商標弁理士Nの業務外ブログ

横浜市にある商標専門の特許事務所で商標弁理士をやっているNの業務外ブログです。弁理士業務とはあまり関係のない日常のことについて、商標に関する話題をたまに絡めつつまったり綴ります。

2016年04月

こんにちは。

また目を疑うような、想定外の事態が起こりました。
震度7の熊本地震。一人でも多くの方が無事でいることを祈るばかりです。

このような時、できることが限られている自分が非常にもどかしい気持ちになります。

5年前の東日本大震災の時もそうでしたが、
こんな時に、美味しいものを食べててよいのだろうか・・・」とか、
こんな時に、日常生活で笑っていていいのだろうか・・・」とか、
何かと罪悪感を感じるのは、私だけではないはずです。

しかし、本当に人生には予測できないことが起こると実感しました。

口では「1日1日を大切に!」とは言うものの、つい日々の忙しさで忘れがちです。
あらためて、毎日や時間を無駄にしてはいけない、と気付かされます。

ただ、あまり時間の効率を意識しすぎて生活するのも、
人間性や、人としてのあり方に影響が出ることもあるように思います。

私も以前、「1分1秒でも無駄にしてはいけない!」という気持ちになり、
日々の行動パターンを変えようとしたことがありました。
年齢も「さすがに、もう若くはない」ゾーンに入ったことから、焦りが出ていたのでしょう。

ですが、そのようにしたところ、毎朝の通勤電車の遅延にはイライラし、
仕事の作業効率が悪い人にもイライラし、話下手な人にもイライラし、
しまいには、道をゆっくり歩いている人たちにもイライラしてしまうようになったのです。

それに気付いたとき、
「時間は大切にするべきだけど、こだわりすぎてもいけない」
ということを実感しました。要は、「バランスが大事」だということです。
(そんな今更・・・と、皆さんは思われたかもしれませんが。。。)

時間の3大無駄遣いは、①テレビ、②ネット、③メール(LINE)などと言われていますが、
テレビを全く見なければ流行もわかりませんので、私などは商標実務にも影響が出ます。

ネットも、世の中の動きや人々の「本音」を知るには役に立ちますし、
メール(LINE)も、人は一人では生きられませんので、日々のコミュニケーション手段として
必要なものだと思います。仙人を目指すなら別ですが。

「できる人」になるため、これらを「完全に断て」というのも、些か乱暴だと思います。

ぼーっとしていることも、急にアイデアが思い付いたりするので、
決して無駄とは言えないように思います。

そう考えると、「本当に時間の無駄になることなんてあるのかな」と、
最近はよく思うようになりました・・・。
何事もほどほどの「中庸」が、よいのだと思います。


おわり

こんにちは。

2020年東京五輪の新エンブレム案(4案)が公開され、
「あれが良い」「これが良い」といった声が、あちこちから聞こえますね。

そんな報道の中、気になるのが、

商標調査に1点につき、約2300万円かかった

という話です。

2300万円というと、ものすごく高額に感じる金額ですが・・・。

ただ、このような話を聞くと、
この商標調査を行った特許事務所(もしくは調査会社)は、
いったいどのくらいの料金体系で受託したのだろうか、
という点が、職業柄気になります・・・笑。

と、いうわけで、おおまかに予測してみます。

まず、商標調査の対象国は「全世界」という話を報道で聞いたような気がするので、
ここでは計算しやすいように、200ヶ国として考えてみます。
(細かいことはいろいろありますが、ここでは置いておきます。)

そうすると、1ヶ国あたり、2300万円÷200=11万5千円

ちなみに、外国の商標調査は、一般的には現地代理人が行ない、
日本の特許事務所(調査会社)とは別に費用が生じます。

費用が高い国、安い国それぞれありますが、
ここでは日本の特許事務所(調査会社)と現地代理人の手数料を、1:1とします。

そうすると、日本の特許事務所(調査会社)の調査手数料は、
1ヶ国あたり、57,500円くらいでしょうか?

そして、調査対象の区分数は、フル区分である45区分と思われますので、
注:はっきりしたことはわかりません。実際は、区分は絞っているかもしれません。
ただ、旧エンブレム案の日本での商標登録出願は45区分すべてで出されています。

1区分あたりの調査手数料は・・・ 57,500÷45=約1,278円

えっ・・・!?

図形調査1区分で1,278円???

めちゃくちゃ安くないですか?笑

ちなみに、私の経験上の「1ヶ国、1区分でだいたい調査費用はこれくらいかな」
という費用で見積もったところ、「200ヶ国、45区分」では、
1点あたり3億円~5億円くらいは必要なのではないか、と思われました。

2300万円と聞くと、「そんなに多額の予算を使って!!」という感覚ですが、
実はものすごくディスカウント交渉などの当事者の苦労があったのかもしれません・・・

あくまで、勝手な予測ですが・・・。
あしからず。


おわり


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