商標弁理士Nの業務外ブログ

横浜市にある商標専門の特許事務所で商標弁理士をやっているNの業務外ブログです。弁理士業務とはあまり関係のない日常のことについて、商標に関する話題をたまに絡めつつまったり綴ります。

カテゴリ:買った本&読んだ本 > 著作権関係

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。

急に涼しくなってきましたね。
季節の変わり目は風邪を引きやすいので、どうか皆さんお気をつけて

さて、今日は「買った本&読んだ本」のご紹介です。
今回は、先月出版された、著作権に関する書籍です。

「これだけは知っておきたい「著作権」の基本と常識」(フォレスト出版)
弁護士 宮本 督 監修

20170905

<コメント>
著作権に関する入門書・手引書的な書籍です。

前半40ページ程度で著作権制度の概要を解説し、残りのページはおもに「○○の場合は著作権的にOKかNGか」といった状況別事例集のようになっています。

見開きで、左ページで解説、右ページで図解となっており、読みやすいです。
著作権法の知識がある人であれば、ゆっくり読んでも2時間あれば読破できると思います。

取り上げられている事例も、一般の人たちが知りたいであろうケースを想定しているようで、実務家以外の人たちがサっと見て、パっと確認できるのに便利でしょう。
もちろん、実務家にも十分に有用だと思います。

個人的には、「動画を作ったり、アップロードする場合」のさまざまな著作権に関する注意点が、勉強になりました。このあたりは純粋な著作権法の書籍では取り上げられているのを見かけませんし、最新トレンドとも言えますので、「最近、著作権法はご無沙汰で・・・」という弁理士の方にも役に立つのではないかと思います。

著作権法のとっかかりの入門書として、弁理士受験生の方にも良いかもしれません。

ちなみに、「プリクラ写真は著作物ではない」と言い切っている箇所があるのですが、最近のプリクラは自撮り感覚で写る側がいろいろとデコれる機能が充実しているようですので、完成したプリクラに創作性(=著作権)が認められる余地もあるように個人的には思います。おそらく「機械で自動的に撮影したものは著作物になりませんよ」という趣旨の一例として挙げたものとは思うのですが、人によっては「プリクラには絶対著作権がない」と理解してしまう可能性があるかもなぁと思った次第です。

本記事でのコメントは、あくまでも商標弁理士Nの個人的な感想や見解です。本記事を読んで、何らかの行動をされた結果に対しては一切責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。

おわり

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。

今日も引き続き、「買った本&読んだ本」の紹介です。


学校で知っておきたい著作権
②運動会の旗に漫画キャラを描いてもいいの?」
(汐文社)
小寺信良 著
上沼柴野 一般社団法人インターネットユーザー協会 監修
book_photo_201707251

<コメント>
②は、①からさらに内容を広げたものになっています。
著作者人格権や、著作隣接権についても触れられています。

また、学校活動におけるイラスト・マンガ・写真の著作権のQ&Aが掲載されています。

「クリエイティブ・コモンズ」についても、4ページにわたって解説がされています。
「クリエイティブ・コモンズ」は、わかってるようで意外とわかっていなかったりします。
法律によるものではないので、「実は知らない」という弁護士や弁理士の方も少なくないかもしれません。私も若干、「しったかぶり」感がありました。
個人的には、この解説がわかりやすくて良かったですね。

おまけ:著作権初心者の方へのアドバイス
アドバイスというとおこがましいですが、今回は記事の分量が少ないのでオマケで笑。

自分の経験から言うと、著作権の勉強を始めるときは、ごっつい法律書にいきなり挑むより、こういった概要本や、Q&A形式の書籍を始めに読むのが良いかと思います。特にQ&A本はオススメです。

ただ、「Q&A形式」でも、様々なレベル・分量の書籍がありますので、最初は見開き2ページくらいで1つのQ&Aが解説されているものが良いと思います。

とりあえず、1冊目を熟読したら、もう1冊別のQ&A形式の書籍を買いましょう。
2冊目は、「Qの部分を読む」→「Aを自分で考えてみる」→「Qの解説を読む(考え方の答え合わせ)」という読み方をすると、スラスラ楽しく読み進むことができますし、頭にも残ります。

こうして基本的な思考ができるようになったら、法律書や教科書的な本を読むと良いでしょう。条文とかコンメンタールとか論文集はその後です。

順番を間違えると、おそらく勉強が長続きしません。
著作権法だけではありませんが、知財はいかに早く全体像を捉えられるかという点と、いかに楽しく勉強できるかという点がポイントではないかと思います。

本記事でのコメントは、あくまでも商標弁理士Nの個人的な感想や見解です。本記事を読んで、何らかの行動をされた結果に対しては一切責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。

おわり

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。

今回も、前回に引き続き「買った本&読んだ本」を紹介します。

学校で知っておきたい著作権
①本の一部をコピーして授業で配ってもいいの?」
(汐文社)
小寺信良 著
上沼柴野 一般社団法人インターネットユーザー協会 監修

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<コメント>
前回は「③ネットの写真はSNSで使ってもいいの?」をご紹介しました。
今回はその①です。
結局、あの後、本屋さんに行って①と②も買ってきました。笑
①&②も、それぞれ40ページで2500円します。

さて、最初の巻ということもあり、①では著作権の基本中の基本が解説されています

ただ、経験した方はわかると思いますが、著作権の基本中の基本を説明することは、意外と難しかったりします。広範囲にわたる著作権法の内容について、大事なところを絞り込むのは、実は大変なのです。

本書では、そのあたりのまとめ方が秀逸だと思います。
初めて著作権法を勉強する前に読んでおくと、理解の方向性を間違えずにすみそうです。
(ちなみに、時々明らかに根本的な考え方を間違っている弁理士を見かけます・・・。)

また、タイトルに「学校で知っておきたい」とあるように、①では「学校や教育機関における著作物の利用」の場合の権利制限について、多くのページを割いています。

ちなみに、コラムにある「マンガ図書館Z」というのは、私は知りませんでした!!

全体的にイラストも多く、③と同様に良書だと思いました。

本記事でのコメントは、あくまでも商標弁理士Nの個人的な感想や見解です。本記事を読んで、何らかの行動をされた結果に対しては一切責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。

おわり

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。

さて、今回の記事から早速、「買った本&読んだ本」の紹介をしたいと思います。

「学校で知っておきたい著作権
③ネットの写真はSNSで使ってもいいの?」
(汐文社)

小寺信良 著
上沼柴野 一般社団法人インターネットユーザー協会 監修
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<コメント>
ヤングな年齢層向けの、著作権に関するガイドブック的な本です。
私も、地元の本屋さんの児童書コーナーでたまたま見付けました。
一般的な本屋さんでは、知財の専門書コーナーには置かれていないかもしれません。

ただ、全40ページで2500円(税別)するので、なかなか学生の方が自分で買うのは苦しいと思います。大人から若い層へのプレゼントにちょうどいいかもしれませんね。

30分~1時間もあれば、全部読めるのではないかと思います。

内容は、非常に良くまとまっていて、できるだけ法律用語や条文を出さずに、わかりやすく著作権の基本ルールを知ってほしいという著者の工夫を感じました。

また、できるだけ身近にある具体例を出して、「こういう時は、こういうことをしてもいいの?」という疑問に、わかりやすく答えています。学者の書いた本にありがちな、あまり想定できないケースの話ではなく、主に最新技術や流行に基づいた具体例を出しているのが、良いですね。

特に、「音楽の私的複製は減っている」という点については、「なるほど!」と思いました。

低年齢層を対象とした本だとは思いますが、むしろ著作権を手っ取り早く知りたい大人とか、「最近著作権あまり詳しくなくてさー」という年配の弁理士の方にも、有用なのではないかと思います。

こちらは③ということで、シリーズ3冊目のようですね。
機会があれば、①と②も読んでみたいです♪

ちなみに、「学校で知っておきたい」とありますが、③では学校関係の話は出てきません。

本記事でのコメントは、あくまでも商標弁理士Nの個人的な感想や見解です。本記事を読んで、何らかの行動をされた結果に対しては一切責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。

おわり

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