商標弁理士Nの業務外ブログ

横浜市にある商標専門の特許事務所で商標弁理士をやっているNの業務外ブログです。弁理士業務とはあまり関係のない日常のことについて、商標に関する話題をたまに絡めつつまったり綴ります。

2017年01月

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

さて、当事務所のホームページは、一部の画像を除いて全て私自身で作っています。

「閲覧者の方に少しでもお役に立つコンテンツを!」という思いで、時間を見付けてはちょくちょく更新をしているのですが、「作ったコンテンツを見直す作業」が、いまひとつ十分ではなかったと、この度反省させられました。

というのも、作成から約1年以上経って、ちょっとした「誤記」があるページを発見したのです。

発見した時は、「どうしてこうなった・・・」と本気で焦りました。
1年以上も誤記のまま掲載されてたという・・・。

幸い、閲覧者の方には実質的に影響がない事項ではあったのですが、コンテンツを一生懸命読んで下さった勉強熱心な方の中には、この誤記のせいで混乱された方もいらっしゃったかもしれません・・・。

そう考えると、本当に申し訳ない気持ちと、プロとしての責任感の認識が足りなかったという気持ちでいっぱいです。というか、私自身、「ミスをしないこと」が自分の強みだったりするので、結構凹みます。

原因は、自作の他のコンテンツからのコピペでした

著作権法の分野で作ったコンテンツを、商標法の分野でコピペして、一部分を修正するという手順だったのですが、修正し忘れた箇所があって、結果誤記になってしまったと(文脈からは誤記だとわかるものでした)。

「提出書類・報告書類等でのコピペとか使い回しをしたら、絶対に修正漏れがないように!」

とは、さんざん後輩指導などでもうるさいくらいに言ってきたくせに、本当にお恥ずかしい限りです・・・。

「そうは言っても、一人でホームページって大変なんだゾ!?」と言いたい気持ちがないわけではありませんが(苦笑)、今後はこのようなことがないよう、より一層気を付けようと思いました。

自分のことって意外と気付かなかったりします。皆様もどうかご注意を。

おわり

こんにちは。横浜の商標弁理士Nです。

PPAPの商標出願に関する騒動の反響が大きくなっていますね。
これまでは実名が伏せられてきた印象がありますが、出願人のU氏やB社も実名で報道されています。

さすがに、これだけ騒がれたら商標弁理士N的には何か書かなきゃいかんだろう・・・。
というわけで、当事務所のホームページにコラム「PPAP商標騒動について」を掲載しました。よろしければ、ご覧ください。

今回の件、「とんでもない!」とか「ひどい!」といった世論が多数を占めていることに、実は安心していたりもします。また、普段知財とは関わりのない一般の人たちに、商標制度や商標登録に興味を持っていただけるきっかけになったという点では、皮肉なことではありますが、メディアで騒がれたことはプラスなのかなとも思います。

実際に当事務所のホームページのアクセスも、ここ数日でかなり増えています。

ただ、本件については一般の方々も興味を持たれて、ブログやTWITTERでいろいろ意見や議論されているようですが、だいぶ誤解されている点も見受けられましたので、ここでいくつか簡単に指摘しておきます。あまり商標に詳しくない方々、ぜひチェックください。

1.「商標出願」されているだけで、「商標登録」されているわけではありません
まだ、単に「申請されただけ」の状態です。登録されていませんので、商標権は生じていません。また、U氏やB社は数万件の商標出願をしていますが、実際に保有している登録は、ざっと確認したところ7件程度しか見当たらないという状況です。

2.商標出願は、ちゃんと「審査」されます
商標出願をすれば、すべてに商標登録が認められるわけではありません。
特許庁でちゃんと審査がされ、理由があれば登録は拒絶されます。

3.商標登録は言葉を独占するものではない
商標権は、自分と他人の商品・サービスを識別する機能を発揮するような使い方がされている場合にのみ、実質的な効力が認められます。仮にB社の商標登録が認められても、「PPAP」という言葉を使えなくなるわけではありません。

急いで書いているので、とりあえず以上です。
本日はこれから友人と新年会ですので、お先に失礼いたします

皆様、今週もお疲れさまでした!!

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

先日、神保町で「特許と商標の保護」というタイトルの古書を購入したことをブログで書きましたが、このタイトルをよくよく考えてみると、ある疑問が湧いてきました。

というのは、この「特許と商標の保護」とは、日本語的に「特許 と 商標の保護」を意味するのか、「特許の保護 と 商標の保護」を意味しているのか、どっちだろう?と思ったのです。要は、タイトルが「と」の前で切れるのか、「の」の前で切れるのかという疑問です笑。

おそらく、このタイトルの場合、前者の「特許 と 商標の保護」が正解なのではないかと思います。なぜなら、後者のように解釈するなら、「特許」ではなく「発明」の語が適当なのではないかと思うからです。「発明の保護」とは言いますが、「特許の保護」とはあまり言わない気がしますしね。

まぁ、どっちでもいいんですけどね笑

ところで、商標登録出願の願書に指定商品・指定役務を記載する際、これと同じような問題が起こることがあります。

基本的には中黒「・」で処理するのが普通ですが、まれに指定商品や指定役務によっては書き方(表示が長くなったり、「・」と「及びに」が複数出てくるような場合)で、上記と同じような問題に遭遇することがあります。

このような場合、審査官が気付けば疑義を解消するために6条の補正指令を出してくることもありますが、記載の形式は間違っていないのでそのままスルーされて登録になる場合もあります。ただ、スルーされて登録になると、正確な権利範囲や指定商品・指定役務がわかりにくくなり、後で「あれ?」となるケースも発生し得るように思います。

私は、商標弁理士として、国内の商標登録出願で不要な6条通知を食らうのはダサいと(というか、弁理士としての実務レベルが低いと)考えているので、このような疑義がありそうなときは、少々記載が増えても念のために商品・役務を分けて書くことにしています。6条を食らうだけでも、依頼人からすれば登録までの時間が伸びてしまいますからね。

外国商標登録出願の指定商品・指定役務の記載(英語)においても、「and」が複数回出てきたりするとどこで切れるのか現地代理人が迷うことになりますので、表示が長くなったり、疑義が生じそうなものについては分けて書いてあげた方が親切だと思います。(英語圏の依頼人の外内案件をやっていると、この苦しみがよくわかります笑)
実際に、現地代理人がこちらの意図している切れ目を間違えているケースも見たことがあります。

ちなみに、この記事のタイトルもあえてわかりにくくしてみました。

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

一昨日、弁理士会の研修会に出席した帰りに、神保町に寄りました

あ、そういえば、弁理士会館の机とイスが新しくなりましたね!!
高級感のある色合いになって、部屋自体もワングレード上がったように感じられました。
以前の机とイスも馴染みがあるので、ちょっと寂しいですが・・・。

で、フラリと立ち寄った古書店で発見したのがこちら。

「有信堂 法律実務大系5 特許と商標の保護 播磨良承著」
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1973年発行です!!(私はまだ生まれてません。)

「商標」の部分をサラリと読んでみたのですが、並行輸入に関する研究的な言及が多く見られたのが印象的でした。当時はまだフレッドペリー判決もなく、並行輸入と商標権の効力について混沌としていた時代でしょうから、商標の本質に基づいて議論されている当時の考え方を学ぶのは有意義に思います。

時間ができたら、ゆっくり読んでみようと思います。

ちなみに、100円でした笑
でも、結構キレイです。

それでは皆様、今週もお疲れ様でした!!

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

さて、特許事務所でも法律事務所でも行政書士事務所でも同じですが、たいていは事務所ホームページに「メンバー紹介」のページがあって、そこで有資格者のプロフィールが掲載されていることが多いかと思います。

で、「開業本」とか「集客本」の類いでも強くオススメされているせいか、プロフィールとあわせて、その人の顔写真についても掲載している事務所も少なくありません。「どんな人がやっているのかわかる方が、依頼人は安心できる」という点は大いにあるかと思いますので、きわめて合理的だと思います。

ただ、最近はスマホの普及もあって、非常に多くの人がネット環境にアクセスできるようになっていますし、ネット上での申請サービスのようなものも増えてきていますので、「プロフィールと顔写真を公開することのリスク」も考えなくてはいけないように思います。

たとえば、真面目な人(堅実な事務所、歴史のある事務所)ほど、プロフィール写真は「証明写真風」というのが多い印象があります。しかし、もしこの証明写真風画像と氏名などの個人情報が組み合わされて犯罪者に悪用されたら・・・と考えると、とても恐ろしいと言わざるを得ません。具体的には書きませんが、考えられ得るケースは結構あるように思います。

このような面もあってか、最近では打ち合わせ時の写真とか、背景入りでポーズを決めた写真とか、証明写真風ではない自然な動きのある写真をプロフィールとともに掲載している事務所も多くなったように思います。

証明写真風の方が、見る人に真面目さや誠実さを印象付けられるのは間違いないですが、やはりリスクもあるように思います。時代の流れとして、プロフィール画像がフランクな写真となっていくのも、リスクヘッジの面からも仕方ないのかなと思いますし、むしろ賢いのではないかと思います。依頼人の方々には、このあたりご理解いただきたいところですね。

まぁ、もちろんフランクな写真だとしても、悪用されるリスクはありますが・・・。
名前だけでも同じことですし、「そんなことイチイチ気にしても仕方ない」という考え方もあると思います。

以上、木曜日の雑感でした。

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。


さて、今更なネタで、かつ、他のブログでも同じような記事を書かれている方も多くいるとは思いますが、さすがに当ブログでも言及しておいた方が良いと思いましたので、周回遅れながら投稿します。

報道によれば、「政府は、2019年1月1日に皇太子さまが新天皇に即位し、同時に元号を改める検討に入った」とのことで、「新元号は改元の半年以上前に公表する」方向のようです。

そうすると、まだ「平成」の時代であるにもかかわらず、次の元号が明らかになるという、これまでには想定できなかった状況が生じることが考えられます。

ここで、商標実務家として気になるのは、「そうなったら、絶対に新元号を先取り的に商標登録しようとする人が現れるよね」ということです。ほぼ、100%出てくるだろうと予言してもハズレないと思います(笑)。

ところで、商標実務家であれば誰でも知っているように、特許庁編纂「商標審査基準」では、「商標が現元号として認識される場合は、商標法3条1項6号に該当すると判断する」とされています。今、私が「平成」という商標を商標登録出願したとしても、識別力がないという理由で登録は拒絶されることになるわけですね。

ただ、気になるのは、上記の「現元号として」の文言です。素直に解釈すれば、「過去の元号なら登録し得る」ということになります。今、私が「昭和」という商標を商標登録出願すれば、登録できる余地はあるということです。

じゃあ、未来の元号はどうなんだ?というのが今回の論点です。商標審査基準的には、おそらく未来の元号が事前にわかることなど想定していないでしょうから、ここをどう判断するの?という話です。

結論としては、現元号と同様に、当然に登録できないと考えてほぼ間違いないと思います。

商標審査基準に未来の元号のことが書いていなくとも、3条1項6号とか、4条1項7号で拒絶されるでしょう(拒絶理由がどのように書かれるのかは興味のあるところですが…)。ただ、今のうちに商標審査基準に手を加えておかないと、意見書などで揚げ足取り的に反論されてマズイんじゃないのかなとも思います。このへん、将来的にどう手当てするのか気になるところです。

ちなみに、仮に何かの間違いで新元号が登録されることがあっても、これを使うことについて実質的に問題となる可能性は低いでしょう。商標的使用となるケースなどほとんどないと考えられるからです。

というわけで、新元号を先取り的に商標登録しようなどというバカげた考えは捨てましょうね!!ビジネスチャンスにもお金にもなりませんし、きっと関係者に嫌われるだけですよ(苦笑)。

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

今朝の新聞の記事で知ったのですが。
小田急電鉄が、2018年3月から増発する「朝方通勤特急ロマンスカー」の愛称を募集しているそうです。

愛称募集ページ

愛称のネーミングとして、「○○○○○○○○号」(全角8文字以内)になるようにしてほしいとのこと。

採用されると、「小田急トラベル旅行券 10万円分」(1名)がもらえるそうです。
あと、参加賞としても抽選でいろいろ当たるようですね

こういった企画、日ごろからネーミングを取り扱う商標実務担当者の皆様にとっては、賞品とか関係なしに、非常に興味深いのではないでしょうか。もちろん、商標弁理士である私にとっても、黙ってはいられない企画です。

というわけで、応募してきました(笑)。

トイレの中で考えて、1分くらいで思い付いたネーミングですが・・・。

でも、ネーミングセンスとしては、少し自信があります。
だって、一応プロですからね!!(苦笑)

ひそかに商標調査をしてみましたが、こちらも大丈夫のようです。

ちなみに、小田急電鉄のホームページにて決定した愛称を発表。愛称発表・賞品の発送は、2017年5月以降を予定しています、とのことです。

もし、私の案が採用されたら、当ブログで発表したいと思います!!無理やろ)
あ、今後、このネタに何も触れることがなければ、察していただければと存じます。

なお、愛称応募は上記サイトのみから行えます。
募集期間は2017年1月12日(木)23:59まで
(明日いっぱいですね)

ネーミングに自信のあるそこのアナタもぜひ!!

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。


たいへん遅くなりましたが、皆様明けましておめでとうございます
本年も何卒よろしくお願い申し上げます

最近、ブログ村のランキングを見ると、ほかの商標弁理士さん達による有意義なブログが続々と登場しているようで、本ブログの存在価値はかなり微妙になってきてはおりますが(苦笑)、今年もマイペースに更新していけたらと考えております。

さて、年は(とっくに)明けましたが、なんだか世の中の「どんより具合」は相変わらずのように感じます。

2016年を自分なりに回顧してみると、ますますもって「その場しのぎ」や「後回し」、「自分さえ良ければの精神」、「本質から反れたいろいろ」が蔓延している世の中だからこそ、わたしたちは日本人としての品格やモラル、そして人間力を日々より一層高めていかなくてはならない、と実感した年明けでした。

人としてもそうですが、もちろん、職業人である弁理士としても同様です。

というわけで、最近は、新渡戸稲造先生の「武士道」を読み直しています。

ちなみに、この「武士道」。10件以上の商標登録があるようですね。
(新渡戸稲造に関係があるものかは不明。)

おわり

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