自称「文化昆虫学研究家」のひとりごと

いつか,文化昆虫「楽」者になることを夢見て…

書評

11.10 - メイ・ベーレンバウム著(小西正泰訳)の「昆虫大全」を読み直す

◆メイ・ベーレンバウム著(小西正泰訳)の「昆虫大全」を読み直す

 文化昆虫学の基礎固めの一環として、メイ・ベーレンバウム著(小西正泰訳)の「昆虫大全」を読み直している。
 この本については、一通り目を通してはいるものの、一部のセクションを除いて、軽く目を通しているだけなので、おおよその概観が見えているにすぎない(それでも、効果は絶大である)。
 はっきり言えば、文化昆虫学については、いくつかの文化昆虫学に関する総説論文と原著論文を読めば、おおよその概念はつかめるように思われ、加 えていくつかの民族昆虫学の総説論文と原著論文をあわせて読めば、概念の拡張性も高まると思う.けれど「昆虫大全」は,文化昆虫学に関する知識や概念の裾 野を確実に広げてくれ、また思考のバランス感覚も養ってくれるだろう。本書の欠点は、やや古い文献であるということぐらいだと思われる。
 現在の自分の置かれている状況から,一気読みはできなさそうなので,時間があるときや気分転換を図りたいときに,ゆっくり少しずつ読んでいこうと思っている.

7.3 - 文化昆虫学関連のおすすめの本「昆虫大全」

◆文化昆虫学関連のおすすめの本「昆虫大全」

 今後,もし文化昆虫学を研究する方がいらっしゃるなら,メイ・ベーレンバウム著(小西正泰訳)の「昆虫大全(原題:Bugs in the system)」を読むことをお勧めしたい.

昆虫大全―人と虫との奇妙な関係 [単行本]

 本書は,1995年の文献なので少 し古いが,文化昆虫学,民族昆虫学,応用昆虫学をバランスよく勉強できると思われる.本書を読む目的は,個人的には知識をため込む(覚える)ためというよりは,文化昆虫学の研究をすすめてい く上での視点やバランス感覚を養う(概観をつかむ)ことにあるだろう.目次をさらりと目を通すだけでも勉強になる.それにしても,Hogueの文化昆虫学の(おそらく)論文第一弾(1980年)が出版されてから,わずか15年でこんな本が出ているとは驚きである.

 文化昆虫学をやるのなら,手元に置いておきたい一冊のひとつである.



◆つぶやき

 久々に新しい文化昆虫学の論文(和文1本,英文1本)を書いた.どちらも,これまで書いてきたものとはジャンルが違う.2本ともしばらくはねかせて修正を重ね,かつ英文は英文校閲費と投稿チャージ費を捻出できるまでは投稿はおあずけ.


プロフィール
 在野の文化昆虫学研究家です.文化昆虫学とは,人間社会の文化事象にかかわる昆虫のインパクトや役割について研究する学問です.

 なお,昆虫生態学などにも興味を持っており,飼育を通してゴミムシダマシ,ジョウカイボン,ハサミムシ等の生態を調べています.

 拙ブログでは,主に自分自身の研究活動に関することについて,徒然なるままに書きます.

 ※当サイトは,リンクフリーです.
ギャラリー
  • 7.5 - 神戸三ノ宮センター街にて昆虫グッズ採集
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  • 6.20 - 文化昆虫学の本を購入
  • 2.15 - 文化昆虫学英語短報を執筆 / 本日の祝勝会 / 本日の夢の扉
  • 1.11 - 有馬富士自然学習センターの特別展 / 文化昆虫学報告文の投稿 / 本日の夢の扉
  • 1.1 - 謹賀新年
  • 12.20 - 岸和田にて文化昆虫学フィールドワーク / きしわだ自然資料館
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