2005年06月10日

再訪 太湖園

一月を経ての再訪。

前回訪れたときは、あまりにも巷にあふれているラーメンとの相違に、正直理解が限定的であったことを思い、適当な期間をおいて再び訪れました。滋賀瀬田の太湖園です。地図

前回は、豚骨と聞いているものの、あまりにも油分が少ないため、これはほんとに豚骨なのか?と驚いた次第ですが、確かに豚骨。しっかりそうです。
実は、先日和歌山へ赴き、京都の豚骨醤油とは、そもそも製作思想が異なる「豚骨醤油」を経験できたからこそ、今回は太湖園のその味が理解できたと思います。そう、スープの取り方が京都のそれよりも和歌山のそれに近いです。

つまり、豚骨を「こってり」や「しつこさ」を表現するために使っていない。あくまでも「スープ」であり、豚骨自体を主張する意図は皆無です。
極めて真面目なスープです。「生真面目」といってもいいかも知れません。おそらく獣骨のアクの強さに頼ったラーメンの弱点を知った上で、無骨だが質実剛健な作品を志向されたのだと思います。

獣骨のスープがこれほど「地味」ながら、ラーメンとしての一杯に満足感が維持できているのは、「タレ」の妙味でしょう。丁寧にとった豚骨とマッチする深みのあるタレです。素人の限界、詳しくはわかりませんが、ひょっとしたら「いりゴマ」が使われているのでは?と感じました。
それだけではマンネリになりますので、薬味として入るネギはやや辛味の強いアオネギが使用されています。彩り的にも正しい。シャキシャキの太めのもやしも美味。

和歌山のそれと異なるのはやはり「醤油」でしょう。関西で一般的な「うすくち」を使用されています。塩分が多い反面、醤油臭さは少ない。この当たりは京都人というか、京都及び滋賀県人好みの味ですね。

それから、あのチャーシュー。ラーメンの油分の少なさに呼応するように、脂身がなく、固めに仕上げられています。分厚くスライスされた大きなチャーシューが600円のラーメンに実に三枚も入っています。これがチャーシューメンだと(斜め前に座っていたおじさんが食べていました)、下が見えないほど鉢に盛られています。ちなみに1,000円。ゴージャスの一言。閉店間際だったのですが、チャーシューを締めるヒモを丁寧に洗っておられたのが印象的でした。

ところで、この太湖園。極めて清掃が行き届いているとは前回触れましたが、建物自体は古い。20年位かと思い、食べ終わった後聞いてみると、なんと「32年!」。昭和48年。ぼくとおんなじ歳じゃないですか...。(-_-;)
ちなみに、答えはわかっていながら聞いてみました。
「昔からこの味ですか?」

う〜ん、恐れ入ります。m(__)m


>赤ちゃりさま
続々の新店情報ありがとうございます。m(__)m
実は先週上七軒の本店「木島ラーメンどん」へは行っているので、興味深く感じました。これは、近々行ってみないといけませんね。

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5月11日と6月10日に訪れた滋賀瀬田の「太湖園」。当時はまだデジカメを持っていなかったので、今回ようやくその姿を写真に収めることができました。
太湖園 @滋賀瀬田【京都ラーメン膝栗毛】at 2005年10月31日 03:36