商標弁理士Nの業務外ブログ

横浜市にある商標専門の特許事務所で商標弁理士をやっているNの業務外ブログです。弁理士業務とはあまり関係のない日常のことについて、商標に関する話題をたまに絡めつつまったり綴ります。

カテゴリ: 商標

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。

突然ですが、急に小さい頃の出来事を思い出しました。

あれは、たしか私が小学4~5年生くらいでした。

当時、私は某学習塾に通っていたのですが、算数のクラスに、なんちゃら君という男子がいました(顔は思い出せるけど、名前が思い出せないごめん笑)。まぁ、違う学校の子だったので、覚えてなくても仕方ないんですけど。

で、彼はちょっと出っ歯で、普段から滑舌があまりよろしくなかったんですね。

あるとき、先生が彼に、たしか三角形の角度の問題を解かせたんです。
そして、次のような受け答えがされました。

「〇〇(名前)~、これは何度になる?」

ハパバーバ。

「ん?なんだ???」

ハパバーバ!!

「ハパバーバ?なんだそれは? ん? 80度?」

「はい」

「おお、そうだな。正解!!」


お気づきの通り、「ハチジュウド」が「ハパバーバ」に聞こえたという話です。

いや、ネタでもなんでもなくて、当時の私にもたしかにそう聞こえました笑
彼、滑舌悪いと言っても、いつもはそこまでじゃないんですよ。普通に会話してましたし。
きっと、彼的に言いにくい音節(?)が奇跡的に重なってしまったのだと思われます。

小学生というのは残酷なもので、それ以来、彼のあだ名は「ハパバーバ」になりました。
(念のため言っておきますが、付けたのは私じゃありませんからね・・・。)
バーバパパみたいなあだ名とか、イヤすぎますね・・・。

そういえば、商標の類否判断で称呼を比較するときには、こういう主体自身の特徴とか属性は考慮されませんよね。滑舌の悪い人が称呼すると似るとか、どこどこ訛りのある人が称呼すると似るとかっていう話は、でてきません。

称呼の類似は、だいたい2000年以後は比較的緩くなり、最近ではよほど似てなければ非類似というケースが多いですが、この「ハパバーバ」の件を思い出して、なんだか「こんなに緩い判断で本当に良いのかな?」とふと思いました。

ていうか、ハパバーバ君元気にしてるかな・・・。
すごく良い奴だった記憶があります。
いま何してはるんやろ。

おわり

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。

先日、新聞を読んでいたら、広告欄に某週刊誌が掲載されており、

グラビア 小倉優香

のような記載を発見しました。

ムム?小倉優香???
ゆうこりん(小倉優子)じゃなくて???
見間違えた?

と思って、ググったところ、やはり「小倉優香」で間違いないようでした。
最近人気のモデルさんだとか。

さてここで、商標実務病患者は、例によって考えるわけです笑

そう、小倉優子 と 小倉優香 の類否判断を!笑

人名ではなくて、商標であることを想定しての話ですが。

いやまぁ、たしかに称呼の違いが語尾の1文字だけ(しかも共にカ行)ですし、
外観的にも3文字が同じ漢字ですので、基本的には類似の方向なんだとは思いますよ?

でも、「優しい子」と「優しい香り」じゃ大きく意味合いは異なってきますし、
「小倉」の部分の識別力の強弱はどうなの?という話もあると思うのです。
ここでは考慮しませんが、取引の実情があれば重視される可能性だってあります。

そう考えると、基本的には類似とされそうだけど、拒絶査定不服審判まで粘れば、
非類似と判断される可能性もあるんじゃなかろうか、と思うわけですよ。
(ちなみに、ただの「優子」と「優香」だけなら、非類似でしょう。)

まぁ、漢字のケースですし、商品やサービスの前提もないので予測が難しいところですね・・・。
とりあえず、(そんなことありえませんが)依頼人がどちらかを商標として採用しようとしたら、絶対やめさせます笑 

なお、最近のアルファベットの例としては、「Perfect」と「PERFECTO」が第9類で非類似とされた例があります(不服2016-13360)。

商標オタクの皆さんは、どうお考えになりますか?

おわり

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。

またまた、久しぶりのブログ更新となってしまいましたね・・・。
オワコンにならないように、6月は更新頑張ります、ハイ


さて、私は同業者の方のブログやSNSなどはほとんど見ないので、既に話題になっているかもしれませんが・・・。
本日の朝、J-PlatPatで自分名義の商標登録の経過情報を確認したら、以下のようになっていることに気づきました。

shokukenteisei

出願情報の一番下に、


職権訂正履歴(書類修正)


という項目が、追加されていたのです。
なんぞこれ!?


一瞬、「えっ、自分なんかミスった!?」と心配になりましたが、特許庁からの指摘などは特にありません。というか、そもそも登録証が発送されたのが数か月も前ですし、いまさら出願情報に追加とか謎すぎます。


そこで、登録日などが近い商標登録も調べてみたのですが、どうやら同じように「職権訂正履歴(書類修正)」の項目が追加されているものが、他にも多数散見されました。


調べた件数がそこまで多くないのではっきりとは言えませんが、修正の処分日は今年の4月と5月のものが多く、対象は去年末から今年の3月くらいまでに登録になったものに、多い感じがします。この間に何かあったのでしょうか?よく見ると、「願書」のところの「作成日」が変わっているので、もしかすると出願日の方が関係あるのかもしれませんね。
皆様がかかわった商標登録で該当のものがあれば、同じ状態になっているかもしれません。


う~ん、なんなんでしょうね。特許庁が何か処理を間違えたのでしょうか・・・。
まぁ、自分だけじゃなかったようなので、安心しましたが。
こういうのは、ドキっとするので、できればやめてほしいですね笑


おわり

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。

さて、ブログを更新しようと思ったのですが、ネタが思い付きませんでした

そこで、私がたまに電車の中とかお風呂の中とかトイレの中でやっている、「空想商標類否判断」の例題でも出してみようかと思います。今回のネタは、例によって大好きないつものアレです。暇つぶしにぜひどうぞ!!笑

問題:次の商標の類否について考えなさい。また、その結論に至った理由を述べなさい。
(指定商品・指定役務や取引の実情は考慮しないものとする。)


Q1: 商標「ナメック」 と 商標「ナメッフ」

Q2: 商標「ベジータ」 と 商標「ペシータ」

Q3: 商標「クリリン」 と 商標「クリンリン」

Q4: 商標「悟空」 と 商標「五久卯」

Q5: 商標「限界突破サバイバー」 と 商標「限界突破サイババー」


ちなみに、当たり前ですが正解はありません笑

どれだけ現在のプラクティスに沿って、論理的な理由付けができるかがポイントでしょう

こういうことを常に考えていると、結構な修行になるのでオススメ(?)です。

おわり 

こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。

さて、毎日商標実務をやっていると、徐々に職業病とも言える症状が出てくる人も少なくないと思います。私もおそらく、その一人です笑

休日に何かの商品やサービスに使われている商標を見てその場でJ-Platpatを検索してみたり、街を歩いていると行き交う人達よりもどんな商標が使われているかの方が気になったり、暇つぶしに妄想で設定した商標を類否判断してみたり等、ふつうの人からしたら結構ヤバイ症状だったりします・・・。

先日、某地域物産展でお菓子を買いました。

そのお菓子には、パッケージにドーンっと商品名が表示されており、その上部には「登録商標」と書いてありました。

しかし、その商品名。識別力の観点から、「これ商標登録すんの無理じゃね?」というものだったのです

「ん~、でもデザイン枠とか一応あるし、パッケージデザインとして登録したのかな?」と思い、その場でスマホからJPlatPatを検索(かなりうざいw)。するとビックリ、どうやら、商標登録がされている事実はないようなのです。

まさかの虚偽表示!?

いや、もう一つの可能性としては、「商標登録されていたけど、更新しないで商標権が消滅した」とも考えられます。にもかかわらず、昔から使っているパッケージを使い続けている・・・みたいな?

まぁ、それでも虚偽表示疑惑は残りますが。

さて、こんな状況になったらモヤモヤしますよね?

モヤモヤするのが、もはや職業病な気もしますが。「危ないよと指摘してあげたほうがいいのか」とか、「まぁ、誰も気が付かないだろうし、スルーすべきか」とか、いろいろ考えるわけです。

結局、いろいろ考えてスルーしましたが、そのことが気になりすぎて肝心のお菓子の味がよくわからなかったという・・・

今度、また買いに行きたいと思います。

おわり


こんにちは、横浜市の商標弁理士Nです。


さて、手元に届いた資料によれば、中国における2016年の商標登録出願件数は369万1000件に達したとのことです(15年連続で1位)。


369万件というのは、ものすごい数ですね。日本の商標登録出願件数は毎年だいたい13万件~14万件と言われていますので、約30倍近くあります。自分が審査官だと思うと、現実逃避の旅に出たくなるほどの数ですよね


ただ、日本で言うところのU氏やB社のように、大量に出願をしている人たちもおそらくいるのだと思います。同じく手元の資料によれば、中国で第三者に先取り出願(登録)をされてしまい、困っている韓国企業は1000社程度あるとか。


日本の企業名とか商品名・地名・キャラクターイラストなども先取り出願されてよくニュースになっていますが、これらは氷山の一角で、実際にはかなりの量があると予想されます。日本で少しでも有名になってくるとすぐに剽窃されてしまうので、中国の商標対策は企業にとって非常に優先度が高いといえます。


ちなみに、そのまんま商標をパクってくれれば異議とか無効を主張しやすいのですが、ちょっとだけスペルを変えてみたり、アルファベットを似ている数字に置き換えていたりする場合(たとえば、「I」を「1」にする)もあり、こういう剽窃出願は非常にやっかいとなります(「非類似」とか言われるため)。


まぁ、先取りとか剽窃の話は置いておくにしても、この出願件数はすごいですよね。商標登録の重要性とかメリットを考えると、日本でも倍くらいの数になってもいいのに、と個人的には思います。


最近、商標弁理士をやっていてよく思うのが、「日本の企業(個人事業主含む)は商標登録のことをあまり知らない」ということと、「知っていても甘く考えている」ということです。「問題があってから対応するよ」といったような、近年の日本のよろしくない風習に近いものを感じます。「問題が起こってからでは遅いんですけど!」と、モヤモヤすることが多いですね。とりあえず、事務所ホームページの記事では、このあたりを理解してもらえるようチクチクと頻繁にアピールしているのですが、あまり効果があるようには思えません


商標登録をしない理由として、「予算がない!」ということもよく耳にします。どこも不況なので気持ちはわかります。でも、これもよく言っているのですが、商標登録って10年分の費用だということを忘れていませんか?最初に10万円かかったとしても、1年分で1万円。1日分にしたら30円にもなりません。1日30円で安心が買えるのに、もったいないなぁと思います。心配性な私なら、毎日他社からクレームを付けられないかビクビクしながらビジネスをするよりは、1日数十円分負担して心理的な安心を得ることを選びますね


というわけで、個人的に今年は特に商標登録の必要性やメリットについて啓蒙しています。
われわれ弁理士は、ムダに価格を下げて依頼人を引き寄せるのではなくて、「費用以上にメリットがあるんですよ」ということを理解・納得してもらった上で、依頼を受けるというのが正しい姿勢だと思いますし、継続的に日本の商標登録出願件数を増やしていくためにも大事なのではないかと強く思います。決して簡単なことではありませんが、不毛で品のない業界内の価格競争を終わらせるためにも、賛同者が多くいらっしゃることを願います。


あ、今日は珍しく終始真面目な記事となりましたね・・・。笑


おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

唐突ですが、商標登録出願の早期審査・早期審理の対象案件が拡大すると、経済産業省のホームページで告知されています。しかも、受付は本日からということです。

サラリと掲載されておりますが、実務上、結構な影響があるかと思いますので、当事務所のニュース記事「商標出願の早期審査・早期審理の対象案件が拡大」でもまとめました。

めちゃくちゃ急いで書いたので、誤記や誤解などあれば、こっそりとご指摘いただけると助かります・・・(細心の注意で書いてはいるのですが。)

個人的には、かなり早期審査が使いやすくなる気がしますが、最近は若干特許庁の審査期間が長くなっている気がするので、審査官のキャパ的に大丈夫なんだろうかという心配もありますね。

それでは皆様、今週も元気に頑張っていきましょう!!


おわり

こんにちは。横浜の商標弁理士Nです。

PPAPの商標出願に関する騒動の反響が大きくなっていますね。
これまでは実名が伏せられてきた印象がありますが、出願人のU氏やB社も実名で報道されています。

さすがに、これだけ騒がれたら商標弁理士N的には何か書かなきゃいかんだろう・・・。
というわけで、当事務所のホームページにコラム「PPAP商標騒動について」を掲載しました。よろしければ、ご覧ください。

今回の件、「とんでもない!」とか「ひどい!」といった世論が多数を占めていることに、実は安心していたりもします。また、普段知財とは関わりのない一般の人たちに、商標制度や商標登録に興味を持っていただけるきっかけになったという点では、皮肉なことではありますが、メディアで騒がれたことはプラスなのかなとも思います。

実際に当事務所のホームページのアクセスも、ここ数日でかなり増えています。

ただ、本件については一般の方々も興味を持たれて、ブログやTWITTERでいろいろ意見や議論されているようですが、だいぶ誤解されている点も見受けられましたので、ここでいくつか簡単に指摘しておきます。あまり商標に詳しくない方々、ぜひチェックください。

1.「商標出願」されているだけで、「商標登録」されているわけではありません
まだ、単に「申請されただけ」の状態です。登録されていませんので、商標権は生じていません。また、U氏やB社は数万件の商標出願をしていますが、実際に保有している登録は、ざっと確認したところ7件程度しか見当たらないという状況です。

2.商標出願は、ちゃんと「審査」されます
商標出願をすれば、すべてに商標登録が認められるわけではありません。
特許庁でちゃんと審査がされ、理由があれば登録は拒絶されます。

3.商標登録は言葉を独占するものではない
商標権は、自分と他人の商品・サービスを識別する機能を発揮するような使い方がされている場合にのみ、実質的な効力が認められます。仮にB社の商標登録が認められても、「PPAP」という言葉を使えなくなるわけではありません。

急いで書いているので、とりあえず以上です。
本日はこれから友人と新年会ですので、お先に失礼いたします

皆様、今週もお疲れさまでした!!

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

先日、神保町で「特許と商標の保護」というタイトルの古書を購入したことをブログで書きましたが、このタイトルをよくよく考えてみると、ある疑問が湧いてきました。

というのは、この「特許と商標の保護」とは、日本語的に「特許 と 商標の保護」を意味するのか、「特許の保護 と 商標の保護」を意味しているのか、どっちだろう?と思ったのです。要は、タイトルが「と」の前で切れるのか、「の」の前で切れるのかという疑問です笑。

おそらく、このタイトルの場合、前者の「特許 と 商標の保護」が正解なのではないかと思います。なぜなら、後者のように解釈するなら、「特許」ではなく「発明」の語が適当なのではないかと思うからです。「発明の保護」とは言いますが、「特許の保護」とはあまり言わない気がしますしね。

まぁ、どっちでもいいんですけどね笑

ところで、商標登録出願の願書に指定商品・指定役務を記載する際、これと同じような問題が起こることがあります。

基本的には中黒「・」で処理するのが普通ですが、まれに指定商品や指定役務によっては書き方(表示が長くなったり、「・」と「及びに」が複数出てくるような場合)で、上記と同じような問題に遭遇することがあります。

このような場合、審査官が気付けば疑義を解消するために6条の補正指令を出してくることもありますが、記載の形式は間違っていないのでそのままスルーされて登録になる場合もあります。ただ、スルーされて登録になると、正確な権利範囲や指定商品・指定役務がわかりにくくなり、後で「あれ?」となるケースも発生し得るように思います。

私は、商標弁理士として、国内の商標登録出願で不要な6条通知を食らうのはダサいと(というか、弁理士としての実務レベルが低いと)考えているので、このような疑義がありそうなときは、少々記載が増えても念のために商品・役務を分けて書くことにしています。6条を食らうだけでも、依頼人からすれば登録までの時間が伸びてしまいますからね。

外国商標登録出願の指定商品・指定役務の記載(英語)においても、「and」が複数回出てきたりするとどこで切れるのか現地代理人が迷うことになりますので、表示が長くなったり、疑義が生じそうなものについては分けて書いてあげた方が親切だと思います。(英語圏の依頼人の外内案件をやっていると、この苦しみがよくわかります笑)
実際に、現地代理人がこちらの意図している切れ目を間違えているケースも見たことがあります。

ちなみに、この記事のタイトルもあえてわかりにくくしてみました。

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。


さて、今更なネタで、かつ、他のブログでも同じような記事を書かれている方も多くいるとは思いますが、さすがに当ブログでも言及しておいた方が良いと思いましたので、周回遅れながら投稿します。

報道によれば、「政府は、2019年1月1日に皇太子さまが新天皇に即位し、同時に元号を改める検討に入った」とのことで、「新元号は改元の半年以上前に公表する」方向のようです。

そうすると、まだ「平成」の時代であるにもかかわらず、次の元号が明らかになるという、これまでには想定できなかった状況が生じることが考えられます。

ここで、商標実務家として気になるのは、「そうなったら、絶対に新元号を先取り的に商標登録しようとする人が現れるよね」ということです。ほぼ、100%出てくるだろうと予言してもハズレないと思います(笑)。

ところで、商標実務家であれば誰でも知っているように、特許庁編纂「商標審査基準」では、「商標が現元号として認識される場合は、商標法3条1項6号に該当すると判断する」とされています。今、私が「平成」という商標を商標登録出願したとしても、識別力がないという理由で登録は拒絶されることになるわけですね。

ただ、気になるのは、上記の「現元号として」の文言です。素直に解釈すれば、「過去の元号なら登録し得る」ということになります。今、私が「昭和」という商標を商標登録出願すれば、登録できる余地はあるということです。

じゃあ、未来の元号はどうなんだ?というのが今回の論点です。商標審査基準的には、おそらく未来の元号が事前にわかることなど想定していないでしょうから、ここをどう判断するの?という話です。

結論としては、現元号と同様に、当然に登録できないと考えてほぼ間違いないと思います。

商標審査基準に未来の元号のことが書いていなくとも、3条1項6号とか、4条1項7号で拒絶されるでしょう(拒絶理由がどのように書かれるのかは興味のあるところですが…)。ただ、今のうちに商標審査基準に手を加えておかないと、意見書などで揚げ足取り的に反論されてマズイんじゃないのかなとも思います。このへん、将来的にどう手当てするのか気になるところです。

ちなみに、仮に何かの間違いで新元号が登録されることがあっても、これを使うことについて実質的に問題となる可能性は低いでしょう。商標的使用となるケースなどほとんどないと考えられるからです。

というわけで、新元号を先取り的に商標登録しようなどというバカげた考えは捨てましょうね!!ビジネスチャンスにもお金にもなりませんし、きっと関係者に嫌われるだけですよ(苦笑)。

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

今朝の新聞の記事で知ったのですが。
小田急電鉄が、2018年3月から増発する「朝方通勤特急ロマンスカー」の愛称を募集しているそうです。

愛称募集ページ

愛称のネーミングとして、「○○○○○○○○号」(全角8文字以内)になるようにしてほしいとのこと。

採用されると、「小田急トラベル旅行券 10万円分」(1名)がもらえるそうです。
あと、参加賞としても抽選でいろいろ当たるようですね

こういった企画、日ごろからネーミングを取り扱う商標実務担当者の皆様にとっては、賞品とか関係なしに、非常に興味深いのではないでしょうか。もちろん、商標弁理士である私にとっても、黙ってはいられない企画です。

というわけで、応募してきました(笑)。

トイレの中で考えて、1分くらいで思い付いたネーミングですが・・・。

でも、ネーミングセンスとしては、少し自信があります。
だって、一応プロですからね!!(苦笑)

ひそかに商標調査をしてみましたが、こちらも大丈夫のようです。

ちなみに、小田急電鉄のホームページにて決定した愛称を発表。愛称発表・賞品の発送は、2017年5月以降を予定しています、とのことです。

もし、私の案が採用されたら、当ブログで発表したいと思います!!無理やろ)
あ、今後、このネタに何も触れることがなければ、察していただければと存じます。

なお、愛称応募は上記サイトのみから行えます。
募集期間は2017年1月12日(木)23:59まで
(明日いっぱいですね)

ネーミングに自信のあるそこのアナタもぜひ!!

おわり

こんにちは。横浜の商標弁理士Nです。


商標実務者には年末恒例の、「類似商品・役務審査基準」の改訂時期がやってきました。


今年は5年に一度の大改訂年のため、なかなか多くの変更点がありますね。

もうすでに内容を確認された方は多いかとは思いますが。

弊所のホームページでも、変更点や注意点をまとめたコラムを書きましたので、ご参考いただけますと幸いです。ダーっと列挙してありますので、プリントアウトすると見やすいです

今年も残すことあと2週間。

クリスマスや忘年会などの楽しいイベント盛りだくさんですね。

最後に体調など崩さないよう、皆様元気にお過ごしください!!


おわり

こんにちは。

さて、特許庁のホームページに、「モザンビークを指定した国際登録:標章の更なる使用の宣言に係る提出要件(参考訳)」という記事が掲載されました。


これによれば、マドプロ出願において、


・モザンビークを指定した出願人又は名義人は、国際出願又は事後指定に係る商品及び役務について、当該国における標章の使用の意思を宣言したことになる。


・国際登録の名義人は、標章の更なる使用の意思の宣言をポルトガル語による所定の様式を使用してモザンビーク知財庁に直接提出し、かつ、手数料を支払わなければならない。


・本宣言書面は、モザンビーク在住の授権代理人を介して提出しなければならない。


・1回目の宣言は、モザンビーク知財庁が国際登録又は事後指定を通知された日から5年以内に提出しなければならない。更なる宣言は、国際登録が継続して更新される日から5年以内毎に提出しなければならない。


・国際登録の名義人は、上述の5年の期間の前後となる6月の期間内に、本宣言書面を提出することができる。


ということです。


これは・・・非常に面倒くさいですね。


ポルトガル語による所定の様式を使用してモザンビーク知財庁に直接提出
「本宣言書面は、モザンビーク在住の授権代理人を介して提出


というところが特に。


というか、これならマドプロを使わずに、最初から現地代理人にドメスティックな出願を依頼した方が安全な気がします。いや、多分気のせいではないです。


ただ、アフリカ方面の現地代理人は英語の文章が独特で、意思の疎通が取りにくいという印象があります。加えて、メール不達とか音信不通にもなりやすい印象があります


そういえば、過去にOAPI(アフリカ知的財産機関)に問い合わせのメールをしたら、1か月経っても返信が来ないことがありました。その後、何度も送り直したのですが、結局返信は来ませんでした・・・


なので、いずれにしても、手続には難儀する予感がします・・・。


まぁ、そもそも、モザンビークに出願するケースって稀な気もしますけど。

アフリカ方面まで模倣品が出回るような一部の大企業を除いて、マドプロでモザンビークを指定することって、ほとんどないのではないでしょうか。


私もこれまでにかなりの数の海外出願を経験しましたが、モザンビークについては、ドメスティックな出願で2回くらいしかやった記憶がありません。ここ2~3年では多分やっていないと思います。現在の個人事務所では、よほどのことがないかぎり取扱うことはないかもしれません・・・。


というわけで、本件、世の中のほとんどの方には、関係ない話かもしれません笑。


ちなみに、マドプロ出願は便利で安上がりですが、国(たとえば、中国)によっては不安要素が大きい場合がありますので、注意していただきたいと思います。


あ。今日は真面目なことを書いたので、次回記事はしょーもないネタにします(苦笑)。


おわり

こんにちは。

さて、前置きが長くなってしまいましたスイマセン(苦笑)。
スマホゲームアプリのうまいビジネスモデルを商標制度に応用して、商標業界を盛り上げられるようなアイデアはないか考えてみた、という話でしたね。


まず、人々がお金をかけてまで欲しがる物やサービスとしては、視覚で認識できたり、コンテンツとして成立するということが最低条件だと思います。その点、商標は文字とか図形からなるものですし、そもそも最初から出願人のものであることがほとんどでしょうから、これ自体を利用するのは難しい気がします。


そこで使えそうなのが、商標登録をすると唯一有体物として手元に残ると言える「商標登録証」です。これにレアリティを設定するというアイデアはどうでしょうか。レアリティごとに登録証のデザイン仕様も変えるのです。


たとえば、こんなのはどうでしょう?【】内がレアリティです
※レアリティのランクは某人気リズム系ゲームアプリのものを参考にしました。


■【SSレア登録証はホログラム仕様
→ 裁判所まで争って、最終的に登録された商標に発行される。


■【Sレア登録証はプリズム仕様
→ 拒絶査定不服審判まで争って、最終的に登録された商標に発行される。
※ただし、商品・役務の表記補正や名義変更で登録されたものはダメ。


■【レア登録証は金か銀のキラキラ仕様
→ 意見書の提出で、拒絶理由を解消して登録された商標に発行される。
※ただし、商品・役務の表記補正や名義変更で登録されたものはダメ。


■【ノーマルい厚紙
→ 何事もなく登録されたものに発行される。現行と同じ。


わかりやすくビッ○リマンシールで例えると、SSレアがブラッ○ゼウスのシールのような仕様、Sレアがスーパー○ウスほか初期ヘッドのシールのような仕様、レアが天使シールのような仕様ということです笑(わからない方はググってください)


で、登録されると、J-PlatPatにも各商標のレアリティが記録・表示されるようにするのです。


このようにすれば、以下のメリットが考えられます。


1.レアな登録証欲しさに、商標出願を迷っている出願人の背中を押せる
2.レアな登録証欲しさに、再出願を検討する出願人が増える
3.レアな登録証欲しさに、拒絶理由通知や拒絶査定対応を頑張ろうとする出願人が増える
4.レアな登録証欲しさに、審決取消訴訟まで頑張ろうとする出願人が増える
5.J-PlatPatの一覧を見るだけで、その商標の登録困難性がざっとわかる
6.J-PlatPatの一覧を見るだけで、ある企業がどれだけ商標に力を入れているかがわかる
7.ふつうなら代理人が怒りそうな4条1項11号の拒絶理由通知を発しても、審査官が文句を言われない(登録証が確実にレアになるから)


ね?意外と派生するメリットが多いですよね


レアな登録証がゲットできれば、出願人はハッピー
仕事が増えて、弁理士もハッピー
印紙代収入も増えて、特許庁もHAPPY


まさにWIN-WIN-WINではないでしょうか?笑


まぁ、もちろん良いことばかりでなくて、問題点もたくさんあると思います


そもそも、商標登録制度の在り方として健全かという疑問があります。


また、拒絶されないようにしっかり事前調査をして、堅実な商標戦略をとっている出願人の登録証がノーマルばかりになるという問題もあります。一方で、いつも調査などせずに行き当たりばったりで運良く登録となっている出願人にレア登録証が集中するというのも、本末転倒というか、おかしい気がします。


レアリティによって商標権の効力も変わるという誤解も、一般の人々に生まれる心配もあります。


さらに特許庁としては、素材の都合で登録証作成に余計お金がかかります。笑


とはいえ、このような問題点を克服できる手段があるなら、商標業界を盛り上げるという意味では決して悪くないアイデアだと思うのですが、いかがでしょうか?笑


おわり


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こんにちは。

商標登録ねぇ・・・ちょっと会社の予算がなくてねぇ・・・


こんな言葉を、近年は特に多く聞くようになった気がします。


商標弁理士的な立場からは、「ちょ、事業を進める上では優先度が高いことだゾ!!そんなこと言ってて大丈夫!?」といつも思います。商標権を含め知的財産権は形のないものですから、イマイチ重要さを認識してもらえないようです。ただ、毎月のやり繰りだけでも大変という企業も少なくない現代においては、本当に大袈裟ではなくそんな余裕がないのかもしれません。商標に限らず、世の中的にお金を使わない傾向がある気がします。


一方で、現代において、人々がお金を湯水のように使っている分野もあります。

そう、スマホゲームアプリの「課金」です。


課金目的はいろいろありますが、多くの人は「ガチャ」とか「ガシャ」と呼ばれるシステムに費やしていると思われます。これは、スマホゲームをまったくやっていない方にはわかりにくいかもしれませんが、ゲーム上の「くじ引き」みたいなものだと思ってください。小さい頃に100円とか10円を入れてよくやった「ガチャガチャ」の自販機がありましたが、これをゲームアプリ上で再現していると言えるものです。


で、現実のお金を「課金」すると、ゲーム上で使えるコインやアイテムが買えるわけです。そして、これらを所定数使って、「ガチャ」とか「ガシャ」を引くわけですね。


このガチャの中身が何なのかというと、多くのアプリではゲーム中で使えるキャラクターやアイテムが出てくるのです。で、これがまたうまくできていて、強いキャラクターやアイテムは低確率でしか出ない仕様になっているのです。つまり、それぞれにレアリティが設定されていて、これが高いほど出現確率が低いというわけですね。


そこで、人々に稀少性の原理と他人に自慢したい欲望が働き、レアもの欲しさに何度も何度もガチャってしまうわけですね。全然出ないと、

「くそったれええ、なめやがってえええええ!!」
(ベジータ風に)

と、課金を繰り返してしまうという寸法です。


中にはリアルな生活に影響が出るほど課金してしまう人が出ていて、社会問題になっているという話も聞きますが、本当にうまいビジネスモデルだと思います。そもそも、ゲームアプリ運営側は、キャラクターやアイテムのデータだけ最初に作っておけば良いわけで、ガチャによって現実のお金が入ってくる一方で、出ていくものは何もないという状態です。乱暴に言うと、ユーザーは単なる電子データを買っているにすぎないわけです。リアルのカードやシールだと1つずつに原価がかかりますが、これもいらないという。流行っているゲームアプリ会社は大儲けしているのではないでしょうか。


ところで、このうまいビジネスモデルを、商標制度にも応用できれば、商標出願にお金を使ってくれる人が増えるのではないかと、ちょっとアイデアを練ってみました


(長くなったので、次回につづく)



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