2008年12月16日
潔いとはぶっちゃける事か?
本屋に行くと、裁判員がらみの本が沢山出てますね。東京地裁の地下の本屋なんか、一列全てが裁判員の本ですからね。全部似たような本だけど。そんな中、発売中のビッグコミックスペリオールで、とんでもない新連載が始まりました。その名も「ジキルとハイドと裁判員」って漫画。
これは凄いの一言。裁判の映画やドラマって、実際の裁判とちょっとでも違うと「現実と違う」「リアリティーがない」なんて言われる訳。
しかし、この「ジキルとハイドと裁判員」は、そんな次元の低い感想を嘲笑うかのような設定なんです。ネタバレになると悪いんで、ここでは触れないけど。
ここまでぶっ飛んでると、ある意味潔いですね。
裁判員関連の本を全部読んだ訳じゃないけど、「ジキルとハイドと裁判員」だけは他の本とは似てないでしょう。必読!
今日は、ルーシーブラックマン事件のO被告人の控訴審判決の日。傍聴券61枚に対して傍聴希望者が140人。倍率2.2倍ちょいですね。
結果は、ハズレ。最近、ことごとく抽選にハズレてるような…。
ま、判決内容はニュースで確認すればいいんだけどさ。
今日は珍しい裁判を傍聴です。罪名は、携帯音声通信事業者による……と非常に長いやつです。
事件は、通話可能なケータイを路上で販売しようとして、警察官に捕まった、という内容。
で、何が珍しいって、弁護人がいないんです。俺も長い事傍聴してるけど、弁護人なしの刑事裁判は数回しかないんです。レア裁判っす。
被告人質問で、事件の事を訊いた後に裁判官が、
裁判官「あの〜…、ねっ。弁護士いらない、と。中には(弁護人つけないって被告人も)いるんだけどね、そういう場合は裁判所としても説得するんだけど……、どうしてなの?」
被告人「(刑罰が)決まってるようなもんじゃないですか、弁護人来ても。だから、面会に来てもらっても、いいですって(断ってました)」
裁判官「ハハハ…。そうか。弁護士に世話は掛けない、と。…本件は必要的弁護事件じゃないから(弁護人がいなくても)いいけど、窃盗とかになるとそうはいかないんだよね。それは知ってた?」
被告人「いや…。まぁ、なるようになれって感じですから」
裁判官「アハハハ…。ん〜……、なかなか潔いな」
と、弁護人をつけない被告人を評価してました。裁判官に気に入られたみたいだけど、結果はどうなる事やら。
○本日の傍聴
・携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律違反
・強制わいせつ
・建造物侵入、窃盗
・傷害
・常習累犯窃盗
・詐欺
・窃盗