甲斐駒ケ岳、二度目の登山

856日で南アルプスの甲斐駒ヶ岳に登ってきました。4年前には北沢峠側から仙丈ケ岳とセットで登りましたが、今回は北杜市白州町から標高差約2200mの黒戸尾根を上り下りするという年齢を考えるとやや無謀とも思える登山でした。このコースは日本三大急登の一(谷川岳の西黒尾根、北アルプス烏帽子岳のブナ立尾根)と言われており、標高差だけでなく歩行距離の長さ、ほぼ垂直の梯子や鎖場の多さであると言えます。今回も同行してくれたのは甲府一高の同級生で山梨県庁の橘田博君です。富士山、鳳凰三山、白根三山縦走、八ヶ岳(赤岳)、仙丈・甲斐駒ケ岳、甲武信ヶ岳、瑞牆山・金峰山、八ヶ岳(天狗岳)に次いで今回で9回目の夏山登山となります。今回も快晴に恵まれましたので、通算で72雨となりました(笑)。



(一日目 七丈小屋まで)

一日目は竹宇駒ヶ岳神社市営駐車場から尾白川渓谷にかかる吊り橋を渡り、なだらかな樹林帯を登り始めました。横手白須分岐を過ぎると、次第に登山道は苔むした原生林へと変わります。やっとのことで刀利天狗に着きましたが、ここまでは本当にだらだらとした登り坂でした。



刀利天狗を過ぎると黒戸山山頂手前から右に下ってゆきます。せっかく登ったのにテンションが下がりますが、100m程度下ると5合目小屋跡に到着です。ここからほんの少し下ると5合目鞍部があり、ここからが急登の連続となります。梯子と鎖場の連続でした。なかには垂直の鎖場や梯子もあり、かなりきつかったです。



最後の鎖場を過ぎるとやっと七丈小屋に到着です。6時に竹宇駒ヶ岳駐車場を出発してから8時間20分かかりました。最後の1時間が本当にきつかった~。七丈小屋で冷えたビールの美味かったこと、最高でしたね。ある意味このために登っているようなものです(笑)。



(二日目 甲斐駒ヶ岳登頂~一気に下山)

翌日は午前4時に起床、身支度をして、5時に七丈小屋を後にしました。今回は朝食がなく、前日に用意したパンをかじりながらの登頂でした。



小屋を出て1時間ほどで甲斐駒ケ岳の山頂が見えた、と思ったら、一緒に登っていた愛知の山岳会の会長さんが、『甲斐駒ケ岳はその奥でまだ倍はかかるよ』とのこと。少々がっかりしましたが、それは甲斐駒ケ岳、そんなに簡単に登頂はさせてくれません。


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左:甲斐駒ケ岳山頂

右:仙丈ヶ岳





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左:北岳と間ノ岳

右:鳳凰三山と富士山





山小屋を出てから約
2時間15分で山頂に到着しました。4年ぶりの山頂。懐かしい馬頭観音祠をみて、甲斐駒ケ岳の山頂に辿りついた実感が湧いてきました。北岳・間ノ岳、鳳凰三山と富士山、仙丈ヶ岳、八ヶ岳、鋸山など山梨にそびえる山々の絶景もまた素晴らしいものがありました(写真)。しかし、山頂は風が強く、インナー+半袖シャツでは本当に寒かった‥‥。30分ほど休憩していよいよ一気に2200m来た道を下ります。しかし、これからが日本三大急登たるゆえんを思い知らされることになるのでした。



七丈小屋まで朝登った道を快調に下山します。約1時間半で七丈小屋に着き、小リュックを大リュックに詰め替えましたが、ここまでは順調でした。しかし、これからひたすら長い下り道になります。これは右膝に爆弾を抱えている私にとっては本当に厳しいものでした。垂直に下る鎖場、梯子を何とか下り切り、5合目鞍部で小休止。



そこからまた100mほど登って黒戸山を過ぎて下り道のみとなった辺りから少しづつ足に負担がかかり始めました。登山靴の紐を緩目に締めていたこともあり、膝と足の指に徐々にストレスが掛かり、刀利天狗を過ぎたころから膝から下が限界に達してきました。最後はかなりのペースダウンで橘田君に迷惑をかけてしまいました。竹宇駒ヶ岳駐車場に着いたのは4時過ぎ、やはり延べ11時間の歩行は堪えました(泣)。



今回の教訓は以下の三点。①下り道になったら靴の紐をしっかり締め直す。きつく締めることによって、靴の中で足が遊ばなくなる。②靴下は2枚履いて、足の指先になるべくストレスがかからないようにする。登りに注目が行きそうですが、最後は必ず下って元の場所に戻るわけですから、下りの対策をしっかり立てておく必要があります。③基礎トレーニングを怠らない。今回は右膝に痛みがあり、事前にトレーニングが出来ませんでした。これが最後に体力を消耗させたことに繋がったと思います。身体のケアはしっかりして、日頃のトレーニングを欠かさないことが必要だと感じました。



橘田君、今年もいろいろありました。来年は無理せず、日本百名山の一である雲取山を楽しみましょう(笑)。


 


 


 


 


 

左:甲斐駒ケ岳山頂

右:北岳・間ノ岳






 


 


 


 


 

美しい甲斐の山々

明けましておめでとうございます。

穏やかに新年が始まりました。

 

今年の元日、山梨に帰省しました。本当に暖冬・快晴で甲府盆地を囲む美しい甲斐の山々が撮れたので紹介します。いずれも過去に登頂した山ばかりです。それぞれの山にそれぞれの思い出があります。

 

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南アルプスの最高峰の白根三山です。右から北岳(日本第2位峰)、間ノ岳(日本第3位峰)、(西)農鳥岳です。きつかった23日の縦走を思い出します。特に、農鳥小屋では到着が遅れて、山小屋のオヤジさんにどやされたことが一番の思い出です。

 








IMG_0078同じく南アルプスの甲斐駒ケ岳(右奥)です。甲斐駒ケ岳では二の腕が日焼け(やけど)して、下山して入ろうとした温泉に浸かれなかった、という苦い思い出があります。今年は白州側から甲斐駒ヶ岳に登る予定です。
左手前は鳳凰三山です。地蔵岳のオベリスクがくっきりと見えます。鳳凰三山はずっと雨の登山でした。







IMG_0076八ヶ岳連峰です。正面の高い山が最高鋒の赤岳です。終始雨に祟られた登頂でした。結局、富士山も一度も見られず、残念でした。


上記の
3枚は中央自動車道の境川パーキングから1月1日に撮影したものです。






IMG_0084言わずと知れた日本一の山、富士山です。敷島カントリークラブの
16番から撮影したものです。甲府盆地の奥に雄大な姿を見せてくれました。小中学校の頃は毎日この風景を見ていました。
因みにプレーはしておりませんで、1月2日に実家から散歩に出かけ、撮影したものです。







IMG_0085最後に太刀岡山(
1295m)です。これも敷島カントリークラブから撮影したものです。今では廃校になってしまった母校、清川小学校の裏山です。小学校6年生のときにタイムカプセルを山頂に埋めるために登りました。当時は知る由もありませんでしたが、山梨百名山になっています。

全国賃貸住宅新聞に掲載されました

先日、全国賃貸住宅新聞の記者から取材(業界の代表者紹介コーナー)を受け、その112日号に記事が掲載されました。弊社社員の知人が同新聞社にいたため取材を受けたものです。誌面の80%が山に関する内容になっていますが、決して山ばかりやっているわけではありません。よほど山の話が記者の印象に残ったのでしょう。

 

しかし、山は本当に素晴らしいと思います。今はまさに紅葉シーズン。先週末に甲府市~北杜市長坂町を甲府一高OB強行遠足で歩いたときも、山梨の山々はしっかり色づいていました。都内だと高尾山、秋川渓谷、奥多摩あたりが見頃を迎えています。今週~来週あたりに行ってみたいものです。

 

以下、全国賃貸住宅新聞に掲載された内容です。途中二箇所( )書きで訂正させていただきました。

 

『南アルプス・白根三山を縦走中「到着時間が遅れて山小屋の親父に叱られました』と思い出を話すのは、アセッツアールアンドディー(東京都新宿区)の飯窪光隆社長だ。山梨県甲斐市の出身であるが、「49歳にして初めて登頂した」という富士山を皮切りに、年2回のペースで山を訪れている。冒頭の三山を含めて、これまでに16山を制覇した。山行を共にするのは、山梨県の林野庁(正しくは山梨県庁です)に勤める友人だ。知り合ったのは学生時代だというが、その頃、飯窪社長は親戚が手がける建築関係の仕事をよく手伝っていたという。大学卒業後、建設会社で施工現場を監督する傍ら、不動産鑑定士の資格を取得して1999年(正しくは2000年)に独立。現在は不動産評価や建物調査など、総合的に不動産コンサルティングを手がけている。多忙を極め、月のほとんどを会社で寝泊まりした時期もあったが、現在は社員も含めて休日はしっかりとる。今年7月には北八ヶ岳・天狗岳で野外の天然温泉に浸かってきたそうだ。』

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