新年度が始まり、英文法の第1章・時制から始まっていることが多いでしょう。
そこで、今日は時制がテーマです。
まずは、過去と現在完了の使い分け。
これでよく悩まされるのが以下のような文ではないでしょうか。
例文:「私は子供の頃に数年間イタリアに住んでいたことがある」
(○)I lived in Italy for a few years when I was a child.
(×)I have lived in Italy for a few years when I was a child.
(×)I had lived in Italy for a few years when I was a child.
この例文は現在完了時制だと思いがちなのですが、実は過去時制が正解です。
日本語文にある「数年間」や「〜たことがある」 という表現は、[継続]や[経験]の意味でふつうは現在完了時制になると学んでいるため多くの人が誤答例のように考えるのです。
確かに、
「私は数年間ずっとイタリアに住んでいる」は
I have lived in Italy for a few years.
「私はイタリアに住んでいたことがある」は
I have lived in Italy before.
と言うことができます。
しかし、例文では「子供の頃に」という、過去の時間を特定する表現があるため現在完了が使えないのです。
過去時制と現在完了時制の違いはそこなのです!
過去時制は、現在とは切り離された過去の時間でのことに用い、
現在完了時制は、過去から現在に至る一連の時間内でのことに用いるのです。
では、二つ目の誤答例のような過去完了は?というと、この文では
そこで、今日は時制がテーマです。
まずは、過去と現在完了の使い分け。
これでよく悩まされるのが以下のような文ではないでしょうか。
例文:「私は子供の頃に数年間イタリアに住んでいたことがある」
(○)I lived in Italy for a few years when I was a child.
(×)I have lived in Italy for a few years when I was a child.
(×)I had lived in Italy for a few years when I was a child.
この例文は現在完了時制だと思いがちなのですが、実は過去時制が正解です。
日本語文にある「数年間」や「〜たことがある」 という表現は、[継続]や[経験]の意味でふつうは現在完了時制になると学んでいるため多くの人が誤答例のように考えるのです。
確かに、
「私は数年間ずっとイタリアに住んでいる」は
I have lived in Italy for a few years.
「私はイタリアに住んでいたことがある」は
I have lived in Italy before.
と言うことができます。
しかし、例文では「子供の頃に」という、過去の時間を特定する表現があるため現在完了が使えないのです。
過去時制と現在完了時制の違いはそこなのです!
過去時制は、現在とは切り離された過去の時間でのことに用い、
現在完了時制は、過去から現在に至る一連の時間内でのことに用いるのです。
では、二つ目の誤答例のような過去完了は?というと、この文では
「私は子供の頃にはすでに(それ以前に)イタリアに数年間住んでいたことがあった」
といった、「when I was a child」という時間までの経験・継続になってしまうので使えないのですね。
といった、「when I was a child」という時間までの経験・継続になってしまうので使えないのですね。