あいち・なごや子どもと作る基金助成事業のSTEP 「あいちの課題深堀ファンド」助成事業。

4月から知多南部3町対象に、発達障がい児の家族支援に関する調査事業を行っています。
この事業も今月いっぱい。アンケート集計・分析から、すでに報告書作成に取り掛かっております。

そんな中、今月15日、先進事例調査として、豊川市にありますNPO法人ゆうさんへ、ボランティアスタッフのモグラーさん3名とヒヤリングに行ってきました。

私たちの助成事業のテーマは、「地域と協働した発達障がい児の家族支援」 

家族の支援を行っていく中で重要になってくるのが、同じ経験をした親が、困っている親と支援者の橋渡しをする「メンター」の存在。

豊川市の指定管理施設として、ゆうが市から委託を受け運営している療育施設「ひまわり園」の中では、「ピアサポーター」を養成し、ピアサポーターが、ひまわり園の保護者の茶話会に入ったり、ペアレントトレーニングで体験談をお話ししたり、ひまわり園への初回通園にピアサポーターが同行するなど、療育を円滑に進めていくうえで、とても活躍しています。


実際にピアサポーターさんを養成されているゆう副理事長こうままさんこと、荻野ます美さんと、実際に活動されているピアサポーターさんにお話しをうかがうことができました。

荻野さんは、療育園にピアサポーターが入り、親と支援者の橋渡しをすることは療育環境の質の向上に大きな効果があると断言されます。


私が一番、印象に残った言葉。
それは、ピアサポーターさんが、「これから、ピアサポーターとしてどうなりたいか、、、それは、、新しいサポーターに受け継いでいきたい」
という言葉でした。このブログだけでは伝わりきらないかもしれないけれど、この言葉ってほんっとにすごい言葉だと思うんです。
確かに、子どもが大きくなると、その時の学校や保育園事情がわからなくなる。
リアルタイムで話せるサポーターの存在って大きい。


私が家族支援事業をこれまで、試行錯誤しながら行う中で、感じてきたこと。

親の強さはもちろん感じながらも。親だからこその不安定さや、弱さ。それも人それぞれ。

家族支援の中心はやはり子どもの療育であるんだけど。療育を円滑に進めるための、それぞれの親の安定を保つってことは、
現実結構「親の自己責任」っていう風に思われがちだったりする。
私が実際、発達障がい児の親となって、それって、親だけの力に任せるのはちょっと違うかもって思うことが多くありました。

でも、じゃあどうしたら?? そこがずっと見えずにいました。

でも、ゆうのピアサポーターさんは、この活動を負担に思うことなく、活動自体がサポーターさん自身にとてもプラスになっていました。

それは、荻野さんのこまやかなフォローがあってのことで。
荻野さんだから、親の強さも不安定さも全部わかったうえで、本当に必要な寄り添い方を、真の目的とともに伝えることができ、療育を本当に円滑に進めるための形を作ってこれたんですよね。

「先輩風を吹かせない」
「とにかく傾聴する」
「活動中もやっとしたら、カンファレンスでしっかり話合い、もやもやは持ち帰らず、メンターを必ず守る」

丁寧な養成とフォローある実践の中で、5年かけて積み上げてこられた中でのサポーターさんのこの言葉。
このお言葉にとてもうれしそうな荻野さんもとても印象的でした。

いい橋渡しをする上で、次につなげていく必要性をサポーターさんたちが認識して活動できている。次世代につながっていく形となっていく様子をお聞かせ頂けて。

荻野さんとサポーターさんrたちの大きな「恩送り」の形を見せて頂いたように思います。

自分たちだけの問題だけではなく、地域で、先につなげていける形を作る。

こどもの療育も、家族支援もそうでなくてはならないですよね。

荻野さんとゆうのピアサポーターさんたちは、自分たちのこれまでのたくさんの失敗は、次世代の親御さんへ体験談として話した時には役に立つ。失敗も「リサイクル」しながら、たくさん試行錯誤しながら今の形になってきたと笑顔で語られるていました。すごいとかそういう言葉では表現しきれないぐらい、、本当に素晴らしいです。なんだかとても感動してしまって、ブログで言葉にするのに、1週間かかってしまった私です。


「家族支援」って言葉は、目的はどこにあるのか。。やはりどこか漠然とするところがあるんだけれど。

ゆうの実践と今回の調査結果から、知多南部3町に合った、私たちが今できる発達障がい児の家族の支援をさらに突き詰めていきたいと思います。



お忙しい中、貴重なお時間をくださった荻野さんとピアサポーターさんの皆様に心から感謝いたします。
本当にありがとうございました!!