September 2013

September 28, 2013

第2547回「茨城からマレー人」

2547暮れなずむ仏陀僧


つい先日、茨城県牛久に住むY嬢からメールが届いた。


先々週から気管支炎でバテてやっと復活。うちのおちび
達も元気よ。Sのところは先週女の子が生まれました。
Jさん、ますますおじいちゃんよ。Mも3人。Sも3人。
うちはK太郎とR佑で手一杯です。 帰って来たら孫達と
遊んで下さいな。因みにJETが昨日からクルンテープ
に入りました。なにかの時はよろしくお願いいたします。


このメールが届く数時間前にタイに来ていたJETから
電話が来ていた。何でも以前勤めていた会社を辞めて
もっと将来性のある一部上場企業に就職したんだとか。

雇用された2日目に東南アジア担当を言い渡されたそうな。
ま、日本語は元より英語も福建語も北京語も話せる彼なら
アジア圏での言葉の障害は少ないから即戦力になるだろう。

その昔、Y嬢を含むタイに来る福祉系大学の海外研修や
ボランティアを希望される多くの大学生たちのガイドや
コーディネートをやっていた時代がある。

Y嬢は初期の頃の大学生たった。知り合ってから何度かタイ
に訪れた彼女は大学4年の時にマレーシアに語学留学した。
で、その時付き合っていた彼氏が今の旦那さまになった。

早いもんやねぇ。あれから十数年の月日が流れたんか

2547川氾濫


2年前の11月にタイ北部から流れ来る大量の雨水でアユタヤ
の多くの世界遺産が浸水。周辺の工場地帯にも2mを超える水が押し寄せ
HONDAやCanonなど700社を超える日系工場が浸水被害。

琵琶湖の3分の2と言われる大量の汚水がバンコクまで近づき、
首都圏の交通網が麻痺してあわや大惨事の危機になった。
北郊のゴルフ場が浸水し2人以上が通う日本人学校が閉鎖した。

やむなく児童とその母親が駐在員の旦那を残して日本に一時避難。
日本人居住区に住むオレも、さすがに水も日配食料も途絶えた街
では生活が出来ず日本に逃避した。その時、牛久の駅前に
マンションを購入したJETとY嬢から声が掛かり孫たちの顔を見に行った。

2547 JET


そのJETが仕事で訪タイしたと連絡が来たので帰国する前日
に軽く飲みに行った・・・つもりだったが20時から飲み始めて
から2,3件飲み屋をハシゴしたら気付けば午前0時を回り、
それから宿泊先まで送って帰宅したら午前4時だった。

帰宅してメールを確認したら再びY嬢からメールが。


Jさん、そんなに立て続けに身体はもう大丈夫?美味しい
日本食でパワー充電してください。 JETはもうJさんに連絡
してたのね? 早い! ご都合が合えば話し聞いてやって下さい。
身体十分気をつけて〜。


もう遅いわい。気ぃつける前に酩酊してもうた


asia_jiyujin at 09:46|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

September 27, 2013

第2546回「雨にもめげへんで」

2546JJ


はぁ〜また雨やでぇ。ほんま嫌んなるわい

最近は雨が降らん日がないくらい毎日よう雨が降る。
ジメジメ湿った日が続くと洗濯物も乾かない。昔は
亜熱帯特有の一時的にスコールが降るだけやったのに。

これじゃ、まるで日本の梅雨と同じやんか

2546胸腔に雨雲


TVでは東北部や北部での洪水被害のニュースが流れる。
2年前のあの悪夢が頭を過ぎる。どうして政府は毎年発生
する洪水の打開策を考えへんのやろ。たとえ海抜ゼロm
であっても回避する何らかの方法があるとちゃうの。

またアユタヤの工場地帯が被災すんのやろか

2546雨期のラッシュ


日本はその昔度重なる川の氾濫を防ぐ為に堤防を作った。
タイは何故大きな堤防を作らへんのやろ。或いは一時的
に大量の雨水を溜めておける広大な貯水池。
素人が考えても至極当たり前の策だと思うのだが。

ま、雨が降ろうが槍が降ろうが毎月のレギュラーの
取材だけは嫌でもやらねばならず。某日、噂で聞いたという
マッサージ店のタイ人オーナーから取材の依頼を受けた。

「お客が少なくて困ってるのよぉ」
そりゃあ、何処も同じ悩みでしょ

2546 Day


日本の旅行者に認知して貰いもっとお客を増やしたいと。
その願いは十分理解は出来るのだが、所詮タイ人は目先
のことしか考えられない単純志向の超楽天主義者が多い。

感謝されるときもあれば逆に恨まれるときもある

ま、しかし乗りかかった船だ。人様の軒先を借りて長年
異国で生活させて頂いている身としては自腹を切ってでも
体験記事を書く。でもねぇ大概のタイ人は日本語が読めん。

だから、善し悪しは写真で判断される。で、悪いカ所は極力
控えて良い部分を見つけて興味を抱かせる提灯記事を書く。

何だかなぁ〜こんなんでええんやろか・・・

2546インディトンラップ


2546茜33


2546胡蝶蘭


たまに自己嫌悪に陥る時もあるけど、嘘は書いてないし
こんな記事でもお客が増えれば少しは喜んで貰えるやろ。

先日オファーを受けた店に行った時も途中から大雨。
マジウンザリ。だけど人様の役立つ存在として、雨にもめげず
水はけの悪い水溜まりにも負けず濡れた身で仕事をこなす。

2546通りも雨


以前、雨に濡らして何足もの靴をダメにしてからはCrocs
に履き替えたのだが、最近は苦肉の策でゴルフシューズを
履いて出かける。これなら大雨や水溜まりでもへっちゃら。

あれまた降ってきよった。雨なんかにめげへんでぇ


asia_jiyujin at 07:19|PermalinkComments(0) 藤岡わこう 

September 24, 2013

第2545回「訪泰マイル修行者」

2545黒霧島ロック


いらっしゃ〜い。また週末にタイですね
「ハイ。修行です」

O氏曰くはネットでマイルについていろいろ調べてたら、
こういうステータスの為のフライトを修行と言うそうだ。

管理職に昇進した彼には役職手当はあれど、休日に出勤
しても振替休日はないし残業代も出ない。かと言って
有給休暇を存分に使えないのが日本企業の悪しき慣習。

埼玉にいるオイラの友人が勤める外資系企業の会社は
有給休暇を使うのは社員の権利」として、まさしく
社員全員が当たり前のようにロングバケーションをとる。

2週間も休んでいたら会社の机がなくなるだろ」と
思うのは昔ながらの会社人間の日本人気質の哀しい性。
ならばO氏も管理職だからこそ権利であれば履行すべし。

金曜日に仕事を終えてからその日の便に飛び乗り、
にはバンコクの国際空港に到着。で、バンコクでも夜便に
乗って機内で熟睡して帰国。翌に羽田空港に到着したら
仕事着に着替えてそのまま出勤。カバンは宅配で自宅へ。

通勤手当はないけど、まるで重役並みの飛行機通勤だべ

栃木の友人は那須塩原に家を建てて毎日新幹線で新宿まで
通勤している。(手当有)所謂新幹線通勤ってヤツだけど
さすがに海外から飛行機通勤する会社員はいなかろうて。

もっともO氏の場合は仕事でなく南国のゆるい風に吹かれに
来ているのだが何とも羨ましい独身貴族。そう言うオイラは
彼が来る度にタイにはない日本食材の救援物資を頼んでいる。

この間のセブンプレミアムのサバの味噌煮は
京都の高級老舗料亭並みになんまら旨かったよ


で、彼が来ると普段1人では行かないような居酒屋で
一献傾けるのが慣習になっていた。先日の連休にも
急遽香港行をキャンセルしてタイを訪れた。で、彼の
リクエストで“原始焼き”なる北海道炉端焼きに行った。

2545原始焼き


「うわぁ〜、こりゃあまた本格的な炉端焼きですねぇ」
まぁ、食材も本格的だけんど値段も日本並みだべさ

2545本格炉端焼き


今や日本各地の名店が挙ってバンコクに進出している
けど正直言ってもう飽和状態だ。オレも含めてタイ在住
者が日本帰国しても食の楽しみが半減したと嘆く。

身の丈にあった物価の安い国で生活をしながらで美味い
日本食をそれなりに格安で食べるのが良いのであって、
日本と同じ料金ならわざわざ食べに行くのもなぁ・・・。

じぇじぇ隣のタイ人カップルタラバ食ってるよ

2454ジンギスカンにザンギ


なんと北海道産タラバガニが850B(約2,700円)だぜ。
北欧産のサーモンを使った北海道ちゃんちゃん焼きが280B。
オーストラリア産のラム肉を使用したジンギスカンは380B。

北海道産男爵を使った塩辛じゃがバターが180B(580円)
鶏ザンギが260B(840円)枝豆90B(290円)黒霧島ロック
が180B。他にもホッ開きやシシャモなどもあったけんども
料金はどれも北海道の大衆酒場とさほど変わんねぇぞ。

因みにちゃんちゃん焼きを頼んだら肝心の味噌ならではの
風味がまったくしねぇ。日本人スタッフに伝えたら怪訝そう
な顔をして厨房に訊きに行ったら案の定味噌を入れ忘れたと。

2454味噌なしちゃんちゃん焼き


どんなに完璧を望んでもいとも簡単に裏切ってくれるのがタイ人。
タイに慣れてん道産子ならテーブルひっくり返すところだが、
マイペンライ(気にしない)のお国柄と諦める。

うん、これだこれ。この味噌味だっぺよ

改めて作り直してもらったちゃんちゃん焼きは、先日癌で亡く
なられた新十津川のI氏と昔厚岸の番屋で食べた海の香がした。
だが、ジンギスカンは限りなく堅くて噛み切れず鶏ザンギに
至っては道産子が見たら明らかに憤りを感じる単なる炭火焼き。

こんなんじゃ北海道出身者は二度と(店に)来んべよ

O氏には申し訳ないが、こんなんで炉端焼きをウリにしてんなら
道民550万人への冒涜だべ。2人で飲み食いして〆て2,600B也
(8,400円)なら札幌と、いや、それより高っけぇじゃんよ。

うまいんならまだしも。ま、関税があんから、しゃ〜ないべぇ

FTAの関係で日本食材の関税はやたらと高い。現在TPP
で反対している漁農村民には申し訳ねぇが、海外在住の
邦人にしてみれば関税の撤廃や緩和は嬉しい限りなんだけどね。

うめぇ日本食はやっぱし日本で味わうのが一番でしょ

とは言えオイラの年内の帰国はかなり微妙な状態だし。
ま、お手数をおかけするけどO氏が訪タイされるときに
日本食材の救援物資を買ってきて貰って自炊するべか。

また次回もおねげぇしますだ

2545救援物資


因みにO氏は今週末もやってくる。来月も再来月も来る。
この調子でいけば年内中に目標の5万マイルは達成できる
でしょうから、念願のJALのエグゼブティブラウンジの利用権
取得まであと少し。確かあれってゲスト1名OKだったよな。

Oさ〜ん今度機会があったら連れてってくでぇ

2545ガールズバー


で、食後はいつものVanillaのガールズバーで黒霧島を
ロックで煽る。前回は泥酔して全ての記憶を喪失したので
今夜ばかりはかなり自嘲して午前0時前には帰宅した。



asia_jiyujin at 23:57|PermalinkComments(2) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

September 22, 2013

第2544回「消費税引上げ前に」

2544蘭姫


うっわぁ〜めっちゃ人が多いやん

某日、必要に迫られてカメラのストロボを買いにその道の
専門家たちが通うバンコクの某コンプレックスに行った。

もともと執筆業を生業とするライターとしては日々事件や
事故を取材しているプロのカメラマンと違って一眼レフの
ようなプロ仕様の高価なカメラは必要としていない。

2544 YN560EX


素人でも操作が簡単で瞬時に撮れる機種で十分事足りるの
だが、ある日某店の取材時で出逢ったタイ人カメラマンが
使っていたストロボを借りて写したら輪郭が鮮明に撮れた。

「わぁ、スワーイ(綺麗)コップクンカー」

2544ニュー不死鳥


綺麗な女性はどんな角度から撮ってもそれなりに美人に
撮れるのだが、そうじゃない不美人の子はどうやっても
限界がある。そんな時にタイ人に喜ばれるのは美白肌だ。

タイ人の美人の第一条件は白い肌。だから露出を上げて
褐色の肌を限りなく白肌に撮れば皆一様に納得する
写真が撮れる。ところが素人用のデジカメにも限界がある。

2544プレイガール


そのためにスタンドに傘を付けて専用のストロボを使うと
驚くほど輪郭が鮮明になり白色美人に撮れることを知った。

ほぉ、なるほど。ならばストロボと傘買えばええんやん

ということで某コンプレックスに買いに来たのはいいのだが、
いろんなタイプのストロボを調査していたのだが、ふと広い
フロアーでCanonやニコンやオリンパスなどのブースで
最新機種のプロモーションをやっていた。

2544フラッシュ


いろいろ手に取って操作しているウチにストロボよりも
最新式のデジカメが欲しくなってしまった。ついCanon
売場にいたスタッフの許可を得て顔を撮らして貰ったら。

普通じゃん

2544Canon販売員


そうなのだ。いくらその場で綺麗に撮れたと錯覚しても印刷
されて雑誌に掲載になるとこちらの思惑通りの美白美人じゃ
ない時が多々ある。

ま、素材が良ければそんな苦労もないんだけどね

さりとて、そろそろ買い換え時の時期は来てんだろうな。
思えば十数年前から物書を生業にしてからノートブックと
デジカメを3台買い換えた。日進月歩のこの時代に毎年発売
される新機種の多さに驚かされ、まだ使えるのに購買欲が増す。

まさに広告の波に流されて消費の渦に巻き込まそうだぜ

来年にはXPのサービスが終わるから今使っているVisutは
いいとしても、バックアップ用のXPはいずれ使えなくなる
からそろそろ新機種を考えておかねばなるまい。めんどくせぇ。

パソコンもそうだが、デジカメに至ってはメーカーや機種に
よってはそれこそ千差万別あって迷う。瞬時にズームアップ
出来てピントが合う物や鮮明度や解像度が何たらカンたらと。

いっぱいありすぎてようわっからねぇ

ま、オイラの場合は仕事柄グラビアのような人様の顔を撮る
のが殆どだからズーム機能はさほど必要としない。狭い店内で
いかに広角に撮れるかの方が重要なのだが最適機種に迷う。

2544 G1-X


2544 G15


2544 S110


2544 S120


某日、愛泰家O氏が訪タイされるときにヨドバシカメラや
ビックカメラで販売している機種の価格を調べて頂きタイ産製品と
比較。なんと殆どの機種が日本の方が安い事が判明。

う〜む消費税が上がる前に買うべきか・・・


asia_jiyujin at 14:04|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

September 17, 2013

第2543回「電子書籍印税3円」

2543バンコク極楽闘病記


なんじゃこの3円って

インターネットバンキングで毎月の原稿料の振り込みや
各種クレジットカードの引き落としを確認していたら、
あたかも低金利の銀行利子のような見慣れぬ数字を発見。
よくよく見るとカタカナで“タイヨウトショ”と。

はてこんな出版社に原稿を書いたっけな。あっ

思い出した。今年の5月に自らの胃癌手術の自虐ネタを
漫画にしたムック本が電子書籍になった分の印税だろう。
それにしても、最初の印税が僅か1桁とは虚しい。

振り込み代を差し引いた分が3円ぽっちかよ

2543印税3円


以前、で売られていた月刊誌やムック本になってからの
印税と比べたらえらい違いだ。おまけに今回の電子書籍化した
漫画はPCからはアクセスできないらしい。

まぁ、名のある文豪が執筆した文学書と違っていくら本が
電子書籍化になったとはいえ、やはりまだまだスマホ
やタブレットで読書する人は少ないっちゅうことだろうな。

そりゃあ、ゲームや音楽を聴いてた方が楽しかろうて

かつてこの十数年で書き上げたアジアに関する原稿や
漫画のシナリオは100を超える。それを全部電子書籍化すれば
僅かな年金よりは少しはまともな定期収入になるかもね。

だが、電子書籍化にするために某組織に納めるシステム料が
結構いい金額らしくて採算が合わないのが現状らしい。

ま、沢山の人がアクセスしてダウンロードして頂ければ
いくらか海外生活費の足しにはなるのだが、個人的に
アナログ人間としては、活字は老眼鏡掛けてコーヒーを
啜りながら紙で読んだ方がいかにも風情があって良かろう。

実は毎週月曜日の午後は読書の日と称して馴染みのカフェで
優雅にラテローン(ホットカフェラテ)なんぞを啜りながら
日本語に訳されたタイ新聞の記事を読むのが習慣になってる。

ま、ネットでも観られるのだが、やっぱり紙がええんよ


asia_jiyujin at 07:57|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

September 15, 2013

第2542回「親思いのタニヤ嬢」

2542ミナ&ユウカ


ありゃまだ寝てんのかい

前日に今日の午後15時にお部屋訪問の取材を約束して
いたにも関わらず電話を掛けても一向に出やがらねぇ。
往々にしてタイ人との約束は保護されるのは日常茶飯事。

タイ人は簡単に口約束するけど実際それが履行されるかは
別問題。曖昧なら約束しなければいいのだが、その場の
雰囲気を重んじる彼女らは取りあえずイエスの返事をする
風潮がある。だから実際に約束不履行になっても仕方ない。

まぁ、こんなことは今に始まった訳じゃないけど、その
日の予定が立てられん。30分後に再び電話を掛けたら
明らかに今起きたばかりの眠たそうな声が電話口から。

起きましたか。フジさんですよ
「ふぁ〜い、今何時なの」
もう午後3時過ぎてますよぉ
「ご免なさい。今起きたとこなの」
じゃあ4時に行くから準備しててね
「ふぁ〜い」

何とも緊張感のない返事でしょ。ま、多少時間がずれ
こんてもドタキャンにならなかっただけでも良しとするべし。
だって、今日はこれから3カ所も回らなければならんのだ。

もともと土日は仕事をしないようにしてんだけど、目の前
に〆切日が迫ればそんな悠長なことなんか言ってらんない。
出来ることから優先的に終わらせんと先が見えてこない。

「ここの5階なの。階段しかないのよ」
じぇじぇじぇ、さすがに初老には堪えるぜ

2542お部屋訪問


タイ最大のトロントイスラムのすぐ近くに住んでいる2人。
老体に鞭を打ちながらやっとこさ階段を上って彼女たちの
部屋へ入るとこれまた築30年以上は経っているであろう
古くて狭い空間。おまけに陽も差さない薄暗い部屋。

空気が淀んでるぜ

窓を開けても風通りは悪い上にエアコンも不完備ときた。
サクサクッと撮影を終わらせて家族環境や将来の夢などを
インタビュー。いずれお金が貯まったら引っ越すのか訊く。

「しないわ。お金貯めて田舎の親に家を建ててあげるの」
はぁ〜、ほんとタイ人は偉いよなぁ

2542ベッドでも


いつもこの仕事をして思うことだが、タイ人は本当に親思い。
たとえ自分の生活が困窮しても毎月親や姉妹に仕送りする。
恩師を尊び親を敬愛し人を思いやる心を持った優しき民。

かつての日本も家族のために出稼ぎに出て仕送った時代が
あったけど、今の若者は食べられる事も普通に学校に通える
ことも当然だと考えて感謝することすら少なくなっている。

大学を卒業し就職してからも自分の好きな事にお金を使い、
育ててくれた親に生活費を仕送ることなど皆無に近いだろう。
親は親、自分は自分。段々絆の希薄な親子関係になっている。
ま、時代が変われば貧困や貧乏とは無縁の生活だろうからね。

おっと、こうしちゃいられん。じゃ、また夜

早々に仕事を切り上げて次の仕事先に向かうも外の通りに出たら
消防車やレスキュー隊のくるまがけたたましいサイレン音を鳴ら
しながら混み合った道路を滑走していった。その先を見ると黒煙
がモンモンと立ち上がっていた。習性で行きかけたが思い止まる。

アカン、アカン次に行かねば

そのではスラム街の一軒家が全焼したニュースが
流れていた。こんな日に限って土砂降りのスコールが降らない。

当然火災保険にも入っていないだろうから全焼で家財も丸焼け。
それでも命さえあればへこたれないのがタイ人たる強さの由縁。
貧乏人が持つ底力は半端じゃないパワー。慈悲ある近所も援助。

2542 MRTホーム


2542 MRT


さて、地下鉄に乗ってラッチャダーで仕事を終えてから
今度はタニヤに行って先ほど撮影した2人の店に行った。
今度は綺麗にメイクアップしたタニヤ嬢の表の顔を撮影。

お疲れさん。今日はありがとうね

2542仲良し2人


帰宅するまでにBTSとMRT(地下鉄)とバスを乗り継いだ
回数が実に6回。遠距離から通勤している勤め人にしてみれば
さして普通のことだが、さすがに歩きすぎて脚がパンパンじゃ。

2542 BTSホーム


2542 BTS


2542 BST車内


ふぅ〜疲れたべぇ。なまら腹減ったなぁ〜

考えてみれば今日は起きてから何も食べてないことに気付いた。
お金がないわけではないのだから適当にそこら辺で空腹を満たせ
ばいいのだが、どうも胃を失ってからは極度にダンピング症候群を
恐れて食事は自宅で食べるのがすっかり習慣になっていた。

今宵はOさんが買って来てくれた鶏肉炊込み飯にすっか

未だ体重は64堊宛紂さすがに履けるズボンが限られてきた。
さりとてダイエットする気は毛頭ない。食べられる喜びに感謝。


asia_jiyujin at 07:44|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

September 13, 2013

第2541回「ウンザリする豪雨」

2541Nayuta


かぁ〜また雨だよ・・・ウンザリ

連日のように雨が降る雨季真っ盛りのタイ。しかも
雷雨とバケツの底をひっくり返したようなスコール。
日本で言うところの局所的なゲリラ豪雨ってやつが毎日降る。

風が吹けば儲かるのは桶屋だけど雨が降って儲かるのは
TAXIとこれ見よがしにある駅前の露店の傘屋くらいだ。
でも、大概のタイ人は傘も差さずに軒先で雨宿りしてる。

あぁ〜あ今夜は仕事になんねぇや

2541DayDream


2541Pretty


雨が降ると予定していた取材も時間がずれ込むか、
最悪の場合は撮影対象の子が欠勤で中止になることも度々。
こんな時はサクッと諦めて頭を切り換えて帰るしかない。

外出時は一応雨を想定して折りたたみ傘を鞄に入れて
雨に濡れてもいいようにCrocsを履いて出かけるのだが、
いざ豪雨が降れば背中や下半身はびしょ濡れになる。

う〜さみぃ

最近は食欲旺盛で体重も増えたせいか皮下脂肪も付いた
とはいえ、濡れた服でエアコンのギンギンに効いたBTS
TAXIに乗ればたちまち帰宅中に風邪を引きかねない。

ま、来月にはこのウンザリする雨季も終焉する時期だけど
連休がある今月もそうだが、来月にはすでに3組の馴染み
の団体や客人等が訪タイされる。成り行き上断れない縁人。

あぁ今年も断念せざるおえん・・・無念じゃ

今年こそは10月の第一土曜日に開催される山梨県は
甲府の勝沼ワインに行って旬のブドウと芳醇な赤ワイン
を浴びるほど呑みたかったけど、どうやら叶いそうもない。

10月は果物や山菜や海の幸や何食べても旨い食欲の秋。
日本酒だってこの季節なら何処に行っても旨いだろうし、
釣ったアマゴを肴に岩魚の骨酒をくぃっとやりてぇなぁ。

2541スコール


などという叶わぬ夢を妄想しながら雨降る路上を傘を差し
ながら帰路につく。ふと足を止めて車道を見渡す。雨は
汚れた空気やいろんな欲望までも綺麗に洗い流してくれる。

さ〜て、今宵の夜食はあったかい鍋でも作るか



asia_jiyujin at 22:44|PermalinkComments(0) 藤岡わこう 

September 11, 2013

第2540回「海の彼方の理想郷」

2540陽気なBellちゃん


「めんそ〜れ

やたらと元気な声が店全体に響き渡る。ここは日本人
居住区にある日本料理店だけが集まっている日本街。
その中にある沖縄郷土料理のニライカナイという店。

東京の吉祥寺に本家があり、店名のニライカナイの
意味は沖縄の方言で、海の向こうにある理想郷
もしくは海のかなた・海の底にあり、神々が豊穣
幸福をもたらしてくれるという世界観があるそうな。

在タイわずか半年の日本人スタッフが言うには桃源郷
とか竜宮城とか言っていたけど、さすがに鯛や
ヒラメが舞い踊ることはない。代わりにやたらと陽気で
人懐っこいタイ人スタッフたちが笑顔で接客してくれる。

なるほど確かにこの空間だけは理想郷かも

今年の4月に初めて来て以来だが、元々根が陽気な
タイ人たちは沖縄人にも負けず劣らず明るい性格だけ
に都内に3店舗も構えて連日客入りが耐えないそうだ。

2540ニライカナイ


いかにも金を掛けてない内装とかがタイっぽいねぇ

愛泰家のO氏が短い滞在を終えて帰国される夕方に
日本街の中にある居酒屋や焼鳥屋を探索していたら
沖縄料理店の前で陽気なタイ人スタッフに誘われた。

前回は九州料理だったから、今回はもっと南下して
日本最南端の沖縄料理も食ってみるべかと相成った。
さすがに2日前を反省して今宵は日本酒を避けた。
さりとて泡盛なんぞ呑んだらそれこそニの前になる。

今日は酒やめてシークワサーサワーにしよっと
「あ、それいいですねぇ。でも最初は生ビールで」
オレはジーマミ豆腐とイカの梅肉和えと・・・
「僕はこの炙り鯖とラフテーと・・・」

2540炙り鯖焼き


2540炙った鯖刺身


以前帰国した時に昔アテンドしたことがある元大学生等
と定期的にアジアンジャンキーの飲み会を開催していた。
毎回、幹事役の愛娘Y子が歌舞伎町にある沖縄料理店を
セッティングしてくれたのだが、その時食べたジーマミ
豆腐の旨さにハマって以来すっかり虜になっている。

「じゃあ、かんぱ〜い」
うわっシークワサーめっちゃ濃厚でうめぇ〜

2540私も撮ってぇ


2日酔いの朝にこれを呑んだらいっぺんにシャッキリする
ほどの濃厚でシークワサーの味がシッカリしている。

でも、これってサワーだから向かい酒じゃん

一切化学調味料を使用しない手造りの郷土料理はどれもが
味が濃くて旨かった。ところが豆腐以外の料理は顎が疲れる
ほど何度もシッカリ噛まないと飲み込めないのだ。

沖縄料理って意外とアゴが疲れるよねぇ

2540ジーマーミー豆腐


2540イカの塩辛豆腐


そのせいか大して食べていないのにすでにお腹が満たされた。
おそらくは咀嚼する回数が普段より多すぎて満腹中枢神経が
もう満腹でっせぇ」信号を脳に伝達したのだろうと推測。

帰国した来週には香港に飛ぶO氏。月末には再び訪タイ。
で、来月上旬にも訪タイ。11月中旬のロイカトンもタイ。
大手企業勤務と言っても海外出張ではなく単なる個人旅行。

そんなに渡航回数が多いと運び屋と間違われんじゃん
「それは未だ大丈夫ですけど・・・」

実はマイレージを溜めてJALメンバーの上のクラスを
目指しているのだが、先週は高知に飛んでうどんを満喫。

基本的には土日を利用しての弾丸旅行だが、管理職に昇進
したら有給休暇がいっぱいあんでしょ。はたして年内中に
目標のマイルは達成できるのかしらん。

ま、メチコバールで奇跡的に食欲旺盛になった身としては
一緒に酒を呑める相手が増えて嬉しいのは言わずもがな。
でも同時にエンゲル係数が平月の倍以上になってもうた。

今年は食べられるようになったことが幸せだからね

吉野屋にすき家に大戸屋と今やタイ全土には日本から進出
してきた店を含めて1700店舗を超える日本料理店が営業。
O氏とは佐賀牛のすき焼きから始まって博多料理に沖縄の
郷土料理ときたら次回は何処の県の料理にするか迷うね。

酒が呑めれば何処でもええんやけどね

ほど酔い気分で帰りかけたときに、先ほどのやたらと
陽気なタイ人に揚げたてのサーターアンダギーを貰う。
恐る恐る食べてみたらこれが殊の外素朴で美味かった。

まさにここは日本から遠く離れた理想的な郷里だった



asia_jiyujin at 05:30|PermalinkComments(4) 藤岡わこう 

September 08, 2013

第2539回「失われた記憶の端」

2539 JJ


あたたたたた目の奥がやたらと痛む

目の奥の痛みで目が覚めたら6時半。ふと昨夜の
行動を回想するも断片的どころかまったく記憶がない。

確か昨夜はOさんと・・・

アカン、ダメだ。思い出したくてもまったく記憶が蘇らない。
おまけに最悪の二日酔い。ふとカバンの中にあったデジカメ
を再生してみると見たこともない生物とのツーショットが。

2539変身


じぇじぇなして仮面ライダーと写ってんだべ

それ以外には薄暗い店内でO氏が可愛い子と写っている。
徐々に記憶の切れ端が繋がってきた。昨日は日中にJJの
撮影取材を終えてからその日訪タイした愛泰家のO氏と
夕方に落ち合って居酒屋“かあちゃん”で晩餐。

2539愛泰家O氏と小姐たち


それからかあちゃんのママに誘われてご自身でやっている
スナックにママと3人で出た。通りでTAXIを
止める前に突如現れた初代仮面ライダーに驚く。

じぇじぇじぇなんでこんなところにおんの

2539仮面ラオダーとママ


酔っていた勢いで仮面ライダーに撮影の許可を得たら、
なんと流暢な日本語で快諾。日本人である。訊けば
ボランティアで立っているというが詳細は全く分からず。

じゃあ地球を悪の組織から守っておくでぇ

TAXIから下りて駐在員向けのスナックに入ると、いかにも
日本の片田舎にでもありそうな安っぽい空間に数組の日本人
客が酒を呑みながら談笑し・・・と記憶はここまでしかない。

2539かあちゃん


その後、Vanillaに行ったはずだけどまったく記憶がない。
O氏と別れて・・・はてまっすぐ1人で帰ったのかな。
ポケットの中に入れてあったお金はほぼ使い果たしていた。
バスの半券があるということは自らバスに乗って帰宅している。

ふと部屋を調べると昨日朝食用に買ったはずのサラダパンを
入れた袋がない。おまけにO氏に頼んで日本から買ってきて
貰った除菌用ファブリーズも見あたらず。

う〜、やってもうたぁ〜どっかに忘れてきたぁ

よく無事に帰ってたもんだ。ま、昔からどんなに泥酔しても
帰省本能だけはしっかり作動しているようで、無意識に部屋
までは辿り着いている。しかし、危機管理意識がなさすぎだ。
一軒目から焼酎と酒をチャンポンしたのが要因か。

いや単なる呑み過ぎやろ

2539かあちゃんスナック


翌日、失った記憶を取り戻すために夕方から捜査。案の定一軒目
の居酒屋でファブリーズを発見。でもパンは見つからず。次いで
スナックに行くも忘れ物はないと。最後にVanillaを検証するも訊けば
2人してカウンターで呑んでいたけど忘れ物はなかったと。

おっかしいなぁ何処に忘れたんだろ
「そう言えば、店を出てから左側に歩いていったわよ」
左側・・・何処だ

まっすぐ帰宅するのであれば店を出て右側に歩くはずだ。
閉店後は午前1時を過ぎていただろうから、オレはそんな
時間にいったい何処を彷徨っていたのだ。(恐ろしか)

あぁ自己嫌悪。しばらく深酒はやめよう。危険じゃ


asia_jiyujin at 06:28|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

September 04, 2013

第2538回「離婚調停中の義妹」

2538ピム


あらまぁ〜超ご無沙汰やん

前日の郷里の方々に続いて今日は東京からである。
IT系の会社に勤めるアメリカ人と結婚して恵比寿の高級
マンションに住んでいる義妹のS嬢。もう10年以上も
UAのCAをやっている彼女からメールが届いていた。


ふじさん、お元気ですか?
久しぶりに今夜バンコクです。
明日時間があれば、お昼が早めの夕食どうですか?
泊まり先はいつものルネッサンスです。


昨年の2月に9日間に立て続けに3回もバンコクに来て以来
の再会だが、1年半もバンコクフライトがなかったのも不思議。
その時はダディとの不仲で家庭内別居生活している話を散々
聞かされて将来的に離縁するかどうか悩んでいた。

子供のためにも離婚だけは避けろよ
「そうよね。でもね・・・」

まぁ、バツイチ経験者のオイラがいうのもなんだけど、第一に
子供のことを考えさせた。その後1年半も会っていなかったので
あれからどうなったのか心配していた。

午前中に電話が来て午後2時半にBTSプロンポン駅で待ち合わせ
の約束をした。几帳面なオレは5分前に到着して久しぶりの再会に
まるで恋人を待つ彼氏のように心が高揚していた。でもS嬢が現れた
のは約束の時間から15分も経ってからだった。

「ごめんなさい。遅れちゃって」
遅刻はアジア人特有のもんだけど君はタイ人かよ
「ゴメンね。でも、元気そうじゃない」
だろ。バリバリ絶好調だもん
「去年より顔色が良いみたいね」
メチコバール呑んでっからね
「何?メチコバールって」

歩きながら昨年から食欲不振に陥って徐々に体重が落ち始め3月には
抗真菌症を煩い5月には55圓泙埜採漫その後ビタミンB12欠乏症が
判明しメチコバールを服用してから奇跡的に回復したことを話した。

ところでずいぶん褐色に焼けてんじゃん。海にでも行ったの
「先週ホノルルだったんだけど、現地で急にフライトがなくなって」
へぇ〜そんなこともあんだ
「うん。4日間も休みになったから現地の友だちと泳ぎに行ったの」

千歳生まれでアトランタ育ちのS嬢は色白が自慢だった。
ネイティブな英語を話し物腰も柔らかく家柄の良さが伺えた。

で、その色か。まるで田中律子みたいじゃん
「似てる?」
健康そうでいいけどね。でもこの国じゃモテねぇな
「どうして?」
この国の美人の第一条件は白い肌だからね
「あら、そうなの」

機内は常時立ちっぱなしだったので脚がパンパンだというS嬢の
希望でワット・ポー分校のマッサージ店に行く。で、マッサージ
を受けている間にオレは所用を済ませて2時間後に迎えにいった。

「脚が軽くなったわ」
おぉ、そりゃ良かった
「でも、もっと強い方が良かったわ」
やっぱりDr.Eeetに行けばえがったか
「昨年連れて行ってもらったところでしょ」

やはりあの店の腕には叶わん。でも、ちょっと不便な場所だしな。
昔は健康維持のために定期的に通っていたけど旅行者が多すぎて
いつ行っても時間待ち。だからここ数年は殆ど疎遠になっていた。

じゃ、話したい事が山のようにあるだろうから聞くとしますか
「ありがとう」

酒でも呑みながらその後の状況をジックリ聞く覚悟で先々週
O氏とも行った九州の焼酎が豊富な博多どんたくに向かった。

「相変わらずあの仕事は続けているの」
まぁね。あまり人様に自慢できる仕事じゃないけどな
「あら、綺麗な女の子を撮影できるだからいいじゃない」

2538 U-Smile2


2538 香り


あながち大抵の人は上辺の判断だけでオイラの仕事を羨ましがる
けど、実際現場では人には言えない苦労やストレスも溜まるのよ。
だが、愚痴や不平不満を嫌うオレは常に感謝の念を心掛けている。

まぁね。ところでさ、結局旦那とはどうなったの
「それがね聞いてよ。今は別々に住んで離婚の調停中なの」
弁護士入れてか
「そうなの。お互いの弁護士を通して進めているわ」

ありゃりゃ。オレの知らぬところで修復不能の最終段階まで
来ていたのね。恵比寿ガーデンプレイスの家賃は月50万円。
それは旦那が勤める外資系会社の経費で賄われていた。以前オレ
も泊めて貰ったことがあるけど、まるでホテル並みの部屋だった。

CAとはいえ端が思うほど決して給料が高いわけではない。
毎月のフライト時間で大きく変わる。当然別居となれば住み
慣れたマンションを出なければならず、子供の親権は彼女の
主張が認められて今は都内に暮らしている。問題は養育費。

これが離婚した後でいっちゃんもめる問題になる

明朝6時のフライトで4時にはホテルを出なければならず今夜は
21時にはホテルに戻って就寝すると言っていたにも関わらず結局
夕方17時から始まった愚痴と離婚話は延々と5時間半も続いた。

2538 CAの義妹


だから結婚するなら日本人にしとけって言ったじゃん
「今度はそうするわ」
今度って、再婚する気あんの
「もちろんよ。私まだアラフォーなのよ」
あ、そう・・・逞しいなぁ
「誰か良い人紹介して下さらないかしら」
う〜む、あ、そうだ。都内に3LDKのマンションを買って毎月
タイに遊びに来ている大手企業の管理職の独身がいるけど

「あら、いいわね。その人今度紹介してね」

女は強ぇなぁ。彼女なら男に依存せずシングルマザーを貫く
かと思いきやさすが子宮で物事考える生き物。オレなんか
しばらく再婚なんて考えもしなかったのにな。もっとも離婚した
翌年には人生を模索しながらタイに移住しちゃったからなぁ。

じゃ、あまり無理すんなよ。強く生きれよ
「ご馳走様でした。今日はどうもありがとう。お休みなさい」

2538 S嬢


オイラも経験しているけど離婚は結婚の倍以上の時間と労力が
掛かる。男には仕事があり、女には子育てがある。お互い大変
なのは十分理解出来るけど、どうして一度は愛し合った男女が
人生の途中でひびが入り最終的には醜い争いになるんだろうね。

オイラの場合は当時の仕事柄、法律には妙に長けていたので
家裁の調停はしなかった。本来なら資産も貯金も全て半分に
分けるところを妻の生活を考慮して家も貯金も全て辞退。

文字通り全てを失ってゼロからの再出発。下手に醜い争いで
労力や時間も費やすくらいなら、いっそのことゼロになった方が
硬派な生き様としては潔くていいじゃん。

所詮、愛した女を幸せにしてやれなかった男の責務と義理じゃて。
おかげで孤独と引き替えに自由気ままな人生を手に入れたけどね。

まぁ、世の中には理想的な相思相愛の夫婦がいるのにねぇ


asia_jiyujin at 03:33|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう