商標弁理士Nの業務外ブログ

横浜市にある商標専門の特許事務所で商標弁理士をやっているNの業務外ブログです。弁理士業務とはあまり関係のない日常のことについて、商標に関する話題をたまに絡めつつまったり綴ります。

カテゴリ: 商標

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

唐突ですが、商標登録出願の早期審査・早期審理の対象案件が拡大すると、経済産業省のホームページで告知されています。しかも、受付は本日からということです。

サラリと掲載されておりますが、実務上、結構な影響があるかと思いますので、当事務所のニュース記事「商標出願の早期審査・早期審理の対象案件が拡大」でもまとめました。

めちゃくちゃ急いで書いたので、誤記や誤解などあれば、こっそりとご指摘いただけると助かります・・・(細心の注意で書いてはいるのですが。)

個人的には、かなり早期審査が使いやすくなる気がしますが、最近は若干特許庁の審査期間が長くなっている気がするので、審査官のキャパ的に大丈夫なんだろうかという心配もありますね。

それでは皆様、今週も元気に頑張っていきましょう!!


おわり

こんにちは。横浜の商標弁理士Nです。

PPAPの商標出願に関する騒動の反響が大きくなっていますね。
これまでは実名が伏せられてきた印象がありますが、出願人のU氏やB社も実名で報道されています。

さすがに、これだけ騒がれたら商標弁理士N的には何か書かなきゃいかんだろう・・・。
というわけで、当事務所のホームページにコラム「PPAP商標騒動について」を掲載しました。よろしければ、ご覧ください。

今回の件、「とんでもない!」とか「ひどい!」といった世論が多数を占めていることに、実は安心していたりもします。また、普段知財とは関わりのない一般の人たちに、商標制度や商標登録に興味を持っていただけるきっかけになったという点では、皮肉なことではありますが、メディアで騒がれたことはプラスなのかなとも思います。

実際に当事務所のホームページのアクセスも、ここ数日でかなり増えています。

ただ、本件については一般の方々も興味を持たれて、ブログやTWITTERでいろいろ意見や議論されているようですが、だいぶ誤解されている点も見受けられましたので、ここでいくつか簡単に指摘しておきます。あまり商標に詳しくない方々、ぜひチェックください。

1.「商標出願」されているだけで、「商標登録」されているわけではありません
まだ、単に「申請されただけ」の状態です。登録されていませんので、商標権は生じていません。また、U氏やB社は数万件の商標出願をしていますが、実際に保有している登録は、ざっと確認したところ7件程度しか見当たらないという状況です。

2.商標出願は、ちゃんと「審査」されます
商標出願をすれば、すべてに商標登録が認められるわけではありません。
特許庁でちゃんと審査がされ、理由があれば登録は拒絶されます。

3.商標登録は言葉を独占するものではない
商標権は、自分と他人の商品・サービスを識別する機能を発揮するような使い方がされている場合にのみ、実質的な効力が認められます。仮にB社の商標登録が認められても、「PPAP」という言葉を使えなくなるわけではありません。

急いで書いているので、とりあえず以上です。
本日はこれから友人と新年会ですので、お先に失礼いたします

皆様、今週もお疲れさまでした!!

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

先日、神保町で「特許と商標の保護」というタイトルの古書を購入したことをブログで書きましたが、このタイトルをよくよく考えてみると、ある疑問が湧いてきました。

というのは、この「特許と商標の保護」とは、日本語的に「特許 と 商標の保護」を意味するのか、「特許の保護 と 商標の保護」を意味しているのか、どっちだろう?と思ったのです。要は、タイトルが「と」の前で切れるのか、「の」の前で切れるのかという疑問です笑。

おそらく、このタイトルの場合、前者の「特許 と 商標の保護」が正解なのではないかと思います。なぜなら、後者のように解釈するなら、「特許」ではなく「発明」の語が適当なのではないかと思うからです。「発明の保護」とは言いますが、「特許の保護」とはあまり言わない気がしますしね。

まぁ、どっちでもいいんですけどね笑

ところで、商標登録出願の願書に指定商品・指定役務を記載する際、これと同じような問題が起こることがあります。

基本的には中黒「・」で処理するのが普通ですが、まれに指定商品や指定役務によっては書き方(表示が長くなったり、「・」と「及びに」が複数出てくるような場合)で、上記と同じような問題に遭遇することがあります。

このような場合、審査官が気付けば疑義を解消するために6条の補正指令を出してくることもありますが、記載の形式は間違っていないのでそのままスルーされて登録になる場合もあります。ただ、スルーされて登録になると、正確な権利範囲や指定商品・指定役務がわかりにくくなり、後で「あれ?」となるケースも発生し得るように思います。

私は、商標弁理士として、国内の商標登録出願で不要な6条通知を食らうのはダサいと(というか、弁理士としての実務レベルが低いと)考えているので、このような疑義がありそうなときは、少々記載が増えても念のために商品・役務を分けて書くことにしています。6条を食らうだけでも、依頼人からすれば登録までの時間が伸びてしまいますからね。

外国商標登録出願の指定商品・指定役務の記載(英語)においても、「and」が複数回出てきたりするとどこで切れるのか現地代理人が迷うことになりますので、表示が長くなったり、疑義が生じそうなものについては分けて書いてあげた方が親切だと思います。(英語圏の依頼人の外内案件をやっていると、この苦しみがよくわかります笑)
実際に、現地代理人がこちらの意図している切れ目を間違えているケースも見たことがあります。

ちなみに、この記事のタイトルもあえてわかりにくくしてみました。

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。


さて、今更なネタで、かつ、他のブログでも同じような記事を書かれている方も多くいるとは思いますが、さすがに当ブログでも言及しておいた方が良いと思いましたので、周回遅れながら投稿します。

報道によれば、「政府は、2019年1月1日に皇太子さまが新天皇に即位し、同時に元号を改める検討に入った」とのことで、「新元号は改元の半年以上前に公表する」方向のようです。

そうすると、まだ「平成」の時代であるにもかかわらず、次の元号が明らかになるという、これまでには想定できなかった状況が生じることが考えられます。

ここで、商標実務家として気になるのは、「そうなったら、絶対に新元号を先取り的に商標登録しようとする人が現れるよね」ということです。ほぼ、100%出てくるだろうと予言してもハズレないと思います(笑)。

ところで、商標実務家であれば誰でも知っているように、特許庁編纂「商標審査基準」では、「商標が現元号として認識される場合は、商標法3条1項6号に該当すると判断する」とされています。今、私が「平成」という商標を商標登録出願したとしても、識別力がないという理由で登録は拒絶されることになるわけですね。

ただ、気になるのは、上記の「現元号として」の文言です。素直に解釈すれば、「過去の元号なら登録し得る」ということになります。今、私が「昭和」という商標を商標登録出願すれば、登録できる余地はあるということです。

じゃあ、未来の元号はどうなんだ?というのが今回の論点です。商標審査基準的には、おそらく未来の元号が事前にわかることなど想定していないでしょうから、ここをどう判断するの?という話です。

結論としては、現元号と同様に、当然に登録できないと考えてほぼ間違いないと思います。

商標審査基準に未来の元号のことが書いていなくとも、3条1項6号とか、4条1項7号で拒絶されるでしょう(拒絶理由がどのように書かれるのかは興味のあるところですが…)。ただ、今のうちに商標審査基準に手を加えておかないと、意見書などで揚げ足取り的に反論されてマズイんじゃないのかなとも思います。このへん、将来的にどう手当てするのか気になるところです。

ちなみに、仮に何かの間違いで新元号が登録されることがあっても、これを使うことについて実質的に問題となる可能性は低いでしょう。商標的使用となるケースなどほとんどないと考えられるからです。

というわけで、新元号を先取り的に商標登録しようなどというバカげた考えは捨てましょうね!!ビジネスチャンスにもお金にもなりませんし、きっと関係者に嫌われるだけですよ(苦笑)。

おわり

こんにちは、横浜の商標弁理士Nです。

今朝の新聞の記事で知ったのですが。
小田急電鉄が、2018年3月から増発する「朝方通勤特急ロマンスカー」の愛称を募集しているそうです。

愛称募集ページ

愛称のネーミングとして、「○○○○○○○○号」(全角8文字以内)になるようにしてほしいとのこと。

採用されると、「小田急トラベル旅行券 10万円分」(1名)がもらえるそうです。
あと、参加賞としても抽選でいろいろ当たるようですね

こういった企画、日ごろからネーミングを取り扱う商標実務担当者の皆様にとっては、賞品とか関係なしに、非常に興味深いのではないでしょうか。もちろん、商標弁理士である私にとっても、黙ってはいられない企画です。

というわけで、応募してきました(笑)。

トイレの中で考えて、1分くらいで思い付いたネーミングですが・・・。

でも、ネーミングセンスとしては、少し自信があります。
だって、一応プロですからね!!(苦笑)

ひそかに商標調査をしてみましたが、こちらも大丈夫のようです。

ちなみに、小田急電鉄のホームページにて決定した愛称を発表。愛称発表・賞品の発送は、2017年5月以降を予定しています、とのことです。

もし、私の案が採用されたら、当ブログで発表したいと思います!!無理やろ)
あ、今後、このネタに何も触れることがなければ、察していただければと存じます。

なお、愛称応募は上記サイトのみから行えます。
募集期間は2017年1月12日(木)23:59まで
(明日いっぱいですね)

ネーミングに自信のあるそこのアナタもぜひ!!

おわり

こんにちは。横浜の商標弁理士Nです。


商標実務者には年末恒例の、「類似商品・役務審査基準」の改訂時期がやってきました。


今年は5年に一度の大改訂年のため、なかなか多くの変更点がありますね。

もうすでに内容を確認された方は多いかとは思いますが。

弊所のホームページでも、変更点や注意点をまとめたコラムを書きましたので、ご参考いただけますと幸いです。ダーっと列挙してありますので、プリントアウトすると見やすいです

今年も残すことあと2週間。

クリスマスや忘年会などの楽しいイベント盛りだくさんですね。

最後に体調など崩さないよう、皆様元気にお過ごしください!!


おわり

こんにちは。

さて、特許庁のホームページに、「モザンビークを指定した国際登録:標章の更なる使用の宣言に係る提出要件(参考訳)」という記事が掲載されました。


これによれば、マドプロ出願において、


・モザンビークを指定した出願人又は名義人は、国際出願又は事後指定に係る商品及び役務について、当該国における標章の使用の意思を宣言したことになる。


・国際登録の名義人は、標章の更なる使用の意思の宣言をポルトガル語による所定の様式を使用してモザンビーク知財庁に直接提出し、かつ、手数料を支払わなければならない。


・本宣言書面は、モザンビーク在住の授権代理人を介して提出しなければならない。


・1回目の宣言は、モザンビーク知財庁が国際登録又は事後指定を通知された日から5年以内に提出しなければならない。更なる宣言は、国際登録が継続して更新される日から5年以内毎に提出しなければならない。


・国際登録の名義人は、上述の5年の期間の前後となる6月の期間内に、本宣言書面を提出することができる。


ということです。


これは・・・非常に面倒くさいですね。


ポルトガル語による所定の様式を使用してモザンビーク知財庁に直接提出
「本宣言書面は、モザンビーク在住の授権代理人を介して提出


というところが特に。


というか、これならマドプロを使わずに、最初から現地代理人にドメスティックな出願を依頼した方が安全な気がします。いや、多分気のせいではないです。


ただ、アフリカ方面の現地代理人は英語の文章が独特で、意思の疎通が取りにくいという印象があります。加えて、メール不達とか音信不通にもなりやすい印象があります


そういえば、過去にOAPI(アフリカ知的財産機関)に問い合わせのメールをしたら、1か月経っても返信が来ないことがありました。その後、何度も送り直したのですが、結局返信は来ませんでした・・・


なので、いずれにしても、手続には難儀する予感がします・・・。


まぁ、そもそも、モザンビークに出願するケースって稀な気もしますけど。

アフリカ方面まで模倣品が出回るような一部の大企業を除いて、マドプロでモザンビークを指定することって、ほとんどないのではないでしょうか。


私もこれまでにかなりの数の海外出願を経験しましたが、モザンビークについては、ドメスティックな出願で2回くらいしかやった記憶がありません。ここ2~3年では多分やっていないと思います。現在の個人事務所では、よほどのことがないかぎり取扱うことはないかもしれません・・・。


というわけで、本件、世の中のほとんどの方には、関係ない話かもしれません笑。


ちなみに、マドプロ出願は便利で安上がりですが、国(たとえば、中国)によっては不安要素が大きい場合がありますので、注意していただきたいと思います。


あ。今日は真面目なことを書いたので、次回記事はしょーもないネタにします(苦笑)。


おわり

こんにちは。

さて、前置きが長くなってしまいましたスイマセン(苦笑)。
スマホゲームアプリのうまいビジネスモデルを商標制度に応用して、商標業界を盛り上げられるようなアイデアはないか考えてみた、という話でしたね。


まず、人々がお金をかけてまで欲しがる物やサービスとしては、視覚で認識できたり、コンテンツとして成立するということが最低条件だと思います。その点、商標は文字とか図形からなるものですし、そもそも最初から出願人のものであることがほとんどでしょうから、これ自体を利用するのは難しい気がします。


そこで使えそうなのが、商標登録をすると唯一有体物として手元に残ると言える「商標登録証」です。これにレアリティを設定するというアイデアはどうでしょうか。レアリティごとに登録証のデザイン仕様も変えるのです。


たとえば、こんなのはどうでしょう?【】内がレアリティです
※レアリティのランクは某人気リズム系ゲームアプリのものを参考にしました。


■【SSレア登録証はホログラム仕様
→ 裁判所まで争って、最終的に登録された商標に発行される。


■【Sレア登録証はプリズム仕様
→ 拒絶査定不服審判まで争って、最終的に登録された商標に発行される。
※ただし、商品・役務の表記補正や名義変更で登録されたものはダメ。


■【レア登録証は金か銀のキラキラ仕様
→ 意見書の提出で、拒絶理由を解消して登録された商標に発行される。
※ただし、商品・役務の表記補正や名義変更で登録されたものはダメ。


■【ノーマルい厚紙
→ 何事もなく登録されたものに発行される。現行と同じ。


わかりやすくビッ○リマンシールで例えると、SSレアがブラッ○ゼウスのシールのような仕様、Sレアがスーパー○ウスほか初期ヘッドのシールのような仕様、レアが天使シールのような仕様ということです笑(わからない方はググってください)


で、登録されると、J-PlatPatにも各商標のレアリティが記録・表示されるようにするのです。


このようにすれば、以下のメリットが考えられます。


1.レアな登録証欲しさに、商標出願を迷っている出願人の背中を押せる
2.レアな登録証欲しさに、再出願を検討する出願人が増える
3.レアな登録証欲しさに、拒絶理由通知や拒絶査定対応を頑張ろうとする出願人が増える
4.レアな登録証欲しさに、審決取消訴訟まで頑張ろうとする出願人が増える
5.J-PlatPatの一覧を見るだけで、その商標の登録困難性がざっとわかる
6.J-PlatPatの一覧を見るだけで、ある企業がどれだけ商標に力を入れているかがわかる
7.ふつうなら代理人が怒りそうな4条1項11号の拒絶理由通知を発しても、審査官が文句を言われない(登録証が確実にレアになるから)


ね?意外と派生するメリットが多いですよね


レアな登録証がゲットできれば、出願人はハッピー
仕事が増えて、弁理士もハッピー
印紙代収入も増えて、特許庁もHAPPY


まさにWIN-WIN-WINではないでしょうか?笑


まぁ、もちろん良いことばかりでなくて、問題点もたくさんあると思います


そもそも、商標登録制度の在り方として健全かという疑問があります。


また、拒絶されないようにしっかり事前調査をして、堅実な商標戦略をとっている出願人の登録証がノーマルばかりになるという問題もあります。一方で、いつも調査などせずに行き当たりばったりで運良く登録となっている出願人にレア登録証が集中するというのも、本末転倒というか、おかしい気がします。


レアリティによって商標権の効力も変わるという誤解も、一般の人々に生まれる心配もあります。


さらに特許庁としては、素材の都合で登録証作成に余計お金がかかります。笑


とはいえ、このような問題点を克服できる手段があるなら、商標業界を盛り上げるという意味では決して悪くないアイデアだと思うのですが、いかがでしょうか?笑


おわり


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こんにちは。

商標登録ねぇ・・・ちょっと会社の予算がなくてねぇ・・・


こんな言葉を、近年は特に多く聞くようになった気がします。


商標弁理士的な立場からは、「ちょ、事業を進める上では優先度が高いことだゾ!!そんなこと言ってて大丈夫!?」といつも思います。商標権を含め知的財産権は形のないものですから、イマイチ重要さを認識してもらえないようです。ただ、毎月のやり繰りだけでも大変という企業も少なくない現代においては、本当に大袈裟ではなくそんな余裕がないのかもしれません。商標に限らず、世の中的にお金を使わない傾向がある気がします。


一方で、現代において、人々がお金を湯水のように使っている分野もあります。

そう、スマホゲームアプリの「課金」です。


課金目的はいろいろありますが、多くの人は「ガチャ」とか「ガシャ」と呼ばれるシステムに費やしていると思われます。これは、スマホゲームをまったくやっていない方にはわかりにくいかもしれませんが、ゲーム上の「くじ引き」みたいなものだと思ってください。小さい頃に100円とか10円を入れてよくやった「ガチャガチャ」の自販機がありましたが、これをゲームアプリ上で再現していると言えるものです。


で、現実のお金を「課金」すると、ゲーム上で使えるコインやアイテムが買えるわけです。そして、これらを所定数使って、「ガチャ」とか「ガシャ」を引くわけですね。


このガチャの中身が何なのかというと、多くのアプリではゲーム中で使えるキャラクターやアイテムが出てくるのです。で、これがまたうまくできていて、強いキャラクターやアイテムは低確率でしか出ない仕様になっているのです。つまり、それぞれにレアリティが設定されていて、これが高いほど出現確率が低いというわけですね。


そこで、人々に稀少性の原理と他人に自慢したい欲望が働き、レアもの欲しさに何度も何度もガチャってしまうわけですね。全然出ないと、

「くそったれええ、なめやがってえええええ!!」
(ベジータ風に)

と、課金を繰り返してしまうという寸法です。


中にはリアルな生活に影響が出るほど課金してしまう人が出ていて、社会問題になっているという話も聞きますが、本当にうまいビジネスモデルだと思います。そもそも、ゲームアプリ運営側は、キャラクターやアイテムのデータだけ最初に作っておけば良いわけで、ガチャによって現実のお金が入ってくる一方で、出ていくものは何もないという状態です。乱暴に言うと、ユーザーは単なる電子データを買っているにすぎないわけです。リアルのカードやシールだと1つずつに原価がかかりますが、これもいらないという。流行っているゲームアプリ会社は大儲けしているのではないでしょうか。


ところで、このうまいビジネスモデルを、商標制度にも応用できれば、商標出願にお金を使ってくれる人が増えるのではないかと、ちょっとアイデアを練ってみました


(長くなったので、次回につづく)



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こんにちは。

さて、この時期になると、百貨店や街のお店でも、テレビ番組でも、「ハロウィン」をものすごく前面に出してきますよね。日本では、ここ数年で特に盛り上がっているイメージがあって、「ハロウィンってこんなにメジャーなイベントだったっけ?」と思っているのは私だけではない気がします

ハロウィンっていったら、ドイツのメタルバンドやろ!

と思っているのも私だけではない気がします


というか、端から見てると、

ハロウィンって、単にみんなで仮装してバカ騒ぎしたいだけでは?

という気もします(笑)。そういえば昨年は、ハロウィンであることをすっかり忘れ、よりによって渋谷に出てしまい、人の波でひどい目に遭いました・・・。(><)ちょっと、暇な人多すぎやろ!! で、この人たちの8割くらいはきっと、そもそも本来のハロウィンとはどんなものであるかを知らないような気がします笑。まぁ、私も詳しくは知りませんけど・・・


最近、ライブなどの「体験型コンテンツ」の業績が良いと聞きますが、ハロウィンイベントで集まって皆で騒ぐというのも、これの一種なのかもしれませんね。それだけ現代の人々の中に、「日頃溜まっているストレスを発散させたい」とか「今だけはツライ事を忘れたい」といった願望が内在しているのかもしれません。ある意味、生きづらい現代世の中の象徴とも言えるかもしれません。


ところで、強引に商標ネタを絡めてみますと、この「HALLOWEEN」とか「ハロウィーン」に関連する商標は、結構多く商標登録がされているんですよね


たとえば、お菓子の分野では、不二家が「HALLO WEEN」(第930120号)とか「ハロ-ウイン」(第1612807号)、「ハロウィ-ン(カボチャ図形付き)」(第2641375号)を登録しているようです。


ただ、よく見ると、「HALLO」と「WEEN」の間にスペースがあったり、「ハロウィーン」ではなく「ハロ-ウイン」だったり、カボチャの図形が付いていたり・・・という構成になっています。3条1項3号回避のためにあえてこうしたのか、登録された当時(1970~80年代)はこのような表記の方がメジャーだったのか、私には知る由もありませんが、仮に今、指定商品を菓子として「HALLOWEEN」とか「ハロウィーン」の商標を普通書体や標準文字で出願したとしても、登録を受けることができないのは99%間違いないと思います。


ちなみに、指定商品に菓子を含んだ商標「HALLOWEENPACK\ハロウィンパック」(商願2014-047253)、「ハロウィンフェア」(商願2005-071907)の出願が、識別力欠如を理由として拒絶査定になっているようです。


とはいえ、惣菜分野では「ハロウィーン\HALLOWEEN」(第4861391号)が普通に登録されていますし、仮装用衣服にも「ハロウィ-ン」(第1573466号)が普通に登録されていて、ちょっと「あれれ~~(コナン君風に)」という気もします。(もっとも、後者は1983年登録で、途中で書換もされているので、そのへんの事情もあるのかもしれませんが・・・。)


このように考え出すと頭の中がゴチャゴチャになるのが商標の世界だったりするのですが、これがまた楽しかったりもする商標弁理士の醍醐味ですね(職業病)


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おわり

こんにちは。


10月8日付の朝日新聞に、名古屋・東山動植物園のイケメンゴリラ「シャバーニ」が商標登録されたという、ほっこりする記事が出ていました。

「シャバーニ」というのは、このイケメンゴリラの名前ですね
今回、商標登録されたのは、カタカナ「シャバーニ」と欧文字「SHABANI」ということで、早速J-PlatPatで検索してみました。以下の2つのようですね。

① 登録5883178号
 「SHABANI」
 区分:9,14,16,18,24,30,35,41
 出願人:名古屋市
 出願日:2016/03/04
 登録日:2016/09/23

②登録5883179号
  「シャバーニ」
 区分:9,14,16,18,24,30,35,41
 出願人:名古屋市
 出願日:2016/03/04
 登録日:2016/09/23

出願人が名古屋市なのは、イケメンゴリラのいる東山動植物園が市営だからです。

ちなみに、代理人はいないようなので、職員の方が自力で出願したのでしょうか?
ちょ。25類、忘れてるんじゃ・・・」という気がしますが、あえてノーコメントで。。。

さて、この「シャバーニ」ですが、実際に問題となった際、商標的使用かどうかという点が議論になる余地があるかもしれません。商品への使い方、表示態様にもよるかと思いますが。ただ、物のパブリシティ権が認められない現状(※動物は「物」とされる)では、グッズの保護の手段として、商標登録を行ったことは好ましいと私は思います。

いずれにせよ、こういったニュースが話題になるのは、商標に携わる者としては嬉しいですね


P.S.
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ご覧いただいた皆様、どうもありがとうございます。おかげで、更新気力が湧きました笑

調子に乗ってランキング10位台を目標にしたいと思います
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。


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おわり

こんにちは。


さて、一部のニュースで、「黒夢」、「KUROYUME」など、ロックバンド・黒夢のものと見られる商標権4件が、東京国税局より「Yahoo!官公庁オークション」に出品されていると報道されています。商標権の所有者が税金などを滞納し、差し押さえにあったらしい、とのことです。

そして、9月26日13時、これらの商標権4件が落札されたとのことです。落札額はいずれも見積金額を上回り、もっとも高額となったのは標準文字商標「黒夢」で68万1000円だったとのこと。落札者は同一人物であるとか。


これについて、ネットでは「黒夢のメンバーが、今後「黒夢」を名乗れなくなるのではないか?」と懸念されているようですね。結論から言えば、このブログを読んでくださっている方なら自明の通り、商標権は指定商品や指定役務について発生するものですから、「俺たちが黒夢だ!!」と、単に自分たちのグループ名を名乗る分には今後も何ら問題ありません。懸念されるのは、何らかの商品やサービスに、メンバー本人たちが商標として「黒夢」や「KUROYUME」を使った場合に問題になるの?という話です。


音楽バンドですので、もっとも懸念されるのは、CDやDVDへの商標の使用になるかと思います。今回、落札の対象になった商標権には「レコード」の指定商品が含まれているようですので、権利者以外の者がCDに「黒夢」や「KUROYUME」を使用すれば、形式的には商標権侵害の問題となる可能性はあります。


もっとも、先般改訂された商標審査基準によれば、『商品「録音済みの磁気テープ」、「録音済みのコンパクトディスク」、「レコード」について、商標が、需要者に歌手名又は音楽グループ名として広く認識されている場合には、その商品の「品質」を表示するものと判断する』ともあるように、たとえCDやDVDに今後メンバーが「黒夢」や「KUROYUME」を使用しても、「商標としての使用ではない」として、実質的な商標権侵害が否定される可能性は高いように思います。現在の特許庁の審査運用であれば、そもそも指定商品「レコード」等については、「黒夢」の商標登録が認められなかった可能性もあるでしょう。


とはいえ、特許庁の判断と裁判所の判断は異なる場合も多いので、楽観はできませんが・・・。また、CDやDVD以外の商品(グッズ)への「黒夢」の使用は、商標権との関係で、やはり気にする必要があるかもしれません。


それはともかく、もし、落札者が黒夢本人に対してこの商標権を振りかざしても、現時点では権利の濫用以外なにものでもないと思います。「黒夢」商標には、落札者の業務上の信用は何ら蓄積されておらず、そこにある信用はメンバー本人たちのものだからです。むしろ、落札者が悪意をもって「黒夢」を使うようになれば、逆に不正競争防止法違反になる可能性もあるのではないでしょうか。


願わくは、今回の落札者が、お金儲けのような悪意を持っているような人ではなく、純粋な黒夢ファンであればと思います。そうであれば、今後も何も問題は起こらないでしょう。実は、私は黒夢全盛期ド真ん中世代で、初期のCDもほとんど持っているほどなので、本件が問題に発展しないことを祈るばかりです。



あ、今日はめっちゃ商標ネタでしたね笑



おわり

こんにちは。お久しぶりです!!


事務所のホームページのコラムに、「それって登録商標?普通名称?」の記事を追加しました。

そのコラム内で最後に書こうと思っていたものの、「公式サイトにはふさわしくないかな・・・」と、
断念した話がありますので、ここで書きたいと思います笑

さて、コラムでも書きましたが、「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標であり、
一般名称は「温水洗浄便座」です。これは、われわれ弁理士にとっては常識なのですが、
人によっては勘違いをしているケースもある・・・そして、それは時には深刻かも・・・というお話です。

ちょっと昔に、マンションを借りた時のことです。

不動産屋さんのホームページで見つけた部屋を内見に行ったのですが、
「温水洗浄便座付き」と書いてあったのに、実際には付いてませんでした。

そこで、以下、私と不動産屋さん(以下、F)の会話です。


私「えっと、この部屋はトイレってどうなるんですかね?」

F「はいっ!!この後、ウォシュレットが付きます!!」

私「え!?ウォシュレットが付くんですか?もうそこまで決まってるんですか?」

F「(ちょっと不思議そうな顔をして)あ、は、はい・・・。ホームページにも掲載していたとおりです!」

私「(「ん?」と思いながら)あ、そうですか。それは失礼しました。それはイイですね」

F「はい!!」

そして、いろいろと見た結果、気に入ったので契約することにしました。

私「じゃあ、入居までにトイレの件お願いしますね。」

F「大丈夫です!ウォシュレットをちゃんと付けておきます!!」


・・・。

そして、入居日。

ガチャッ

私は、トイレのドアを開けて、便座を確認しました。

たしかに、そこには「温水洗浄便座」がきちんと付けられていました。

しかし、私のイヤな予感は見事的中しました。その便座には・・・



『Pa●as●nic』のロゴが!!






ウォシュレットじゃないやん!!(笑)






そう。お察しの通り、この不動産屋さんは、温水洗浄便座のことすべてを
ウォシュレット」と呼んでいたのです。

まぁ、私としては温水洗浄便座が付いていてくれれば、特にこだわりはなかったので、
別に何も言わなかったのですが、こだわる人なら「話が違うじゃないか!!」となりかねません。

厳密に言えば、この場合、契約違反ともいえるかもしれません。
私には「この『ビ●ーティ・ ●ワレ』を『ウォシュレット』に変えろや!!」
と、主張する権利があるのかもしれません。

登録商標と普通名称を誤解すると、こんな意外なところでもトラブルを生じる可能性があります。
商標を正しく意識することって、やっぱり大事です。


おわり

こんにちは。


さて、私も毎週楽しみにしている「ドラゴンボール超」のTVアニメですが、
現在、「未来トランクス編」が絶賛OAされています。

あ、ご存じない方のために一応言っておくと、この「トランクス」というのは、
パンツの種類のことではなくて、登場人物のキャラクター名のことです。

ゴクウブラックなる謎の強者に苦戦しているトランクスでありますが、
実は商標登録でも苦戦していたようです(笑)。

というわけで、商標には全く関係ないネタと見せかけつつ、
今回はある審決例(不服2015-1686)をご紹介します。

審決の内容の前に。
事件の概要は、以下の通りです。

①「トランクス」という商標が、第25類の商品を指定して、平成26年4月4日に登録出願された。

②3条1項3号、4条1項16号を理由に、拒絶理由通知が出された。

③指定商品が、第25類「洋服,コート,セーター類,ワイシャツ類,寝巻き類,水泳着,水泳帽,
キャミソール,ティーシャツ,エプロン,靴下,手袋,ネクタイ,バンダナ,マフラー,耳覆い,
ナイトキャップ,帽子,バンド,ベルト,ガーター,靴下止め,ズボンつり,履物,靴類,仮装用衣服,
運動用特殊靴」に補正された。意見書も合わせて提出された。

④意見書の内容が認められず、拒絶査定となった。
拒絶査定の理由は、以下の通り。
******************************************************************************************
本願商標は,「トランクス」の片仮名を標準文字で表してなるところ,「トランクス」は,
「運動競技で用いるパンツ」及び「男子用の下着」の普通名称して広く認識され,
使用されているもの
である。

本願商標の補正後の指定商品は,いずれも,日常的に消費されるものであって,
その主たる需要者は一般的な消費者であり,これらの商品には比較的安価なものも存する
ことからすると、これらの商品の選択,購入の際に払われる需要者の注意力は,
必ずしも常に高いとはいい得ない取引の実情があるといえる。

そうすると,需要者は,商品の細部を検討した上で,商品を選択するとはいえず,
「運動競技で用いるパンツ」や「男子用の下着」の普通名称である「トランクス」の文字から,
本願商標を付した補正後の指定商品を「運動競技で用いるパンツ」や「男子用の下着」として
認識するおそれがあることは否定できない。

したがって,本願商標は,これをその補正後の指定商品に使用するときは,
商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるというべきであるから,
商標法4第条第1項第16号該当する。
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・・・・・・・。

ドラゴンボールを知らない人がこの事件を見ると、「なんでこんな商標を出願したの???」
と思うのが普通だと思いますが、要はキャラクター名として保護すべく、出願されたものでしょう。

「未来トランクス編」が始まるので、人気が出て大規模なグッズ展開もあり得るから・・・、
というのが出願理由かはわかりません。ただ、出願日を考えると、この時点ではまだ
「未来トランクス編」の構想はなかったのではないかと個人的には思います。

で、この「トランクス」。

出願人としてはキャラクター名を意図してるのに、パンツの普通名称と同じだったために、
「パンツ以外の指定商品に使用すると、需要者がパンツだと品質を誤認する」という理由で、
4条1項16号を理由に登録を拒絶されてしまったわけです。
事情を知っているとちょっと笑えますが(スミマセン)、気の毒な拒絶査定だと思います。

そこで、出願人は、拒絶査定不服審判を請求しました。

審決では、「Tiara」事件(知財高裁平成27年(行ケ)第10162号同年12月25日判決)
を引用し、これを本事件に当てはめた結果、4条1項16号には該当しないとして、
「トランクス」の商標登録が認められました

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商標法第4条第1項第16号が「商品の品質の誤認を生ずるおそれがある商標」について
商標登録を受けることができないと規定しているのは,商標を構成する文字,図形等が
直接的に特定の商品の特性を表示したものであるため,当該商標が特定の商品以外の
商品に使用された場合に,取引者,需要者が商品の品質を誤認して,商品を購入することが
ないように取引者,需要者の保護を図ることにあるものと解される。

そうすると,本願商標が商標法第4条第1項第16号に該当するというためには,
取引者又は需要者において,本願商標の構成から将来を含め一般に認識される特性を有する
特定の商品と指定商品とが関連し,かつ,本願商標が表示している特定の商品の特性と
指定商品が有する特性が異なるため,本願商標を指定商品に使用した場合に,
本願商標が使用された「商品の品質の誤認を生ずるおそれ」があることを要する
ものと解される(知財高裁平成27年(行ケ)第10162号同年12月25日判決)。

イ そこで,本願商標の構成から一般に認識される「男子用の短いパンツ(下着)」ないし
「(ボクシングや水泳等の)スポーツ用の短いパンツ」の商品である「トランクス」と
当審指定商品との関連性について,以下検討する。

(ア)本願商標の構成から一般に認識される「男子用の短いパンツ(下着)」ないし
「(ボクシングや水泳等の)スポーツ用の短いパンツ」の商品である「トランクス」は,
汗等をとり汚れを防ぐためのもの(下着)又はスポーツ用のものであり,下着類製造業者又は
スポーツ用衣服製造業者によって製造され,主として下着専門店若しくはその売場又は
スポーツ用品店若しくはその売場において販売されるものである。

(イ)他方,当審指定商品中の「洋服,コート,セーター類,ワイシャツ類」は,
日常生活において表着として用いられるものであり,衣服製造業者によって製造され,
主として紳士服・婦人服・子供服を取り扱う衣料品店若しくはその売場で販売されるものであるから,
「トランクス」とは,具体的用途,生産部門,販売部門において相違する。

(ウ)当審指定商品中の「エプロン,靴下,手袋,ネクタイ,バンダナ,マフラー,耳覆い,ナイトキャップ,
帽子」は,日常生活において,衣服の汚れを防ぎ(エプロン),身体の一部に着用することで
寒さ等を防ぎ(靴下,手袋,マフラー,耳覆い,ナイトキャップ,帽子),衣服を装飾するためのもの
(ネクタイ,バンダナ)であり,各商品の製造業者によって製造され,主として衣料品店若しくは
その売場又は日用品店若しくはその売場で販売されるものであるから,「トランクス」とは,
具体的用途,生産部門,販売部門において相違する。

(エ)当審指定商品中の「バンド,ベルト,ガーター,靴下止め,ズボンつり」は,主として
身体を装うことによって,ズボンや靴下がずり落ちないように保持するためのものであり,
衣類製造業者や皮革製品製造業者によって製造され,主として衣料品店若しくはその売場又は
日用品店若しくはその売場で販売されるものであるから,「トランクス」とは,具体的用途,生産部門,
販売部門において相違する。

(オ)当審指定商品中の「仮装用衣服」は,仮装用のものであり,注文服製造業者によって製造され,
主としてイベント用品店若しくはその売場又はおもちゃ店若しくはその売場において
販売されるものであるから,「トランクス」とは,具体的用途,生産部門,販売部門において相違する。

(カ)当審指定商品中の「履物,靴類,運動用特殊靴」と「トランクス」とは,商品の具体的用途,
生産部門及び販売部門において,明らかに相違する。

そうすると,「トランクス」と当審指定商品とは,いずれも,用途,生産者,販売場所が異なる等,
両者が互いに関連する商品とはいえないことから
,本願商標を当審指定商品に使用しても,
商品の品質の誤認を生ずるおそれはないというべきである。
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ひとまず、登録になってヨカッタですね(笑)。

実は、代理人となる我々弁理士にとっても、本事件の論理展開の仕方は、
4条1項16号対策として非常に勉強になるものだと思います。

ありがとうトランクス、アニメ本編でも頑張って!!


おわり

こんにちは。

2020年東京五輪の新エンブレム案(4案)が公開され、
「あれが良い」「これが良い」といった声が、あちこちから聞こえますね。

そんな報道の中、気になるのが、

商標調査に1点につき、約2300万円かかった

という話です。

2300万円というと、ものすごく高額に感じる金額ですが・・・。

ただ、このような話を聞くと、
この商標調査を行った特許事務所(もしくは調査会社)は、
いったいどのくらいの料金体系で受託したのだろうか、
という点が、職業柄気になります・・・笑。

と、いうわけで、おおまかに予測してみます。

まず、商標調査の対象国は「全世界」という話を報道で聞いたような気がするので、
ここでは計算しやすいように、200ヶ国として考えてみます。
(細かいことはいろいろありますが、ここでは置いておきます。)

そうすると、1ヶ国あたり、2300万円÷200=11万5千円

ちなみに、外国の商標調査は、一般的には現地代理人が行ない、
日本の特許事務所(調査会社)とは別に費用が生じます。

費用が高い国、安い国それぞれありますが、
ここでは日本の特許事務所(調査会社)と現地代理人の手数料を、1:1とします。

そうすると、日本の特許事務所(調査会社)の調査手数料は、
1ヶ国あたり、57,500円くらいでしょうか?

そして、調査対象の区分数は、フル区分である45区分と思われますので、
注:はっきりしたことはわかりません。実際は、区分は絞っているかもしれません。
ただ、旧エンブレム案の日本での商標登録出願は45区分すべてで出されています。

1区分あたりの調査手数料は・・・ 57,500÷45=約1,278円

えっ・・・!?

図形調査1区分で1,278円???

めちゃくちゃ安くないですか?笑

ちなみに、私の経験上の「1ヶ国、1区分でだいたい調査費用はこれくらいかな」
という費用で見積もったところ、「200ヶ国、45区分」では、
1点あたり3億円~5億円くらいは必要なのではないか、と思われました。

2300万円と聞くと、「そんなに多額の予算を使って!!」という感覚ですが、
実はものすごくディスカウント交渉などの当事者の苦労があったのかもしれません・・・

あくまで、勝手な予測ですが・・・。
あしからず。


おわり


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