2490カメリアン


2490受付


2490血圧


2490ガーゼ取り替え


2490待合室


皮膚を切除してから3日後、自宅近くの私立病院でガーゼを取り替
えて貰ったその足でトンローソイ9の薬局屋さんに寄った。今回の
一連の出来事をオイラが全幅の信頼を寄せている北海道薬科大卒の
LIKI薬剤師に説明。話し終わった後に先生から言われたひと言に絶句。

「これは単なる保湿クリームですね」
じぇ、じぇじゃあ、何で治ってきてんの

2490 3点薬


国立病院で処方して貰った3種類の薬剤。オレはてっきり皮膚薬と
思い込んでいたけど、実際は薬ではなく保湿クリームと判明して愕然。

皮膚に刺激のない液体石鹸は実は単なるベビー専用の弱酸性の
ボディシャンプー。次に紅斑改善用の塗り薬と思っていた2つの薬
は、実は単なる保湿性の高いローションだった。と言うことはだ、
結果的に薬の力を借りずに己の自然治癒力で治したことになる。

だったら病院に行かんでもよかったじゃんよ

2490アロエ


市販のアロエの乳液や昨年の洪水の時に飛ぶように売れたという
抗菌用の炭石鹸を買って薬以外の治療を試みたがLIKI先生曰くは
「気休めですね。実際には効果ないでしょ」だってさ。

ありゃま

アロエ乳液や炭石鹸は気休めかもしんないけど、愛泰家のO氏が
買ってきてくれたミューズの石鹸は効き目がありそうだけどね。

2490ミューズ


確証はないが、メチコバール内服薬を服用したことにより欠乏して
いたビタミンB12が一気に体内に採り入れられ事により一時的に
改善されて体調がなまら良くなり、そのことにより食欲が増して
元気になって免疫力が向上して抗真菌症も治ったのではないかと。

なるほどねぇ。それが一番大きな要因かもしれないですね

それにしてもこの内服薬。あまりにも効き目が絶大なだけに、
もしかしたら覚醒作用のある物質が混入さてんのかと疑った。
だってさ、ここはタイだからね。HIV用のジェネリックもある
くらいだから、あながち強烈な薬があっても何ら不思議でねぇ。

元気になれんならトラの○玉を煎じたって構わんぞ

さらにメモ紙に走り書きされた“Biopsy”を見逃さなかった先生は
皮膚を採取した理由は皮膚癌を調べるのが目的だと説明してくれた。

さすが先生もうオイラのタイの主治医だね

この国へ来て大きな病気は胃癌くらいだが、あれから7年が経って
再び同じような時期に原因不明の病気を患った。ま、何はともあれ
2月後半から出始めた身体中のどす黒い紅斑も徐々に完治しつつある。
食欲も回復して以前にも増して食事が美味く感じられる事が幸せだ。

このまま順調に完治してくれろ


因みに、悪性貧血が気になって8年前に胃を全摘した友達がいる
札幌の友人に訊いてみて貰ったらこんなメールが返ってきた。

8年前に全摘したTは全く問題無く2年程前に北大の医者から
「もう検査に来る必要無し」と言われたそうです。本人は現在
元気そのもので週1のゴルフに頑張っています。藤岡さんも
例年通り帰国してN胃腸器萪病院で検査されたらどうですか



ふぅ〜ん羨ましい。人によっていろんなケースがあんのね

結論を言うと4月後半から飲み始めたメチコバールの内服薬の
おかげなのか、食欲が一気に増進してなまら食欲が旺盛になり
欠食児童ばりの暴食。気がつけば55圓ら一気に4圓眩えた。

便秘も解消され、毎日とぐろを巻いた茶褐色の健康なウ○コが
(食事中の人はご免なさい)投下されていく。つい1〜2ヶ月前
までは体調も絶不調で、さらに運勢もこれから3年間は大殺界。
全てにおいて「こりゃあアカンわい」と嘆いていたけんど、5月
に入ってからはまるで嘘のように元気で健康な日々が続いている。

あぁ、つくづくご飯が普通に食えるってホント幸せです

2490メチコバール内服薬


因みに、このバリバリ絶好調薬を胃癌全適者じゃない人にも
呑ませたらどうなんだろ。まぁ、横浜の愛妹も呑んだことがある
くらいだから一般の後期高齢者でも大丈夫なんだろうけど。

試しに母上さまに呑ませてみるべか。オレより元気だけど


asia_jiyujin at 14:45|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

May 20, 2013

第2489回「は?何でそうなるの」

2489戦勝記念塔


じぇ、じぇ(イスに)座わる場所ねぇじゃん

再びあの驚異の超待ち時間の長ぇ国立病院にやって来た。
今回は事前に午前9時の予約表を持参して直接処置室に
入ったのに呼ばれたのは1時間後。言わずもがなのタイ時間。

2489ロビー


ま、前回の4時間半よりはまだましか・・・

2489オペ室前


で、写真撮影があるからと上の階のレントゲン室へ行ってと
指示され、言われるがままにカルテを持って移動するも廊下は
長っげぇし部屋も無数にあるし、辿り着くまで5人の人に訊く。

2489カルテ


2489撮影室


お、ここだ。えホントにここでいいの

やっと辿り着いたレントゲン室には一眼レフカメラを持った
いかにもヲタクっぽいお兄ちゃんが被写体のオイラを撮影。
何処の部分を撮っていいのか迷っているようだったので
自らパンツを脱いで「ここと裏側」と満遍なく指示を出す。

っつうか、よくよく見たら大分薄くなってんじゃん

以前までどす黒かったあの気持ち悪い紅斑が、かなりの範囲で
薄くなっていた。4月30日に初診して頂いてから僅か1週間。
見た目にも劇的な回復が見られる

2ヶ月以上も治らなかったのに何でやねん

数日間、自然溢れる田舎で過ごした新鮮な空気が良かったのか、
それとも激辛のソムタムを食べて便秘が治ったのが要因なのか、
或いは病院で処方された薬の効果か、はたまたメチコバール内服薬
が効いて体調不良が改善されて免疫力が格段に向上したのかしら。

いずれにしても、この状況で今更治療を続ける必要はあるのか。
ところが「左肩後ろの皮膚を切って検査するわね」とオペ室へ通される。

あの〜もう治りかけてるし検査は必要ないんじゃないの

若い女医はオレの言葉を無視してまるで精肉工場の流れ作業の如く、
オペ台に横たわる患者を指示書に沿いながら次々に淡々と処置する。
いきなり俯せにされたオレは有無を言わされずに部分麻酔を打たれた。

ちょ、ちょっと待ってくれ。なんで背中の皮膚を採取すんねん
「指示書にはBACKと書いてありますから」
だったら背中でなくても尻や腰でもいいだろ
「だって、もう麻酔打っちゃったし」
いや、だからさ、手が届かな・・・

そんなオイラの要望はここでは通じず、気がつけばオイラが手を
延ばしても到底届かない左肩の下の皮膚を採取してガラス瓶に詰めた。

2489オペ


オイオイよりによって何で手の届かない場所を切るんだよ
「帰宅したら奥様にでもやって貰って下さい」

どこをどう見てオレが既婚者だと判断したんだよ。そっちの勝手な
思い込みに過ぎず、何故切る前にひと言確認せんのだ。往々にして
タイ人は自分のミスを認めず、かつ謝らないプライドの高い民族だ。

オレはシングルなの。1人じゃガーゼ代えられないじゃん
「だったらご自宅の近くの病院かクリニックでやって貰って下さい」
何でそうなるかなぁ
「じゃあ、またここで長時間待つ?」

はぁ〜、怒る気にもなれんわい。せめて腰やモモなら1人でも
出来たのだが、今更切っちまったもんは元に戻らない。そう
ここは微笑みの国タイ。諦めて次の展開を模索するしかねぇ。

完全なるアウェーの地で何をどう主張したってこちらに勝ち目はない。
こんな高ビーで自立した女史を嫁に貰ったら絶対に主導権はないな。

2489会計


先日、ご結婚された(未だ正式には籍は入ってないけど)課長さんも
これから事ある毎に自分の主張が通らずに口論や喧嘩が絶えないで
しょうな。そんな彼から早速愚痴めいたメールが届いていた。


藤岡さん、もう社長から聞いていると思いますが、大変な
思いをしています。やはり、ある程度長い期間付き合わない
とお互いを理解しないで終わってしまうのでしょうか?
(中略)
日本人の考え方を出来る限り教えようとしたのですが、何も
響かず、逆に鬱陶しがられるようになってしまいました。
良い勉強にはなりますが少し疲労気味です。楽しい筈の結婚
生活が、今は負担に思えるようになってしまいました。

ただ、まだまだ勉強不足ですが、タイの国民性は好きなので、
気長に自分の人生設計を考えて行きたいと思っています。
結婚の行方はどうなるか分かりませんが、タイ女性のワガママ
に振り回された、典型的な日本人の話になるかもしれません。
今度渡タイ時に電話します。またいろいろ話を聞かせて下さい


2486やよい


こんな早い時期に弱音を吐いちゃイカンですなぁ。修練はこれから。
そもそも相手は自由気ままで気品の高いシャムネコなんですよ。
(そう言えばシャムネコってタイ原産だな。タイの古の国名はSIAM)

いっぺん猫を飼ったら分かりますよ。だから、あなたの為にと
いくら日本人の考え方を教え・・・いえ、押しつけたところで
基本的にタイ人は面倒なのを嫌う。ましてや強制は以ての外。

マイペンライ精神』が身に染みつき、人から叱られることは
大の苦手。『アメとムチ』ではなく限りなくアメだけを切望す。

金の切れ目が縁の切れ目』にならないように経済的な
援助よりも相手の家族を大事に思い意思疎通が出来るように
なるべく早くタイ語を習得することですな。

2489背中


さて、結局近所にある私立のカメリアン病院に通院するハメに。
たかが背中のガーゼの交換ごときに毎日通院かよ。しかも2週間後
の抜糸と血液検査もその病院でやって下さいと若い看護師がのたまう。

ここは日本じゃねぇ。怒ったら負けや。我慢・・・いや諦めか

2489混み合う会計

お薬と会計がなまら混んでいて結局1時間待ち

asia_jiyujin at 01:43|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

May 19, 2013

第2488回「抗菌石鹸にハマる」

2488パタヤ

欲望の街パタヤウォーキングストリート


サコンナコン県の結婚式からバンコクに戻ったその日の夜、
ゴールデンウィークを利用して訪タイしていた愛泰家のO氏と
会食の約束をしていたのだが連絡が来ない。もしかして延泊。

O氏はタイ到着後そのままパタヤに行き2日ほど滞在してから
オイラが戻る日に合わせてバンコクに来たのだが、予定の時刻
よりも2時間以上も遅れてようやく電話が掛かって来た。

どうもご無沙汰してました。それにしても遅かったっすねぇ
「はい、すごい人の数でして」

何でも行きは東ターミナルから長距離バスで行ったのだが、
帰りはバスに乗るだけで2時間待ちの長蛇の列が出来ていたらしい。
さぞや日本人が大挙してたのかと思いきや大半は西洋人だったとか。

パタヤで2時間待ちは辛いね。800BのTAXIもあったのに
「そうなんですか、知らなかった」

この時期に日本と同じようなゴールデンウィークは西洋にはない。
つまりロングバケーションなる長期休暇を取って訪タイした観光客。
昨年は2,200万人を超えた外国人観光客だが、はたして今年は津波
も騒乱もテロも勃発しなければ確実に前年を上回る勢いが続いている。

午後7時、BTSトンロー駅で待ち合わせ。O氏とおでんが大好きな
韓国人チョーさんを誘ってトンロー食堂に行った。さすがに日本から
来た人に日本食はねぇべ、と思いながらも兎に角日本味に飢えていた。

本音を言えば先月楽しみにしていた北海道人会を己の体調不良でやむなく
不参加したこともあり、どうしても食べたかったラム肉ジンギスカンと
さらに鉄分補給にレラレバ炒め。それにチョーさん好物のおでんを注文。

くぅ〜やっぱジンギスカンはうんめぇ
「向こうで(東北部)何食べていたんですか?」
ムシ
「え、え、虫」
そう、カトンボの幼虫みたいのと黒光りしたカミキリムシ
「食べたんですか?」
まさか。新郎は無理矢理食べさせられていたけどね

その日の夜、バンコクで1泊していた新郎と神楽で待ち合わせ
をしていたオイラはO氏を誘ってタニヤに向かった。

「あの人がPちゃんのフィアンセですか」
はい、そうっすよ
「ふぅ〜ん・・・」

さしたる嫉妬心も羨ましさの感情もない淡泊なリアクション。
考えたらさO氏も課長さんと同じ40歳台でしょ。もうそろそろ
本格的に婚活して良き伴侶を探ししたらええのに。

だってさ、東京都内に3LDKのマンションを購入して、しかも
全然使ってない部屋があるんだって。、何故嫁を貰わぬのか。
いつまでも独身を謳歌してたらアカン。男ならば己の血と肉を
分けた子孫を残すべし。これ以上の少子化を食い止めねば。

「だったらあんたも再婚して子供を作ったらええやん」
う〜む、難儀結婚不適合者だが子孫は残しているもん

ま、それはさておき、O氏に頼んで食欲不振でも喉に流し込める
長芋と、抗菌石鹸のミューズを買ってきて貰った。帰宅後に
液体のミューズで手洗い。さらに固形石鹸で全身くまなく洗う。

2488ミューズ


ヒーハー何だか身体中が抗菌されてるようで、えぇ感じ

この日を境に、まるで潔癖性のようにミューズにハマっている。
帰宅後も小便後もキーボードを叩いた後も食事前も、ことある
毎にすぐに洗面所で手洗い。終わるとハンドクリームを付ける。

しっとり滑らか保湿効果もバッチリもちろんバクテリアも駆除

その2日後、再びあの驚異の待ち時間の国立病院へ赴いた。

2488アヌサワリィロータリー



To be continued

asia_jiyujin at 06:28|PermalinkComments(0) 藤岡わこう 

May 18, 2013

第2487回「癒しのサンクチュアリ」

2487ブレックファースト


あぁ〜、空気が新鮮で気持ちえぇ。朝食も美味か
「おはようございます」
あ、おはようございます。あれ1人っすか
「あ、はい・・・」

滞在3日目。自然を眺めながらゆっくりブレックファーストを
満喫していたら、目の前に疲れ切った姿の課長さんが現れた。
あらら、どうやら結婚初夜は1人寝だったようだ。可哀想とは
思わん。こんな事はタイ社会では日常茶飯事。珍しくもない。

2487コーヒーとアメリカン


他人の家庭の内情干渉せず

誰かに強制されたわけでなく、全ては自分が選んだ人生の結果。
まぁ、日本であればおよそ体験できないであろうAKB48ばり
の若くて可愛い子との夢のような結婚。

課長さんでなくても誰もが憧れる。さりとて言葉も文化も価値観
も違う外国人同士との結婚生活には、いろいろと障害や弊害も有り
その苦労たるや・・・ま、やめておこう。

そんな子と割と簡単に出逢えるチャンスがある愉楽の花街タニヤ。
かつて伝説のように語り継がれている日本人との悲恋物語や疑似
恋愛物語は数知れず。狐と狸の化かし合い。最後に泣くのは・・・。

もちろん幸せな結婚生活を送っている子も沢山いるでしょう。
だが、幸せを手に入れたと勘違いしてもタイ人の方が数段上手。
しかも日本人には完全なるアウェー。タイ語の読み書きが出来ず
法律も判らなければ、まさに勝ち目がないのは火を見るよりも明らか。

間違ってもタイ人と喧嘩してはならぬ忍耐あるのみ

そもそも1+1が2にならない国で、お互いまだ言葉もままならぬ
外国人同士との結婚。最初っからそれほど愛が勝ったとも思えぬ。

多くのタイ人がそうであるように、(注:オイラの個人的な見解)
将来をあまり深く考えず、まるでネコのようにその日暮らしでB型
気質の超楽天的思考のタイ人と上手くやっていくには、相手に多くを
望まずバーチャル的な結婚生活を楽しみながら、常に諦めの境地に
身を置くことが長続きの秘訣のようです。

長年取材を通して多くの事例を垣間見ながら、最近ようやく達観した。
昔からタニヤは日本人が自分の好みの子をゲットする愉楽の遊郭だと
思っていたが、実は見方を変えればタニヤは貧困の田舎から出稼ぎに
来た両親思いの女の子たちの婚活の場であり、あわよくばかつての
諸先輩方がそうだったように、誰もが伝説的なシンデレラストーリー
を夢見れるお伽の街なのかもしれません。(あくまでも個人的な見解)

それ故にタニヤには尻尾のついた狐と狸がいっぱい混在している。
もちろん純粋無垢な兎もおりますが、責任は全て自分にあり。

2487コテージ外観


ふぅ〜至福のひと時やねぇ

朝食を食べ終えて自分のコテージのベランダでコーヒーを飲んで
いたら昼近くに新婦が車で向かえに来てそのまま何処かに消えた。

2487噴水


2487犬と猫

犬は猫と仲良く寝ていた


やれやれ、婦喧嘩は犬も食わぬとはよく言ったもんだ

「ゆっくりしてていいからな」とK社長に言われていたこともあり
オイラは体調改善と病気の静養を兼ねて、雨後の新緑の自然の中に
身を置きながら雲の合間から覗かせる太陽に心身を解放して日光浴。

2487コテージ中から


う〜、たまにゃこんなのんびりした時間もえぇもんやなぁ〜

何も考えず何もしない。目を瞑り心を無にして瞑想の世界に身を置く。
やがて虚構の境地が見そうになると心の隙間から邪念が邪魔をする。
腹が減った」珍しく臓器が食を欲している。念のために持参した
マルちゃんの正麺を片手に調理場を借りて自らお湯を沸かして調理。

2487ベランダ


くぅ〜、セープ。うっめぇ

目の前に広がる新緑の木々を愛でながら食べる日本の味に臓器が歓喜。
当初心配していた体調不良もなく1週間前から飲み始めたメチコバール
の内服薬が効いているのか、やたらと脳細胞が活性化して体調まで改善
されてきたような気になってきた。まさに大自然の中で自然治癒力増強。

それが証拠にあれほど苦しんだ便秘がイサーンに来てから不思議と
解消されて毎日快便が続いている。それほど量は食べてないのだが
毎夜K社長の実家で作ってくれた母親のランナーがなまらアロイで
社長自ら作ってくれた関西風お好焼きもめっちゃ口にあったのだが。

2487実家で家庭料理作る


じぇ、じぇカミキリムシやんけ。やめてくれ〜

Pちゃんの兄ちゃんが油で素揚げした虫をオレに食わそうとする。
確かに東北部では貴重なタンパク源だが、今のオレには絶対無理。
なのに虫を食わそうとして父ちゃんまでも荷担。オレは逃げ回った。
昔、胃があった時代なら食べられたけどさすがに今は食中毒が恐い。

2487晩飯


じぇ、じぇも〜、父ちゃんやめてくれよぉ

それから2日後、課長さんは機上の人となり日本に帰国した。
彼に結婚式の写真を頼まれて送ったら淡々としたメールが届いた。

写真有難うございます。いろいろ勉強になりました。
これからも長い付き合いをさせて貰えれば嬉しいです


2487挨拶回り


彼にとっては長い試練の始まりだが、その中で幸せを見いだすのは
本人の意識の改革が必要。日本人の常識は通用せず。理解しようとは
せずに目線を少し下げてタイ人と同じ目線になることですな。


asia_jiyujin at 08:03|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

May 16, 2013

第2486回「伝統的泰結婚の儀」

2486来賓お出迎え03



日本ではゴールデンウィーク真最中にPちゃんの故郷でも
あるイサーン(タイ東北部)に飛んだ。言い忘れていたが
Pの姉はK社長の嫁の実妹。機内にはPカップルとK社長
夫婦との間に挟まれてオイラ1人が間抜な顔で爆睡していた。

2486飛行機で田舎へ


で、ウドンタニ空港に到着してから車で揺られること1時間半。
着いたところは見渡す限り緑がいっぱいの自然溢れる村の集落。
辛うじてLotusがあるサコンナコン県サワンデンイン郡ブアン村。

ひぇ〜たまげた。デッけぇ土地じゃん

Pの実家は目視でも後楽園球場がゆうに3,4個も入りそうなほど
の広大な土地。そこに母屋以外に父親の家や現在建築中の祖母の家、
近所には兄妹家族が住んでいる。訊けば全部祖母の土地だってさ。

まぁ、オイラがちょくちょく来ているノンカイ県に隣接している
土地だけに、そこかしこに見慣れた景色が広がっていた。オイラ
と新郎は近くにあるリゾート型コテージに宿を取って貰った。

ほぉ〜なんまらウッディで良い感じゃな〜い

2486緑のコテージ


2486コテージの中


緑の中に建つ一軒家のコテージは、それはそれは開放感があって
これで目の前に青い海があれば言うことなし。せめてプールでも
と思ったがベランダから見えるのは小さな池。夜になって大後悔。
めちゃくちゃ蛙の鳴き声がうるさくて翌日部屋を変えて貰った。

翌日の夕方、おもむろに伝統的なタイの結婚の儀式が始まった。
一般的にタイの結婚の儀式は新郎が家族と伴に外から新婦が待つ
家に訪問して嫁のご両親から手に聖水を掛けて貰い、さらに最長老
の祖母を始めに白い木綿糸を手首に巻くバィシーの儀式を執り行う。

2486親戚陣が誘導02


2486親戚陣が誘導


2486結婚の儀式01


2486バーシーの儀式


2486誓いのキス


翌日には9人の僧侶を招いて読響と説法をして頂き再び聖水と
バィシーの儀式を執り行う。そして親戚や友人、近所の村人たち
を招いて2〜3日朝から晩まで酒や食事を振る舞いながら祝って
貰うのだが、今回は新郎の滞在を考慮して短時間に簡略化された。

な〜んか釈然としねぇなぁ

2486来賓お出迎え01


2486披露宴客10


2486挨拶回り06


再び穿った見方をしているオレには、ここに集まった村人全員が
どうしてもエキストラに見えるのだ。何の偏見もなくごく自然に
2人の結婚を祝えばいいのだが、どうも現実味が感じられない。

まるで誰かが仮想的シナリオを書いて小学校の学芸会を観ている
ような錯覚に陥る。突然赤いヘルメットを被った野呂啓介が現れて
どっきりカメラ大成功」の看板を出すのかと密かに期待した。

そんなオレのバーチャル的仮想物語とは裏腹に、現実の世界はいつ
終わるともなくステージ上でルークトゥンの大音響の歌が村落に鳴り
響き、ステージの前には酒に酔った陽気な村人たちが踊っていた。

2486余興開演02


2486歌に併せて04


2486ステージで04


これってさ、いつ終わんの
「さぁ・・・」

さて、儀式も終盤になって間もなく終わる頃、何やら新郎と新婦が
血相を変えながら猛烈な口論が勃発。険悪なムードが立ち籠める
中でご両親はニコニコしながらもちょっと心配顔。

じぇ、じぇオイオイ、結婚式初夜にもう喧嘩かよ

こちとらゴールデンウィークのかき入れ時に他の仕事を断って
こんな田舎までやって来てんだぞ。おまけにこの原稿料と同額の
ご祝儀を上納してんだから、早々に破談になったら承知しねぇぞ。

2486オカマ達と

IKKOのようなオカマたちと
2486オカマとオレピンク

ピンクのオカマに惚れられちまったぞ



新婦の祖母も「はよう子供さ作って家を建てんしゃい」と諭す。
ところが、ウエディングドレスを脱いだ新婦がひと言のたまった。

「あたし子供いらないも〜ん。だって子供産むのが怖いんだもん」

やれやれ先が思いやられる。嫁としての自覚ゼロでんな。その直後、
突然イサーンの天空に雷が轟き一気に土砂降りの豪雨。はたして
雨降って地固まるのか、それとも洪水が勃発して全てが流されるのか。

すべては旦那さまの器量次第めげるなバツイチ課長さん

2486やよい


asia_jiyujin at 18:50|PermalinkComments(0) 気ままな帰国滞在記 | 藤岡わこう

May 15, 2013

第2485回「タイシンデレラ物語」

神楽


う〜、空気がうめぇ〜

何の因果か今タイ東北のサコンナコン県の田舎町に来ている。
日本人男(45歳)とタイ人女性(24歳)の結婚式に取材を兼ねて
の参席。正直言って和食がない土地での滞在は相当に辛い。

5年前にも日本人とタイ人の結婚式に呼ばれてスリン県に行った
事がある。タイ人女性とは顔馴染みのタニヤ嬢だが北関東在住の
51歳バツイチおっちゃんとは一度も面識がないし縁も所縁もない。

なんでオレが行かなあかんね
「だって彼タイ語が話せないし・・・お願い」
は、オレは通訳かよ

新郎側からは誰も出席しないしタイ語も話せない。要は通訳を
兼ねて友人の代役として無理強いさせられたわけだ。よっぽどの
ことがない限り、頼まれればNOと言えない性を見抜かれていた。

バンコクから車で8時間揺られ、着いた翌日から親戚縁者、友人知人、
ご近所の村人を招待して三日三晩朝から晩まで飯や酒を振る舞いながら
歌や踊りが延々続いた。ウンザリである。3月下旬はすでに猛暑の季。
エアコンもない家でイサーン料理だけの生活はある意味苦行に近い。

タイ人同士の結婚式にも呼ばれたことがあるけど結婚式自体は何処も
似たようなもん。タイ人にしてみれば普段から刺激の少ない田舎町
だけにソンクラン同様祭りのようなお祝い事には笑顔が絶えない。

オイラにとっては異国で貴重な異文化体験が出来るのだが、未だに
あの時のストイックさがトラウマになって脳裏に焼き付いている。
もし、こんな絶不調の状態でいざ何かがあったら迷惑をかけちまう。
さりとて頼まれればNOとは言えぬ性分だし義理も欠きたくねぇ。

ま、あとは野となれ山となれだな

かつて幾度となく掲載したタニヤのガールズバー&カラオケの『神楽』。
オーナー自らもオイラが毎月連載している雑誌の愛読者であり、今や
タニヤで困ったときの駆け込み寺的な存在の店だが、なんと以前その
雑誌に掲載したPちゃんを見て衝撃を受けた某大手企業の45歳の
課長さんが、今年の年明けにタイにやってきたんだそうな。

ドキドキワクワク」不安と期待が入り混じりながら入店するなり
か、かわいい」写真より遙かに可愛いPちゃんを見て一瞬にして
ハートを射貫かれた。一目惚れした彼はその夜から毎晩店に通ったそうな。

3月に有休休暇を取ってやってきた課長さんは、再会するなりいきなり
プロポーズ。「マジか」彼と同じようにかつてPちゃんに告ったお客は
数知れず。その誰にもなびかなかった彼女があっさりとOKしちゃった。

オイオイ大丈夫なんか

家族や周囲の人間も唖然。仕事柄海外を飛び回り自らも海外の駐在経験が
あるエリート畑の課長さんだが、正直言ってそれほどイケメンでもないし、
ボーダー柄の服ばかりでファッションセンスも限りなくゼロに近い。

2485前夜祭ケーキ


彼と初めて会ったのは結婚式2日前。東京六大学の某大学卒だけに脳細胞
のデキは一般人とは違うかもしれないが、それとて所詮机の上だけの成績
であり実社会での実績とは別もんだ。それが証拠にオイラと同じバツイチ。
つまりは共同生活に某かの問題があった結婚不適合者の1人なわけだ。

ま、今の時代×の1つや2つは普通だしね

ま、見た目はハゲでもメタボでもないがそれほどエリートのイメージはなく
多少猫背でくたびれた感は否めない。性格は至って温厚だが思ったことが
言えず優柔不断。おそらくは「寄らば大樹の・・・」常に体制側につき
長いものに巻かれるタイプ。確証はないが間違ってもDVではないと見た。

こりゃあ、結婚したら絶対(嫁の)シリに引かれるタイプでんな

タイ人女性にとっての結婚観は、年齢はそれほど重視せず肩書きや見て
くれよりも家族を支えてくれる経済力と責任感のある輩が決め手になる。
ついでに言えばヤキモチ焼きが多いだけに浮気性は半殺しの目に遭う。

2485ハート


4月某日。事前に結納金を送金していた彼は、彼女との結婚の儀式
ためにタイにやってきた。出遭ってからわずか5ヶ月で結婚である。

いくら何でもちょっと早すぎんじゃないの

そもそも英語は堪能でもタイ語は殆ど喋られない。彼女にしてもそれほど
日本語が堪能な訳じゃない。端から見ていても、もう少し長く付き合って
お互いを理解してからでも遅くはなかろうに。ま、何十年つきあっても
タイ人を理解するのは至難だけどね。それにしても何故そんなに結婚を
急ぐ必要があるのか、同胞として老婆心ながらどうしても腑に落ちない。

結納金目当てか。それとも他のヤツに見初められる前に事実婚か

長年タニヤでいろんな疑似恋愛や悲恋物語を垣間見てきているだけに
仕事柄どうしても穿った見方をしてしまう。

事実は小説よりも奇なり

物語には起承転結があり、どっかでアクシデントやハプニングが
起きなきゃ面白くない。それが試練となってお互いの愛が深まる
のだが、あまり順調すぎるとつまんねぇ。

そりゃ、今までに日本人と結婚して幸せな家庭を築いている
カップルは相当数いるのも事実だが、みなそれなりの試練を
乗り越えて結婚に至ってきただろうに。

2485前夜祭02

 
故郷での結婚式の前に、神楽で結婚パーティが開催された。K社長
や一緒に働いていた女の子たちに祝って貰う。明日病院で検査を控え
ているオイラは体調不良で酒を自粛していた。冷たいお茶だけを飲み
ながらも盛り上がるパーティを尻目に妙に冷めた目で眺めていた。

う〜ん、完全にシリに引かれてんな。大丈夫なのかしらん


asia_jiyujin at 02:43|PermalinkComments(2) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう