何だか霞んだ夜空が幾日も続きますが、雨の後などには視界も開けます。
非常に厳しい条件の中のストイックな撮影となりそうですが、今月のマンスリーテーマトラックバックは普段あまり望遠鏡を向けることがない地表スレスレの対象、ケンタウルスAとω星団を狙ってみましょう。

強烈な電波を放っていることで有名なケンタウルスA(NGC5128)は楕円銀河の上に横たわる暗黒帯が印象的。比較的明るく写ります。
ω星団(NGC5139)は全天一の大きな球状星団。双眼鏡で見ると、大きな恒星と見間違えそうなくらいです。星団内に散らばる恒星たちを分離させるには正確なピント合わせと追尾精度、最適な段階露光時間調整を要求されそうです。
さらにどちらも高度が低いため撮影には透明度の高い夜空を要し、また画像処理においてもケンタウルスAでは暗黒帯をクッキリと浮かび上がらせること、ω星団では恒星の諧調を表現すること、どちらにしても高度な技術を必要とする難しい対象と言えます。

Canon EOS Kiss Digital Na SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
F5.6 120sec.×11 ISO800 GP赤道儀でノータッチガイド / 生石高原
StellaImage5でベイヤー・ダーク減算・RGB変換・彗星核基準で加算・デジタル現像、PhotoShop7.0でレベル補正・トーンカーブ
200mmレンズで撮ると両方を写野に入れることができます。対象は小さくなりますが、滅多に向けることの無い領域ですから、カメラレンズでワイドに撮るのもまた楽しそうです。
撮影した結果はぜひGuestBookに貼り付けてください。

選考の上、来月のGuest'sPhotoGaleryでご紹介したいと思います。
