2008年06月

2008年06月30日

Obachanからも本

こぐれひでこ、スーザンに続いてObachanが本を送ってくれた。
これもヤマトのお兄さんが運んできてくれたシアワセである。

しかし、Obachanの場合、なんだか個性的なのだ。
ナンダロー。

わたしの大好きなプチプチ付きの袋に入れ、本は白い紙で包んである。
ここまでは他の人たちと、それほど変わりはない。
むしろプチプチ付きの分わたし好みかもしれない。

そして包装を解いていくと、小さなメッセージカードが入っているのがフツーである。

こぐれひでこの場合は「まりこ治療がんばっているんだね」という最初の書き出しで涙がじわーっと溢れてきてしまった。

「うん、がんばっているんだよ」素直にうなずいた。

スーザンのメッセージは彼女らしい気遣いが書かれていた。
「面白くないと思ったら処分してください」
処分なんてとんでもない、最近読みなおしたカミユの『異邦人』以来の面白さです。

Obachanの本にはカードなどはない。
たぶん「メンドッチからいいや」なのだ。
この辺りの感覚が、おそらくわたしたち共通の感覚かな。

「本ありがとう」メールを出すと、電話がかかってきたりメールがきたり。
チョー、アバウトな関係とでもいいますか…。

それだけ、近い関係なのでしょ、ね、Obachan。

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2008年06月27日

ラジオ好き

病気になって、ラジオを聞くようになった。

昔、わたしが子どものころは、テレビのある家の方が珍しかったから、ラジオをよく聞いた。
今はFM放送が中心?なのか、ワンセグでも、なぜかAM放送がでない。

昔のラジオはAM放送が中心だったし、FM放送などはなかったと思う。
確か、FM放送の歴史はそれほど長くないはずである。

しかし、どこか都会的でおしゃれなFM放送という、AM放送との差別化が目立って面白くはなかった。
スカシテいたのである。

ところが、あれから幾年月。
最近よく聞いているJ-WAVEやFM TOKYOはかなりの様変わりをしている。
特に驚くのは、英語があふれていること。
しかも、ネイティブの英語であるのにはビックリ!

また、テレビよりもはるかに面白い企画がいっぱいある。
ラジオは顔が見えない分、正直でもあり、真面目でもあったりする。

夜8時代など、なかなかに面白い時間が過ごせるのである。
あまりにもテレビがくだらないと思う人は、ラジオをつけてみてはいかが?

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2008年06月25日

外来報告

昨日はがんセンターの外来だった。
いつも午後、午後と言っているのに、予約時間は午前10時半。
それまでに採血とレントゲンを済ませなければいけない。

朝、車で駅に送ってもらい、電車を待つ。
予定の電車は到着してみると、なぜか新宿行き。
次の電車は電光掲示板によると新宿経由小田原行きでこれもダメ。
なんだかついてない。

あーあ、時刻表見てきたのに…。
老眼が進んだから小さい字なんかみえないのだ。
お茶を買ってスイカにグリーン車情報を入れる。
あっちゃー、いっぱいじゃん、グリーン車。
やっと座る。

肺の状態は落ち着いているそうである。
脳の状態もさほどの変化もない。
血液検査の結果も治療ができない状態ではないが…。

「しないんですか治療」
「やりたい?」
「やりたかないですよ!、でも、がんがあちこち散ってしまうのもいやじゃないですか」
(抗がん剤治療なんか誰がやりたいもんか!!)

「あはは、来月のCTを見てから治療を決めようか。それともイレッサをやる?」
「イレッサとドセタキセル。その二つの薬を使いきってしまったら、一巻の終り?」
「いや、そのあとは秘密の…じゃなかった、研究中の薬を使う」

どうやら二巻、三巻とわたしのがん物語は続くらしい。

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2008年06月23日

あー、面白かった

スーザンに送ってもらったアゴタ・クリストフの小説『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』を読み終わった。
面白かった。

時代、場所、背景、登場人物が絡み合い、どんな展開?と期待しつつも、一心同体の双子という設定を、
疑う事もなく読んだ『悪童日記』から一転して、ん?と首をかしげてしまった『ふたりの証拠』。
LUCASとCLAUS(リュカとクラウス)という双子の兄弟の名前のスペルをみれば、彼らが果たして別の人格であるのかどうかと疑問を持ちつつ読み進む。

過去や登場人物など細部の違いは問題ではない。
表面的な思い込みも、なんとも虚しいものだと思ってしまう。
しかし、読者の記憶がこの小説を読み進める原動力になっていると思う。

人間は現実には二つの人生を歩む事はできない。
何か問題が生ずれば、常に選択をしなければならない。
この小説で、おそらく冷戦時代の東西に引き裂かれた一心同体の双子の人生は、さほど大きな違いはなく、心は故郷である東に在るというのが、わたしには面白かった。

積極的に選択したのではなく、流されたとしても人は生きていかなくてはいけない。
この人生が自分にとっては最高の人生だったのだと思えるのが、いい人生だとしたら、
わたしの人生は捨てたもんじゃなかった。

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2008年06月21日

シラスdeシアワセ

痛くも痒くもないのに、じっと体調にばかり注目するのはやめよう。
ということで、再び読書。

『第三の嘘』まできて、ヤッパねーとか思いつつも、逃げた亭主が若い頃、
しきりに口をとがらせて、この世がうつつか幻かと唱えていたのを思い出す。

もちろん、惚れきっていて家出までしたわたしは、そーよこれがシャープな感性よ!
とか思っていたが、今になって思えば現実逃避だったのかもとも思う。

23歳という、社会にでなければいけない時期に、組織に組み込まれることを嫌って、
友人の迷惑など眼中になく、楽しく、いいかげんに過ごしていた男。
そしてその相棒が19歳のわたしだった。

まだ、社会は貧しく、でも、今ほど息苦しくなく、学生運動も盛んだが、
いったいどっちを向いてどこに行くんだいという時代。

モダンジャズを聴くのはカッコイイ?ことだから、たいして好きでもないのに、
毎日コーヒー一杯で数時間を費やした。(話ができないから苦行のようなもの)

あのころに比べれば、今はチョー現実の中で生きている。

弟の嫁さんの実家から送られてきた駿河湾のシラスの美味しいこと!
特にトーストにマーガリン&シラスで頬っぺた落ちちゃうくらい!
これは人生末期に見つけたシアワセかもしれない。




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2008年06月19日

ちょっとブルーかも

唐突だが、まだ、わたしの危機的状況は続いているのだと再認識した。
それで、ちょっとブルー。

そりゃー、客観的に考えれば好転したことなどひとつもないのは、周知の事実。
ただ、ガンマナイフでせっつかれなくなっただけで、どれだけ気分的に楽になったか…。

脳には化学物質をブロックする働きがあるから、ガンマナイフなどの放射線治療を施すのだが、
推理小説のように過去から可能性を推理していくと、

9月初め第1回目のガンマナイフ施術。
9月末第1回目のカルボプラチンなどの抗がん剤治療。後、3週間置きに規定の治療終了。
12月末、再びガンマナイフを照射。
1月、腫瘍マーカーの標準値復帰にもかかわらず、ガンマナイフの提案。コトワル。
2月、再び強くガンマナイフの提案。返事保留したところ二度と来るな発言。
3月、外来にて初めて大江先生に「実は12月からなにかともめてまして」と打ち明ける。(だって毎月MRI撮影していて、2ヶ月前には照射もしているんだぜー!)

「えー!」とか驚きつつも、肺にも動きが見られるということで入院治療に
入ったわけだが、最初のカルボプラチンの治療からたったの3ヵ月。
また抗がん剤かーい!であった。

それも途中打ち切り。治療が完了した前回とは違う。
しかも、前回は3ヶ月で動き出したというがん細胞。さーて今回は…。

治療でいえば、ガンマナイフ治療は12月以来なにもしていないわけだから、すでに半年経過。
抗がん剤治療をしていたから、転移した腫瘍が大きくならなかったのか…、ナゾジャ。

どっちにしても、わたしのがん細胞はかなりの活動家だということはいえるのだろう。
だって、転移が早いし。

今度の外来でどんな治療方針が出されるのか…。
雨のち晴れがいいな。

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2008年06月18日

検査結果は微妙

昨日、熊谷にある関東脳神経外科病院にMRIの検査に行ってきた。

2ヶ月ぶりの検査である。結果は微妙。
2月、築地で喧嘩の元?になっていた転移らしきものは、やはりアヤシイらしい。

前回、腫瘍と特定するには至らなかったが、今回も同じ場所にあるところをみると、
転移したものかもしれないということだった。

「1cm弱くらい」
「サイバーナイフをやるには、小さいほうがいいんですか?」
「それは小さいほうが簡単だけど、肺の方がどうなっているのか分からないから、こっちでは決められないんだよね」
「肺はシスプラチンの治療を2回して、3回目が腎臓と血液に難ありで打ち切りになってしまった状態です。今後の治療はまだ決まっていません」

「そっかー…。そんなに大きさは変わってないんだよなー。じゃ、様子を見るか」
「はい。次は9月でいいんですか」
「いいよ、9月で。何かあったらいつ来てもいいし」

あー、よかった。そんなに大きさは変わってないんだ。
でも、やみくもに治療をすればいいというものではなく、いろんなことがリンクして
その舵取りを主治医がするのだということを教えてもらったような気がする。

前回、初めて清水先生に診ていただき、清水先生の診断を大江先生宛てにお願いした。
今回は定期的にMRIのデータをがんセンターに提供するというお願いをしなければならなかった。

「電子カルテなんですよ、あそこ。だからCDで欲しいみたい」とわたし。
「よく分かんないんだよ、CDに入れるってのが」と先生。
「ヤな世の中ですよねー、何でも難しくなっちゃって」とわたし。
「そ!ヤな世の中!」

わたしたちはデコポンとともに学校は違っても同級生である。
そのやりとりを見ていた病院のスタッフの皆さん、クスクス笑いながら
「大丈夫ですよ、CDでデータを出せますよ」だそうです。

無理なお願いをしてしまって本当にゴメンナサイ。


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2008年06月16日

ママダスビーム発射?

昨日、久しぶりに息子が来た。
本当は先週現れる予定だったのだが、荒れ模様の天気で延期になったのだ。

夕方、皺だらけのTシャツで現れた息子を見たとたん、急にいろんなことが気にかかる。
ごはんは食べているのかしら。
休みの日はゲームばかりやっているのかしら、などなど。

「おばちゃん、彼女みたいに○○ちゃんの様子をうかがってる」
父の日で帰ってきていた姪が、彼女みたいにわたしたちの様子を観察していたようだ。
そうでもなければ、わたしが彼女のように息子の様子をうかがっていることなど、
わからないのだから。

というのは冗談にしても、わたしが息子を見る目はどーやら特殊仕様に見えるらしい。
時々そう言われるところをみると、ママダスビームでも発射しているのかもしれない。
でも、本人は、それほど意識しているわけでもなく、病気になってしまった今では、
息子の相談相手になってくれる人であるなら、朝青龍似の人だって大歓迎なのだ。

息子はこの母の細やかな愛情に応えて
「なんだか、ますますおっさんみたいになってきたね。座り方からヘアースタイルまで全部おっさん!」
特にヘアースタイルは見たこともないほど変!なのだそうである。

ちなみに、皺だらけのTシャツは埼玉県に母を尋ねる場合、何の問題もないのだそうだ。

ふーん。

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2008年06月14日

読書三昧です

そろそろ自宅に帰ろうかなと思っている。
特に痛いところもなく、気持ちが悪いとかいうこともない。

実家では自由にしているし、何もかも(洗濯、食事etc.)おまかせ。
こういうのを至れりつくせりというのだろう。
しかし、人間というのは贅沢なイキモノだから、それでは退屈なのだ。

わたしが、実家で暮らして10ヶ月。その間揉め事はなかったと思う。
なんて我慢強い人たちなんだ!とわたしを知る人は思うに違いないが、
意外とわたしはいい人なのだ。

友人のスーザンが、アゴタ・クリストフの小説を送ってくれた。
それは何の前触れもなく、ヤマトのお兄さんが運んできてくれたシアワセだ。

リブロの赤い包み紙を解きながら、なんとなくドキドキした。
「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」この三冊を読んで完結するらしい。

アゴタ・クリストフの作品に触れたことはない。
なんとなく「悪童日記」を読み始め一気に読んでしまった。
一日で一冊読むというペースはかなり昔、もしかしたら子どもを生む前の、
暇を持て余していた頃以来かもしれない。

この、時代も場所も特定されず、それでも限りなくあそこら辺で、あの時代と想像できる背景(作家がハンガリー出身なら誰でも分かるか)。
実に面白い本です。

今日も読書で一日が過ぎていくことでしょう。
だって、一心同体の双子の兄弟が離れ離れになったところで終わってしまったのよねー。
これって、続きを読まずにはいられないでしょ。

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2008年06月12日

散歩に行ったよ

普通人として行動したい。
そう思っても怠け癖が先行して、なかなか行動に移せなかった。

最近、どうやら血液も回復してきているようで、早い動作などしなければ、さほど呼吸が苦しくなることもなくなってきた。

ということで、近所にに住む叔母が散歩の途中に立ち寄ったので、同行することにした。
わたしにしては大冒険である。

「どういうコースで歩くの」
「この道をまっすぐ行って、左に曲がると魚屋さんがあるの知ってる?そこをまっすぐ行って踏み切りを越えて…」
「ちょっとごめん。あたしきっと無理だと思う。途中で歩けなくなってもイヤだから駅の向こうのショッピングセンターまでじゃダメ?」
「いいわよ」

ということで散歩&ショッピングに。

距離はたいした距離ではない。それでも、およそ10ヶ月も病人として過ごしてきたブランクは大きい。

今朝、起きると運動会の翌日のような疲労感があった。
そして雨。今日はたぶん一日中パジャマ生活。

でも、明日晴れたら、今度は1人でショッピングセンターに行ってみようと思っている。

asobist at 10:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)