第1493回「トレーニングファーム」第1495回「山一面が紫色畑」

July 25, 2009

第1494回「いつか優駿を駆ける」

d6a67bfd.jpgかつて千歳の建築会社で働いている時代に70歳近い歯科医の顧客がいた。建築の営業は、先ずお客様の趣味を知ることから始まる。もっとも、オレと倍以上の年齢差がある人との共通の話題を探すのはかなりの至難。ある時、窓際にあったアンテナを発見。

先生、あれ何ですか?」「あぁ、ワシは競馬やっているんだ」ボケ防止のために始めたと言う競馬は中々奥が深い。結局、家が完成するまでの2年間はG1レースは全てを賭けた。

毎週月曜日が建築打合わせ日なのだが、「建築はあなたに任せているんだから好きなようにやってくれ。それより昨日のメインレース・・・」家が完成するまでの2年間で合計47000円の勝越し。

毎週土曜日に札幌のJRAまで馬券を買いに行くようになり
いつしか同僚たちが便乗するようになった。負ければゼロ。
勝てば2割の歩合を貰う約束で毎週末数人の馬券を買った。

そんなある日、エリザベス女王杯で誰もが来るはずもないと思っていた
無名のタケノベルベットが1着でゴール。なんと同僚が勝った千円の特券が
72万円に化けた。その日の夜は同僚の奢りで後輩を引き連れて歓楽街を闊歩。

ところが、その後彼は車を当て逃げされたり、一級建築士の試験に不合格と、
まさに人生の運を馬券で使っちゃったかのように数年は不運が続いた。
博打で人生を狂う人は少なからずいるが、オレもそれ以来競馬もパチスロも止めた。
今ではもっともデカイ賭をしている。そう、自分の人生に全てを賭けておりまする。

さて、目前で調整しているこの2歳馬も(写真)いつしか優駿(日本ダービー)で
走るのを目指して日々頑張っているのだとか。

因みにタイではトランプで遊んでいるだけでも捕まるほど賭博が御法度の国ですが、
公営の競馬はあるんですよ。滅多に高額配当は出ませんけどね。


この下のURLをポチポチって押してくんなまし。
【いっぺんタイブログの上位を目指しますので是非ご協力を】

キングオブタイブログ



asia_jiyujin at 14:21│Comments(0) 気ままな時遊人的日記 | 藤岡わこう

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
第1493回「トレーニングファーム」第1495回「山一面が紫色畑」