「御殿場線 2537G 国府津→沼津」
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国府津からは御殿場線に乗ります。
次の御殿場線は11:23発の沼津行。
車両は、313系。
あまり面白くない。

けっこうな乗客がいるのに2両編成です。
すぐに座席は埋まり、私は前方に立ちます。


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(路線図はURL: http://www.47rail.jp/サイト名: 47都道府県鉄道路線図 より)

御殿場線は国府津から沼津までの60.2kmの路線です。
開業は明治22年。
明治24年から34年にかけて複線化しています。
最初は東海道線の一部でしたが、昭和9年に丹那トンネルが開通し、東海道線のルートは熱海経由に変更となります。
それ以降はローカル線の御殿場線となりました。

昭和18年には不要不急として単線になります。
その剥がされた線路は横須賀線の横須賀〜久里浜間の建設に使われたと聞いています。

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国府津を11:23に発車した御殿場線電車は東海道本線の上り線を立体で交差して西北に向かいます。
線路は2本あって、そのうちの右側の線路を進みます。
左側の線路は国府津車両センターへの線路です。

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さっそく上り勾配です。
一番きついところで25‰です。

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前述したようにかつては複線だったので、鉄道用地は幅が広くなっています。

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小田急線の線路を跨いで、小田急線との短絡線が寄ってくると松田に到着です。

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まだまだ上り勾配は続きます。
過去は幹線の線路だったため、ホームはやたらと長い。

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山北には11:47に到着。
2分停車します。

すれ違いですな。
対向列車が山を下ってきます。

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すれ違いの列車は国府津行の2540G。

こちらの列車は11:49に発車します。

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複線時代の名残で、橋脚は複線分の広さのものが残っています。

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トンネルも片方のものが残っています。

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まだまだ上り勾配。
この勾配は神奈川と静岡の県境の谷峨〜駿河小山間ではなく、それを過ぎた御殿場まで続きます。

駿河小山は特急停車駅でありながら無人駅。
この電車はワンマン電車なので運賃箱に切符か運賃を入れるわけ。

ここで下車しようとした人が5000円札をだしました。
バスと同じで運賃箱の両替機は1000円札しか使えません。
運転士は、
「5000円札は両替できません。
  どこかでくずしてきてください。」

くずして来いと言われたって、慌てる下車客。
私が1000円札を多く持っていたので両替してあげました。
下車客は私にお礼を言って下車していきますが、運転士はそれに気づきながらも知らん顔。
何も言わず、当然のように扉を閉めて電車を発車させます。

なんだ、コイツは。
どうもこの会社は不愉快。

儲けたいがためにワンマン化、無人駅化をするのはJRの勝手。
利用客には面倒はかけない、地域に密着した鉄道にすると言って国鉄が民営化したはずです。
高額紙幣も扱える両替機を設置するか、運転士も1000円札くらい用意しとけ。
その程度のことができないのなら車掌復活を望む。

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御殿場線の最高所駅であり、中心駅の御殿場に12:14に着きました。
ここで13分停まります。

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13分のあいだに、国府津行の2542Gと交換。

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12:26には新宿からの特急「あさぎり3号」が到着してわずかな乗客がこちらの列車に乗り換えてきます。
「あさぎり3号」の車両は小田急の60000形のMSE車。

2537Gは御殿場を12:27に発車しました。

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御殿場を出発すると、今度は長い下り勾配になります。


南御殿場〜富士岡の前面展望。

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岩波では国府津行の2650Mと交換。
富士岡と岩波はかつてはスイッチバックの駅でした。

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同じ2両編成なのに向こうには車掌がいるんだな。

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裾野駅へ。
御殿場から裾野までが25‰の下り勾配で、裾野駅の部分が勾配無しですから、比較して見るといかに勾配がついているかの様子が分かりますね。

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下土狩を出ると、東海道新幹線の線路をくぐります。
これで終わりかと思いきや、まだ下り勾配は続くのです。

本当に下り勾配が終わったのは終点の沼津駅の構内になってからです。

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13:00、電車は終点沼津に到着しました。


「東海道本線 434M 沼津→三島」
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沼津からは13:08発の東海道本線434Mで1駅だけ、三島へ移動です。
三島には13:12に到着です。

2015年8月27日 いずっぱこと御殿場線 3