退院後の生活について

退院後の生活について③

③GVHDについて

皮膚症状の出現、下痢の出現がある場合は外来で相談する。日常の生活では、特に直射日光が問題となる。やむを得ない場合、サンスクリーンの使用、袖の長いものを羽織るようにする。免疫抑制剤中止後GVHDが出ない事を確認し、1~2年経過したら、少しずつ外に出られるよう相談していく。
また、慢性のGVHDでは眼症状として目の乾き、痛み、眩しさ、口腔内乾燥、ものの飲み込みが悪いなどが出現する事がある。呼吸苦など気道症状が続く場合も慢性GVHDによる肺障害を疑うサインとなる。症状の出現があったら、外来で相談すること。

④その他外来で確認する事

以下の項目については成人に至るまでフォローをする。発症時から時間が経過すると外来通院の間隔は空けられる。数年後からは年数回~必要に応じて、5年以降は半年ないしは1年に1回程度の予定。

・成長発達
・精神発達、知能
・各種ホルモンの異常の有無 甲状腺機能、生殖機能を含む
・心機能
・腎機能
・二次癌の有無




退院後の生活について②

②感染症について

感染予防

人混みは避け、以下の時は手洗いうがいをする。

・外出後
・食事前
・排泄後

ウィルス感染流行期、免疫抑制剤内服中の外出時にマスク使用

内服薬

バクタは免疫抑制剤終了後、免疫機能の改善を確認して中止する。

点滴

ガンマグロブリン(抗体)を自力で産生出来るようになるまで投与する。6ヶ月から12ヶ月位の期間を予定。

食事(ここでは省略)

外出、通園について

免疫抑制剤使用中は通園を控える。投与終了後、問題がなければ通園を可とする。通園後も幼稚園や保育園との連絡を密に取り、流行性感染症の情報を得る事。

もし、水痘、麻疹との接触があったら、3日以内に医療機関を受診すること。ガンマグロブリン投与を含め、症状の軽減を図る。

予防接種

免疫抑制剤終了後、免疫能の回復を確認し、不活化ワクチンより開始、約1年後に生ワクチンの接種を開始する。但し、水痘については安全性が確立しておらず、予防接種はしない予定。

発熱時

・活気があって微熱程度(38度台)、明らかな感冒症状がある場合、緊急性はないとは思うが、念の為外来に連絡すること。

・急激な発熱(39度台)、活気もないような場合、夜間でも緊急の確認が必要な事がある。緊急外来もしくは外来まで連絡すること。

・その他、判断に迷う場合は連絡する。



退院後の生活について①

①再発について

発症後2年経過すれば、再発については一安心、5年再発がなければ治癒したと考えられる。再発は中枢再発、骨髄再発、髄外再発、これらが混合する形で起こる。以下の点について観察していく。外来では定期的な採血で、貧血の有無、血小板減少の有無、芽球の出現がないかを確認していく。また、移植後の骨髄検査は3ヶ月時と1年後に行う。

・四肢の動き、麻痺がないか、バランスに問題がないか、受け答えが普通に出来るか、眼の見え方など。

・貧血の有無、ふらつき、動悸など。

・出血症状の有無、点状出血、紫斑、止血困難な鼻出血、歯肉出血、下血、血尿など。

・リンパ節の腫れ、発熱が続く、精巣(睾丸)の腫れ。入浴時に確認。



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