こんにちは。

2020年東京五輪の新エンブレム案(4案)が公開され、
「あれが良い」「これが良い」といった声が、あちこちから聞こえますね。

そんな報道の中、気になるのが、

商標調査に1点につき、約2300万円かかった

という話です。

2300万円というと、ものすごく高額に感じる金額ですが・・・。

ただ、このような話を聞くと、
この商標調査を行った特許事務所(もしくは調査会社)は、
いったいどのくらいの料金体系で受託したのだろうか、
という点が、職業柄気になります・・・笑。

と、いうわけで、おおまかに予測してみます。

まず、商標調査の対象国は「全世界」という話を報道で聞いたような気がするので、
ここでは計算しやすいように、200ヶ国として考えてみます。
(細かいことはいろいろありますが、ここでは置いておきます。)

そうすると、1ヶ国あたり、2300万円÷200=11万5千円

ちなみに、外国の商標調査は、一般的には現地代理人が行ない、
日本の特許事務所(調査会社)とは別に費用が生じます。

費用が高い国、安い国それぞれありますが、
ここでは日本の特許事務所(調査会社)と現地代理人の手数料を、1:1とします。

そうすると、日本の特許事務所(調査会社)の調査手数料は、
1ヶ国あたり、57,500円くらいでしょうか?

そして、調査対象の区分数は、フル区分である45区分と思われますので、
注:はっきりしたことはわかりません。実際は、区分は絞っているかもしれません。
ただ、旧エンブレム案の日本での商標登録出願は45区分すべてで出されています。

1区分あたりの調査手数料は・・・ 57,500÷45=約1,278円

えっ・・・!?

図形調査1区分で1,278円???

めちゃくちゃ安くないですか?笑

ちなみに、私の経験上の「1ヶ国、1区分でだいたい調査費用はこれくらいかな」
という費用で見積もったところ、「200ヶ国、45区分」では、
1点あたり3億円~5億円くらいは必要なのではないか、と思われました。

2300万円と聞くと、「そんなに多額の予算を使って!!」という感覚ですが、
実はものすごくディスカウント交渉などの当事者の苦労があったのかもしれません・・・

あくまで、勝手な予測ですが・・・。
あしからず。


おわり