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October 20, 2018

第3367回「新宿御苑でランチ」

K家族と先輩職人



10月9日】 新宿御苑 

「Jさ〜ん 遅れてご免なさい」
おぉー来た来たKサワディークラップ

今夜の深夜便でタイに戻る前に、3年ぶりの
東京だったこともあり、オレが元気なウチに
どうしても会っておきたかった子がいた。

「電車一本乗り遅れちゃって」
LINE繋がらないから焦ったよ

今日はランチの約束で12時半に新宿駅東口の
交番前で待ち合わせをしていた乳飲み子を抱いた
旦那さまと長女のSが急ぎ足でやって来た。

おぉ〜Sおっきくなったなぁ

なんか微笑ましい光景だね


もちろんオイラの孫ではないけど爺の心情だ。
以前まで旦那さまと同じ店で働いていた先輩が
新宿御苑前に手打ち蕎麦の“富の蔵”を
開業したので、オレは杖代わりに乳母車を
押しながら昔話に花を咲かせながら歩いた。

「今日は旦那の先輩の店で蕎麦ランチね」
いいねぇ酒の呑んで蕎麦を手繰るなんざ粋だね

先輩の店富の蔵


先日のアジアンジャンキーの会には来れな
かったけど、幹事のY子たちと同じ大学で同世代だから、
彼女との付き合いもかれこれ20年になるわけだ。

「Jさんと出逢ってからもう20年になるのね」
今のKの歳くらいに出逢ってんだな

K嬢もまた卒業と同時にタイにやってきた1人だ。
当時としては珍しく語学留学が目的ではなく
孤児院や養護施設のボランティアだった。

彼女が来た時、探したAPTがあまり良い所が
なくて難儀していたらオイラが好意にしてた
寅次郎のN大将の口利きで嫁さんの兄が
やってたパン屋の2階に住めるようになった。

当時子どもがいなかった兄夫婦は、まるで
娘のように彼女を家族同様に扱ってくれた。
帰国した今では家族ぐるみの付き合いだ。

独学でタイ語を勉強しながら自ら探した施設で
介護や子供達の世話をしてた。ロッブリィ県の
AISDホスピスのナンプ寺は何度も通ってたな。

そんなK嬢がタイ人と同様に毎日のようにソムタム
(パパイヤサラダ)ばかり食べていたら1年を
過ぎた頃に腎臓を患わせてしまったこともあった。

タイから帰国してからも相変わらずの性格で
毎日逞しく介護施設で働いていたら腰を
痛めて、今はソーシャルワーカーになった。

つまりオイラの母上さまのような、高齢者が
どの介護施設に入るのか相談する職かな。

そんな彼女も今年で結婚10年目を迎えて、
二人目の娘が出来て見るからに幸せな家族だ。



おぉ〜これは珍しい色ですね
「今Jさんが呑んでいる大吟醸と同じですよ」
ほぉ〜蕎麦の大吟醸ですかそれは貴重だ

酒で言えば蕎麦の大吟醸だとか


旦那さま曰くは、米をそぎ落とした大吟醸と
同じように蕎麦を限りなくそぎ落とした粉を
使うから1日数量限定の蕎麦なんだとか。

そんな貴重な蕎麦を旦那さんの先輩が最初に
サービスで出してくれた。しかも北海道の蕎麦だ。

これって北海道の雨竜町の蕎麦使ってんだね
「Jさん北海道出身だったよね」
日本最終日に故郷の味って嬉しいね

Fを抱くK嬢


K嬢の家族に混じって大吟醸の酒を嗜みながら
しかも貴重な蕎麦を手繰れるなんて幸せだねぇ。

くぅ〜うめぇ五臓四腑に染み渡るぜぇ
「Jさん胆嚢とっても呑めるの」
んまぁね 以前と変わらず呑めるよ

お父さん大好きなSちゃん


旦那さまは今は横浜の店に移ったけど、以前
天王洲の店で働いていた時にオレが顔を出したら、
2時に店を閉めてお客が帰ってからしこたま
銘酒と蕎麦をご馳走してくれたっけな。

オレの酒好きは今に始まったわけじゃないからなぁ
「横浜に小さな家を買ったから次はうちに来てね」
ほぉ〜一軒家か

みんな出世したもんだな。出逢ってから20年も
経てば、当時の学生たちはそれなりに一軒家や
マンションを買って温かい家庭を築いてんだなぁ。

なんだか今回はみんなに会えて安心したよ

看板美人女将さんと


AとM嬢の離婚は想定外だったけど、当時の学生
たちがそれなりにこの大都会で逞しく生きてる姿を
見られて親でもないのにちょいと目頭が熱くなった。

「今度はもう少しゆっくり昔話をしたいですね」
タイで会いたかったよなぁ

新宿御苑前の好立地


実は今年オレが帰国して札幌に滞在してたときに
K嬢の家族は当時お世話になっていたバンコクの
パン屋の家族に会いに行っていたのだ。う〜ん、残念



タイに戻ってから数日してLINEと写メが届いた。

タイの家族


タイに戻られ、体調は大丈夫ですか?疲れたのでは
ないかと心配してます。S(長女)がJさんの名前を
呼んでみたり、何してるの?どこに住んでるの?と
じわじわ気になっているようです(笑)

F(二女)もすくすく、可愛い娘にじんわり優しい
旦那と結婚10年、しみじみ幸せを感じてます。
Jさんに会うと、昔を思い出し懐かしくなっちゃいます。
まぁ、今もとらや(パン屋)のみんなや新しいタイの
友達と繋がれることが出来て、これはこれで幸せ。

色んな出会いの切っ掛けをくれた先生やJさんには
改めて感謝です。体調に気をつけて、長生きして
下さいね。



やれやれ還暦迎えたらみんな長生きしてねかよ

いずれにしても20年前にタイで出逢ったあの時の
学生たちと、今でもこうやって縁が繋がって呑める
ことがオレにとっては人生の財産であり宝だな。

むしろ感謝するのはオレの方だよ


asia_jiyujin at 21:39│Comments(0) 気ままな帰国滞在記 | 藤岡わこう

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