DVD機器、洗濯機、オーディオなど、身近にある殆どの家電製品は、筐体(ケース)と電子回路(回路基板)から成っています。

Image1その中で一番大事な部分は何かというとマイコン(マイクロコンピュータ)というチップなんですね。

左のような形状をしていて、回路基板の上に搭載されています。
(出所:NECのマイコンチップ)

マイコンは簡単に言うとちっぽけなコンピュータ。

このマイコンの中には”プログラム”というデータが入っています。よく言う”ソフト(ウエア)”というヤツです。このソフトによって動作手順が書かれていて、マイコンはこれを読み出してその通りに動作するわけなんですね。

つまり家電製品を正しく動作させているのはマイコンに書かれた”プログラム(ソフト)”なんです。

DVDの電源スイッチを押すと、マイコンがそれを検知して電流を流す。
ディスクを入れるとマイコンがキャッチしてモーターを回す。
ボリウムツマミを回すとマイコンが回した量に応じて音量を上げる。。。

何もかも全てはマイコンがソフトの通りに仕事をします。

だから、もしこのソフトの一部が間違っていたら。。。

ポットは温度が上がりっぱなしでお湯は沸騰し続け、DVDは止まらなくなり、洗濯時間の設定は出来ず、動かなくなる。

家電製品なら「壊れちゃった」でおしまいなのですが、もしこれが車だったら。。。

これがトヨタのリコール問題。ブレーキを制御するソフトの不具合が原因らしいのですが、家電と違って消費者の命に直接関わるため大きな問題になっちゃったんですね。

トヨタのリコール
http://www.toyota.co.jp/announcement/100209.html

ソフトはもともと人がコンピュータに入力して書き上げるものなので人がやることに間違いはつきものとばかり、発売したあとからでもバージョンアップなどと称して交換するのがあたりまえになっちゃってますね。

あのMSのウインドウズだって、発売後にどんどんバージョンが上がりしょっちゅう更新させられますよね。平気で不良品を販売しているのは世の中でもソフトウエアぐらいのモンでしょう。

そういう意味で、いまや自動車も家電製品になってきたんですね。これが、電気自動車になると本当に家電製品になりますね

。。。

で、

トヨタは大規模なリコールをしたけれども、ソフトの入替だけなので修理は実は簡単。ケーブルをつないでデータ(プログラム)を送るだけ。油まみれになって修理、と言うイメージではないはずです。

早くケリをつけて日本企業全体のイメージアップを図ってもらいたいものですね。
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(株)アシステック 伊藤 隆康
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