「伊豆箱根鉄道駿豆線 65列車 三島→修善寺」

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(路線図はURL: http://www.47rail.jp/サイト名: 47都道府県鉄道路線図 より)

三島から、もう一つのいずっぱこの駿豆線に乗ります。

前述していますが、伊豆箱根鉄道はしぞーか県に1路線、神奈川県に1路線、離れたところに路線を持っています。
もともと駿豆鉄道と大雄山鉄道と別々の会社でしたが、お互いにプリンスホテルの傘下に入ったことから兄弟会社となり、昭和16年に合併したものです。

今は西武鉄道の子会社です。

駿豆線は三島から修善寺まで19.8kmの路線です。

まだ、急行「伊豆」が走っている頃以来、XX年ぶりに乗ります。
こちらにもコロプラの1日フリーきっぷがあるので、今回はこれを使います。


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13:27発の65列車に乗ります。
車両は3000系で、東急車両製。
西武の子会社なのに、西武の車両工場ではなく、東急車両製です。
昭和54年に初登場して、写真の編成は昭和56年製。

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車内はこんなの。
当時の国鉄車両に準じたのかなあ。
セミクロスシートです。

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13:27に三島を発車しました。
動画は、三島→三島広小路→三島田町までの前面展望。

駿豆線では、大雄山線と異なり、ワンマン運転をしています。

三島田町で64列車と交換。

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三島二日町に停まって大場へ。
大場では66列車と交換。


大場→伊豆仁田→原木までの前面展望。

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伊豆仁田、原木、と停まって韮山へ。
韮山では68列車と交換。

世界遺産の韮山反射炉の最寄はこの駅ではないですよ。
次の伊豆長岡駅です。
車内放送でも繰り返し注意を呼びかけていますが紛らわしい。

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伊豆長岡、田京、大仁、牧ノ郷と停まっていきます。

田京では70列車と交換。
すれ違った列車は最新鋭の7000系。

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最後の停車駅の牧ノ郷では72列車とすれ違い。

19.8kmの路線で5本の列車とすれ違いました。

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14:01に終点の修善寺に到着です。

「伊豆箱根鉄道駿豆線 74列車 修善寺→伊豆長岡」
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すぐに14:08発の三島行電車に乗ります。
車両は1300系。
元、西武新101系のイエロー仮面。

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14:21に伊豆長岡で下車しました。

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伊豆長岡で下車して、韮山反射炉まで歩いて行こうと・・・。
甘かった。
思ったより遠い。
暑いし。

タクシー乗ればよかったかな。

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20分くらい歩いてもういい。
向こうの方に、てっぺんだけが見えたので、もういい。
是非とも見たいものでもなく、帰ります。

反射炉は伊豆長岡で下車した「ついで」で、別に目的があって、それを達成したからいいのです。


「伊豆箱根鉄道駿豆線 75列車 伊豆長岡→修善寺」
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伊豆長岡を15:17発の電車で再び修善寺へ。
車両は3000系のトップナンバー。
昭和54年製で、現在ではいずっぱこの旅客車両最古参です。

さて、メインはここからですよ。

「伊豆箱根鉄道駿豆線・東海道本線 4034M・3034M 修善寺→東京」
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今回は185系電車に乗るのを目的としていました。
乗るのは15:39発、特急「踊り子114号」東京行。
修善寺を発着するのはC編成といって、付属の5両編成です。

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後ろから。
国鉄特急の証のツバメのエンブレムは誇らしげ。
185系は昭和56年から走り始めた国鉄特急型電車です。

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国鉄電車の塗装でナナメのストライプにしたのは当時では斬新でした。
もちろん私が好きな車両のうちの一つでもあります。

一時期、JR塗装になっていましたが、また一部の編成が国鉄時代の塗装になりました。
こうなるとこの先が不安。
まだ廃車の話は出ていませんが、このころには高崎線方面からは185系は引退の話が出ていましたし(実際2016年のダイ改で消滅)、地方の特急の減便や廃止で他の特急型電車に余剰がありますからね。
この車両の今後は油断ができない。

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車内はこんなの。
登場時はリクライニングしない新快速電車のような座席でしたが、その後リクライニングシートに置き換わりました。

で、私がさっき、伊豆長岡まで行った理由。
当然、韮山反射炉が目的ではありません。
あれは「ついで」。

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特急「踊り子号」の常備券による指定席券が欲しかったからです。
伊豆箱根鉄道に乗り入れしている「踊り子号」ですが、修善寺以外のいずっぱこ線内の停車駅にはマルスがなく、常備券による指定席券になります。
いずっぱこ線内の「踊り子号」は特急料金は不要なので、料金は三島から発生しています。
なので、切符の券面は伊豆長岡発でも修善寺から「踊り子号」にそのまま乗っても大丈夫。

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15:39に特急「踊り子114号」は修善寺を発車しました。


修善寺発車から大仁までの前面展望。
今回の動画は前面展望が目的ではなく、車内放送に聞き入ってください。

これは国鉄特急型電車です。
発車すると車内放送が「鉄道唱歌」のオルゴールから始まります。

この列車の編成は「C4」編成。
C編成の中でも、C2、C4、C5、C6、C7の5編成に付いているオルゴールは電子音のものではなく、昔ながらのゼンマイ式のオルゴールです。
動画の43秒目でオルゴールが鳴ります。

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特急料金が要らないいずっぱこ線内でも「踊り子号」には通過駅があります。
修善寺を出てからの停車駅は、大仁、伊豆長岡、大場、三島田町、三島です。
その他は通過。

16:04に三島に到着しました。
16:06までの2分停車で、いずっぱこの運転士からJR東海の運転士に交代します。

三島を発車したら、函南を通過、丹那トンネルをくぐって次は熱海です。

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熱海には16:21に到着。
JR東海の運転士はこの2駅間15分だけで、熱海ではJR東日本の運転士に交代します。

これを撮ったらすぐに後ろの方へ行きます。

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後部に伊豆急下田からのA編成(10両)が繋がります。

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熱海からは15両編成となって16:28に発車します。

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熱海を出たら海を眺める。
この区間がいいですね。
この景色を見るために、右側の座席をリクエストしています。

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185系はもともと特急電車としても、その間合い運用で普通電車としても使えるように作られました。
登場時はこの車両を使った普通電車もあったわけです。
普通電車利用の時にこの車両が来ると、乗り得でもありました。

飛行機で国内線なのに国際線機材を使ってくれたようなものですな。

普通電車でも使ったので、185系は特急型電車ながら窓が開くのです。
これ、今の人には普通電車だとなぜ窓が開かなければいけないか理解できないかもしれません。
国鉄時代の普通電車は暑くても、6月(だったと思う)になるまでたとえ冷房車でも冷房を入れてくれなかったんですよ。

だから国鉄普通電車車両には窓の開閉が必須だったんです。

トイレでの「お願い」には「田町電車区」の表記。
この言い方は平成16年までですね。
かつての東海道線では、機関車は東京機関区、客車は品川客車区、電車は田町電車区でしたね。
そして、今は田町には配置車両がありません。

あららら。
電車はそれまで快調に走っていたのですが、保土ヶ谷を通過したあたりからだんだんノロくなってきて、横浜駅の手前、ちょうど相模鉄道の平沼橋のところで止まっちゃいました。

「この先の踏切の確認」

だそうです。
だーかーらー、確認は誰もが絶対にやらなくちゃいけない当たり前のことなんだってば。
ちゃんとハッキリした理由を言ってくれなければ、このあとどのくらい停車しているのか予想がつかない。

実はこの後Mと上野で待ち合わせしているんだな。
だから余計に時間が気になる。

結局動き出して横浜に着いたのは17:41で、すぐに発車したので18分の遅れ。

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東京に着いたのは18:05。
定刻は17:46なので19分の遅れで到着。

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18時に上野で待ち合わせながら、反対側のホームからも編成の写真を撮る。
時間に遅れていてもこれは譲れねえ。

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うまい具合に上野東京ラインの電車が遅れてきたので、それに乗って18:15に上野に着きました。
まあ、Mってけっこう時間に遅れるところがあるので18:15でちょうどよかったくらいでして。(笑)

上野からのお帰りは毎度の22:50発、最終の東北新幹線の「なすの281号」でした。