2006年04月08日

麻阿悟 とまとのらーめん(チャーシュ入り)

麻阿悟 とまとのらーめん(チャーシュ入り)知る人ぞ知る「トマト」ラーメンのお店、「麻阿悟」。JR円町駅からほどなく、丸太町通りに面して、このお店はあります。
ラーメンにトマト?というのが大方の人の意見でしょう。確かに珍しい。
ただ「ラーメン」という料理そのものが、新しい要素を貪欲に包括していく創作の代表的なカテゴリーなれば、その素材に「トマト」を用いるくらいは自然とおこり得るお話です。でも、いつからこのお店がトマトのラーメンに取り組まれるようになったのかは詳細は存じ上げませんが、ここ最近のことではないと記憶しています。今でこそ、珍しい食材を扱ったお店は幾多あるものの、そんなお店の先駆けのような時期からこのメニューを世に送り出されています。

店内は横に長く、入り口を入るとすぐカウンター。その奥にいくつかのテーブル席が設けられております。壁の反対側は丸太町通りに面するガラス張り。ちょっと落ち着かないかなぁ。


麻阿悟 壁の絵麻阿悟 ワインリストトマトを売りにするだけあって、昔のラーメン屋からは一線を画すおしゃれな空間。壁面には、小さなフランス料理みたく小奇麗な絵が掛かり、ワインリストなんかも見受けられます。ラーメン以外のメニューリストが黒板に板書されており、ワインを傾けながら寛げるお店でもあるみたいですね。

では「とまとのらーめん(チャーシュ入り)」(900円)と「焼めし」(480円)を注文です。

ちなみに、このお店では「チャーシュー」ではなく、「チャーシュ」みたいです。テーブルのメニューも、店頭の黒板もそうなっていましたので、間違いありません。「焼めし」も「焼飯」や「焼き飯」ではありません。蛇足ですが、ちょっと気になったもので...(^^ゞ

さすが「チャーシュ入り」だけあって、お肉がいっぱいです。器全体が朱く染まった中に香草バジルが映えますね。
スープは、トマトの風味が殺されないよう獣骨が主張しすぎない配慮を感じます。かといって疎かになっているかというと、そこはラーメンという範疇を抜け出さないよう、一定の脂分は確保されています。赤ワインやオリーブ油、玉ねぎを使われているのでしょう。ヴィジュアル的な面以外に、イタリアンの基本をラーメンに上手く応用されています。

チャーシューは、薄めのスライスですが、当然一般的な醤油で味付けするものではなく、かといって単にローストしただけのものではなく、独特のラーメンに合うように工夫されたものです。

トマトの酸味は抑えられている一方で、セロリの青臭さを感じました。好みが分かれるところでしょうが、主張の強い食材を一つの鉢の中で共存させるためには、中和させるためのこの香味野菜の個性に頼らざるを得ないことは十分に理解できます。ぼくは結構好きなんで、美味しくいただけました。

麺が見えなくて残念ですが、やや細めのストレートで、それほどの存在感は感じません。ちょっと緩い印象。
面白いのは、スープの中にショートパスタ(ラビオリ)が入っていました。その中に入っていたものはわかりませんでしたが、なんとも心憎い演出です。

麻阿悟 焼めしこれだけ拘ったラーメンなのに、「焼めし」は意外に普通。ちょっと拍子抜け。

地図 

【2006年4月8日訪問】

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