2010年04月13日

『経済予測脳で人生が変わる!』

(ダイヤモンド社)2010/4/16発売


「時代に翻弄される」という言い方があります。

戦争で人生が台なしになるとか、大恐慌で一瞬にして全財産を失うといった不可抗力的な境遇を表す言葉です。必ずしも自分の思いどおりの人生を送ることはできません。時代の激変によって、努力が報われなくなることもあります。

真面目に働いているのに、なぜ給料が上がらないのか?
働きたいのに、なぜ働く機会が与えられないのか?
子供を産みたいのに、なぜ安心して産める環境が整わないのか?

いま進行しているグローバル経済の変化は、わたしたちの日々の暮らしや人生設計を大きく狂わそうとしています。

政治や経済が悪いというのは簡単ですが、それだけでは問題は解決しません。政治や経済といった世の中を動かすシステム(制度)に問題があるのなら、システムそのものを改善するか、百歩譲って現状のシステムを受け入れるのであれば、その下でしたたかに生き抜くことを考えるべきです。
 
本書は、いかに時代の変化を読みながら、変化とともに生み出される新しいシステムの下で生き抜くかがテーマです。
 
そのために必要不可欠なツールが「経済予測脳」です。

「経済予測脳」というと、GDP(国内総生産)成長率の予測、株価予測といった専門分野に活用されるものだと思われるかもしれません。

しかし、本書で説明する「経済予測脳」は日々の暮らしや人生をよりよくするうえで役立つ考え方、思考法のことを指しています。

たとえば、これから就職・転職をする人であれば、「できるだけ給料がたくさんもらえて、潰れる心配のない会社に入りたい」と思うのが当たり前です。
 
しかし、現時点でどんなに業績が好調な会社でも、将来的にビジネスモデルが陳腐化して成長が鈍化する可能性はあります。10年後、20年後にその会社のビジネス環境がどうなっているかを狎萋匹澂瓩任れば、入社すべき会社か選別できるはずです。
 
資産運用においても、今後の経済情勢の変化を先読みできるのとできないのとでは、運用成果に大きな差が開きます。

私は、2008年9月15日に米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻した、いわゆる「リーマンショック」が起こる3年前の2005年に、米国の住宅バブル崩壊により2007年ごろから世界経済が大混乱すること、世界中の株価が大暴落することを予見していました。
 
もし多くの個人投資家が、遅くても2007年前半の時点で米国の住宅バブルの危険性を察知していれば、資産を大きく減らさずに済んだはずです。

しかし、2005年〜2007年前半は「いざなぎ越え」景気とともに日本株相場が好調だったため、米国における住宅バブルやサブプライムローンの膨張は、さほど問題視されませんでした。
 
むしろ個人投資家による株式投資は活発化し、投資信託への資金流入も急拡大しました。 この時期に投資信託を購入した人には、「リーマンショック」による世界同時株安で取り返しのつかない損失を被った人が少なくありません。
 
日本の株式相場は、米国株式相場と連動しており、その米国株式市場が住宅バブルの崩壊によって、暴落する危険があると気づいていれば、大損害を免れたかもしれません。 
 
そうした危険を察知し、よりよい対策を講じるための力こそが「経済予測脳」です。

「経済予測脳」を磨けば、資産運用はもちろんのこと、就職や転職、結婚、住宅購入など、人生のあらゆるイベントにおいて「適切な判断」を下せます。

企業経営者であれば、経済状況の変化を狎萋匹澂瓩靴董¬蟻未弊瀏投資を回避したり、余分な在庫を減らすことができるでしょう。もちろん、経営者だけでなくビジネスマンとして成功するための有効な武器にもなります。

混沌とした時代に生きるわたしたちは、時代そのものの本質と、その変化をじっくり見極め、変化に適合しながら生き抜く力を身につけなければなりません。

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asset_station at 09:13│拙書の紹介