日々に流されているから
目先のことばかりに追いかけられる

少し深呼吸をして遠くを見る
現実味の無い未来じゃなくてほんの少しだけ遠くを

俺がここにいることを
俺をここに立たせてくれている彼の地を
出会った人を想う





その昔、何をやっても長続きしないダメ人間だった俺が「これだけは中途半端にしない」と心から思えたことがある

商売も大事だけど
値段のつけられない大切なものもあるような気がする





1996年…今から26年前に小さな劇団を立ち上げた
23歳のクソガキが精一杯背伸びをして
身の丈に合わない舞台を目指した

金も人脈も何の後ろ盾もないクソガキにあったのは
夢と言う名の妄想と抑えようのないエネルギー
ただただ光の中にいる自分に近づこうとしていた

いつも胸を高鳴らせ
ドキドキワクワクしていた
劇団の名は ちむどんどん 

無謀な挑戦を繰り返して
喜怒哀楽をぶちまけながら
様々な迷惑を撒き散らかし
やがては現実を知りおとなしくなった
クソガキは34歳になっていた

時が経ち、50歳目前のくたびれたオッサンは
まだ自分の中に ちむどんどん するエネルギーが残っていることに気がついた

ここから先は俺自身じゃない
光に包まれるのは俺じゃなくていい
恩返しとお手伝い

50歳で ちむどんどん を拗らせたオッサンは
相も変わらず貧乏で何の後ろ盾もないまんまだ
それでもあの頃よりは・・・
多少なりとも人の輪が広がっている・・・ような気がしている

かなりの無理をしなければ掴めないものだと思っている
正直びびりまくっている
でもこれが俺の今までやって来たことへのAnswerなのだとも思っている
どうしても形にしたいと強く強く願っている

そして思っている・・・
これがまとめの第一章の始まりなのだと