July 2014

July 31, 2014

第2682回「青池とラベンダー」

ラベンダー園で



美瑛・上富良野・中富良野】7月25日 

じゃあいざ出発
「イェーイ、サヌックマークナー」

いざ出発


前日までは札幌や砂川のロータリアンの方々が一緒に同行して
いたのだが、この日はオイラが1人でタイ人4人のアテンド。
しかも地元のバス会社が主催するツアーに参加して美瑛の
青い池と中富良野の富田ファームのラベンダー畑を巡る。

オレ先々週も美瑛に行ってきたばかりやでぇ

ガイドさん


観光バス


タイにいても日本に帰って来ても同じようなガイドを
やってる自分が滑稽に思えた。まぁ、これも何かの
縁ですし、人様のお役に立てられるんなら良い経験。

2時間半ほどで最初の目的地である美瑛町の北西の丘に到着。
あいにくこの日は曇り空で遠くに聳え立つ大雪山連峰が拝め
なかった。それでもパッチワークの丘で有名になった場所では
多くの観光客で賑わっていた。写真家にはたまらん景色だろうな。

美瑛で早速記念撮影


美瑛の丘で記念撮影


オレがガキ頃に魚釣りや昆虫採集で駆け回っていた場所だけに、
さほど景色を見ても感動は薄い。こんな何も無い景色だけど
スイスみたいな風景と言われると悪い気はしない。

青の池


さて、次は十勝岳の噴火以降に偶然に砂防ダムに溜まった
山水や雨水に硫黄が化学変化して出来たという青い池。
3、4年前から急に観光地化になってからは多くの観光客が
現地を訪れるようになった。未だ無料だけに気軽なわけだ。

「フジさん、カメラカメラ」
クラッポン

美瑛の青の池


「このアングルじゃダメよ。もう一度お願い」
クラップ

自撮り好きのタイ人


中国の雲南省にある九寨溝の青い池ほど澄んではいないが
自然が創り出した摩訶不思議な池はそれなりに人の目を釘付けに
するようで東南アジアや東アジアからも多くの観光客が訪れている。

「エクスキューズミー フォト プリーズ」
あれ、タイ人ですかカム フローム カントリー
「マレーシア」
おぉ、スラマトダタン。僕らはタイランドから来たんだよ

青の池を自撮り


タイ人たちの写真を撮っていたら、可愛らしい女性からシャッター
を頼まれた。袖振り合うも多生の縁。撮影後ついでにオイラの
デジカメにも撮らしてもらったら、またまた違う国籍のカップル
からカメラを渡され撮影を頼まれた。

ユゥア カム フローム カントリー
「フローム シンガポール」
えっタイにマレーシアにシンガポールかよ

可愛いマレーシア人


インドシナ半島の3ヶ国が同じ観光地に揃いぶみするとは凄い偶然。
興味が湧いて耳を澄ませて撮影している人の会話を聞いていたら、
北京語に広東語にハングル語。一番良い撮影場所を順番待ちして
いると、やはり横柄なのは韓国人と中国人のツアー客。

どの国でも我が物顔でモラルを守らない国民性なんですなぁ。
タイでは『うるさい・汚い・ルールを守らない中国人観光客
の見出しで新聞に掲載されてたもんな。謙虚さと敬愛が足りん。

経済を発展させるまえに漢民族に基本的なモラルを教育する
方が先じゃないのかね。いくら財があっても人様の国に来ての
傍若無人は好かんな。ま、我々同朋も東南アジアに旅行に
行ったら同じような無礼をやってる日本人も多いけどね。

さて、昼食は上富良野の後藤純男美術館の中のミュゼふらの。
って、おいおいマジ。オイラが卒業した高校がある町じゃん。
何と38年ぶりに我が母校の横を走って現地に到着した。

いやはや感慨深いね。町はオレが高校に通っていた時代とは
すっかり変わっていた。古い町並みも綺麗になっていた。

なまら旨かったポーク


本日のコースのメニューはスープにかみふらの豚ばら肉の
とろとろ煮。ジャガイモのオーブン焼きに南瓜のアンチョビ
とガーリックオイル焼き。ブロッコリー・バーニャカウダー。
大根のブイヨン煮と彩りサラダ・・・

わぉうまそう。地元のポークだってさ
「あら、柔らかい肉ねぇ。味も美味しい」
「アロイマーク チャーオ」

上富良野でランチタイム


初日から思ったことだけど、この4人のタイ人。実に良く食べる。
好き嫌いもなく、特にCさんはタイでは刺身が食べないけど
日本に来たら新鮮でどれも美味しく食べられると感激していた。

さ、次は最後の観光地のラベンダーだよ

富田ファーム


前日は大渋滞と聞いていた富田ファームだが、時間帯が良かった
のかまったく渋滞も無く時間通りに到着。ここも多くの観光客で
賑わっている。若い時代には何度も訪れていた場所だけに、
何とも複雑な心境である。

「うわぁ〜、綺麗。フジさ〜ん撮ってぇ」
はいはい・・・

ラベンダー園をバックに


さすがにこの広い敷地を一緒に歩くのを止めて集合時間を決めて
放置プレーに徹した。その間、近くでメロンを栽培している友人の
妹に連絡して赤肉メロンを持って来て貰った。実はタイ人たちが
殊の外喜んで食べていたのが赤肉のメロンだったからお土産にね。

タイなら完熟マンゴーだけどここはメロンがなまら甘い

大雪山連峰を拝む


富田ファームにはラベンダー以外に富良野メロンが売られていたが、
観光地価格でなまら高い。友人の妹からは毎年帰国する度に買って
地方に発送していたので顔も利くし価格も安くしてくれるしね。

ラベンダー畑


さて、ラベンダー畑で十分写真を撮りまくって自然を満喫した
我々を乗せたバスは一路札幌に向けて出発。ところが札幌市内は
PM2.5の影響でまるで街全体に霧が掛かったように薄暗かった。

うわっ目が痛い。喉も痛ぇ
「ロシアの山火事が原因らしいわよ」

サッポロファクトリー


先日も行ったサッポロファクトリーでRCのD女史と待ち合わせ
をして今夜の晩餐はシャンパンに極上のワインにフレンチ料理。
タイでもあまり食したことがない4人に本格的フレンチを堪能。

絶品ロゼ


フレンチ前菜


ハマグリとお肉


「お疲れ様でした。かんぱ〜い」
くぅ〜疲れが癒されるねぇ

ディナーはフレンチ


どんなに疲れていても格別なアルコールが体内に入ってきた
瞬間にオレの和みのスイッチが入り細胞が解れ出す。さらには
極上のワインの肴に身も心もじゅわ〜んと癒されるんですなぁ。

ワインショップ


キティワイン


おぉ〜今宵も至福の時間の始まりどすぇ

ワインで乾杯


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July 30, 2014

第2681回「洞爺湖と極旨ウニ」

ひまわり畑



虻田町】7月24日 

「うっわぁ〜、綺麗な景色ねぇ」
「ねぇ。みんなで記念撮影しましょう」
「フジさん。シャッター押して」
クラッポン

羊蹄山をバックに


タイ人は異常なほど写真が好きな国民である。しかも自撮り。
いったい誰に見せるのか分からないほど撮りまくるのだが
見せられる方もたまったモンじゃないだろうなぁ。

と言うことで、今日は7年前にエイペック会議が行われた
洞爺湖に行って虻田町の極旨ウニ丼を食べるツアーに出た。
途中、中山峠でWCタイムに立ち寄った時に上部が雲で
覆われた羊蹄山をバックにタイ人たちが記念撮影。

「フジさん。あの山は富士山
う〜んあれはね蝦夷富士って言って羊蹄山です

あげいも


もちろん本家本元は静岡県と山梨県に囲まれた富士山だが、
北海道には利尻富士や美瑛富士とか富士の名が付く山が多い。
札幌を出て3時間くらいで目的地の洞爺湖に到着。で、
早速展望台から湖をバックに撮影タイムが始まった。

「クマがいるわ。大きいわねぇ」
「はいフジさん撮ってぇ」
クラッポン

洞爺湖展望台


ヒグマ


で、次は旅行雑誌にも掲載されているという超有名なジュラート店
で新鮮なミルを使った極旨ソフトクリームとジュラートを堪能。
と思ったら店頭にあった花畑で又も撮影会が始まった。

「わぁ〜、タイのアイスの味と全然違うわぁ」
そうだろ。うまいべぇ

人気のソフトクリーム店


人気ジュラート店


昼過ぎに目的地の虻田町に到着。因みに町名はあぶたではなく
あぷたと読むことをこの町に来て初めて知った。元々がアイヌ語
を無理矢理漢字に変えたから日本人でも読むのか難解な町が多い。

長万部(おしゃまんべ)なんて関西の人は絶対読めへんやろ。
興部って何て読むか分かりますか。これでおこっぺと読むんです。

洞爺湖


さて、海のないタイ北部から来られたタイ人たちが、はたして
ウニなんて食べられるのだろうかと懐疑的だったけど、まぁ〜
そんな心配をよそにウニ丼定食にカレーライスとカレーうどんに
まきまきソーセージを4人でシィアして全部綺麗に平らげた。

アロイ マイ
「ラムテテー チャーオ

昼食風景


あぷたのウニ丼定食


食後はオイラが昔小学校の修学旅行で来た活火山の昭和新山を観光。
現地に来ていた観光客の殆どが台湾人に韓国人に我々のタイ人。
日本語の会話が殆ど聞こえないここは本当に日本なのかしらん。

昭和新山


活火山の昭和新山


さて夕刻から岩見沢市で周辺のロータリークラブが集まって
盛大な歓迎会が開かれるというので高速道路で一気に札幌に戻った。
しかしながらオイラは夕方に歯科の予約があったのであえなく断念。

おぉ〜今日は珍しく酒を呑まない日かもしれん

ロイトンホテル


と、休肝日を決め込んで歯科の帰りにドンキホーテに寄ったら
何とも旨そうな缶チューハイに目に入った。で、いろいろ見定
めているうちに鍛高譚を発見。思わず衝動に駆られてつまみ
を買ってからホテルの部屋でテレビを観ながら1人呑み。

くぅ〜うまい。でも、1人呑みって何か虚しいなぁ


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July 29, 2014

第2680回「タイからのお客様」

日本間にて


千歳】7月23日

「サワディカー」
インディテーダイルーチャック

この日の朝、オレは千歳空港の到着ロビーにいた。タイに戻る
わけではない。帰国して偶然にもオイラが北海道に滞在中に縁の
あったチェンマイのタイ人たちが初めて北海道を訪れるからだ。

もう10年ほど前になるが、RCのW氏とD女史からの依頼で、
それまでタイ東北ノンカイ県での国際奉仕活動をやられていた
水に関するプロジェクトを、違う県でも探して欲しいと依頼され
チェンマイに飛んで現地のRCとマッチングをさせて頂いた。

以来10年以上も現地での活動が続いていることも凄いけど
その架け橋になれたことに感謝している。国民性の相性が合うし、
なんせタイ人のホスピタリティーは半端じゃないですからねぇ。

その後も毎年WCSの検証ツアーに同行させて頂いていたのだが
胃癌手術後はチェンマイに行くこともなくなり現地のロータリアン
とも疎遠になっていたのだが、その方々が今朝の便で千歳に着く
ので時間があれば空港に来てお出迎えを頼まれていた。

「あら!フジオカさん、久しぶりねぇ」
マイチューカン ナンレーオ ナ クラップ
「今は日本にいるの?」
ドゥアンニー クラップ イープン ナ クラップ
「また会えて嬉しいわ」

千歳空港到着


7,8年も経つのにタイ人は実に記憶力が良い国民である。
今日、空港にオイラが歓迎に来る事は彼女たちには一切
知らされていなかったはずなのに、偶然の再会にお互い感激。

今日から4日間、WCS2510地区のロータリアンの方々が
ランナーチェンマイロータリークラブ4人を接遇する為に
初めての北海道を満喫して頂く旅行を企画されていた。

「藤岡さん。時間があれば一緒に行って頂けないかしら」
は〜い。お安いご用です。僕でお役に立つなら

で、札幌に滞在していたオイラにおハチが回ってきたと言う
わけなのだが、偶然とはいえ数年ぶりの再会に心が躍った。

もう十数年前なのか記憶も薄れてしまったけど、ノンカイに
北海道のWCS2510地区ロータリクラブの方々が検証ツアー
に来られたときに、現地のロータリアンから通訳を依頼されて
からその後もずっと縁が続いている。

特にW氏と故T氏とは酒が縁で十数年来の付き合いである。
まさしく袖振り合うも多生の縁とはこのことを言うんだろうね。
おかげでオイラの人生は飛躍的に愉楽になった。

さて、この日は朝から小雨が降っていた。今日から滞在される
札幌のホテルまで高速道路で行けば北海道らしい景色が見られ
ないだろうと自然豊かな支笏湖周辺を通りながら行くことになった。

「タレー スワイマーク ナー」
マイチャイ。タレーサープ ナ

支笏湖畔にて


途中湖畔に寄り樽前山をバックに記念撮影。昼食は紅桜公園で
活きの良い刺身や天麩羅を満喫して頂き、極めつけは古民家
を改修した喫茶店で茶道を体験。これが殊の外タイ人たちには
喜ばれたようでやたらと互いに写メばかり撮っていた。その度
に誰かにLINEを送っていた。ほんとタイ人は写真好きやねぇ。

紅桜公園にて昼食


茶道を体験す


宿泊はロイトン


で、タイ人たちがホテルにチェックインした後に、オイラは
自分の宿泊しているホテルに戻って晩餐用に衣服をチェンジ。
会場は北海道らしい新鮮な海産料理を堪能して頂きたいと
札幌駅前にある勤め人で賑わう大衆居酒屋をセッティング。

「うわぁー、これ何
「キャー、動いているわよ」
さっきまで生きていた活イカだもん

料理をメモる


興味津々


じゃがバタいか塩辛


サザエ焼き


踊るイカの刺身に焼きサザエにじゃがバター塩辛やワインに
興味津々で食名をイチイチメモリながら絶賛して食べていた。

八海山を注ぐ


オレ?」もちろんオイラは八海山を嗜みながら極旨の北の幸を
肴に楽しい宴を満喫させて頂いたのは言うまでも御座いません。

結局今宵も至福の酒を呑まして頂いたわけで・・・」深謝

初日の晩餐


で、食後は観光地にもなっている北海道庁赤煉瓦まで歩き記念撮影。
その後はホテルのBARで〆の一杯を・・・。あぁ、今日も良日やったなぁ。

赤煉瓦庁舎


最後はBARで


asia_jiyujin at 15:35|PermalinkComments(0) 気ままな流浪的旅日記 | 藤岡わこう

July 27, 2014

第2679回「心の均衡を保つ為」

24時間緊急対応



千歳】7月22日 

Nさん。もう一箇所見たい施設があるんですが

わざわざオイラのために平日なのに休んでくれたN氏に
ネットで調べたもう1つの介護共同住宅に連れて行って
もらった。実は前日に行ったのだが食事中なので遠慮した。

昨年までは何処かの会社の社員寮で使っていた施設を
高齢者介護共同住宅に作り替えた建物なのだが、昨日の
元ホテルと違い元々社員寮なだけあって広々としている。

アイケアホーム


担当者に中を見学させて頂いたが、3,4人の車イスの老婆や
爺様たちが娯楽室兼食堂でTVを観ながら寛いでいた。
頭を下げて挨拶してトイレや浴室や各部屋を見て回る。

昨日同様1人部屋のスペースは7畳ほどの広さで
最低限の家具が置ける程度。食事は朝昼晩の3回に
おやつ程度のお菓子類。千歳ではまだ2箇所しか見学
していないから何ともいえないけど料金も10万円程度。

ベッド付きの部屋だが


如何にも寮部屋


目の前は神社



来月初めに美瑛の実家に戻って再度母上と相談の上に
将来どうすべきか判断せねばならぬ。正直、時間も
経費も掛かるだけにそれなりに覚悟が必要になる。

毎日呑んでばっかりいたらアカンなぁ・・・

息子としてはいつかは現実を直視しなければならない日が
来るのだが、どうも長年タイで怠惰な生活を続けていると
厄介で体力が必要になる事案はなるべく避けたくなっている。

いや、人生の最後を楽しく過ごさせてあげねば

浴槽


激動の昭和を生きた母上には極楽のエピローグを準備
せんとね。そう考えると何故か夕刻から無性に酒が
呑みたくなる。依存症ではなく現実逃避に近いのかもね。

許しておくんなまし

今宵は3本


今はそれで何とか心の均衡を保とうとしているのだ。
こういう時って1人モンは何かと難儀するんですな。

ま、そんなオイラの心の隙間を察してか、今宵の酒の肴は
まだ帰国してから食べてないならとN氏がわざわざ活きの
良い旬の毛ガニを買ってきてくれた。

くぅ〜うっめぇ

今夜も一献


今月初めにタイから来られた客人と会食した時は毛ガニ
の甲羅に酒を流し込んでカニ味噌で至福の幸せを堪能させて
頂いたんだけど、実は身は1つも口にしていなかったのね。

で、当然N氏はカニ味噌甲羅酒を想定してか珍しい中富良野
産の酒を用意してくれていた。いやはや毎日毎日至福が続く
けど、まさに酒は人生を愉しくする潤滑油の1つである。

実は2年半前に伴侶を胃癌で亡くされたN氏から、今回の滞在
が2ヶ月間なら我家に来る回数を増やしてねと言われていた。

昔の仕事柄、あまり親しい友人を作らなかったそうなのだが、
20年前ユネスコ主催でメコン基金のタイNGO活動視察ツアー
に一緒に参加してからは家族ぐるみの付き合いになっていた。

かぁ〜こりゃあ格別にうっめぇや

旬の毛ガニ


甲羅のカニ味噌に酒を入れて混ぜると風味と旨味が一気に増す
から不思議だ。いっその事蟹味噌風味の酒を開発したらええのにな。


asia_jiyujin at 13:11|PermalinkComments(0) 気ままな流浪的旅日記 | 藤岡わこう

July 26, 2014

第2678回「介護対応施設見学」

一夜雫


千歳】7月20・21日 

毎日毎日呑んだくれてばかりいてはあきまへん

と反省しながらも、千歳に移動した初日の夜はいつもの
常宿でご厄介になっているN宅で盛大な夜会が催された。
先月のI社長に初顔の女性ゲスト2名が参加。この2人が
またオイラを超えるほどの蟒蛇並みの呑んべぇなんですな。

初めましてぇかんぱ〜い
「お疲れ様で〜す」

ビールに発泡酒にフランス産の赤ワインに極めつけは
木箱に入った大吟醸の国稀である。当然オイラはのっけ
から冷やした国稀をジックリ味わうように口に流し込む。

・・・・・・うまい

大吟醸くにまれ


その一言でビールやワインを呑んでいた面々が、じゃあと
皆様一人ずつ試飲状態に展開。18時から始まった愉快な
夜会は、気が付けば夜の0時を回っていた。しかも、旭川
の銘酒の一夜雫も知らないうちに封を開けて呑んじゃった。

あぁ一盃目の味わいがまったく覚えてねぇだ

愉快な晩餐会


例によって、その夜はどうやってベッドまで辿り着いたのか
まったく記憶にない。ホントN氏の自宅2階で良かったばい。

うっ、昨夜は呑みすぎましたねぇ・・・
「楽しかったねぇ。昼はラーメンに行こうか」
いいですねぇ。呑んだ翌日は汁もんが食べたいっす

帰国後2度目の塩ラーメン


さて、食後に本来の目的でもある母上の移住先の施設を
リサーチするために市内にある介護対応住宅を見学。
意外とこの1〜2年で出来たばかりの施設が多い事に驚く。

あれここって昔オレが泊まったことがあるとこじゃん

まごころ


昨年までホテルとして営業していた建物を札幌の歯科医
が買い取って客室を下宿型の部屋に改装したまごころ
さすがに元々ホテルだけあって各部屋との段差や移動が
高齢者にはちょっと難儀するかも。

現在入居者が7名ほどで、後20部屋ほど空いている。
特筆なのは1ヶ月単位でも入居可能で家賃や光熱費や
その他諸々の経費を入れても5万円も掛からない。

これに三食希望すれば4万2千円のアップである。
しかも高齢者でなくても利用可能というから、
短期滞在でオレでも入れるじゃん。

ビジネスホテル並みの部屋


ま、簡単に言えばまさしく下宿である。そこに訪問介護や
諸々のケアサービスが有料で付いているシステムである。

現在、養護施設学校に通う女生徒に寮としても使える
ように交渉中だとか。そうなればまさに介護女子寮に
爺と婆が同居して普段から介護が実体験できるわけだ。

へぇ〜面白い施設ですね。オレが入ろっかな

明るい部屋


帰国して毎日ホテル暮らしをしていれば1ヶ月間で
20万円近くの宿泊費が必要になる。それに比べて
素泊まりで5万円ならば、格安の宿泊費じゃんね。

いやいやそう言う問題じゃない。母上が優先だ

八海山


その日の夜、N氏馴染みの松前料理のおよべぇに行った。
例によって酔っぱらうまでトコトン呑んで帰宅して、
前日僅かに残った一夜雫をジックリ味わいながら呑んだ。

もずく酢


旬のアスパラ


支笏湖のチップ


で、その後は・・・言わずもがなです。


asia_jiyujin at 15:50|PermalinkComments(0)

July 24, 2014

第2677回「今日も至福な一日」

先ずは冷酒で



札幌】7月18日 

くぅ〜このウニなんまらうまいっしょ
「だべぇ、この時期の松前産のウニは格別だかんな」

千春鮨


帰国してから3度目の鮨は松山千春と由縁のある“千春鮨”。
昨年もY氏とK氏に連れてきて頂いたのだが、何分にも2人
とも酒を嗜まず、食事会はいつもランチの時間帯なので当然
オイラも遠慮して間っから酒を呑むのを躊躇う。

先ずはトロを


どうして人は旨いもんを食べると、とても幸せな気持ちに
なれるんでしょうねぇ。あまりの旨さについ酒が呑みたくなる。
そこはグッと堪えてまで堪え忍ぶ。そう今夜はS氏との晩餐会。

秋田


メコン基金のS代表の故郷は秋田県。その秋田の郷土料理を
堪能させてくれる店がススキノの一角にある“割烹秋田“。
毎年欠かさず連れてきて頂くのだが、今回は2日前のゴルフ
コンペの反省会と称して日本衛生のK氏も誘っての夜会です。

「先ずはビールだな」
え〜と、僕は冷酒で
「かんぱ〜い」

ジュンサイ


旬の刺身盛り


身体に良いジュンサイを肴に先ずは一献。日中我慢していた
分だけ冷や酒の喉越しがやたらと旨く感じた。途中から佐藤の
焼酎に切り替えて、ニシン焼きに〆は郷土料理のきりたんぽ。
毎夜酒に溺れる呑んだくれ人生に感無量の日々で御座いまする。

あぁ〜なしてこんなに幸せな日々が続くんだべか

鮎の塩焼き


きりたんぽ


って言うかお前の帰国って、ほぼ毎日酒を呑んだくれてる
だけじゃねぇのか。「はい、仰る通りで御座いまする
その殆どがタイで縁が出来た方々なんですが、毎年帰国の度に
ご馳走して頂き言葉で表せないほど感謝の念に耐えませんわ。

さぁ明日もウコンの力で酒に呑まれんようにせんとね

今日もウコンの力で


asia_jiyujin at 00:10|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

July 23, 2014

第2676回「腰痛と晩餐と頭痛」

夜のススキノ


お待たせいたしました。しばらく地方に出てました。
先週の続きです。

札幌】7月17日 

痛ぇててててて

マジで腰痛が悪化しちまったようだ。歩くのが至極難儀。
タイにいれば近くのマッサージにでも行くのだが、如何せん
日本のマッサージ料金は高くてとても行く気にはなれません。

ススキノ交差点


さりとてこんな最悪な状態で行動するには危険が伴う。
と言うことで、昨年も駆け込んだ針治療のほうしん治療院
へ行くことにした。ススキノの始発駅で路面電車を待って
いたら、なんとも風情のない近代的な電車がやって来た。

ほぉ〜今どきの路面電車も随分と進化したのねぇ

近代的な路面電車


車内


で、一年ぶりに顔を出した治療院だが、これが予約して
行ったにもかかわらず随分と混み合っていた。30分ほど
待ってから電気低周波治療を受けたのだが、全然完治せず。

「これは相当根が深いですね。それじゃお試しで」

ほうしん治療院


と4、5僂呂△訥垢た砲嚢痛の患部をピンポイントで
ぶっ刺してグリグリと凝りを解してくれたら「あらま」何と
さっきまでの根深い凝りがかなり解消されて腰痛が楽になった。

先生さっきより全然腰が楽になりましたよ

治療院


思わずスキップしながら軽快にホテルに戻って来たら、
1時間後にW氏がホテルのロビーまで迎えに来てくれた。

そう、今夜は先月初めに怒濤のように超多忙を極めていた
戒厳令真っ直中に来られたロータリアン2人と、さらに
オイラが連載している某雑誌の愛読者でもあるY氏等と
総勢5名のRC方々に「藤岡さんを囲む会」を開いて頂いた。

「フジさん、ちょっとその前に」

先ずはBAR


とW氏が連れて行ってくれたところは、帰国する度に昔は
よく呑みに連れて行って頂いたOchiaiBARが移転したと
いうので、集合時間までの僅かな時間にオンザロックを一杯。

おぉ〜細胞が目覚めてきました

不思議なもので前夜いくら呑んで体調が悪くても、夕方に
なって一口酒を流し込んだ途端に、ONのスイッチが入る。
これは完全なるアルコール依存症の症状とちゃいまっか。

膳


極上の宴


どうもその節は有り難う御座いました
「いやいや、こちらの方こそ大変お世話になったよ」
「藤岡さん、お土産にこれ持って来たよ」
わぉ一夜雫じゃないですかい。超嬉しいっす

一夜雫


絶品ラーメン


若干遅れてきたS氏からも自分が経営する会社で作っている
オイラが愛して止まない究極の極旨塩ラーメン『凡の風』など
の詰め合わせをセットで頂いた。超感激なのだが、今回の滞在
期間は約2ヶ月。賞味期限が来月のお盆迄。

おぉ〜こりゃあ何処ぞで料理して食わねば

「先ずはビールで」と言われる諸先輩方をしり目にオイラは
ガッチリ冷えた金滴を注いで頂き乾杯。何と今夜も前夜同様に
飲み放題と聞いて、やおらテンションが上がるオイラでした。

「じゃあ、かんぱ〜い」
お疲れ様で〜す

一盃目は金滴


二盃目は夏限定酒


三盃目は国稀酒造の鬼ごろし


はたして帰国してから何度目の乾杯になるのか、今や回数すら
覚えていない。って言うか休肝日なるものが殆どないじゃん。
たまに呑みすぎを心配して下さる方々からメールが届くけんど、
もはや出家でもしない限り呑んだくれ人生は止まりそうにない。

アスパラの天麩羅


厚岸産のプリプリ牡蠣


旬の芋と肉


焼きニシン


これがなまら旨い


たぶん3盃目までの国稀酒造の鬼ごろしまでは記憶があったと
思うのだが、2店目の祥瑞で呑んだ辺りから記憶が飛んでいた。

祥瑞でも冷酒


後日W氏に訊いたら5店舗も梯子したらしいのだが断片的に
しか記憶がない。この若年性認知症並みの症状を想定して行く
先々で写メを撮って、翌日確認のために見るのだが、酔えば
その写メさえも撮ってないことに気付く。もうアカンたれやな。

うっ頭が痛い・・・腰も痛い・・・でも酒は旨い

asia_jiyujin at 21:44|PermalinkComments(0) 気ままな流浪的旅日記 | 藤岡わこう

July 19, 2014

第2675回「百人超えのコンペ」

滝のカントリー


札幌】7月16日 

ナイスショット

創業30周年を記念してラオスの山岳地帯に小学校を寄贈して
頂いた日本衛生(株)のゴルフ大会に参加してビックラこいた。
関係会社や協力業社合わせてなんと110名もの大コンペ。

さらに驚きは、手に持てないほどの牛ロースのステーキに
赤肉メロン2玉に業務用食パンが参加賞だった。ホテルに
滞在しているオレにはステーキも食パンも料理できません。

豪華な参加賞


で、帰国して初めてのゴルフに加えて、今年になってから
まだ3回目である。さらには友人からお借りした慣れない
クラブで、はたして同組メンバーたちに迷惑をかけないかしら。

100が切れんのか心配だわい

トリッキーなコース


開催場は札幌近郊の滝のカントリークラブ。タイにはない
アップダウンのキツイ山坂が連続するトリッキーなコース。
さすがに老体にむち打ってもかなりしんどそうなコースだ。

ところが同組には73歳と81歳の高齢者が2人もいる。
しかもハンデが15と25とオレよりめっちゃ上手い。
で、結果はOB4回パー5個でアウト52・イン47の99。

上がり3ホールまで4オーバーで来ていたのだが、意識した
途端に連続OB。最終ホールをパーで回らんと100が切れん。
で、3オン1パットで何とか有言実行できました。

腰と膝が痛ぇ・・・

パター練習


アカン。体が砕けそうや。ギックリになりそうで歩けん。
一番若いオイラをしり目に御大たちが軽快に通り過ぎた。
マジ本格的に体力作りせんと、もう誘って貰えんばい。

表彰式


で、その日の夜。京王プラザホテルの宴会の間で盛大な表彰
パーティが開催された。TVでの有名な美人アナウンサーの
司会で始まった宴はビールも日本酒も嬉しい飲み放題。

わぉ順位よりもこっちの方が楽しみだわい

乾杯


順位発表


110名参加中、オイラの順位は88位。優勝者は91の
スコアーだったけど、ダブルペリアが上手く噛み合わず
BG賞もBB賞もNP賞なく、飛賞、大波小波賞もなく、
平和賞もラッキー賞もないオイラは、ただひたすら呑みに
転じて日本酒を呑みまくったのは言うまでもない。

ふぅ〜今宵も呑んだなぁ

行列が出来るラーメン屋


帰りに小腹が空いていたので、念願の信月の生姜塩ラーメン
を食べた。実は某TVのグルメ番組でタレントが生姜塩を
絶賛していたので初めて食べてみたのだが、これが塩味が
生姜に負けて妙に感動が薄かった。

やっぱ、普通の塩味の方がええな

生姜塩ラーメン


その後ホテルの一室で爆睡していた自分がいた。
またもや呑みすぎて記憶がぶっ飛んでしまったようだ。
帰国してから毎晩のように呑む機会に恵まれてんだけど、
すっかり酒に酔いつぶれるようになっちまった。

明日も夜会があるのんだけどね・・・うふっ


asia_jiyujin at 14:27|PermalinkComments(0) 気ままな流浪的旅日記 | 藤岡わこう

July 16, 2014

第2674回「介護看護対応住宅」

モエレの杜


札幌】7月15日

へぇ〜こんな住宅地の中にあんの

週明けバスを乗り継いで札幌に戻ってきた翌日に、母上の姉が
入居したという天然温泉付高齢者介護看護対応住宅という
ノアガーデン・モエレの杜という施設を訪ねた。

電車で移動


高速バス


田園風景


82歳になる母上の姉は介護認定3の89歳になるKおばちゃん。
オレにとっては従姉妹にあたるその姉の息子さんのYちゃんは
昨年定年を迎えた66歳。子供時代はよく遊んでもらった兄弟
みたいな存在であり、20歳代にも世話になった親戚でもある。

そのYちゃんが毎週火曜日に母親の面倒を見に行くというので
オレも母上の将来を考えて視察を兼ねて便乗させてもらった。

どうもYちゃん。30年ぶりの再会だね
「もう、そんなになるか」

正直、正確に何年ぶりの再会なのかは覚えていなかったが、
実際に会って話すのはおそらく25年は経っていたと思う。

お互い歳取ったよねぇ
「仕事に励んでいたら、ほらこれだ」

被っていたキャップを取ったYちゃんは、すっかりダイハードの
ブルース・ウィルスばりのスキンヘッドに変貌してしまっていた。
相変わらず笑えないオヤジギャグは健在で昔の印象のままだった。

オイラが高校時代に結婚したYちゃんの嫁さんのEちゃんは
当時は吃驚するほど美人で思春期のオレには眩い女性だった。
その美貌は今も健在で、白髪があっても当時の気品は変わってない。

Yちゃんは何でこんな美人と結婚できたんやろ・・・

正直、Yちゃんは当時から大したイケメンでもなく、強いていえば
釣りバカ日誌の浜崎伝助の西田敏行氏のような愉快な性格だった。
話術に関しては誰よりも人を惹き付ける魅力があったのは確かだ。

男は顔じゃねぇ。中身だぜ


美人は三日見たら飽きる“の如く、イケメンだって三日も見たら
飽きるだろうし、所詮は内面の性格と経済力の高さがモノを言うのか。
いずれにしてもバツイチのオレにしてみれば尊敬するおしどり夫婦だ。

そのYちゃん夫婦に89歳の母親が入居した施設に誘われたので
どういう施設なのかリサーチを兼ねて視察に向かったのだが、
最初に抱いていた印象とはかなりかけ離れていた。

て、天然温泉って、ここ温泉が出んの
「いやぁ、別な場所から持ってきてんのさ」
それでも温泉があるって珍しい施設だね

介護対応住宅


開設してから10年くらいと言うその施設は、札幌市内から少し
離れた新興住宅街の真ん中に位置していた。現在、隣に同じような
施設を建設中ということで、需要の高さが頷けた。

生けとし生きる全ての生き者がいずれ人生の終焉を迎える。
その最後の場所を選ぶのは、残された子供や親族に託される。
オレもいずれ最後の場所を選ぶ時期が来るかと思うと・・・。

こんにちは〜。Kおばちゃん。ご無沙汰してました
「お婆ちゃん誰だか分かる?」
「わ、わこうかい。来てくれたんかい」

嫁さんのEちゃんがオレのことを訊いてくれたのだが、
もう30年以上も不義理をして会っていなかったのに、
すぐさま妹の息子の名が出たのには驚いた。

ガキの頃にはしょっちゅう遊びに行っていたのに、社会人に
なって仕事が忙しくなれば盆正月以外は会わなくなり、徐々に
疎遠になっていくのが世の常である。ましてや異国で暮らす
ようになれば何十年も疎遠になって会いづらくなるもんだ。

えっ、もう食事の時間なの
「まだだよ。1日の楽しみは食事くらいだけだからな」

広い廊下


4階建ての施設の彼方此方を見て回っていると、1階の食堂に
まだ11時半だと言うのに数人のご老人たちが無言で待っていた。
介護士たちが各部屋を回って車イスを引いて案内されてくる。

なんだ、この光景は・・・

介護食事


複雑な心境だった。まるで親鳥がエサを運んでくるのを
待っている雛鳥に見えてきた。7畳半くらいの個室には
ベッド以外にはTVくらいしか楽しみはない。お互いの部屋
を行き来しながら会話を楽しむような雰囲気はなさそうだな。

果たしてこれって幸せなんかなぁ・・・

足腰が動くウチは自炊しながら好き勝手に生きていたほうが
認知症にもならず、ストレスを溜めずにいられるんとちゃう。
気丈な母上はこの寮のような団体生活に堪えきれんのかしら。

ま、今日明日中に判断しなければいけないわけではない。
オレが再婚して本帰国して一緒に暮らせばいいのだが、
自宅で在宅介護が出来なければ他の選択肢はなさそうだ。

天然温泉付・緑と自然に囲まれた充実の住環境』が謳い文句
の介護施設だが、市営と違って民間経営だけに毎月の支払いも
結構いい値段はする。少ない年金だけでは到底無理だろうし、
北欧と違ってこの国の社会福祉の予算は破綻してしまってるしな。

請求書


安倍首相よ、集団自衛権なんぞを議論する前に、この国を創った
高齢者たちにもっと敬意を払って不安のない老後社会を考えろってんだ。
ま、その前に息子であるオイラがもっと稼いで面倒見るべきなんだけどね。

さぁ〜てサマージャンボでも買ってみるべかな


asia_jiyujin at 14:55|PermalinkComments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

July 15, 2014

第2673回「田舎で蘇生は太る」

今夜は7品料理


美瑛町

あぁ〜やっぱり田舎はええなぁ〜

帰国前に寝るヒマもないほど多忙で身体を酷使し続けて帰国後
も連夜の愉楽の宴で内蔵はすでにボロ雑巾のように萎えていた。

さりとて、己の持つ自然治癒力と生まれ故郷の自然豊かな田舎で
さしたるしがらみもなく、マッタリのんびり過ごしているうちに、
脳や身体の中の細かい細胞までもが徐々に蘇生していくのが分かる。

これを世間ではリフレッシュというのらしいのだが・・・

町立図書館


図書館


しかしながらだ。特に身体を動かして鍛えるわけでもなく、毎日
チャリに乗って図書館通い。毎食は全て母上にお任せ。そんな
怠惰な生活を1週間も過ごしていたら、なんと4圓眤世辰討い拭

そりゃあ、そうだよなぁ・・・

今宵も7品料理が並ぶ


夕方になれば黙っていてもテーブルの上には母の手料理が並ぶ。
そのうち半分はスーパーかコンビニの惣菜なのは仕方ないとしても
カレイやカスベの煮付けや縞ホッケや鮭の焼き魚は絶品の肴である。

うわっなんじゃいこのなまらうっめぇイモは

レッドムーン


その中でも一番感動したのは秋にしか収穫されないレッドムーンと
いう地元特産のイモだ。この噴かしたイモにイカの塩辛を乗せて食
べたら、これがなんまらうめぇいでやんの。床下収納庫に少しだけ
残っていたイモだったらしいが、そら別格の驚愕の味だった。

母上曰くは、インカの目覚めよりもレッドムーンの方が数倍美味しい
というのもあながち嘘でもなさそうだが、実は未だにインカの目覚め
なるイモは一度も食べてない。秋の収穫時までは寒くていられんからね。

うぅ〜今日も酒がうめぇなぁ〜
「お前も飲むねぇ。誰に似たんだろうねぇ」
死んだじっちゃんだろ。隔世遺伝ってやつだろな

美瑛駅前


普段は1人でいる時は酒を呑むことは滅多にないのだが、来月で
82歳を迎える母上の話を聞くのには、さすがにシラフじゃ辛い。
同じ話は当たり前。10日に56歳になった息子の歳を51歳だと
信じて止まないし、5,6年前の昔話もまるで今年のように話すし。

ま、それでも救われるのは高齢による物忘れは仕方ないとしても
認知症などでボケてないことだ。近所を徘徊することもなく、
1人で買い物も病院にも通っているし、料理の味も衰えてない。

ただ、心配なのは焼き魚の後のガスレンジの消し忘れが怖い。
本人も「焼き魚料理中」の紙をテーブルに置いておくそうだが
それでもオレの滞在中に1度だけガスの点けっぱなしがあった。

ま、こちらが心配し過ぎるほど昭和一桁生まれの母上は意外に
シッカリしている。身体の衰えは仕方ないにしろ、やはり父親が
他界した後に女手一人で息子たちを育てた気丈さは変わってない。

たまにオイラが電話する時は、必ず「オレオレ、オレだけど
とワザと名前を言わないのだが、元芸者の母上は「はいはい
オレオレ様。何のご用ですか」とやんわり切り返す。合格だ。

で、滞在2日目の時だった。「わたくし三菱電機の者ですが
家庭用の電気代が安くなるのをご存知ですか」と電話が掛かって
きた。母上は「またか」とウンザリした顔でオレに受話器を渡す。

あんた何処の組織のもんじゃい。これって新手の詐欺やろ
と強い口調でオレがすごむと、相手は明らかにあわてたように
電話を切りやがった。どうやってターゲットを決めてんだろな。

「最近はこんな電話がしょっちゅう掛かってくるよ」
儲かるとかさ、安くなるの類はすぐに切った方がいいよ
「この間なんかさ、通帳を見せて下さいって郵便局の・・・」

実はこの話は昨年も聞いていたのだが、初めて聞くふりをする。
ある日の午後、郵便局員と名乗る青年が我が家に訪ねて来て
「来年から印鑑を使わなくても預金口座が下ろせるようになり
ますので手続きのため通帳と印鑑の確認をさせて下さい」と
言われたそうだ。

母上は言われるがままに通帳を出しそうになったが「郵便局員
なら名刺も出さんのかい」と強気で言ったところ、ちょうどそこに
近所の町内会の人が“なすすまし・オレオレ詐欺にご用心”と
いう回覧板を持って来た。ニセ局員はそそくさと退散したそうだ。

「こんな婆さん狙っても大金なんか持ってるわけないしょ。
もっと相手を調べてから来なさいってんだよ」
おぉ〜さすが我が母上さまで御座いまする

美瑛町役場


こんなエピソードを2,3日おきに聞かされるのだが、その度に
まるで初めて聞くかのように驚くようにしているだけに、ほろ酔い
気分じゃないとストレスが溜まりそうなので毎夜の酒は欠かせない。

いずれにしても、週明け札幌に戻ってからは母上が希望している有料
老人施設の概要を調べることにしましょ。でもなぁ〜、母上がこの
地を離れたら、年に一度のオレが蘇生する場所が無くなるじゃん。

駅前周辺


年に一度初夏の故郷で過ごす僅かな日々で1年分の
ストレスを浄化できるんだけどなぁ。まぁタイの田舎でも
同じように心身が浄化できる町はあるんだけどさ。

そんなことより今宵は鍛高譚のロックで浄化すっか〜

鍛高譚


asia_jiyujin at 00:15|PermalinkComments(2) 気ままな流浪的旅日記 | 藤岡わこう